値上げができる店頭看板の考え方・作り方 -13ページ目

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

仕事において、お客さんの問題を解決することが、お店の役割の1つになります。

 

しかし、「お客さんが、何で困っているのか?」を知るだけでは、本当に困っていることを解決できません。

 

なぜなら、困っていることだけだと、問題を見ているだけだからです。

 

それだと、その背後にある「問題点」を見逃す恐れがあります。

 

 

そこで、この問題と問題点の違いと、問題点の探し方について考えてみましょう。

 

 

問題とは、お客さんが直面している困難な事柄です。

 

だから、「現状で何が困っているのか?」を詳しく聞くことは大切なことと言えます。

 

しかし、どれだけ問題を聞いたとしても、その背後にある「問題点」を探し出して、それを解決しないと真の解決にはならないのです。

 

 

なので、問題点とは、良い結果につながる原因とも言えます。

 

これに対して問題は、悪い結果の現れと言えるのです。

 

そのため、悪い結果の解決では、当面の困っていることは解決できても、本当に困っていることの解決にはなりません。

 

 

 

例えば、病気で熱が出て、ふらついている人がいたとしましょう。

 

この時、「熱が出て、ふらついている」が問題です。

 

この問題を解決するには、「解熱剤を飲むこと」で熱は下がるでしょう。

 

しかし、これでは、「何が原因で熱が出ているのか?」という問題点を探し出すことができないのです。

 

ここが、本来の医師の仕事と言えます。

 

問題点である原因を突き止めて、適切な根本治療をすることで、患者は本当に治ったと言えるのです。

 

しかし、単に「解熱剤を飲むだけ」では、対処療法でしかありません。

 

あなたが、もしも患者だとしたら、対処療法を行う医師と根本治療を行う医師とどちらに診てもらいたいですか?

 

 

 

これと同じように、お客さんから問題をしっかり聞き出して、その背後にある問題点を探し出し、解決策を提供しなければいけないのです。

 

 

 

例えば、「もう手遅れだ」と思っているお客さんがいたとします。

 

このお客さんは、おそらく問題は分かっていることでしょう。

 

しかし、問題点が分からないので、「もう手遅れだ」とあきらめていることが多いのです。

 

こんな時に、「お客さん、ここが問題点で、ここをこうすれば上手く行きますよ!」と伝えれば、お客さんは興味を持って、もう一度行動を起こしてもらえる可能性が高くなります。

 

 

他にも、「自分には能力がないからできない」や「お金がないからできない」と思っているお客さんにも同じことが言えるのです。

 

 

 

そんなお客さんには、あなたが問題を丁寧に聞き出すことから始めてください。

 

そして、その背後にある問題点を探す訓練をしてください。

 

最初は、なかなか見つからないかもしれません。

 

しかし、何回も繰り返していると、そのうち、「ひょっとしたら、これが問題点かも」と気付くことができるようになるでしょう。

 

習うより慣れろです。

 

一度お試しを!

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

大福専門店さんの『フルーツ大福』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

大福専門店さんが、『フルーツ大福』をおすすめしている店頭看板です。

 

『季節限定で旬のフルーツを』と希少性を伝えています。

 

できれば、もうちょっと興味を示してもらえることを付け加えてみたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>季節限定

>もも、メロン、すいか大福

>始まりました!

>旬のフルーツをぜひ

>味わってみてください・・・!

 

 

→まずは、現状を少しお知らせします。

 

→例えば、『今、旬のフルーツを贅沢に使った大福が大人気です』

 

→そして、『どんな大福なのか?』を伝えます。

 

→例えば、『ふわふわ、もちもちのお餅に、甘~いフルーツがたっぷり詰まっています』

 

→この後、『どんなシーンで使うのか?』、そのシーンが浮かぶようにするといいでしょう。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(大福専門店のフルーツ大福)

今、旬のフルーツを贅沢に使った大
福が大人気です。

ふわふわ、もちもちのお餅に、甘~
いフルーツがたっぷりと詰まってい
ます。

お友達とのおしゃべりに、旬のフル
ーツ大福をお供にすると、和やかな
雰囲気になることでしょう。

もも、メロン、すいか、3つの大福
をご用意!

