今日の日経新聞では、リチウムイオン電池の寿命が2020年に2倍になるということ。これはある意味エネルギー革命かもしれない。
これをきっかけに一気に電気を中心にした社会に転換する可能性がある。
例えば自動車の世界では、これまでのEVのボトルネックは、充電場所の少なさ・充電時間の長さ・航続距離の短さ。
で、この3つはすべて繋がっていて、航続距離の長くなればなるほど、充電場所は少なくていいし、・充電時間の長さも長くてもよくなる。
今回の電池革命は、航続距離が2倍になるということだから、充電場所も時間も半分で済むということ。そして2倍になるとうことは、テスラという例外除き、ガソリン車並みの航続距離になるわけだから、ガソリンスタンドと同じ水準で電気スタンドが増えれば、充電時間の長さの問題だけ。
一方で、燃費は夜間電力を活用すれば同じクラスのガソリン車の3倍ぐらいになるらしいので、電気自動車はこの時点で、経済的にも一気にガソリン車よりも優位。
ということで、政府や環境問題の後押しがなくても、電池革命によって一気に普及するかもしれない。
一方で、蓄電能力も倍になるわけだから、砂漠の太陽電池で、電池搭載の蓄電池タンカーに充電して、各国で利用するなどのことも可能になり、石油・石炭も需要がだぶついて安くなり、とエネルギーコスト革命、さらには地政学革命が起きるかもしれない。
そしてそもそも原発自体不要になってしまうかもしれない。