値上げができる店頭看板の考え方・作り方 -16ページ目

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

理容室さんの『ご新規様案内』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

理容室さんが、『ご新規様案内』をしている店頭看板です。

 

『引っ越ししてこられた方』や『新しく理容室を探している方』に投げ掛けています。

 

できればどちらか投げ掛ける相手をハッキリさせたいですね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>ご新規様キャンペーン

>・引っ越ししてこられた方

>・新しく理容室を探している方

>・気分転換になど・・・

>大歓迎です!

>遠慮なくご来店下さい。

>Instagramで

>お客様ヘアスタイル更新中

 

 

 

→投げ掛ける相手をハッキリさせると、その方にメッセージを届けることができます。

 

→例えば、『新しく理容室を探している方』の場合

 

→このお客さんが、『なぜ新しく理容室を探しているのか?』を考えて、呼び掛けます。

 

→例えば、『現在のヘアスタイルにちょっと飽きてきているあなたに』

 

→このように投げ掛ける相手をハッキリさせると、メッセージを届けやすくなると思いませんか?

 

→この後、『思い切って新しい理容室で変化を求めてみませんか?』と問い掛けるのです。

 

→そして、『新しいスタイルになると・・・』と、続けて行くと興味を持ってもえます。

 

→最後は行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(理容室のご新規様案内)

現在のヘアスタイルにちょっと飽き
てきているあなたに

思い切って新しい理容室で、変化を
求めてみませんか?

新しいヘアスタイルになると自分の
イメージが変わるだけでなく、気分
をリフレッシュできます。

・清潔感がある印象
・洗練された印象
・自然でナチュラルな印象など

自分磨きのきっかけになるかも!

ヘアスタイルがイメージ通りでない
と思ったら、まずはこちらまで!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→色々なお客さんに投げ掛けるより、お客さんをハッキリさせてメッセージを送ることが今回のポイントです。

 

→お客さんをハッキリさせると、それだけ対象が少なくなると不安に思います。

 

→確かに、そうですね。

 

→対象は少なくなりますね。

 

→しかし、対象を広げると『ご新規様』が増えるのでしょうか?

 

→そうではないはずです。

 

→お客さんをハッキリさせてメッセージを送ることで、『ご新規様』が増えると思いませんか?

 

→もしも、ハッキリさせたお客さんで、『ご新規様』が増えなければ、違うお客さんに投げ掛ければいいのです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

今日のブログでは、コンサルタントとして、お店の売上げアップとお客さんを集める方法について説明します。

 

分かりやすく説明するために、見出しを付けての説明です。

 

◆1.お店の現状を把握します。

 

まず、クライアントさんのお店について、以下の3つのことを把握して行きます。

 

(A)『今、何ができて、何ができてないのか?』

 

(B)『何をするのが好きで、何をするのが嫌いなのか?』

 

(C)『お客さんに、どこが喜ばれて、どこが喜ばれていないのか?』

 

これらのことを知ることで、初めて効果的なアドバイスができます。

 

 

 

◆2.クライアントさんと協力し、以下の3つの事柄をサポートします。

 

(1)『リサーチ:お店の現状を把握し、必要な情報を収集すること』

 

(2)『整理:必要な情報と必要でない情報を整理し、分析すること』

 

(3)『決断:素早く決断ができるように、選択肢を指示し、時には背中を押すこと』

 

 

「1.」の現状がハッキリと把握できて、「2.」の事柄がクライアントさんと協力しながらできるようになると、売上げアップやお客さんを集める仕組みができるでしょう。

 

 

 

この仕組みを作った上で、次のステップに進みます。

 

 

 

◆3.ターゲット顧客を明確にします。

 

仕組みができたら、実際にターゲット顧客をハッキリさせることが大切です。

 

ここがハッキリしないと、『誰でもいいから来て欲しい』となり、お店の特徴やお客さんへのメッセージがぼやけてしまいます。

 

ここがハッキリすると、お店が望むお客さんを集めることができるので、売上げアップにもつながりやすいです。

 

 

 

◆4.クライアントさんと話し合い行動計画を立てます。

 

話し合いで決めた行動計画をクライアントさんと共有し、実行してもらうことが重要です。

 