季節限定のため、数量に限りがあり
ます。気になりましたらお早めに!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→単に希少性をお知らせするだけでなく、興味を示すようにお伝えすることが今回のポイントです。

 

→そのために、『今、人気なのか?』、『どんな大福なのか?』、『どんなシーンで使うのか?』

 

→これらを伝えることで、興味を示してもらうのです。

 

→その後で、季節限定と希少性を伝えましょう。

 

→ちょっとしたことですが、お客さんに興味を示してもらわないと、どんなに良い商品でも素通りされてしまいます。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

ビジネスにおける結果は、大体、成功か失敗の2つに分かれます。

 

その際、「成功は当たり前」と感じられ、「失敗は許されない」と感じることが多いです。

 

なので、悪い結果に対して過剰に反応してしまいます。

 

 

その例として、会議やミーティングでのやり取りでは、失敗の原因を追求されることが多いはずです。

 

「なぜ失敗したのか?」、「何が悪い結果を引き起こしたのか?」など、結構、深堀して行きます。

 

これは、2度と同じ間違いを繰り返さないために行われるためのものです。

 

その結果、次からは間違わないように、「もっと頑張ろう」という結論に終わることが多いでしょう。

 

 

確かに、この考え方は一見合理的なように思えます。

 

しかし、失敗の原因をいくら突き詰めても、そこから成功の原因は見つけられません。

 

なぜなら、同じ失敗を避けることはできたとしても、それと成功のきっかけとは、全く違う筋道があるからです。

 

 

 

では、成功の筋道とは、どうすれば見つけられるのでしょうか?

 

そのキーマンは、成功体験を持つ人の存在です。

 

その人が経験した成功の背後にある事柄を共有することが大切になります。

 

 

「なぜ成功したのか?」、「何が良い結果をもたらしたのか?」などを発表してもらい、それに基づく質問で深堀するのです。

 

そのことで、他のメンバーに成功体験を分かち合うことができます。

 

これをすると、例え、成功体験をした人がたった一人だあったとしても、その事柄から成功の原因を全員で共有することができるのです。

 

また、他にも成功体験を持つ人がいれば、さらに多くの成功の原因を共有することになります。

 

 

 

その際、「成功を当たり前」と捉えるのでなく、「成功は特別な有り得ないこと」と捉えると、そこに新しいスキルやノウハウを見つけ出すことが可能になるのです。

 

 

 

そうすると、成功の原因をそれぞれが語り合い、一緒に学び取るので、有意義な時間を過ごすことがでいるでしょう。

 

この取り組みを繰り返し続けて行くと、成功の筋道がだんだん見えて来て、チーム全体で成功できるようになります。

 

 

会議やミーティングで成功体験の話をしてもらうと、自慢話をしているようで、最初は少し恥ずかしく感じるかもしれません。

 

しかし、そのうちみんなが慣れて来て、自信を持って自分の成功体験を語り始めます。

 

 

そんな会議やミーティングは、これまで以上に実りの多い情報交換の場所になるはずです。

 

 

 

もしも、今、会議やミーティングの場所が、失敗を責める場になっているとしたら、一度そのアプローチを見直して、成功の道筋を共有する場に変えてみてはいかがでしょうか?

 

きっと、良い流れができて、みんなの表情が明るい会議やミーティングになると思いますよ!

 

一度お試しください。

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

スーパー店さんの『キャロットジュース』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

スーパー店さんが、『キャロットジュース』をおすすめしている店頭看板です。

 

『キャロットジュース』の良さを詳しくお知らせしています。

 

とてもよくわかる内容です。

 

その上で、『どんな人におすすめなのか?』などを付け加えてみますね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>『店名』

>ミックスキャロットジュースは

>砂糖、着色料、香料使っていません

>にんじんは国産で60%も入っているのに甘くて

>おいし~い、7種類の果物も入っています

>夏はゼリーを作ったりアレンジして

>みるのもいいですね

>レシピはサービスカウンター

>にあるからためしてみてね

 

