店頭看板の事例(スーパー店の天津すだれ) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

スーパー店さんの『天津すだれ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

スーパー店さんが、『天津すだれ』をおすすめしている店頭看板です。

 

3つのサイズを紹介して、日よけとしての必要性をシンプルに伝えています。

 

できれば、もう少しリアルな感じを出したいですね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>天津すだれ

>・本間すだれ(小)96cm×80cm

>・本間すだれ(中)96cm×112cm

>・本間すだれ   96cm×157cm

>暑くなってきましたね。

>日差しも強くなってきましたので

>日よけに使ってみてはいかがでしょう!

 

 

 

→まず、リアルな感じで問い掛けます。

 

→例えば、『キッチン窓から入る強い西日、夏の日差しでお困りではありませんか?』

 

→そして、『そんな時は、天津すだれがお役に立ちますよ!』

 

→簡単な説明をして、3種類のサイズを紹介するといいでしょう。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(スーパー店の天津すだれ)

キッチン窓から入る強い西日、夏の
日差しでお困りではありませんか?

そんな時は、天津すだれがお役に立
ちますよ!

夏の暑さを和らげつつ、風通しも良
いこのすだれは、家事をこなすあな
たの強い味方です。

◆3つのサイズの本間すだれ
・(小)96cm×80cm
・(中)96cm×112cm
・(大)96cm×157cm

スマートに夏を乗り切りるために、
早めのご準備を!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→商品から書き出すのでなく、お客さんのリアルな現状から書く出すことが今回のポイントです。

 

→そうすることで、イメージがしやすくなるため、必要性に気付きやすくなります。

 

→しかし、商品から書き出すと、まだそこまでリアルな体験をしていないので、ピンとこないのです。

 

→ピンとこないと、ほぼ間違いなく先送りされます。

 

→だから、リアルな現状を思い出してもらうために、イメージしやすくするのです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則