一人ではなかなか決断できない行動でも、協力し合うことで、行動しやすくなります。

 

なぜなら、例え、失敗したとしても、協力し合っていると、そのことから次の行動につながる原因を、客観的に見つけることができるからです。

 

 

 

◆5.結果を見て、繰り返し行動します。

 

上記でも書いたように、行動の結果を見て、再度リサーチし、整理し、決断し、行動する流れが作りやすいのです。

 

そのため、何回も繰り返すことができます。

 

そうすると、お店が上手く行くやり方が見つかりやすいなるのです。

 

コンサルタントとしては、特に、『リサーチ→整理→決断』の流れをサポートすることが大切になります。

 

 

 

最後に、コンサルタントの観点でまとめたコツとは?

 

1.お店の現状を把握する。

 

2.クライアントさんと協力して、リサーチ、整理、決断をサポートする。

 

3.ターゲットを明確にする。

 

4.クライアントさんと話し合い行動計画を立てる。

 

5.結果を見て、繰り返し行動する。

 

 

これらのコツを一緒に進めることで、お店はどんどん良くなって行くことでしょう。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

飲食店さんの『みつせ鶏』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

飲食店さんが、『みつせ鶏』のメニューをおすすめしている店頭看板です。

 

季節のおすすめとして、『みつせ鶏』を紹介しています。

 

できれば、『みつせ鶏』の説明をしてから、メニューの紹介をしたいですね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>季節のおすすめ

>みつせ鶏

>・鶏むすび 税込240円 数量限定

>・みつせ鶏 税込240円 サクサク

>・『店名』天丼 税込1080円 みつせ鶏使用

 

 

 

→まずは、『みつせ鶏』のことからスタートします。

 

→例えば、『みつせ鶏ってご存知ですか?』

 

→この問い掛けが、一番オーソドックスですね。そして、

 

→例えば、『北九州の山間部で両機関飼育されたワンラック上の鶏です』

 

→この後に簡単な説明をして、メニューにつなげます。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(飲食店のみつせ鶏)

「みつせ鶏」って、ご存知ですか?

北九州の山間部で長期飼育されたワ
ンランク上の鶏です。

一般の鶏が約50日で出荷されるの
に対して、約80日間、ゆっくりと
自然の中でのびのび育ち、深い味わ
いと風味、ほどよい弾力のある肉質
が美味しさの秘訣になります。

そんなみつせ鶏のメニューです。
・鶏むすび ¥240税込
・サクサク唐揚げ ¥240税込
・『店名』天丼 ¥1080税込

一度食べたら他の鶏肉には戻れない
かも!この機会にぜひお召し上がり
くださいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→特定の食材名を使う場合は、『〇〇って、ご存じですか?』と問い掛けることが今回のポイントです。

 

→こうすると、その説明がすんなりとできます。

 

→そうすると、『へぇ~、そんな鶏なんだ!』と興味を示し、『一度食べてみたいな』となるお客さんが一定数出て来るのです。

 

→これをしないと、『みつせ鶏って、何?』となります。

 

→そうすると、知らないものには、全く興味を示さないのです。

 

→簡単でいいので、まずは情報提供することが大切になります。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

お店のスタッフさんは、『お客さんが困っていることを解決するやり方』が分かると、商品を買ってもらえると思っています。

 

しかし、実際にはそれだけでは売れません。

 

なぜなら、お客さんによって本当に求めていることが違うからです。

 

 

例えば、ダイエットで困っているお客さんが3人いたとします。

 

◆Aさんは、太っていることが気になるけど、どうやせればいいのか分からない

 

◆Bさんは、やせる方法は知っているけど、いざとなるとできない

 

◆Cさんは、一度はやせたけど、また太ってしまった

 

 

 

それぞれダイエットで困っていることは変わりません。

 

しかし、本当に求めていることが違うのです。

 

 

Aさんは、『ダイエットのやり方』を求めていることでしょう。

 

だから、ダイエットできるやり方が分かれば、行動してくれるかもしれません。

 

 

ところが、Bさんは、『ダイエットの始め方』を求めています。

 

なぜなら、ダイエットによる不自由さなどが気になって、なかなか踏ん切りがつかないからです。

 

だから、『やせるやり方』だけを伝えても、行動できません。

 