 

 

→『どんな人におすすめなのか?』からスタートします。

 

→例えば、『ご家族の健康を考えて、食事の工夫をしているお母さんへ』

 

→そんなお母さんが、気にしていることで問い掛けます。

 

→例えば、『特に、野菜不足が気になっていませんか?』

 

→この問い掛けに、『そうそう、そうなのよ』と思ってもらえたら、興味を持ってもらえるでしょう。

 

→この後、商品につなげます。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(スーパー店のキャロットジュース)

ご家族の健康を考えて、食事の工夫
をしているお母さんへ

特に、野菜不足が気になっていませ
んか?

忙しい毎日の中で、バランス良く食
事を作るのは大変です。そんな時は
『ミックスキャロットジュース』

たっぷりの野菜とフルーツが詰まっ
ていますので、毎日の野菜摂取量を
増やすことができますよ!
そのまま飲んでもよし、ゼリーにア
レンジしてもよしです。

ご家族の野菜不足を補おうと思った
ら、ぜひお試しください。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→商品の良さをお知らせするだけでなく、それが、『どんな人におすすめなのか?』を伝えることが今回のポイントです。

 

→そして、その人が今気になっていることで問い掛けると、興味を持ってもらえます。

 

→そうすると、聞く耳を持ってもらえるの、商品の良さを伝えやすくなるのです。

 

→ちょっとしたことですが、ここがとても大切になります。

 

→現状の内容は、商品の横にPOPとして伝えてもいいですね。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

多くの人が、「決断」を苦手と感じています。

 

その理由の一つとして、「決断と判断の違い」を理解していないからです。

 

この「決断と判断」は、何かを決めるという点では同じように思います。

 

しかし、それぞれを詳しく見て行くと、全く違う内容になるのです。

 

 

 

では、「決断と判断の違い」とは、一体何でしょうか?

 

 

まずは、「判断」から見てみましょう。

 

「判断」とは、主に過去の事実を評価して決めることです。

 

この意味は、過去に存在する事例を基準に評価して決めることになります。

 

だから、「なぜ、そのように判断したのですか?」と問い掛ければ、「なぜなら、こんな理由があるからです」と、具体的な事例を挙げて説明することができるのです。

 

 

 

一方、「決断」とは、未来の方向を解釈して決めることと言えます。

 

この意味は、過去の事例を参照するのでなく、これから起こる可能性の事象に対して決めることなのです。

 

だから、「なぜ、そのように決断したのですか?」と問い掛けると、自分自身の直観や信念に基づいて答えることでしょう。

 

具体的な理由は、その後に伝えますが、大抵は後付けの理由になります。

 

 

 

では、この「決断と判断」をどのように使い分ければいいのでしょうか?

 

例えば、今、多くのお店で行われている、「値上げ」の例で考えてみましょう。

 

 

「値上げ」には、「決断と判断」が必要になります。

 

「値上げ」を決める上で、重要なポイントは、次の3つです。

 

 

◆「いつ値上げするのか?」

 

◆「どれだけ値上げするのか?」

 

◆「誰が値上げを決めるのか?」

 

 

まず、「いつ」という値上げのタイミングを決めるには、未来を見据えて「決断する」必要があります。

 

一方、「どれだけ」という値上げの程度は、過去の事例や周辺の状況などを見て、事実に基づいて「判断する」必要があるのです。

 

さらに、「誰が」という決定者については、「いつ」のタイミングを決める「決断」は、社長さんの役割になります。

 

しかし、「どれだけ」の程度を「判断」するのは、現場のスタッフさんの役割とすることが理想です。

 

もちろん、前例がないような大幅な値上げが必要な場合は、社長さんの「決断」が求められます。

 

 

 

このように、「決断と判断」の意味を理解し使い分けることで、物事をスムーズに進めることが可能です。

 

そのためには、「いつ、どれだけ、誰が」の3つの視点を持つことが重要になります。

 

それと、「決断の壁を乗り越える」ことです。

 

「決断の壁」とは、「失敗への恐怖」になります。

 

