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値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

社会が二極化の波に揺れていると言われています。

 

それを来店されるお客さんで見ると、大きく次の2つに分けられるでしょう。

 

◆(A)『富裕層』

 

◆(B)『貧困層』

 

 

すごいネーミングですが、二極化の内容をよく表していると思います。

 

二極化は、どの業界でも無視できない動きです。

 

 

そうであるとすれば、この2つの層を意識して商品やサービスを提供することが極めて重要になります。

 

この2つの層には、それぞれ異なる価値観があるのです。

 

その1つの要素が、『コストパフォーマンス』になります。

 

 

『コストパフォーマンス』とは、商品やサービスの価格とその効果である価値のバランスのことです。

 

このバランスが(A)の『富裕層』と(B)の『貧困層』では、全く違います。

 

 

例えば、(A)の『富裕層』のお客さんは、この『コストパフォーマンス』の価値を優先して考えることが多いです。

 

つまり、価格より価値を優先し、商品やサービスの質や体験がもたらす満足感を重視します。

 

そのため、価格が高くてもそれに見合う高い効果があれば、積極的に購入するのです。

 

お金を出す代わりに、それ以上の価値が得られることを期待しています。

 

但し、その価値がハッキリしないか、あまり期待できない場合は、価格に関係なく手を出しません。

 

 

 

一方、(B)の『貧困層』のお客さんは、『コストパフォーマンス』の価格を優先します。

 

安い価格に大きな価値を見出し、そこに注目するのです。

 

なので、『パフォーマンス』の部分である商品やサービスの質や体験がもたらす満足感は二の次になります。

 

つまり、安ければ安いほど満足するのです。

 

例えば、限定セールや割引き特典に強く反応し、その瞬間に安ければ買う傾向があります。

 

 

 

このように、対象となる層が違えば、提供する商品やサービスの形状も変わるのです。

 

 

 

あなたのお店では、どちらの層のお客さんを主なターゲットにしているでしょうか?

 

もしも、(A)の『富裕層』をターゲットにするのなら、価格よりも価値を重視し、その期待に応える高品質な商品やサービスを提供することが求められます。

 

そのためには、単に高価な商品やサービスを並べるだけでなく、その価格に見合った価値をハッキリ示すことが必要です。

 

それができれば、高い価格を支払ってくれるでしょう。

 

 

 

一方、(B)の『貧困層』をターゲットにするのなら、価格を重視しなければいけません。

 

そして、低価格でも満足できる商品やサービスを提供することが重要になります。

 

そのためには、価格を抑えつつ、最低限の品質を保つことが求められるのです。

 

そして、限定セールや割引き特典などの価格面での工夫で関心を示しましょう。

 

 

 

『コストパフォーマンス』と言えば、価格の面が注目されますが、本来は、価格と価値のバランスです。

 

このバランスが取れていれば、高い価格のものも『コストパフォーマンス』が高い商品やサービスとなることを忘れてはいけません。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

自動車販売店さんの『電気自動車』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

自動車販売店さんが、『電気自動車』をおすすめしている店頭看板です。

 

『家で充電』と、手軽に充電ができること具体的にお知らせしています。

 

できれば、『電気自動車を乗りたいお客さん』に投げ掛けることからスタートしたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>家で充電。

>カンタンな革命です。

>『自動車名』

>◆充電時間

>・急速充電40分

>・普通充電8時間

>◆走行距離

>・WLTCモード180km

>◆充電スポット設置数

>・約30000基

>『店名』の全店舗に充電設置あります!

 

 

 

→まずは、投げ掛けから始めます。

 

→例えば、『もっと環境にやさしく、コストも抑えられる車に乗りたいと思ったことはありませんか?』

 

→この後、『電気自動車なら・・・』とします。

 

→充電時間や走行距離、充電スポットの数も伝えましょう。

 

→そして、電気自動車の良いところを伝えます。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(自動車販売店の電気自動車)

もっと環境にやさしく、コストも抑
えられる車に乗りたいと思ったこと
はありませんか?

電気自動車なら排気ガスゼロで、ガ
ソリン代金と比べると充電料金が安
く、コスト意識が高いあなたにピッ
タリ!