 

また、Cさんは、『ダイエットの続け方』を求めていることでしょう。

 

一度は頑張ってやせることができても、ちょっと気を緩めるとリバウンドしてしまったのだと思います。

 

だから、リバウンドしない続け方が知りたいはずです。

 

 

 

このように、『ダイエットのやり方』だけを詳しく教えても、『ダイエットの始め方』や『ダイエットの続け方』が分からなければ、行動してもらえないことになります。

 

 

例えば、『ダイエットの始め方』を求めているお客さんには、『誰でもできる最初の一歩』から始めてもらうといいでしょう。

 

それと、結果として、『どんな良いことがあるか?』がイメージできると、モチベーションが上がるので行動しやすくなります。

 

 

 

例えば、『ダイエットの続け方』を求めているお客さんには、お客さん側よりも商品サービスを提供する側に注意が必要です。

 

◆『誰が、どんな風に関わるのか?』

 

◆『そのために、どんな約束をするのか?』

 

などをお店側がまずハッキリさせます。

 

その上で、

 

◆『今まで、やせるためにどんなことをやって来たのか?』

 

◆『やせるためとは言え、一番苦手なことは何か?』

 

◆『それでもやせたいと思う理由は何か?』

 

◆『維持したいスタイルは、どんなイメージなのか?』

 

 

などを丁寧に聞くことが大切です。

 

これらのことを確認することで、リバウンドすることが防げると言えるでしょう。

 

 

 

このようにお客さんが本当に求めていることによっと、商品サービスの伝え方が変わって来ます。

 

 

 

今回は、ダイエットの例を取り上げましたが、どんな商品やサービスでも、お客さんが本当に求めているものを見つけることが大切です。

 

それを見つけることができれば、お店側もお客さん側も満足した結果を得ることができるようになりますよ。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

歯科医院さんの『歯の働き』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

歯科医院さんが、『歯の働き』についてお伝えしている店頭看板です。

 

『歯の働き』には、5つあると言っています。

 

とても大切なことばかりですね。

 

これらのことを、歯科医院としてのメッセージにしてみたいと思います。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>5月

>吹く風が心地よく感じる季節になりました。

>本日は、『歯の働き』についてお伝えします。

>①食べ物を噛む

>②嚥下(えんげ)

>→口の中に摂取したものを飲み下すこと

>③異物の分別

>→食べ物の微妙な歯ざわり噛みごたえも「歯」ならではの感触

>④発言の補助

>→歯を吐く息をコントロールします

>⑤脳の刺激

>→脳の発達促進や老化を防ぐ!

 

 

 

→まず、素朴な問い掛けからスタートします。

 

→例えば、『歯の働きを深く考えたことがありますか?』

 

→このように聞いたとしても、そんな人はまずいません。

 

→なので、こちらからヒントを出します。

 

→例えば、『歯は、ただ食物を嚙み砕くだけでなく栄養の吸収、言葉の発音、さらに脳の活性化にも深く関わっています』

 

→そして、『だから・・・』と必要性を出すのです。

 

→この後、歯の健康につなげて、最後に行動を促します。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(歯科医院の歯の働き)

『歯の働き』を深く考えたことがあ
りますか?

歯は、ただ食物を嚙み砕くだでなく
栄養の吸収、言葉の発音、さらに脳
の活性化にも深く関わっています。

だから、歯の働きが十分でないと、
その影響は歯の問題や痛みだけに留
まらないのです。

そうならないために、日常の歯のケ
アを怠らないくださいね。毎日のブ
ラッシングや定期的な歯科検診は、
歯の健康を維持し、生活全体の品質
を上げるために欠かせないものにな
ります。

『ちょっと気になるかも?』と思っ
たら、まずは歯の検診から!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→面白いトピックを見つけたら、『それが自店とどうつながるのか?』ここを伝えることが今回のポイントです。

 

→それがメッセージとして、お客さんに伝わります。

 

→そうすると、そのメッセージに反応するお客さんが、一定数現れるのです。

 

→もちろん、今回のメッセージだけですぐに行動してもらえないかもしれません。

 

→それでも、これを続けていると、『今月はどんなメッセージだろう?』を興味を持って読み続けてもらえるのです。

 

→これが続くと、本当に気になって来た時に、来店してもらいやすくなります。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

お金が貯まらないと悩んでいる社長さんに、お金の使い方を考えるヒントをお話します。

 

お金の使い方を大きく分けると、次の3つです。

 

◆(1)『未来の成果が見込めることにお金を使う』

 

◆(2)『今必要なことにお金を使う』

 

◆(3)『過去からの無駄なことにお金を使い続ける』

 

 

 

自分のお金の使い方は、これらの3つの中で、どれが多いでしょうか?

