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値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

売上げが伸び悩んで来ると、「今までと違ったことをしなければいけない」と感じることがあります。

 

しかし、「このままではダメだ、何とかしなければ」と考えるだけで、具体的な行動はほとんど取りません。

 

なぜなら、「確かに大変だが、まだ何とかなりそう」と心のどこかで思ってしまうため、まだ本気になれないからです。

 

それでも、このままではダメなことに変わりはありません。

 

 

 

では、どうすれば本気になれるのでしょうか?

 

 

 

それは、ちょっと視点を変えるだけで、本気になれるのです。

 

例えば、今、売上げを追求しているとします。

 

その売上げ追求を一旦捨てるのです。

 

そして、利益追求にに焦点を当てます。

 

そうすると、ビジネスを運営する上で、新たな発想が生まれるのです。

 

そもそも売上げを増やすのは、最終的な利益を増やすためなので、とても基本的な視点になります。

 

 

ところが、今まで売上げを追求していたため、一旦でも捨てられないのです。

 

それどころか、「そんなことをしたら、もっと大変なことになってしまう」と感じてしまうでしょう。

 

 

しかし、利益の増加を優先すると、売上げがあまり上がらなくても、ビジネスを運営する可能性は高まるのです。

 

この視点の変化により、本当に必要なのは利益を増やすことだと認識し、それ以外の方法はないと背水の陣のような状況を作り出します。

 

そうすると、本気になれるのです。

 

 

 

にわかには、信じられないかもしれませんが、ここに真剣に向き合うことが、ビジネスを成長させるカギになります。

 

 

 

そうなると、次にやりべきことは、大きく分けて次の2つです。

 

第一に、「ゴールを決めること」、そして第二に、「行動を開始すること」になります。

 

 

利益増加のゴールを決めるには、具体的な期限と目標額をハッキリさせるといいでしょう。

 

そして、そのゴールに向かって積極的に行動を開始します。

 

 

もちろん、ゴールを決めたたしても、「どのように達成すればいのか分からない」と不安を感じる人もいるでしょう。

 

その感情は無視できないものです。

 

しかし、重要なことは、「不安があるから、行動できない」のではなく、「行動しないから、不安を感じる」ことと理解しなければいけません。

 

 

このように思うと後がない状況だからこそ、本気で利益を上げることに向き合って行動すれば、必ずやり方は見つかります。

 

 

その際、次のような問い掛けから始めることも有効です。

 

◆「どんなお客さんなら、高額な価格でも購入してもらえるだろうか?」

 

◆「高単価でも売れる商品を作るには、どんな価値を提供すればいいだろうか?」

 

 

このような問い掛けに答えることで、今までに見えて来なかった視点で、新しい情報を探すようになります。

 

行動は、本気で向き合うことから始まるのです。

 

そのためには、「一旦捨てるステップ」が大切になります。

 

だから、売上げ追求を一旦捨てて、真剣に利益追求と向き合ってください。

 

きっと新しい発想が広がって来ますよ!

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

ハーブ専門店さんの『脂肪燃焼ハーブティー』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

ハーブ専門店さんが、『脂肪燃焼ハーブティー』をおすすめしている店頭看板です。

 

お客さんに焦点を当てて、上手く投げ掛けています。

 

もう少し絞ることで、もっとメッセージを力強くしたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>何をやっても痩せない!

>・痩せにくいと感じる方

>・リバウンドを何度も繰り返している方

>自宅でカンタン脂肪燃焼ハーブティー

>(写真)

>[メディカルハーブ専門店]

>『営業時間』

>『店名』『電話番号』

 

 

 

→今回は、リバウンドに焦点を当てます。

 

→例えば、『またリバウンドしてしまった・・・』こんな経験はありませんか?

 

→そして、『一度痩せたのに、再びリバウンドしてしまっては、もう挫折しそうですよね』

 

→こんな感じで、お客さんに寄り添いながら共感します。

 

→この後、『しかし、そんな時こそ諦めてはいけません』と励まし、原因を伝えるのです。

 

→その原因を解消する手段として、商品につなげます。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(ハーブ専門店の脂肪燃焼ハーブティー)

またリバウンドしてしまった・・・
こんな経験はありませんか?