この『車種名』なら自宅での充電が
コネクターを挿すだけでOKです。
◆急速充電40分、普通充電8時間
◆市街地モードで約180km走行
◆充電スポットも約30000基

エンジン音がほとんどなく、静かな
電気自動車で、カーライフがより一
層豊かなものになるでしょう。

あなたの決断が、地球を救う一歩に
なります。今すぐ乗り換えを!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→商品の機能面だけでなく、『商品の意義』などの解釈面を刺激することが今回のポイントです。

 

→そうすると、機能面ではまだ使えても、解釈面で興味を持ってもらえるお客さんも出て来ます。

 

→なぜなら、それが、『地球環境に役に立つ』からです。

 

→このような解釈をするお客さんは、結構多いと思います。

 

→なので、『どんな解釈をしているのか?』を冒頭で投げ掛けるのです。

 

→もちろん、このような投げ掛けに全く興味を示さないお客さんもいます。

 

→でも、それはそれでかまわないのです。

 

→興味を示してもらえたお客さんだけに、届けばいいと思います。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

お客さんを大きく2つに分類すると、リピート顧客と新規顧客の2つに分けられます。

 

それぞれの顧客には、当然メリットとデメリットがあるのです。

 

ここをしっかりと理解する必要があります。

 

 

 

まず、リピート顧客を重要視するメリットは、売上げの安定や集客の安定が見込まれることです。

 

これは、多くのリピート顧客が、繰り返し来店することが習慣になっています。

 

そのため、年間を通して安定してお店を利用してもらえるのです。

 

 

逆に、デメリットとしては、新規顧客の獲得に力を入れないと、全体の顧客数がどんどん減って来て、市場が狭まることが挙げられます。

 

 

 

一方、新規顧客を重要視するメリットは、全体の顧客数がどんどん増えて来て、市場の拡大やブランド力アップが期待できることです。

 

逆に、デメリットとしては、1回~2回のお客さんが半数近くになり、継続的な売上げが見込めにくいことが挙げられます。

 

さらに、初回の来店を割引き等の価格訴求で集めている場合は、次回以降も割引き等を続ける必要があるのです。

 

そうしないと、1回~2回のお客さんがどんどん増えて来て、その対応に追われるスタッフの数も増やさなければいけなくなります。

 

 

 

お店の事情にもよりますが、できればリピート顧客から先に増やすことがおすすめでしょう。

 

なぜなら、その方が売上げや利益アップにつなげやすくなるからです。

 

 

しかし、なかなかこちらが思っているようには、リピート顧客が増えません。

 

理由としては、リピート顧客向けの集客を積極的に行っているお店が少ないことが考えられます。

 

 

なので、最低でも次の5つの施策はやっていもらいたいですね。

 

◆ポイントカードやメンバーズカードを作る

 

◆メルマガやDMを送る

 

◆アプリやSNSで接触機会を増やす

 

◆リピート顧客に特別感を演出する

 

◆新しい商品やサービスを作り続ける

 

 

 

すでにやっている内容ばかりかもしれません。

 

しかし、もしもやっていなければ、可能なものからぜひ試してみてくださいね。

 

 

その際、リピート顧客の獲得の6つのポイントが重要です。

 

◆顧客の現状について把握する

 

◆顧客に直接情報を届ける手段を得る

 

◆顧客情報を管理する

 

◆次回来店のきっかけを作る

 

◆ネットでの導線を含める

 

◆店舗や商品サービスの共感を得る

 

 

 

ビジネスの成長には、リピート顧客の獲得が欠かせません。

 

しかし、リピート顧客と新規顧客のメリットとデメリットから、両方のバランスをよく取り入れることも重要です。

 

その上で、来店促進の方法を工夫し、リピート顧客の獲得のための施策を行って行くことが求められます。

 

その際に、6つのリピート顧客の獲得のポイントをしっかり押さえてください。

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

スーパー店さんの『焼き芋』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

スーパー店さんが、『焼き芋』をおすすめしている店頭看板です。

 

どちらか言うと、『焼き芋』は冬の食べ物のイメージがあります。

 

しかし、今、夏場の焼き芋が人気です。

 

この辺りで、まとめてみたいと思います。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>お店いちおし

>あま~い

>やきいも

>あつあつ

>ほくほく

 

 

→まず、『焼き芋』のイメージから伝えます。

 

→例えば、『焼き芋と言えば、冬の食べ物と思っていませんか?』

 

→そして、『実は、夏にもピッタリな冷やし焼き芋が、今静かなブームになっているんですよ!』

 

→この後、冷やし焼き芋の特徴を伝えます。

 

→そして、『ぜひチャレンジしてほしい』ことを伝えて行動を促すといいでしょう。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(スーパー店の焼き芋)

焼き芋と言えば、冬の食べ物と思っ
ていませんか?

