神戸市、2011年度当初予算案に神戸空港運営費として過去最多の22.6億円を計上 | Flight Blogger Nippon 2011 0fficial Blog

神戸市、2011年度当初予算案に神戸空港運営費として過去最多の22.6億円を計上

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神戸新聞社 2月15日14:20 http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003805737.shtml


神戸市は2011年度当初予算案で、2月16日で開港5年を迎える神戸空港の管理運営に、過去最高の22億6100万円を計上した。空港本体の建設で発行した市債(借金)の償還費の増加が主な理由。

 

開港後3年間の黒字額を積み立てた財政調整基金を全額(2億700万円)取り崩しても収入不足となるため、企業会計「新都市整備事業会計」から3億8400万円を繰り入れる。別会計からの繰り入れは開港以来、初めて。

市は「一時的に借りた形」とするが、財政調整基金が底をつき、市債償還費も14年度のピークまで増え続けることから、今後も厳しいやりくりを強いられそうだ。

 

市債償還費は開港前の計画で決まっており、11年度は、10年度より約2億円多い16億900万円。管理経費などを含む支出全体の71%を占めた。

 

収入は、着陸料と停留料が計7億2700万円。昨年5月の日本航空(JAL)完全撤退後、スカイマークが増便しており、10年度当初比で1億800万円の増収を見込んだ。11年度に就航を予定するスカイの神戸‐成田線など3路線4便については、反映されていない。

 

一方、神戸空港島の造成のため発行した市債で、11年度に償還期限を迎える374億円のうち200億円は新たに市債を発行、借り換える。空港島は土地売却が進んでおらず、10年度も同額を借り換えて償還を先延ばししている。