一度痩せたのに、再びリバウンドし
てしまっては、もう挫折しそうです
よね。しかし、そんな時こそ諦めて
はいけません。

リバウンドの根本原因は、体内の脂
肪の管理にあります。

今回ご紹介するハーブティーは、体
内の脂肪を効率的に燃焼させるだけ
でなく、太りにくい身体への体質改
善することが期待できる一品です。

これにより、リバウンドの悪循環か
ら脱却しましょう。自宅で手軽に飲
むことができます。店内で試飲でき
ますので、ぜひお試しを!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→対象のターゲットを複数にするよりも、ハッキリ絞り込んでメッセージを強くすることが今回のポイントです。

 

→ダイエットのようなハッキリとした悩みは、イメージできるメッセージを読むと、自分の事情と重ね合わせて考えてもらえます。

 

→だから、イメージしやすい強いメッセージが必要なのです。

 

→このような流れで商品につなげると、興味を持つので、試してみたくなります。

 

→その一瞬を逃さず、すぐに行動に移してもらいましょう。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

商品を売るために販促物を作る時は、ついつい、「何を売るのか?」と商品中心で考えてしまいます。

 

そのため、商品の特徴や価格のお得感などを優先して知らせようとするのです。

 

しかし、「何を売るのか?」ばかりに気を取られていると、本当に効果的な販促物が作れなくなります。

 

そこで、お客さん中心の流れを作る必要があるのです。

 

そのためには、「誰に、なぜ、何を売るのか?」をハッキリさせます。

 

 

 

まずは、「誰に売るのか?」をハッキリさせることが大切です。

 

今の商品のほとんどは、「誰でもいいから、売れればいい」というものではありません。

 

お客さんをハッキリさせて、そのお客さんに最適な商品を売ることが望まれています。

 

だから、「こんなことで困っているお客さんに」、「こんなことで悩んでいませんか?」と、最初に投げ掛けるのです。

 

そうすると、そのことに困っていて、悩んでいるお客さんは、興味を持ちます。

 

 

 

その上で、「なぜ売るのか?」をハッキリさせるといいでしょう。

 

なぜなら、「なぜ」が分かると、商品を買う理由が分かり、必要性が出て来るからです。

 

「お客さんが求めている結果が、この商品を買うことで手に入りそう」と、感じてもらうことが大切になります。

 

この「手に入りそう」というリアル感が、「買ってもいいかも」につながるのです。

 

 

 

このようにしておいて、「何を売るのか?」を伝えます。

 

ここでやっと、冒頭の商品の特徴や価格のお得感を提示するのです。

 

つまり、お客さんが、「買ってもいいかも」と思っていないうちは、「何を売るのか?」を伝えてはいけないことになります。

 

それよりも、「どのように伝えれば、お客さんが買ってもいいかもと、思ってもらえるのか?」を見直す必要があるのです。

 

 

 

しかし、これだけでは、まだ売れません。

 

なぜなら、お客さんに決断してもらう必要があるからです。

 

そのためには、

 

・「こんなことを感じていませんか?」

 

・「もしも、こんなことを感じていたら、今すぐ、これをしてください」

 

・「今やらなければいけないことは、決めることです」

 

・「今、決めずに先送りすると、折角のチャンスを逃してしまうことになります」

 

・「あなたと同じように困っていた人が、決めることで大きく変わっています」

 

・「次はあなたの番です」

 

・「まずは、スタートしましょう」

 

・「そして、あなたも一緒に変わりましょう」

 

 

 

こんな感じで、お客さんが決断しやすいように、言葉を投げ掛けるのです。

 

もちろん、どれだけ投げ掛けても最終的に選ぶのは、お客さんになります。

 

しかし、そこまでのお膳立てをすることが、あなたの仕事なのです。

 

 

 

そのために、「誰に、なぜ、何を売るのか?」をハッキリさせて、お客さん中心の流れを作ってあげましょう。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

コインランドリー店さんの『アプリのダウンロード』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

コインランドリー店さんが、『アプリのダウンロード』をおすすめしている店頭看板です。

 

最近は、アプリを導入しているお店が増えて来ました。

 

アプリの良さは、タイミングです。

 