実は、夏にもピッタリな冷やし焼き
芋が、今静かなブームになっている
んですよ。特に、甘味が濃厚なねっ
とり系の安納芋、紅はるか、シルク
スイートがおすすめ!

暑い夏の日々、食欲が落ちてしまう
時にこそ、美味しくて栄養満点の冷
やし焼き芋が活躍します。

その背景には、栄養価の高さと冷た
いデザート感覚で楽しめることが大
きな理由です。

冬だけでなく、夏も焼き芋を楽しむ
新しいスタイルに、ぜひチャレンジ
してください。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→『あつあつ、ほくほくの焼き芋』も美味しいですが、ちょっと違った食べ方があることを伝えることが今回のポイントです。

 

→このような新しいスタイルを伝えることで、好奇心を持ってもらえるお客さんが現れます。

 

→そうすると、急に食べたくなるのです。

 

→もちろん、『あつあつ、ほくほくの焼き芋』が好きな人もいるでしょう。

 

→でも、新しい食べ方を知ると、楽しみが増えるのです。

 

→伝え方の視点を少し変わると、魅力がアップしますよ。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

薬局店さんの『目の悩み』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

薬局店さんが、『目の悩み』を解決しようとしている店頭看板です。

 

目の悩みを持つ方を複数挙げています。

 

できれば、一人に絞って伝えたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>かすむ、ゆがむ、ちらつく目

>・以前より日差しがまぶしい方

>・スマホでつかれている方

>・眼圧が高めと言われた方

>・目の日焼け止めとして使いたい方

 

 

 

→まずは、一人に絞ります。

 

→今回は、『スマホでつかれている方』にして、問い掛けたいですね。

 

→例えば、『スマホを使っていると、目が疲れて来ませんか?』

 

→そして、『原因は、瞬きの回数が減って、目が乾燥するからです』

 

→このように、おすすめしたいお客さんを一人に絞ると、その人に向けての情報を伝えることができます。

 

→そうすると、そのための対策が具体的になるのです。

 

→この後、ケアのやり方を伝えて、最後は行動の促しをします。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(薬局店の目の悩み)

スマホを使っていると、目が疲れて
来ませんか?

原因は、瞬きの回数が減って、目が
乾燥するからです。目の表面を潤す
涙が十分に分泌しないと、乾燥して
目が疲れやすくなります。

できれば適度な休憩を取り、目を酷
使しないように心掛けましょう。

それでも疲れるようでしたら、適切
な点眼薬でケアすると、回復しやす
くなりますよ!

目のトラブルで困ったと感じたら、
一度ご相談くださいね。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→複数の人に向けて投げ掛けるより、一人の人に向けて投げ掛けることが今回のポイントです。

 

→そうすると、そのお客さんにこちらの情報が届けやすくなります。

 

→しかし、その分、届ける対象が減ってしまうと思う人が多いです。

 

→そんな時は、曜日ごとに投げ掛ける相手を変えます。

 

→今回の場合ですと、四人いますので、毎週一人づつ投げ掛ければいいのです。

 

→そうすると、1カ月で全員に伝えることができます。

 

→大切なことなので、念のために言っておくと、対象が違っても内容がイメージできれば、『自分の場合はどうだろう?』と想像してもらえるので、来店してもらえるのです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

ビジネスに最適なポスティングビラを選ぶことが大切です。

 

例えば、100人集めて10人が購入するビラか、10人集めて5人購入するビラか、どちらがあなたのビジネスに適しているでしょうか?