 

 

 

もしも、どれか分からない場合は、次の質問に答えてみてください。

 

◆『お金で〇〇を買って、何をしようとするのか?』

 

◆『この〇〇に入る言葉は何でしょうか?』

 

 

 

例えば、〇〇に『時間』が入る人は、(1)の『投資型のお金の使い方』です。

 

お金で時間を買い、その時間を使ったお金以上の価値を稼ごうとします。

 

 

また、〇〇に『体験』が入る人は、(2)の『消費型のお金の使い方』です。

 

お金で体験を買い、その体験で使ったお金に見合う価値を得ようとします。

 

 

そして、〇〇に『欲望』が入る人は、(3)の『浪費型のお金の使い方』です。

 

お金で欲望を買い、その欲望で自分を満足させようとします。

 

 

 

どうでしょうか?

 

自分のお金の使い方が、何となく理解できたでしょうか?

 

 

 

しかし、実際にはお金の使い方をハッキリと分けるのは難しいです。

 

例えば、『新しい設備を買おう』とする時、これは『投資のお金の使い方』と思うかもしれません。

 

しかし、実はその新しい設備は、以前から自分が欲しいもので、今の設備がまだ役に立つものなら、『消費のお金の使い方』でもないため、『浪費のお金の使い方』になります。

 

 

 

『投資』か『消費』か『浪費』かの判断は、正確には3~5年後でないと分からないことが多いです。

 

しかし、それでは遅すぎます。

 

 

 

だからこそ、『今、どのようにお金を使うことが未来の成果につながるのか?』、お金の使い方をしっかりと考えることが大切なのです。

 

 

 

そのために、社長さんがお金の使い方を意識して、投資や消費、浪費を見極める必要があります。

 

その結果、お金が貯まるようになり、ビジネスや人生においても成功に近づくことができるでしょう。

 

お金の使い方を見直すことで、将来の成果をより確実に見据え、無駄遣いを減らすことができます。

 

 

 

これを機に、自分のお金の使い方をチェックして、『どの部分が改善できるのか?』を見つけて下さいね。

 

 

 

理想は、どれか1つに偏るのでなく、投資や消費、浪費のバランスを見極めることです。

 

そうすると、賢いお金の使い方ができるようになり、『お金を貯める力』が身に付くでしょう。

 

 

 

お金が貯まる習慣が身に付いたら、そのお金を使って、さらに素晴らしい未来を築いて下さいね。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

ヘアカラー専門店さんの『日焼け止めトリートメント』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

ヘアカラー専門店さんが、『日焼け止めトリートメント』をおすすめしている店頭看板です。

 

商品情報から先に伝えていて、『こんな方におすすめ』が一番最後に小さくあります。

 

これを逆にしたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>日焼け止めトリートメント

>期間限定、数量限定 販売中

>さらさら、しっとり

>あなたにぴったりの1本をお選びします。

>洗い流さないヘアトリートメント

>日光から一日中守り抜き

>うるおいある髪へ

>SPF30 PA+++

>120ml

>¥3000→¥2460

>春・夏おすすめ

>こんな方におすすめ

>・日光ダメージによる髪のバサつきが気になる

>・お肌と同じように髪も紫外線ケアがしたい

>・外出する機会が多い

 

 

 

→まず、『こんな方におすすめ』から伝えます。

 

→例えば、『外出する機会が多いあなたに』

 

→そして、『日光のダメージによる髪のバサつきが気になりませんか?』

 

→この後、その原因を伝えます。

 

→その上で、商品につなげるのです。

 

→こうすることで、商品の必要性がハッキリしますので、興味を示すお客さんが増えて来ます。

 

→最後は行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(ヘアカラー専門店の日焼け止めトリートメント)

外出する機会が多いあなたに

日光のダメージによる髪のバサつき
が気になりませんか?

