『ソー:ラブ&サンダー』IMAX 3D
2022/7/13 池袋グランドシネマサンシャイン シアター12 f−17
のIMAX上映が、7/1〜7/7とたった7日間だったのと同様、
『ソー:ラブ&サンダー』のIMAX 3D上映も、
7/8〜7/14までの、たったの7日間しかない。
なので『ソー』鑑賞前日の7/12の火曜日には、
例によってテラスモール松戸に出かけ、
本作の鑑賞を試みたが、
あいにく時間が合わず、代わりに4回目の『シン・ウルトラマン』を、
『ウルトラマン』(1967)本編33話(メフィラス星人登場回)との抱き合わせ鑑賞で済ませてしまった。
もしも『ソー:ラブ&サンダー』のIMAX上映が、IMAX純正比率の天地フル表示がある場合、
関東では池袋GDCSで観なけりゃならないが、
本作は3D上映でもあって、画面比率は常時ビスタ固定。
その3D(飛び出し/奥行き立体感)効果はほどほどで、
中盤からはそのことをほとんど忘れてしまう一方、
【追加訂正】
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』こそ、
『スパイダーマン2』(2004)の頃からIMAX作品を手がけていたサム・ライミ監督作だけに、
ほぼ全編、IMAX純正比率の天地フル表示だったけれど、
VFXクルーが、過酷で冷遇のMCU作品を手がけるのに難色を示す昨今だけに、
諸々の手間ひま作業まで考え併せ、
純正スクリーン比の天地フル表示など、まずありえないと今頃にしてようやく悟る。
結果的には、別にGDCSで観なくても、
全国に数多(あまた)展開する、
デジタル/レーザーIMAX館のビスタ固定スクリーンでも遜色はない。
というわけで、
どうしても純正IMAXに頼らなければならない映画は、
昨今では『バズ・ライトイヤー』のみに尽きるといえた。
さてでは、肝心の『ソー:ラブ&サンダー』の作品内容の感想は?
本作の主人公、クリス・へムズワースが演じるマイティ・ソー登場作品で初見は、
『アベンジャーズ』(2012)だったため、
ソーとロキ(トム・ヒルドストン)兄弟が不老不死の神々だというのは、
映画を観ながら、そういうキャラなのねと理解した。
その後も、
『マイティ・ソー』(2011)
その続編の『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013)
を未見のまま、
同シリーズは3作目の『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)だけ鑑賞。
ディズニー試写室で初鑑賞だったが、
どうして2017年にこの一本だけ試写状が来たのか、今でも謎。
こうしてようやく、
『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)を鑑賞。
後追いネット配信で鑑賞。
というわけで、今ではマイティ・ソー映画に抜け/見逃しはなくなったわけだが、
実に3〜5年ぶりのソー関連映画新作のできばえは?
私は『バトルロイヤル』のぶっ飛びぶりや突き抜けようにエラく感心したので、
同じ方向性で展開するであろう『ラブ&サンダー』にも大いに期待した。
冒頭。
通常は映画会社のタイトルで始まる本編映像が、
『スタートレックV 新たなる未知へ』(1989)を想起させる情景で始まったため、
「これは予告編でしょ。『DUNE』パート2かなあ」と思っていたが、
いつまで経ってもそのまま話が進み、
「ああ、これが『ラブ&サンダー』の本編なわけね」と意表を突かれた。
でもって全体を見終えての感想は、
「まあ、こんなもんじゃないですか」
※私は睡魔に襲われず、寝落ちしなかった映画の評価は高くなります。
実に久々にスクリーンで近影を拝んだジェーン・フォスター役のナタリー・ポートマンや、
『ダークナイト』三部作のDC映画から
MCU(マーベルシネマティックユニバース)への編入組、
ゴア役のクリスチャン・ベイルのはじけた演技を堪能はしたが、
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの残党(ガモーラ以外)とのからみに始まり、
『エンドゲーム』でブヨブヨの肥満体に堕したソーも筋骨隆々のギリシャ彫刻体に戻ってお見事。
ちょっと期待外れだったのは、ジェーン・フォスターに座を譲ったヴァルキリー(テッサ・トンプソン)の出番と活躍が少なかったことぐらいか。
ポートマンも小柄のはずが、テッサはさらに小柄でビックリ。
それほど不満はない一方で、
『エンドゲーム』で一区切りだったMCUに、
その後もつきあい続けるのってさすがにどうなのよ的風潮もあり、
なかなか以前のような熱狂的支持は得られないようですが。
先週のIMAXが、『ライトイヤー』と『エルヴィス』を平行上映したように、
今週は『ソー』と平行上映で『トップガン マーヴェリック』がIMAX上映されている。
この夏の最大ヒット作は、
『マーヴェリック』で確定のようですね。
今回は以上です。