 

 

◆(A)のポスティングビラは、大勢のお客さんを集め、その中から興味を持つ人を見つけるやり方です。

 

お試し体験などの割安価格を利用して多くの見込み客を集めようとします。

 

先程の100人集めて10人が購入するビラは、(A)のビラになります。

 

この(A)のビラは、お客さんの満足度が低くなる可能性があり、リピート率や利益率が低いのがデメリットです。

 

 

 

◆(B)のポスティングビラは、見込みの濃いお客さんを絞り込み、効果的に商品を売るやり方になります。

 

割引きをあまり使用せず、お客さんが求める変化にリアリティを感じてもらえる情報を重視することが多いです。

 

先程の10人集めて5人が購入するビラは、(B)のビラになります。

 

この(B)のビラは、お客さんの満足度が高く、リピート率や利益率が高いのがメリットです。

 

しかし、お客さんの選定の難しさと購入者数の少なさがデメリットになります。

 

 

 

あなたはどちらのやり方が適していますか?

 

 

 

成功へのポイントとして、(A)のポスティングビラの場合は、スタッフの人数や商品数の増加などによるコストアップに注意し、お客さんの満足度を向上させる方法を検討する必要があります。

 

一方、(B)のポスティングビラの場合は、お客さんを最適に選定し、求める変化を見極めて、お客さんに納得してもらえる情報を調査することが重要です。

 

これらの成功へのポイントを考慮し、最適なポスティングビラを選びましょう。

 

どちらのやり方でもお客さんを集めることはできますが、あなたのビジネスに適したやり方に最適化することが重要になります。

 

 

 

以下は、それぞれのやり方に応じたポスティングビラ作成のポイントです。

 

◆(A)のポスティングビラの作成ポイント

 

・キャッチコピーはインパクトを持たせること

 

・広範囲のお客さんに興味を持ってもらえること

 

・お試し体験や割引価格をアピールすること

 

・お客さんが手軽に試せるアプローチをすること

 

・ビジュアル面で魅力的で分かりやすいデザインを心がけること

 

 

 

◆(B)のポスティングビラの作成ポイント

 

・キャッチコピーはターゲット層に訴求力があること

 

・全体を通してハッキリとしたメッセージ性があること

 

・商品サービスは具体的なニーズに対応したものを選ぶこと

 

・お客さんが求める変化をハッキリさせること

 

・ビジュアル面ではリアリティ感が感じられること

 

 

 

どちらのやり方を選ぶかは、あなたのビジネスの目標や内部資源、市場状況などを考えた上で決定してくださいね。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

中華料理店さんの『麻婆豆腐』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

中華料理店さんが、『麻婆豆腐』のお持ち帰りをおすすめしている店頭看板です。

 

シンプルにお知らせしています。

 

できれば、お知らせするお客さんをハッキリさせてみたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>おいしい、辛い、温かい

>麻婆豆腐いかがですか

>お持ち帰り出来ます!

>『電話番号』

 

 

 

→まずお知らせしたいお客さんを、ハッキリさせます。

 

→例えば、『会議が続いて疲れているあなたに』

 

→そして、そんなお客さんが共感できることで問い掛けます。

 

→例えば、『いつも同じような食事ばかりで、うんざりしていませんか?』

 

→この後、『麻婆豆腐の持ち帰りランチ』につなげます。

 

→さらに、麻婆豆腐の良さも伝えましょう。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(中華料理店の麻婆豆腐)

会議が続いて疲れているあなたに

いつも、お同じような食事ばかりで
うんざりしていませんか?

そんなあなたにおすすめなのが、
辛くて温かい『麻婆豆腐の持ち帰り
ランチ!』、辛さで目が覚めるよう
な刺激があり、温かい豆腐が心地よ
いアクセントになっています。

また麻婆豆腐には、ビタミンB1が
豊富で、疲労回復に効果的です。

お昼に食べることで、午後の仕事も
スムーズに運ぶことでしょう。

美味しくてリフレッシュできる麻婆
豆腐のお持ち帰りは、こちらから!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→シンプルにおすすめするだけでなく、おすすめしたいお客さんをハッキリさせることが今回のポイントです。

 

→ハッキリさせることで、お客さんを刺激しやすくなります。

 

→しかし、多くのお店では、あえてハッキリさせません。

 

→なぜなら、ハッキリさせてしまうと、その分お客さんが減ると勘違いしているからです。

 