髪はお肌と同様、紫外線が原因でダ
メージを受けます。だから、髪も紫
外線ケアが必要なのです。

そんな時は、日焼け止めトリートメ
ントがおすすめ!

SPF30 PA+++で日光から
一日中髪を守り抜き、うるおいのあ
るさらさらでしっとり、指通りの良
い髪になるでしょう。

『商品名』120ml ¥2460
数に限りがありますのでお早めに!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→商品情報からよりも、お客さん情報から伝えることが今回のポイントです。

 

→ここを意識していないと、どうしてもお客さん情報が最後になります。

 

→しかし、それでは、『自分と関係あること』に気付かないため興味を持ってもらえないのです。

 

→なので、『こんな方におすすめ!』と具体的に絞ってハッキリと呼び掛けてから、商品情報へとつなげます。

 

→このような流れにしないと、いつまで経っても、お客さんは聞く耳を傾けてもらえないのです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

お客さんの購買履歴を使って分析するやり方があります。

 

結構古くからある分析手法です。

 

名前は、『RFM分析』といいます。

 

ちょっと難しい名前ですが、次の3つの指標の名前を聞くと、ピンと来る人も多いはずです。

 

◆『Recency』:最終来店日

 

◆『Frequency』:年間来店回数

 

◆『Monetary value』:年間利用金額

 

 

 

どうでしょうか?

 

聞いたことがありませんか?

 

 

これらの指標を組み合わせて、特定の条件を満たしたお客さんに、DMなどの販促物を送ることで、販促コストを抑えながら反応率を高めることができるでしょう。

 

 

例えば、R(最終来店日)から、最近利用されたお客さんにDMを送る場合

 

最終来店日が、2カ月前以内のお客さんを選んでリスト化して送ることで、反応率を高めることができます。

 

逆に、しばらく利用されていないお客さんにDMを送る場合

 

最終来店日が、1年前から6カ月前のお客さんを選んでリスト化して送ればいいのです。

 

 

こうすることで、『誰に、なぜ、どのような内容を送るのか?』がハッキリします。

 

その結果、来てもらいたいお客さんに行動してもらいやすくなるのです。

 

 

 

例えば、F(年間来店回数)から、リピートされているお客さんだけにDMを送る場合

 

来店回数が、6回以上のお客さんをリスト化して送ることで、もう1回~2回来店してもらいます。

 

また、休眠中のお客さんをリスト化するには、年間の来店回数が1回~2回のお客さんを選べばいいのです。

 

 

 

例えば、M(年間利用金額)から、利用金額が高いお客さんには、より高価な商品やサービスを提供します。

 

また、利用金額が低いお客さんには、DMを送らない選択肢もあるのです。

 

 

 

これらの指標は単独でも使えますが、組み合わせるとさらに効果的な使い方ができます。

 

 

例えば、R(最終来店日)が1年以内で、F(年間来店回数)が3回以上、M(年間利用金額)が2000円以上のお客さんをリスト化してDMを送ると、さまざまなシミュレーションから利益を最大化することもできるのです。

 

 

このようにリピート率や売上げの向上、コストダウンなどに加えて、お客さんへの満足度までも使い方によっては高められるので、『RFM分析』はまだまだ色々と使えます。

 

しかし、多くのお客さんのリアルなデータが必要なので、高機能のPOSレジがないとなかなか把握できないかもしれません。

 

 

それでも、R(最終来店日)やF(年間来店回数)などは、比較的簡単に把握できるでしょう。

 

 

お客さんの購買履歴から、これらの指標を組み合わせて分析すると、効果的な販促を行うことができますよ。

 

一度、見直してみて下さいね。

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

エステサロンさんの『毛穴の黒ずみ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

エステサロンさんが、『毛穴の黒ずみ』を解決する店頭看板です。

 

『毛穴のプロにお任せを!』と力強くおすすめしています。

 

できればお客さんに寄り添っていきたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>頑固な毛穴の黒ずみ

>毛穴のプロにお任せを!

