『バズ・ライトイヤー』IMAX
2022/7/5 池袋グランドシネマサンシャイン シアター12 F−18
最近は猛暑/酷暑や身を取り巻く周辺事情で、
ブログ更新が停滞気味です。
本原稿も、あと1日しか余裕のない本日ではなく、
もっと前に公開できれば良かったのですが、
結果的にこんなに手遅れになってしまいました。
さて、本日のお題の『バズ・ライトイヤー』
(原題は“LIGHTYEAR”)
6/17から先行公開のアメリカ本国で記録的大コケ。
となると日本公初日の7/1の興行も思わしくなく、
通常なら数日前に完売となる池袋GDCS(グランドシネマサンシャイン)の予約状況もユルユル。
(※憶測で書いており、実際に7/1の空席状況はチェックしてません)
公開5日後の火曜日の私の鑑賞日なんかスカスカチョボチョボ、
メッチャ余裕で席が取れましたとさ。
さてさて、最近はわざわざ池袋まで行かずとも、
ほぼ同程度か、音響面では勝るIMAX館が、
新松戸にあると判明した…はずだったのに、
なんでまた池袋に復帰したのか?
答は、『バズ・ライトイヤー』IMAX版は、
純正スタンダード(1.43:1)比率対応、
2022/06/26
つまり日本全国ただ2箇所のIMAXレーザーGTテクノロジーの、
- 109シネマズエキスポシティ
- 池袋グランドシネマサンシャイン
純正スクリーンサイズの天地フル表示がある、とのことで、
「これは上映中にぜひとも体験しなければ」と、
条件が整った7/5の火曜日に、ようやく鑑賞。
はてさて、なんとこの記事を更新した7/7の木曜日には、
IMAXフル表示上映の機会が終わってしまい、
翌7/8からは、『ソー ラブ&サンダー』に取って代わられてしまう、
まさしく「余命わずか1日」の、『バズ・ライトイヤー』IMAX字幕版の感想は?
何の文句もありません!
満足と感動で鑑賞を終えました。
最大の関心事、
IMAX天地フル表示については、
冒頭のタイトル画面は通常スクリーンサイズのビスタ固定だが、
バズの任務報告日誌を読み上げながらの地上ミッションからしばらくは、
ずっとフル表示で冒険の臨場感が高まる。
その後も、時折ビスタ固定に戻りはするが、
広大な空間が見せ場になると再び天地フル表示となり、
これはやっぱり池袋GDCSで観て良かったなと。
——と書いたからとて、
「なんだ。今日見に行けるわけないんだから、もう『バズ・ライトイヤー』なんて見なくていいや」
なんて思うなかれ。
私は「いい予感」しかしなかったこともあり、
立て続けに『バズ・ライトイヤー』吹替版通常スクリーン上映も見たが、
2022/7/5 池袋グランドシネマサンシャイン シアター3 G−13
どちらも途中で全く眠くならずに、同じところに感動し、
同じところに涙して、満足感たっぷりで鑑賞を終えた。
テンポ良く物語が進み、
無駄な引き伸ばしや中だるみもなく、
予想外の展開の連続に心揺さぶられ感動の涙を流し、
全編に流れ通しのマイケル・ジアッチーノの音楽に、
「たとえジョン・ウィリアムズが映画音楽の作曲を完全引退しても、ハンス・ジマー調でなく、彼の流れをくむ曲調は、この人が継承してくれるから大丈夫」と確信した。
でもって、例によって「この映画をけなす人の気が知れない」と、
Yahoo!映画レビューやYouTube レビュー動画を閲覧したら、
まあひどい。
みんな全米大コケという事前情報から、
「きっと駄作に違いない」
「なにか落ち度があったはず」
という歪んだ先入観で鑑賞し、
思わず「そこ?」と呆れるような点をあげつらって、
「だからダメ」「ここが不満」って、お前ら気は確かか?
しいて無理やり挙げれば、
イジー(吹き替え版の声は今田美桜)が、普段は決してミスをあげつらわずに寛大なのに、
自分のミスには厳しいときのセリフ
「私がやったことだから」
の「私」は「自分」の方が適訳だとは思ったが(字幕/吹替共に)、
とにかく『ダークナイト』(2008)の頃から、石田泰子の字幕には、正直あまり感心しない。
ハイパースピードの漢字置き換えも、読み音は同じなれど、
超“高”速よりは超“光”速の方が適訳だろうし。
——って事には誰も指摘がないのに、
「この映画を観て、アンディが本当にバズのおもちゃを買いたくなるのか」
なんていう、どーでもいい原則論に立ち帰る奴らの気が知れないよ。
皆様もヘンな周辺情報に惑わされず、ご自身の判断で映画をご鑑賞下さい。