→ところが、実際は逆で、ハッキリさせるほど、お客さんが増えて来ます。

 

→理由は、イメージしやすくなるためです。

 

→お客さんは、イメージできると急に食べたくなります。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

横文字言葉は、販売や販促の世界では欠かせない存在になっています。

 

その理由は、言葉のニュアンスを日本語に訳すのが難しいからです。

 

そのため横文字言葉を使いこなすことができれば、より効果的な販促活動ができます。

 

だから、その言葉の意味をよく理解しなければいけません。

 

 

例えば、

 

◆『マーケティング』とは、市場で売れる商品やサービスを作り、お客さんに届ける仕組みを考える手順です。

 

最近は、お客さんの必要性を把握し、それに応じた商品やサービスを提供することに重きが置かれています。

 

 

◆『ターゲット』とは、商品やサービスを売る際に、狙うべきお客さんのことです。

 

ターゲットは、年齢や性別、趣味だけでなく、現状の問題点や魅力を感じるポイントなどの様々な要素で特定されます。これがハッキリすると、効果的なマーケティングが考えられるのです。

 

 

◆『ベネフィット』とは、商品やサービスがお客さんに与える価値や利益になります。

 

ベネフィットは、お客さんが求める結果や変化を実現するために重要です。

 

商品やサービスがどのような利益をもたらすのかが分かれば、お客さんに訴求しやすくなります。

 

 

◆『コンテンツ』とは、商品やサービスの特徴や情報のことです。

 

ベネフィットを実現するために存在します。

 

コンテンツは、ウェブサイトや広告など、さまざまな形でお客さんに伝えられるのです。

 

魅力的なコンテンツを作ることで、お客さんの関心を引き付け、購買意欲を高めることができます。

 

 

◆『コンセプト』とは、商品やサービスの基本的なアイデアや方向性のことです。

 

コンセプトは、ターゲットやベネフィット、コンテンツを組み合わせて作られる考え方で、商品やサービスの方向性を決定します。

 

ハッキリしたコンセプトを持つことで、ブランドを強化し、競争力を高めることができるでしょう。

 

 

 

 

どうでしょうか?

 

 

 

ちょっと読んだだけでは、よく分からない言葉ではありませんか?

 

 

 

しかし、これらがまさにビジネスの現場の基本要素なんです。

 

だから、これらを組み合わせて考えることが大切になります。

 

そんな横文字言葉を自分なりに理解し、ビジネスの現場で活用しましょう。

 

それができれば、お客さんに伝わる力がぐんと上がり、成功の道が開けて来るはずです。

 

 

 

また、『コミットメント』という横文字言葉も重要な役割を果たします。

 

これはお店側からすると、『結果を約束する』となり、お客さん側からすると、『結果へ決断する』という意味が近いです。

 

このような言葉を使うことで、信頼感や期待感を高めることができます。

 

 

まだまだビジネスの現場では、数々の横文字言葉が多いです。

 

それぞれの言葉の意味を理解し、状況に応じて使いこなすことができれば、販売や販促の力が大幅にアップしますよ!

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

着物専門店さんの『着付けレッスン』に関する気になる店頭POPの事例を紹介します。

 

【現状の店頭POPの書き方】

 

 

【コメント】

 

着物専門店さんが、『着付けレッスン』をお知らせしている店頭POPです。

 

イラストも使って分かりやすくお知らせしています。

 

これをお客さんへのメッセージにしてみたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>無料着方レッスン

>きもので女子力アップ

>きものを気軽に着ましょう~!

>きもので新しい自分を発見!

>ご自分で着れない方を応援します!

>・きものでランチ

>・きもので街ブラ

>・きもので美術館などなど

>レッスンん

>・マンツーマン カレンダーで都合の良い日を決めます

>・1回30分~45分

>・3~4回

>・半巾帯でカンタン!

>お待ちしてます

>お問い合せ先

>『店名』『電話番号』

 

 

 

→まずは、おすすめしたいお客さんに呼び掛けます。

 

→例えば、『着物を着たいけど、自分では着付けできないと思っているあなたに』

 

→着付けができた時のイメージで問い掛けます。

 

→例えば、『素敵な着物姿でランチや街ブラ、美術館巡りを楽しみませんか?』

 

→この後、無料の着付けレッスンをおすすめします。

 

→簡単な説明をして、最後は行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(着物専門店の着付けレッスン)

着物を着たいけど、自分では着付け
できないと思っているあなたに

素敵な着物姿でランチや街ブラ、美
術館巡りを楽しみませんか?