リアルタイムでの情報提供ができる所が、今までの販促物と違います。

 

そんなアプリの良さを伝えたいですね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>スマートクリーニング

>アプリをダウンロードして

>300円分ご利用できるチケットGET

>クリーニング屋のコインランドリー

>『洗い』にこだわる

>マイクロバブル洗浄 全洗濯機・標準装備

>抗菌・においガード加工 当社オリジナル

 

 

→まずは、コインランドリー店を使われているお客さんの困りごとを問い掛けます。

 

→例えば、『週末のコインランドリーは混雑し、待ち時間も分からず困ってしまうことはありませんか?』

 

→この後、『これは・・・』とその原因を伝えます。

 

→そして、『しかし、当店のアプリをダウンロードしてもらえれば・・・』と、そのメリットを伝えるです。

 

→その上で、『300円分のご利用チケットもGETできますよ!』と、行動を促します。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(コインランドリー店のアプリのダウンロード)

週末のコインランドリーは混雑し、
待ち時間も分からず困ってしまうこ
とはありませんか?

これは、平日は仕事や家事の忙しさ
から時間が取れず、週末に集中する
利用者が多いからです。

しかし、当店のアプリをダウンロー
ドしてもらえれば、混雑状況がリア
ルタイムで分かるだけでなく、洗浄
乾燥の終了が分かります。

洗濯の待ち時間が分かり、ストレス
フリーのご利用ができるでしょう。

今、アプリをダウンロードして頂く
と、300円分のご利用チケットが
GETできますよ!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→単にお得な特典が手に入るだけでなく、お客さんの困りごとの解消にもつなげられることが今回のポイントです。

 

→そうすると、便利なので、行動してもらいやすくなります。

 

→つまり、『トクが好きな人』と『ラクが好きな人』の両方にアプローチするのです。

 

→平日が忙しい人ほど、上の両方に興味を示すことが多いでしょう。

 

→そういう意味では、『洗いのこだわりが好きな人』は、あまりいないかもしれませんね。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

「商品のウリは何ですか?」と聞かれたら、あなたはどのように答えますか?

 

「ウリ」とは、USP(ユニーク・セリング・プロポジション)とも言われ、商品が持つ独自の魅力や特徴を指す考え方です。

 

この特徴を熟知して伝える技術は、多くの商品を売る秘訣でもあります。

 

しかし、どんなに特徴を熟知していても、ある重要な視点が欠けていると、その特徴はむなしくなり商品は単なるモノになって、すぐには売れなくなるのです。

 

その視点とは、「その商品の特徴が、誰に喜んでもらえるのか?」で、ここを見失ってはいけません。

 

これは、商品はあくまでお客さんが喜ぶ変化の手段で、その変化の本質にお客さんがお金を払うからです。

 

 

 

さらに、お客さんが置かれている環境も重要になります。

 

環境は、商品の特徴が活かされる重要な要素の1つです。

 

それを表す言葉が、TPO(タイム・プレイス・オケージョン)になります。

 

これは、時間や場所、シーンなど、相手が置かれている状況を示しているのです。

 

適切なTPOに応じた商品の特徴を引き出せるように心掛けましょう。

 

そのためには、お客さんが置かれている状況をしっかりと把握することが大切です。

 

その上で、その状況に対応する商品の特徴を見つけ出す必要があります。

 

 

とは言っても、特徴が沢山あれば良いわけでもありません。

 

「商品の特徴が、誰にとっての喜びになっているのか?」、ここがハッキリしていないと返って、お客さんを迷わすことになるのです。

 

 

 

つまり、「お客さんが喜ぶ変化の本質を理解し、その変化につながる商品の特徴を提供する」、これが良いセールスの条件と言えます。

 

 

 

ところが、「お客さんが喜ぶ変化の本質」を理解することが、意外と難しいのです。

 

人間の行動の本質は、「痛みを避けて、快楽を得る」ことに基づいています。

 

これが、「お客さんが喜ぶ変化の本質」とも言えるのです。

 

しかし、同じ出来事でも、人によって痛みや快楽が異なります。

 

 

例えば、タバコの例で考えてみましょう。

 

(1)タバコの臭いが痛みと感じる人

 

(2)タバコの臭いを快楽と感じる人

 