>ザラザラ、黒ずみ、ひらき→つるつる、キレイ

>40分コース ¥4890税込

 

 

→まず、『どんなお客さんに投げ掛ければよいのか?』から考えます。

 

→例えば、『30代を過ぎたあたりから、急に毛穴の黒ずみが目立ち始めませんか?』

 

→そして、『なぜそうなるのか?』、原因を伝えます。

 

→この後、解決できるコースにつなげるのです。

 

→最後は、行動の促しも忘れずに!

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(エステサロンの毛穴の黒ずみ)

30代を過ぎたあたりから、急に毛
穴の黒ずみが目立ち始めませんか?

これは、不要な皮脂や汚れが毛穴に
詰まって、酸化した角栓が原因で、
肌のキメが乱れて目立ってしまうの
です。特に、鼻の周りはメイクの仕
上げりまでも左右してしまいます。

そんな時は、クレンジングでしっか
り汚れを落とし、肌表面の不要な角
質をキレイに洗い流し、開いた毛穴
に古い角質が入り込まないようにす
るといいでしょう。

40分コース ¥4890(税込)

毛穴の黒ずみが気になり出したら、
ぜひ、毛穴のプロにお任せを!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→『解決コース』の内容を伝えるだけでなく、『お客さんに寄り添って』から伝えることが今回のポイントです。

 

→『30代を過ぎたあたりから・・・』とハッキリさせることで、『あっ、私のことだ』と思ってもらえるお客さんが現れます。

 

→そうすると、興味を持ち始めるのです。

 

→ここがとても大切で、この後なら商品にとてもつなげやすくなります。

 

→ちょっとしたことですが、反応が違って来るから不思議です。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

多くのお店で新規集客をする場合、お試し客を集めようとします。

 

これは、まだ一度も来店されていないお客さんに、まずお試しに来店してもらおうとするからです。

 

そして、そのための特典として、「初めてのお客さんに限り、○○%引き」などの特典を付けています。

 

このようなやり方は、どのお店もやっていますので、取り立てて言うまでもありません。

 

このような特典につられて来店されたお試し客は、その大半がリピートしないのです。

 

その理由が、そのお店とお客さんの相性が合わずに来られないのなら、仕方がないでしょう。

 

しかし、来店されない理由は2回目以降は、「○○%引き」がないためです。

 

もちろん、2回目も「○○%引き」にすれば、また来店されるかもしれません。

 

それでも、割引きが終われば、もう来なくなるのは確実なのです。

 

 

 

このようなお試し客が、リピート客になる確率はどれくらいあるでしょうか?

 

おそらく、3回目以上来てもらえるのは、多くても30%弱だと思います。

 

10回以上なら、10%弱位でしょう。

 

 

このようにお試し客を集めるやり方には、限界があるのです。

 

だから、お試し客ではなく、いきなりリピート客をターゲットにすることが大切になります。

 

 

 

そのためには、リピート客が求める、3つのシーンを明確にする必要があるのです。

 

◆「現状のシーン」

 

◆「問題のシーン」

 

◆「解決後のシーン」

 

 

この3つのシーンで、10回以上リピートしているお客さんの実績事例を示しましょう。

 

これをすると、単なるお店の提案ではなく、確固たる証拠に基づいた結果を約束することになるのです。

 

そうすると、初めて訪れたお客さんでも安心してリピートする意欲を持ってもらえます。

 

 

 

初回からリピートするお客さんを想定して行動していると、お客さんのリピートの意識が自然と高まるのです。

 

また、スタッフさんもリピートにつながる商品やサービスを提供し、それに見合う価値をしっかりと伝えることができるでしょう。

 

これこそが、リピート客の集客に欠かせないエッセンスと言えるのです。

 

 

もちろん、このやり方は、一斉に大量の新規客を集めることは難しいかもしれません。

 

しかし、スタッフさんの対応がスムーズになり、リピート客が安定して増えてくると、確実に実績が上がり出します。

 

真の集客は、集客の量ではなく、質が重要なのです。

 

 

 

お試し客を集めることは一見、お店にとって重要と思えるかもしれません。

 

しかし、それは一時的な解決策でしかなく、長期的な安定を追求するのなら、リピート客に焦点を当てるべきだと考えます。

 

もしも新しいスタートを切りたいと考えるのなら、リピート客を意識した集客にシフトすることが第一歩ではないでしょうか?

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則