 

「決断」は前例のないことなので、失敗が起こりやすいため、それが恐怖になるのです。

 

それでも、次のように考えれば、恐怖は少し和らぐでしょう。

 

それは、「失敗とは、やってみなければ分からない情報や不足している情報を集める活動である」と割り切るのです。

 

そうすると、「決断」がやりやすくなります。

 

 

次に「決断」を迫られた時に、この記事を思い出してみてください。

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

スーパー店さんの『天津すだれ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

スーパー店さんが、『天津すだれ』をおすすめしている店頭看板です。

 

3つのサイズを紹介して、日よけとしての必要性をシンプルに伝えています。

 

できれば、もう少しリアルな感じを出したいですね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>天津すだれ

>・本間すだれ(小)96cm×80cm

>・本間すだれ(中)96cm×112cm

>・本間すだれ   96cm×157cm

>暑くなってきましたね。

>日差しも強くなってきましたので

>日よけに使ってみてはいかがでしょう!

 

 

 

→まず、リアルな感じで問い掛けます。

 

→例えば、『キッチン窓から入る強い西日、夏の日差しでお困りではありませんか?』

 

→そして、『そんな時は、天津すだれがお役に立ちますよ!』

 

→簡単な説明をして、3種類のサイズを紹介するといいでしょう。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(スーパー店の天津すだれ)

キッチン窓から入る強い西日、夏の
日差しでお困りではありませんか?

そんな時は、天津すだれがお役に立
ちますよ!

夏の暑さを和らげつつ、風通しも良
いこのすだれは、家事をこなすあな
たの強い味方です。

◆3つのサイズの本間すだれ
・(小)96cm×80cm
・(中)96cm×112cm
・(大)96cm×157cm

スマートに夏を乗り切りるために、
早めのご準備を!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→商品から書き出すのでなく、お客さんのリアルな現状から書く出すことが今回のポイントです。

 

→そうすることで、イメージがしやすくなるため、必要性に気付きやすくなります。

 

→しかし、商品から書き出すと、まだそこまでリアルな体験をしていないので、ピンとこないのです。

 

→ピンとこないと、ほぼ間違いなく先送りされます。

 

→だから、リアルな現状を思い出してもらうために、イメージしやすくするのです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

スタッフさんに、「この商品より、こちらの高い商品を売ってください」とお願いしたとします。

 

そうすると、スタッフさんは、「ちょっと無理」とか、「それはできない」と心の中で反射的に思うのです。

 

中には、「高い商品を無理やり売ると、もう来なくなりますよ!」と反論するスタッフさんもいます。

 

 

 

では、なぜこのように反射的に思うのでしょうか?

 

理由は色々あるでしょうが一番は、「今まで安い商品を売ることはあっても、高い商品を売ることが少なかった」からです。

 

そのために、「どうすれば高い商品を売ることができるのか?」、戸惑います。

 

だから、「高い商品を売ってください」に対して、反射的に否定的な反応をしていまうのです。

 

 

また、スタッフさんが思っているように、高い商品を売ると本当にお客さんが来なくなるのでしょうか?

 

確かに、価格が最優先のお客さんは、高い商品が受け入れられなくて来なくなるかもしれません。

 

それでも、価格より価値を優先するお客さんは、その価値に納得すれば喜ばれるのも事実です。

 

 

ただ先程の反論に中で、「高い商品を無理やり売ると・・・」とありましたが、これは問題になります。

 

なぜなら、無理やり売られると、どんなお客さんも納得できないので、来なくなるでしょう。

 

 

これらを踏まえた上で、やるべきことは、「良い答えが欲しければ、まず質問を文字にすること」です。

 

例えば、

 

・「どうすれば高い商品を売ることができるのか?」

 

・「高い商品が欲しくなる納得の理由は何か?」

 

・「どんな価値があれば、高い商品にできるのか?」など

 

 

とにかく、質問を文字にするのです。

 

このようにしておくと、答えが見つけやすくなります。

 

なぜなら、質問を文字にしておけば、急な用事があってもそれが終われば、すぐに思い出せるのです。

 

