値上げ時代における客層の変化の見極め方! | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

経済状況の変化や原材料費の高騰など、さまざまな要因から値上げを、行っているお店が増えています。

 

しかし、値上げを行うことで、客数の減少が起こることを心配している社長さんも少なくありません。

 

今回のブログ記事では、そんな値上げを考えている社長さんに、『客層の変化』をポイントに、客数の減少を抑えるためのシナリオを考えたいと思います。

 

 

 

その前に、値上げについて考えることにしましょう。

 

(1)『値上げのメリットとデメリット』

 

値上げには、利益率の向上やお店のイメージの向上などのメリットがあります。

 

しかし、同時にデメリットも存在するから厄介なのです。

 

例えば、値上げによって既存のお客さんが離れて行くリスクがあります。

 

さらに、新しいお客さんの獲得も難しくなるでしょう。

 

 

これらの問題を解決するには、『客層の変化』をしっかり理解し、適切な対策を行うことが重要になります。

 

 

 

(2)『客層の変化の理解』

 

値上げによって客層がどのように変化するのでしょうか?

 

ここを、把握することがとても大切です。

 

まず、価格が上がるため、経済的な理由からお店に来ることを控えるお客さんが増えて来ます。

 

その一方で、高品質な商品やきめ細かなサービスを求める、お客さんが増える可能性が高くなるのです。

 

この『客層の変化』を見極めることで、新しいターゲットとなる客層に、しっかりアプローチする方法を考えることができます。

 

しかし、ここが理解できないと、お店に来ないお客さんばかりに目が行き、客数の減少の不安を拭い去ることができなくなるのです。

 

 

 

(3)『客数の減少を防ぐためのシナリオ』

 

a)サービス価値の向上

 

値上げを行う場合、それに見合った商品の品質やサービス価値を向上させることが必要です。

 

例えば、商品とサービスを組み合わせることで新しい価値を生み出すことやお客さんに対するアフターサービスの充実などを行い、値上げ分を補う価値を工夫します。

 

 

b)集客のシナリオやコミュニケーションの強化

 

値上げ後の新しい価格設定やサービス内容を効果的に伝えることで、お客さんの理解を促すことが大切です。

 

そのため集客のシナリオを見直し、新しいターゲット層へのアプローチ方法を考えます。

 

また、アプリやLINEなどのネットツールを積極的に活用して、お客さんとのコミュニケーションを強化し、値上げの価値を伝えることも大切です。

 

 

 

値上げを考えている社長さんにとって、『客層の変化』は重要なキーワードになります。

 

『客層の変化』を理解した上で、値上げによる客数の減少を防ぐためのサービス価値の向上や、集客シナリオの見直し行いましょう。

 

そして、お客さんとのコミュニケーションの強化も忘れてはいけません。

 

これらのポイントを抑えておけば、値上げを怖がらす成功させることができますよ。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則