この2人は全く異なった行動を取ります。

 

 

(1)の人は、タバコの臭いを消すためにお金を使うでしょう。

 

一方、(2)の人は、タバコの煙を吸うためにお金を使うのです。

 

 

同じタバコでも、感じ方と行動は、痛みと快楽によって全く違ったものになるのです。

 

 

このように、お客さんのTPOをハッキリ理解し、それに合わせた商品の特徴を捉え、お客さんが喜ぶ変化の本質を元に、商品を提供することが、その商品を売る近道になって来ます。

 

だから、単に商品の特徴だけを伝えても、売れなくて当然なのです。

 

 

どうか、「誰に売るのか?」の視点だけは、見失わないでくださいね。

 

ここを意識するだけで、売れない商品が売れるようになりますよ!

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

脱毛サロン店さんの『脇脱毛』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

脱毛サロン店さんが、『脇脱毛』をおすすめしている店頭看板です。

 

脱毛サロン『店名』からお知らせしたい気持ちは分かります。

 

できれば、お客さんの関心事からお伝えしたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>脱毛サロン

>『店名』

>10:00~22:30(L.O.21:30)

>お仕事終わりにも

>ホットペッパービューティー

>クチコミランキング 1位

>『地域名』

>ノースリーブが似合う

>ツルスベ肌が手に入る

>ナースがいて安心

 

 

 

→まず、『誰におすすめしたいのか?』から始めます。

 

→例えば、『夏にノースリーブを着たいあなたに』

 

→そして、心配事で問い掛けます。

 

→例えば、『自信を持ってそのスタイルを楽しめますか?』

 

→この後、『多くの女性が・・・』とお客さんに寄り添います。

 

→それに対して、お店ができることを提案するのです。

 

→最後は、行動の促しをします。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(脱毛サロン店の脇脱毛)

夏にノースリーブを着たいあなたに
自身を持ってそのスタイルを楽しめ
ますか?

多くの女性が、脇の毛が気になって
思い切って夏を楽しむことができな
いと感じています。その原因は、忙
しさのため美容の時間を削ってしま
うのが現状です。

しかし、当店では夜9時30分まで
予約受付しており、お仕事終わりに
もご利用いただけます。私たちの施
術を受けることで、脇の毛を気にせ
ず、ノースリーブを自信を持って着
用することができるでしょう。

その第一歩として、まずはこちらか
らご予約して、スケジュールを抑え
てくださいね。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→お店からの情報よりも、お客さんの事情などの情報から先に始めることが今回のポイントです。

 

→こうすることで、お客さんに興味を持ってもらえます。

 

→そうしないと、その気になりにくいので、先送りされることが多いでしょう。

 

→特に忙しいお客さんは、余裕がないので興味がない情報は、目に入りません。

 

→まずは、お客さんの興味を引くことに専念することが大切です。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

あなたのお店が窮地に立たされたら、どうされますか?

 

例えば、「売上げが下がった」、「お客さんが減った」、「スタッフが辞めた」、「求人が埋まらない」など。

 

そんな状況でも利益を出さないといけないとしたら、どう対処しますか?

 

 

こう聞くと、「イヤな話だな」と感じる人が多いかもしれません。

 

しかし、そう感じること自体が、「危険のサイン」と言えるでしょう。

 

なぜなら、もしも実際にこのようなことになったら、おそらく殆どがあきらめてしまうからです。

 

さらに悪いことに、多くのお店が、今このような状況に多く直面しています。

 

 

 

では、どうしてあきらめてしまうのでしょうか?

 

 

 

それは、殆どが「売上げ優先」の発想になっているからです。

 

しかし、「利益優先」の発想に変えると、状況は一変します。

 

なぜなら、「売上げや客数が少なくなる」と、「余分なコストが削減されて、利益が出しやすくなる」からです。

 

 

そんな「利益優先」の発想で考えた場合、具体的には何をすればいいのでしょうか?