しかし、質問を文字にしておかなければ、急な用事ができると中断されて、すぐに忘れてしまいます。

 

そのため、答えにたどり着くまでに時間がかかり過ぎるのです。

 

 

さらに、一人で答えを見つけることが難しい場合は、文字にした問題を他の人を共有して、一緒に考えることができます。

 

他の人に考えてもらえる利点は、自分にない新しい視点で考えてもらえるところです。

 

その結果、答えにたどり着かなかったとしても、新たな質問が出て来ます。

 

例えば、

 

・「高くても買ってもらえるお客さんには、どんな問題があるのか?」

 

・「高くても売れる商品には、どんな特徴が必要か?」

 

・「高くても売れる時期や状況には、どんなことがあるのか?」など

 

 

これらの新たな質問にすぐに答えられればいいですが、答えられなくてもまず文字にしておきます。

 

そうすることで、その答えを見つけるチャンスが高まるのです。

 

例えば、最近の話題になっているChatGPTに、文字にした質問をまとめて聞くこともできます。

 

すると、今までの視点だけでなく、さらに新しい視点で回答してもらえることもできるのです。

 

 

「良い答えが欲しければ、まず質問を文字にすること」

 

 

覚えておいて損はないですよ!

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

リラクゼーションサロンさんの『足のもみほぐし』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

リラクゼーションサロンさんが、『足のもみほぐし』をおすすめしている店頭看板です。

 

伝えたい内容をシンプルに伝えています。

 

もうちょっとだけ情報量を増やしたいですね。

 

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>デスクワークで足がぱんぱんになってませんか?

>足裏~すね、ふくらはぎ

>じっくり揉みほぐします。

>30分 ¥4290

>他のコースとの組み合わせも可能!

>ご相談ください。

 

 

 

→まずは、問い掛けからスタートします。

 

→例えば、『デスクワークが忙しく、足がパンパンになっていませんか?』

 

→そして、その原因を伝えます。

 

→例えば、『それは、長時間座っていることで血流が滞り、足の筋肉が固くあっているからかもしれません』

 

→この後、商品メニューにつなげます。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(リラクゼーションサロンの足のもみほぐし)

デスクワークが忙しく、足がパンパ
ンになっていませんか?

それは、長時間座っていることで血
流が滞り、足の筋肉が固くなってい
るからかもしれません。

そんな時は、当店の「足のもみほぐ
し」がおすすめです。

適度な圧力で、足裏からふくらはぎ
まで筋肉をもみほぐし、滞っていた
血流を元に戻して行きます。

30分コースは¥4290で、仕事
の合間や帰宅前のリフレッシュに最
適です。

疲れを感じたら、ぜひ当店にお越し
くださいね。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→解決策をシンプルに伝えることは大切ですが、原因をしっかり伝えて納得してもらうことが今回のポイントです。

 

→納得してもらえると、必要性を感じてもらえます。

 

→もちろん、必要性を感じても、すぐに行動してもらえるとは限りません。

 

→それでも、その辛さが我慢できない状態になると、納得できるお店に来てもらえるのです。

 

→つまり、選択肢の上位に位置付けられます。

 

→このように納得してもらえる情報を普段から伝え続けておくことが、とても重要です。

 

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

ウィリアム・ジェームズという名前を聞いたことがありますか?

 

19世紀後半の心理学と哲学の世界を席巻したアメリカの偉大な学者です。

 

行動に焦点を当たものが多く、日本の文豪の夏目漱石に影響を与えたと言われています。

 

 

ジェームズの説く行動の原則は、生活の様々な面で人々の理解を深める力として重要です。

 

例えば、

 

◆「自分次第で人生は変えられる」

 

◆「自分を信じろ」

 

◆「行動するから、感情を持つ」

 

など、主に人間性と行動の関係を表しています。

 

 

また、「行動と感情は共同して作用する」という考え方は、面白いです。

 

例えば、

 

◆「感情が行動を決定する」、この考え方は、実は、勘違いなのです。

 

 

通常は、「不安があるから、行動できない」と考えます。

 

