3年1組 算数科学習指導案 11月15日(火)5限目
1.単元名 見やすく整理しよう (ぼうグラフと表)
2.目標
・資料を目的に応じた観点で落ちや重なりがないように分類・整理し,進んで表や棒グラフに表そうとする。 【関心・意欲・態度】
・資料を分類・整理する目的に応じて観点や項目などを考える。 【数学的な考え方】
・資料を分類・整理して表(一次元表,簡単な二次元表)や棒グラフに表すことができる。 【表現・処理】
・表や棒グラフから数量をとらえたり,数量間の関係を読み取ったりすることができる。
・表(一次元表,簡単な二次元表)の作り方や棒グラフの読み取り方,かき方を理解する。【知識・理解】
3.指導にあたって
(1)教材観
現在の子どもたちはすでに急速な社会の情報化に巻き込まれながら成長している。高度情報化社会では膨大な「量」の資料が流通するため、資料からデータを的確に取り出して、意味づけして解釈・判断する力が今までよりも重要になってくるであろう。(図1)
OECDのPISAテストにおける「読解力」の捉え方を当てはめて資料を活用する学習場面を考えると次のように4つに分けることができる。(図2)
①必要な資料データを探したり、収集する場面。 (データ収集、データへのアクセス)
②資料から必要な部分をピックアップする場面。 (解読 データーの取り出し)
③取り出したデーターを解釈する場面。 (解釈 データの意味づけ )
④意味づけたデーター(情報)を判断する場面 (判断・評価=思考 筋道立てて考える)
算数科においては上記の中で、数処理(分類・整理やグラフ化)が必要な場面を取り扱い、さらに見やすく整理した数量関係に目を付けて、それを根拠として筋道立てて判断、思考する力を育てていきたい。
また統計教材の学習において大切なことは次の5つであると捉え授業を構成することとする。
①何を知りたいのかをはっきりさせること。 (目的の明確化)
②必要な資料を収集すること。 (収集の条件)
③適切な項目に分類整理すること。 (表に整理)
④結果を見やすくグラフ化すること。(図形資料)
⑤分類整理の結果をもとに判断できることを言語化すること。(判断)
本校で使用している東京書籍の教科書は、統計関連教材を以下のように配列している。
○数字は配当時間
2年 時計やひょうやグラフ①
・簡単な一次元表とグラフの読み方、書き方。
3年 ぼうグラフと表⑩
・資料を分類整理して一次元表にまとめること。
・ぼうグラフの読み方、書き方。
・簡単な2次元表のまとめ方と読み方。
・まとめ やってみよう①(本時)
4年 折れ線グラフ⑧
・折れ線グラフの読み方、書き方。(傾きと変化の関係)
整理のしかた⑤
・2つの観点から資料を分類整理すること。
・2次元表をまとめて、特徴を調べること。
5年 百分率とグラフ⑬
・資料を全体と部分の関係として捉えること。
・帯グラフや円グラフの読み方、書き方。
算数と情報「給食大調査」②
・目的に応じて収集した情報を,既習を活用してグラフや表に表すこと。
・それを元に考察して,問題解決能力や情報処理能力を伸ばすこと。・
6年 算数と情報「物の値段大調査」②
・目的に応じて収集した情報を,既習を活用してグラフや表に表すこと。
・それを元に考察して,問題解決能力や情報処理能力を伸ばすこと。
2年生で1時間だけ簡単な資料の扱い方を学習しているが、本格的な資料活用の学習は3年生からであると考えて良い。そして3年では物事を統計的に見る際に一貫して必要となる「分類整理」について取り扱う点が重要である。したがって技能的な面に偏るのではなく、子どもたちが「表」や「グラフ」のよさ(有用性)に気づき、今後進んで活用していく態度育成を意図して授業を構成していきたい。たとえば分類整理をする必要感が実感できる素材の提示や表とグラフの関係を視覚的につかませることができるデジタルコンテンツの活用などである。
また単元の終わりでは、子どもたち自身が実際に「生データー」を収集し、分類整理して、表に表したり、グラフ化する場面を通して学習内容の確認と体験を通して見やすく整理する良さを実感できるように配慮したい。