今なら、無料の着付けレッスンで気
軽に着物が着れるようになるチャン
スです。

熟練のスタッフが、マンツーマンで
丁寧にお教えします。1回30分~
45分のレッスンを3回~4回受け
るだけで、自信を持って着物を楽し
めるようになりますよ。

着物で新しい自分を発見し、ワクワ
クしながら素敵な一日を過ごせるこ
とでしょう。詳しくはこちらまで!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→キーワードを分かりやすくお知らせすることも大切ですが、それをメッセージにすることが今回のポイントです。

 

→メッセージの良さは、お客さんに寄り添いながら、おすすめしたいことを伝えられます。

 

→そうすると、『それ、いいかも』と思ってもらえるお客さんが一定数現れるのです。

 

→もちろん、キーワードを分かりやすくお知らせすることでもできるでしょう。

 

→その違いは、キーワードの場合は、『すでに、そのような気分になっているお客さん』には届けやすいです。

 

→しかし、『まだ、その気分でないお客さん』には全く届きません。

 

→それが、メッセージの場合は、一定数のお客さんにその気分になってもらえるのです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

経済状況の変化や原材料費の高騰など、さまざまな要因から値上げを、行っているお店が増えています。

 

しかし、値上げを行うことで、客数の減少が起こることを心配している社長さんも少なくありません。

 

今回のブログ記事では、そんな値上げを考えている社長さんに、『客層の変化』をポイントに、客数の減少を抑えるためのシナリオを考えたいと思います。

 

 

 

その前に、値上げについて考えることにしましょう。

 

(1)『値上げのメリットとデメリット』

 

値上げには、利益率の向上やお店のイメージの向上などのメリットがあります。

 

しかし、同時にデメリットも存在するから厄介なのです。

 

例えば、値上げによって既存のお客さんが離れて行くリスクがあります。

 

さらに、新しいお客さんの獲得も難しくなるでしょう。

 

 

これらの問題を解決するには、『客層の変化』をしっかり理解し、適切な対策を行うことが重要になります。

 

 

 

(2)『客層の変化の理解』

 

値上げによって客層がどのように変化するのでしょうか?

 

ここを、把握することがとても大切です。

 

まず、価格が上がるため、経済的な理由からお店に来ることを控えるお客さんが増えて来ます。

 

その一方で、高品質な商品やきめ細かなサービスを求める、お客さんが増える可能性が高くなるのです。

 

この『客層の変化』を見極めることで、新しいターゲットとなる客層に、しっかりアプローチする方法を考えることができます。

 

しかし、ここが理解できないと、お店に来ないお客さんばかりに目が行き、客数の減少の不安を拭い去ることができなくなるのです。

 

 

 

(3)『客数の減少を防ぐためのシナリオ』

 

a)サービス価値の向上

 

値上げを行う場合、それに見合った商品の品質やサービス価値を向上させることが必要です。

 

例えば、商品とサービスを組み合わせることで新しい価値を生み出すことやお客さんに対するアフターサービスの充実などを行い、値上げ分を補う価値を工夫します。

 

 

b)集客のシナリオやコミュニケーションの強化

 

値上げ後の新しい価格設定やサービス内容を効果的に伝えることで、お客さんの理解を促すことが大切です。

 

そのため集客のシナリオを見直し、新しいターゲット層へのアプローチ方法を考えます。

 

また、アプリやLINEなどのネットツールを積極的に活用して、お客さんとのコミュニケーションを強化し、値上げの価値を伝えることも大切です。

 

 

 

値上げを考えている社長さんにとって、『客層の変化』は重要なキーワードになります。

 

『客層の変化』を理解した上で、値上げによる客数の減少を防ぐためのサービス価値の向上や、集客シナリオの見直し行いましょう。

 

そして、お客さんとのコミュニケーションの強化も忘れてはいけません。

 

これらのポイントを抑えておけば、値上げを怖がらす成功させることができますよ。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則