しかし、「行動しないから、不安になる」というのが本当のところなんです。

 

 

このことが分かったとしても、行動を起こすことはなかなか難しいでしょう。

 

なぜなら、どんなに有名な学者さんが語っても、行動するには、勇気や覚悟がいるからです。

 

そのため、イザとなると色々なリスクが頭をよぎり、どんどん不安になって行動を起こせません。

 

 

 

しかし、そんな人たちにとっては、「仲間を持つこと」が強力な助けとなるでしょう。

 

同じ目標を共有する仲間と一緒にいることで、仲間が取った行動とその結果を疑似体験できるのです。

 

仲間の成功例を見れば、自分自身も行動しやすくなります。

 

なぜなら、仲間がすでに行動を起こしているからです。

 

そして、もしも不安になったとしても、すぐにその仲間に相談できるので、不安を素早く解消できます。

 

 

 

さらに、重要なのは行動自体でなく、その行動を通じて得られる「経験」です。

 

行動することによって獲得された結果よりも、その行動を通じて得られた「経験」こそが真の財産になります。

 

 

例えば、あなたが自信を持って何かに挑戦し、成功を収めたとしましょう。

 

その結果、得たものは、あなたの一時的な幸せを満たすかもしれません。

 

しかし、その行動を通じて得た経験と学び、自己成長、そして困難を乗り越える勇気、これらこそがあなたの永続的な財産になるのです。

 

 

同様に、あなたが仲間と共に行動し、その行動が成功をもたらしたとしましょう。

 

その結果、得たものが、どんなに大きくても、その行動を通じて得た経験と共感、仲間からの学び、そしてチームとして困難を乗り越える力、これらがあなたの真の財産となります。

 

 

 

ジェームズの教えは、人が行動を起こすことの価値を説いているのです。

 

自分を信じて行動を起こすこと、そして仲間を信じて行動を起こすこと、それぞれが自分自身の経験と学びになります。

 

そして、その経験が真の財産であることに気付くのです。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

理容室さんの『ヘアースタイル提案』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

理容室さんが、『ヘアースタイル』を提案している店頭看板です。

 

『年代に合わせた一人ひとりの魅力を引き出すスタイルの提案』はとても嬉しいと思います。

 

なので、『自分に合ったヘアースタイルを見つけたいお客さん』に、少しだけ寄り添ってみたいですね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>年代に合わせた一人ひとりの魅力を引き出すスタイルの提案をしています!

>日常生活の疲れを癒せるシャンプー、お顔剃り、マッサージなどのMENUも豊富です!

>日常を忘れてごゆっくり気軽いお越しください!

>ご予約 TEL 予約優先

 

 

→まず、お客さんが心の中で感じていることで問い掛けます。

 

→例えば、『自分に合ったヘアースタイルを見つけるのは、難しいとあきらめていませんか?』

 

→そして、『実は、頭の骨格、髪の生え方、髪質などから、あなたに合ったヘアースタイルを提案することは意外と簡単なんですよ!』

 

→この後、そのことによるメリットを伝えます。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(理容室のヘアースタイル提案)

自分に合ったヘアースタイルを見つ
けるのは、難しいとあきらめていま
せんか?

実は、頭の骨格、髪の生え方、髪質
などから、あなたに合ったヘアース
タイルを提案することは意外と簡単
なんですよ!

自分らしさを引き立てる新しいヘア
ースタイルになると、毎日がもっと
楽しく、自信に満ちた雰囲気を出す
ことができるでしょう。

いつものヘアースタイルを変えたい
な~と思ったら、気になるところを
ぜひご相談ください。親身になって
バックアップします。

まずはご予約を!(予約優先)
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→いきなり提案するよりも、お客さんに寄り添ってから提案することが今回のポイントです。

 

→寄り添うことで、お客さんとの距離感が近づき、提案がとてもやりやすくなります。

 

→なぜなら、お客さんは変化を怖がるからです。

 

→だから、いつもと同じヘアースタイルを続けたがります。

 

→その辺りを察したあげると、心を開いてもらえるのです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則