 

 

 

その1つの方法が、「値上げ」です。

 

しかし、売上げが下がっていて、客数も減っている状況で、「値上げ」をすると、「さらに下がってしまうのでは?」と不安になることが多いでしょう。

 

それでも、その不安は、お店から離れて行くお客さんに目を向けた時の不安です。

 

逆に、お店を使い続けてくれるお客さに目を向けると、その不安は軽減されます。

 

 

 

 

だから、例え「5%の値上げ」でもいいので、下がり続けている流れに逆らう行動をしてみてください。

 

 

 

「値上げ」は、現状を何も変えなくても、流れを変える力があります。

 

重要なのは、「お客さんは、使ったお金と比例して喜んでいる」という事実を知ることです。

 

この事実を知らないと、「お客さんは、使ったお金が少ないほど喜んでいる」と勘違いしてしまいます。

 

これは、リピートしてもらっているお客さんを見れば簡単に分かるはずです。

 

 

 

このように考えると、「値上げ」は、お客さんを喜ばす1つの手段につながります。

 

しかし、そのためには条件が1つ!

 

それは、「お客さんが喜ぶことに、本気で向き合うこと」です。

 

「値上げ」とは、「お客さんが喜ぶことに、さらに本気で向き合うこと」になります。

 

 

 

その上で、「本気で向き合うことで、もっと喜んでもらえる」と感じることがあれば、それをお客さんに伝えてあげてください。

 

最終的に、お客さんが何を選ぶのかは、全てお客さんの自由になります。

 

しかし、選ぶ内容を伝えたり、選ぶチャンスを与えたりするのは、あなたの役割です。

 

これを本気ですると、冒頭の出来事が起こったとしても、利益を出すことが可能になります。

 

 

 

最後に、売上げダウンでも利益優先の発想で、逆境をチャンスに変えることができるのです。

 

だから、簡単にあきらめないでくださいね。

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

アロマ&ハーブ店さんの『ハーブティー』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

アロマ&ハーブ店さんが、『ハーブティー』をおすすめしている店頭看板です。

 

必要最低限のお知らせにして、目立たせています。

 

できれば『ハーブティー』の必要性などを伝えたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>水出しできる

>おいしいハーブティー

>試飲開催中

 

 

→まず、『どんな人におすすめなのか?』からスタートします。

 

→例えば、『暑くなるとすぐに汗をかくあなたに』

 

→そして、問題点で問い掛けます。

 

→例えば、『しっかりと水分補給はしてますか?』

 

→さらに、『水分が不足すると、熱中症のリスクが高まりますよ!』と危機感を伝えます。

 

→その上で、『ハーブティー』の必要性につなげて行くのです。

 

→例えば、『しかも、ただ水を飲むだけでなく・・・』

 

→『ハーブティー』の説明をして、最後は行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(アロマ&ハーブ店のハーブティー)

暑くなるとすぐに汗をかくあなたに
しっかりと水分補給はしてますか?

水分が不足すると、熱中症のリスク
が高まりますよ!
しかも、ただ水を飲むだけでなく、
体内のミネラルバランスを保つため
のものが必要です。

そんな時におすすめなのが、水出し
ハーブティー!

朝、水筒にティーバッグ1つと水を
入れて1~2時間後に取り出すだけ
で水出しハーブティーの完成です。

熱中症の予防にぜひお試し下さい。
店内で、5種類のハーブティーの試
飲ができます。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→商品中心のお知らせでなく、商品の必要性をお伝えすることが今回のポイントです。

 

→商品の必要性を感じないと、お客さんは興味を示しません。

 

→しかし、必要性を感じると、一定数のお客さんが興味を示してくれるのです。

 

→そして、試飲してもらえると、購入してもらえる可能性が高くなります。

 

→まずは、情報提供でお客さんに興味を持ってもらいましょう。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

目標を立てることは重要です。

 

しかし、ただ単に目標を設定するだけでは十分ではありません。

 

大切なのは、その目標があなたの求めている変化をもたらすものであるかどうかです。

 

数字だけの目標では感情が乗りにくく、現実味を感じにくいものとなります。

 

 

 

例えば、『家族の生活をより良くするためにお金を稼ぎたい』と思っている場合

 

自分の年収を現在よりも、○○万円増やすことを目標にするといいでしょう。

 

この目標の数字は、会社の売上げ目標とは違い、感情が絡んだ目標になります。

 

なぜなら、この数字が増えれば増えるほど、自分が望んでいる変化が手に入るからです。

 

