こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
お金が貯まらないと悩んでいる社長さんに、お金の使い方を考えるヒントをお話します。
お金の使い方を大きく分けると、次の3つです。
◆(1)『未来の成果が見込めることにお金を使う』
◆(2)『今必要なことにお金を使う』
◆(3)『過去からの無駄なことにお金を使い続ける』
自分のお金の使い方は、これらの3つの中で、どれが多いでしょうか?
もしも、どれか分からない場合は、次の質問に答えてみてください。
◆『お金で〇〇を買って、何をしようとするのか?』
◆『この〇〇に入る言葉は何でしょうか?』
例えば、〇〇に『時間』が入る人は、(1)の『投資型のお金の使い方』です。
お金で時間を買い、その時間を使ったお金以上の価値を稼ごうとします。
また、〇〇に『体験』が入る人は、(2)の『消費型のお金の使い方』です。
お金で体験を買い、その体験で使ったお金に見合う価値を得ようとします。
そして、〇〇に『欲望』が入る人は、(3)の『浪費型のお金の使い方』です。
お金で欲望を買い、その欲望で自分を満足させようとします。
どうでしょうか?
自分のお金の使い方が、何となく理解できたでしょうか?
しかし、実際にはお金の使い方をハッキリと分けるのは難しいです。
例えば、『新しい設備を買おう』とする時、これは『投資のお金の使い方』と思うかもしれません。
しかし、実はその新しい設備は、以前から自分が欲しいもので、今の設備がまだ役に立つものなら、『消費のお金の使い方』でもないため、『浪費のお金の使い方』になります。
『投資』か『消費』か『浪費』かの判断は、正確には3~5年後でないと分からないことが多いです。
しかし、それでは遅すぎます。
だからこそ、『今、どのようにお金を使うことが未来の成果につながるのか?』、お金の使い方をしっかりと考えることが大切なのです。
そのために、社長さんがお金の使い方を意識して、投資や消費、浪費を見極める必要があります。
その結果、お金が貯まるようになり、ビジネスや人生においても成功に近づくことができるでしょう。
お金の使い方を見直すことで、将来の成果をより確実に見据え、無駄遣いを減らすことができます。
これを機に、自分のお金の使い方をチェックして、『どの部分が改善できるのか?』を見つけて下さいね。
理想は、どれか1つに偏るのでなく、投資や消費、浪費のバランスを見極めることです。
そうすると、賢いお金の使い方ができるようになり、『お金を貯める力』が身に付くでしょう。
お金が貯まる習慣が身に付いたら、そのお金を使って、さらに素晴らしい未来を築いて下さいね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
伊丹芳則