こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
着物専門店さんの『着付けレッスン』に関する気になる店頭POPの事例を紹介します。
【現状の店頭POPの書き方】
【コメント】
着物専門店さんが、『着付けレッスン』をお知らせしている店頭POPです。
イラストも使って分かりやすくお知らせしています。
これをお客さんへのメッセージにしてみたいですね。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>無料着方レッスン
>きもので女子力アップ
>きものを気軽に着ましょう~!
>きもので新しい自分を発見!
>ご自分で着れない方を応援します!
>・きものでランチ
>・きもので街ブラ
>・きもので美術館などなど
>レッスンん
>・マンツーマン カレンダーで都合の良い日を決めます
>・1回30分~45分
>・3~4回
>・半巾帯でカンタン!
>お待ちしてます
>お問い合せ先
>『店名』『電話番号』
→まずは、おすすめしたいお客さんに呼び掛けます。
→例えば、『着物を着たいけど、自分では着付けできないと思っているあなたに』
→着付けができた時のイメージで問い掛けます。
→例えば、『素敵な着物姿でランチや街ブラ、美術館巡りを楽しみませんか?』
→この後、無料の着付けレッスンをおすすめします。
→簡単な説明をして、最後は行動の促しです。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(着物専門店の着付けレッスン)
できないと思っているあなたに
素敵な着物姿でランチや街ブラ、美
術館巡りを楽しみませんか?
今なら、無料の着付けレッスンで気
軽に着物が着れるようになるチャン
スです。
熟練のスタッフが、マンツーマンで
丁寧にお教えします。1回30分~
45分のレッスンを3回~4回受け
るだけで、自信を持って着物を楽し
めるようになりますよ。
着物で新しい自分を発見し、ワクワ
クしながら素敵な一日を過ごせるこ
とでしょう。詳しくはこちらまで!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→キーワードを分かりやすくお知らせすることも大切ですが、それをメッセージにすることが今回のポイントです。
→メッセージの良さは、お客さんに寄り添いながら、おすすめしたいことを伝えられます。
→そうすると、『それ、いいかも』と思ってもらえるお客さんが一定数現れるのです。
→もちろん、キーワードを分かりやすくお知らせすることでもできるでしょう。
→その違いは、キーワードの場合は、『すでに、そのような気分になっているお客さん』には届けやすいです。
→しかし、『まだ、その気分でないお客さん』には全く届きません。
→それが、メッセージの場合は、一定数のお客さんにその気分になってもらえるのです。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則