久しぶりに算数の授業開始直後にノートチェックをした。
「日付と線を書いて持ってきなさい。」
持ってきた子は教卓の横から列をつかせて座らせて待たせる。
これからの3分間に私は全員に対して10のチェックをする。
・ノートがない子はだれか。(0人)
・だらだらしてなかなか書き始めない子はだれか。(6人)
・日付を書いていない子はだれか。(0人)
・線を定規で引いていないのはだれか。(4人)
・線ががたがたしているのはだれか。(12人)
・両手でノートを差し出さないのはだれか。(5人)
・さかさまに出したり、並んでいるときに油断したりする子はだれか。(4人)
・マルをつけてもらった後、「ありがとう」をいう子はだれか。(8人)
・目を見て「ありがとう」を言うのはだれか。(2人)
・見せ終わった後に、復習問題をしていない子はだれか。(4人)
子どもたちに漠然と注意してもそれは子どもたちに充分届いていないという事実を見過ごしてはいけない。
指導の基本型はシンプルに「みんな」に話し、リアルタイムで「ひとり一人」を評価・助言することである。
指示したことは必ずチェックをして、できていなければその場でその子に直接、具体的に努力する方向を示すことが学級経営の素地作りのツボである。
「どっちでもいい」などと曖昧でいい加減な判断・行動が許されないことがいくつかある学級はかんたんに崩れない。
これを徹底的にする気概をもつことが学習集団をマネジメントする必要条件だと私は思っている。
数分のノートチェックから子どもの事実をいくつ見抜くことができ、どう切り返すかが隠れた授業技量である。