店頭看板の事例(歯科医院の歯の働き) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

歯科医院さんの『歯の働き』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

歯科医院さんが、『歯の働き』についてお伝えしている店頭看板です。

 

『歯の働き』には、5つあると言っています。

 

とても大切なことばかりですね。

 

これらのことを、歯科医院としてのメッセージにしてみたいと思います。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>5月

>吹く風が心地よく感じる季節になりました。

>本日は、『歯の働き』についてお伝えします。

>①食べ物を噛む

>②嚥下(えんげ)

>→口の中に摂取したものを飲み下すこと

>③異物の分別

>→食べ物の微妙な歯ざわり噛みごたえも「歯」ならではの感触

>④発言の補助

>→歯を吐く息をコントロールします

>⑤脳の刺激

>→脳の発達促進や老化を防ぐ!

 

 

 

→まず、素朴な問い掛けからスタートします。

 

→例えば、『歯の働きを深く考えたことがありますか?』

 

→このように聞いたとしても、そんな人はまずいません。

 

→なので、こちらからヒントを出します。

 

→例えば、『歯は、ただ食物を嚙み砕くだけでなく栄養の吸収、言葉の発音、さらに脳の活性化にも深く関わっています』

 

→そして、『だから・・・』と必要性を出すのです。

 

→この後、歯の健康につなげて、最後に行動を促します。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(歯科医院の歯の働き)

『歯の働き』を深く考えたことがあ
りますか?

歯は、ただ食物を嚙み砕くだでなく
栄養の吸収、言葉の発音、さらに脳
の活性化にも深く関わっています。

だから、歯の働きが十分でないと、
その影響は歯の問題や痛みだけに留
まらないのです。

そうならないために、日常の歯のケ
アを怠らないくださいね。毎日のブ
ラッシングや定期的な歯科検診は、
歯の健康を維持し、生活全体の品質
を上げるために欠かせないものにな
ります。

『ちょっと気になるかも?』と思っ
たら、まずは歯の検診から!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→面白いトピックを見つけたら、『それが自店とどうつながるのか?』ここを伝えることが今回のポイントです。

 

→それがメッセージとして、お客さんに伝わります。

 

→そうすると、そのメッセージに反応するお客さんが、一定数現れるのです。

 

→もちろん、今回のメッセージだけですぐに行動してもらえないかもしれません。

 

→それでも、これを続けていると、『今月はどんなメッセージだろう?』を興味を持って読み続けてもらえるのです。

 

→これが続くと、本当に気になって来た時に、来店してもらいやすくなります。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則