 

ここを明確にすると、年収を上げるために売上げを伸ばそうと行動するようになり、売上げ目標にも感情が乗るようになります。

 

その結果、現在売れている商品の成功例を調べ、新しい商品の売り方を見つけ出す努力を行うようになるでしょう。

 

なぜなら、売上げ目標が上がり、自分の年収も増えることを望むからです。

 

 

 

 

例えば、お客さんに提供する価値を追求したい場合

 

年間5~6回来店するお客さんに、もう1~2回追加で来店してもらうことを目標にすることもできます。

 

なぜなら、この目標を達成することで、お客さんが望む変化までの時間を提供できて、お客さんに喜んでもらえると信じられるからです。

 

結果として、リピート回数が増え、1人当たりの売上げも上がることでしょう。

 

この目標の素晴らしい点は、常に現実的でありながらも感情を伴って目標が達成できることです。

 

このような目標を立てていると、一定期間来店がないお客さんに対して、お礼状や情報提供のハガキを送るなど、積極的に呼び掛ける努力をすることでしょう。

 

なぜなら、それがお客さんにとっても良いことだと信じているからです。

 

 

 

 

例えば、よりゆとりを持って仕事がしたいと考えている場合

 

客単価を20~30%アップさせることを目標に設定することも有効です。

 

客単価が上がれば、客数が減っても売上げは下がらず、一人ひとりのお客さんに対してより充実したサービスを時間を掛けて提供することができます。

 

この目標を達成するためには、値上げや関連商品のセット販売、新しいメニューの導入、POPによる価値訴求、接客の向上など、さまざまな方法が考えられるでしょう。

 

その結果、よりゆとりを持って仕事ができるだけでなく、客単価の向上にもつながるのです。

 

 

 

 

自分が求めている変化をもたらす目標を設定することで、感情が乗り、より現実的な成果を手に入れることができます。

 

大切なのは、単に数字だけでなく、感情も絡めた目標を立てることです。

 

数字の目標は、他の人と共有されるべき重要なものになります。

 

しかし、それだけでは不十分です。

 

もしも、現在の目標に感情が乗っていないのであれば、新たな目標を設定し、感情を取り入れることをおすすめします。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

リラクゼーションサロンさんの『クイックもみほぐし』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

リラクゼーションサロンさんが、『クイックもみほぐ』をおすすめしている店頭看板です。

 

とてもシンプルにお知らせしています。

 

もう少しお客さんに寄り添って伝えてみたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>お時間のナイ方へ

>クイックのもみほぐしも

>ございます!

>20分 ¥1980

>クイックチェア

 

 

→まず、おすすめしたいお客さんに呼び掛けます。

 

→例えば、『時間に追われて働き続けているあなたに』

 

→そして、お客さんに共感しながら問い掛けます。

 

→例えば、『あ~疲れたと思わず口から出てしまうことはありませんか?』

 

→その上で、クイックもみほぐにつなげます。

 

→説明の後、行動の促しを!

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(リラクゼーションサロンのクイックもみほぐ)

時間に追われて働き続けているあな
たに、『あ~疲れた』と思わず口か
ら出てしまうことはありませんか?

そんなあなたに、おすすめなのが、
『クイックもみほぐし』です。

20分の短時間でもみほぐし、調子
が悪い所を集中的にケアするので、
疲れた体がとてもラクになります。

短時間なので、お昼休みや仕事の合
間、帰宅前に立ち寄ることができて
とても便利です。

20分 ¥1980
クイックチェアに座ってもみほぐし
ますので、煩わしさがありません。

辛いな~と思ったら、ぜひどうぞ!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→シンプルにお知らせするよりも、お客さんに寄り添ってお伝えすることが今回のポイントです。

 

→そうすると、お客さんに共感してもらえます。

 

→逆に言うと、お客さんと共感できないお店は、受け入れてもらえないことになるのです。

 

→そのために冒頭で、お客さんに寄り添って問い掛けることで、お客さんと共感しやすくなります。

 

→そうしておいて、商品サービスの紹介をすると、興味を持ってもらいやすいのです。

 

→それと、最後の行動の促しも大切になります。

 

→これもお客さんに共感しながら、促すといいでしょう。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則