地獄の耐久レース『Malu 夢路』 | アディクトリポート

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11/13(金)公開

『Malu 夢路』

2020/10/23 六本木の試写

 

 

 

人々の嗜好は千差万別。

何であれ作品(映画/小説/漫画等々)は、

作る方(作者)は良いと思って作ってるんだから、

支持共感する人もいれば、

反感や拒否反応を示す人もいる。

 

たとえば、今あなたが読んでいる、このブログ。

 

この前、

映画『罪の声』を、かなり褒めた

 

ところが映★画太郎さんの

このブログ記事(『罪の声』 昭和パッチワーク)によれば、

 

 

同じ映画なのに酷評の嵐。

 

しかし内容を読めば、

なるほど頷けることだけで、

筋立てが気に入らないと言われても、原作小説を改変してなければ、

映画だけの責任ではあるまい

——という点を除けば、

酷評はなんら破綻していない。

 

というわけで、同じ映画を取りあげたって、

人によって感想は異なり、正反対になったりする。

 

このブログに話を戻して、

おかげさまで

フォロワーが順調に増えちゃいるが、

時折、一人、また一人と離脱していく。

 

なにか失望させたのだろうか…

 

その人がフォローしたての頃と、フォロー解除の時で、

ブログの内容はどう変わったのだろうか。

 

おそらくフォロー解除の人と、

嗜好が合わなくなったんでしょうね。

 

Apple/Mac関連記事が途絶えたので、

その筋の読者が離れたのか…。

 

そこで取り繕(つくろ)うように、

ドサクサ紛れに、

最新事情動画をいくつか貼り付けてみたりして…


2020/11/11

 

2020/11/11

 

2020/11/11

 

 

 

あるいはもしかして、ひょっとすると、

本日のおつとめとかが、見かぎられる原因なのかも…

 

2020/11/11

 

これと同様に、

映画の嗜好にも、合う合わないがあって、

外国映画監督が日本人俳優を起用する場合、

話題に頼って、作品の内容にまったく寄与しないことがよくある。

 

ハーフェズ ペルシャの詩』(2007・日本公開2008)

なんかが典型です。

 

 

水原希子、

永瀬正敏が出演していることぐらいしか、

観客への訴求ポイントがない、

『Malu 夢路』も、

『ハーフェズ ペルシャの詩』と大同小異。

 

第33回 東京国際映画祭 2020/10/31〜11/9

  • TOKYOプレミア2020
  • 国際交流基金アジアセンター共催上映
Malu 夢路
Malu[无马之日]
監督:エドモンド・ヨウ[楊毅恆]
  • ヒューマンドラマ
作品解説
謎めいた詩情とともにマレーシアと日本を往還する、美人姉妹の永年の確執の物語。『アケラットーロヒンギャの祈り』でTIFF2017コンペ監督賞に輝くE・ヨウの日・マ合作。永瀬正敏・水原希子出演。音楽は細野晴臣!

 

試写当日は、

『スパイの妻』

お次に、

『きみの瞳が問いかけている』を観て、

どちらにも満足、

ちっとも眠くならなかったのに、

『Malu 夢路』は開始5分で「これはダメだな」と眠りに落ち、

目覚めたら、「あっ、水原希子が出てる」

また眠りに落ち、再び目を冷ますと、

「あっ、今度は永瀬正敏だ。

そういやこの前、『さくら』にも出てたな」

と漠然と画面をながめているうちに、

「1時間52分か、長いなあ、キツイなあ」は、

眠っていた時間も長くて、

意外と早めに終わった。

 

マツジュンのセフレ葵つかさを、

マレーシアチックに変換したような顔つきの女優が、

淡々と演技しているんだが、

とにかくつまんなくってさあ。

 

 

 

 

同じような思いで過ごした

『ヴィタリナ』でも、

けっこう評価する人がいるみたいだから、

『ヴィタリナ』に耐えられる人なら、

本作『Malu 夢路』も、

あるいは

『ハーフェズ  ペルシャの詩』だって

 

堪能し、作品にドップリと浸りきれるかも知れませんよ。

 

 

 

 

 

 

もうこれだけ書けば察しがつくと思うが、

別の観点からの、もう一つの例も。

 

11/2の月曜日、

試写『花束みたいな恋をした』の前に、

この映画は面白かった!

 

時間調整で東京を散策。

 

お台場ガンダムベースでは、

まだバウンドドッグは正価で販売されていた。

 

 

 

日比谷/銀座あたりを散策していると、

TOHOシネマズシャンテで、

『Malu 夢路』近日公開の告知が出ており、

もう公開(11/13)かあ…試写(10/23)からあっという間だな、

と驚いた。

 

たしか試写も2回しか実施されてなかったし…

 

(日比谷)シャンテといえば、

とにかくなにしろ、ひたすら爆睡。

「秘宝」で柳下毅一郎氏が、その年のベストに挙げていたのがさっぱり理解できない、

アワーミュージック』(2004)もここで公開だったよなあ。

こんな世評ですが…。

 

 

 

 

もしかして、シャンテの上映作品選定って、

「わざと」なの?

それとも私への「嫌がらせ」?

 

とにかく、シャンテで上映される映画は、

私の嗜好には合いません。

 

同館に日頃入り浸り、通い詰めの方なら、

『Malu 夢路』もぜひどうぞ。

 

そうでない人には、

『Malu 夢路』の鑑賞はおそらく、

地獄の耐久レースとなることでしょう。

 

 

 

公開初日の、13日の金曜日にでも駆けつけるのがふさわしいかも知れません。