こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
自動車販売店さんの『電気自動車』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
自動車販売店さんが、『電気自動車』をおすすめしている店頭看板です。
『家で充電』と、手軽に充電ができること具体的にお知らせしています。
できれば、『電気自動車を乗りたいお客さん』に投げ掛けることからスタートしたいですね。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>家で充電。
>カンタンな革命です。
>『自動車名』
>◆充電時間
>・急速充電40分
>・普通充電8時間
>◆走行距離
>・WLTCモード180km
>◆充電スポット設置数
>・約30000基
>『店名』の全店舗に充電設置あります!
→まずは、投げ掛けから始めます。
→例えば、『もっと環境にやさしく、コストも抑えられる車に乗りたいと思ったことはありませんか?』
→この後、『電気自動車なら・・・』とします。
→充電時間や走行距離、充電スポットの数も伝えましょう。
→そして、電気自動車の良いところを伝えます。
→最後は、行動の促しです。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(自動車販売店の電気自動車)
えられる車に乗りたいと思ったこと
はありませんか?
電気自動車なら排気ガスゼロで、ガ
ソリン代金と比べると充電料金が安
く、コスト意識が高いあなたにピッ
タリ!
この『車種名』なら自宅での充電が
コネクターを挿すだけでOKです。
◆急速充電40分、普通充電8時間
◆市街地モードで約180km走行
◆充電スポットも約30000基
エンジン音がほとんどなく、静かな
電気自動車で、カーライフがより一
層豊かなものになるでしょう。
あなたの決断が、地球を救う一歩に
なります。今すぐ乗り換えを!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→商品の機能面だけでなく、『商品の意義』などの解釈面を刺激することが今回のポイントです。
→そうすると、機能面ではまだ使えても、解釈面で興味を持ってもらえるお客さんも出て来ます。
→なぜなら、それが、『地球環境に役に立つ』からです。
→このような解釈をするお客さんは、結構多いと思います。
→なので、『どんな解釈をしているのか?』を冒頭で投げ掛けるのです。
→もちろん、このような投げ掛けに全く興味を示さないお客さんもいます。
→でも、それはそれでかまわないのです。
→興味を示してもらえたお客さんだけに、届けばいいと思います。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則