〈横浜中華街・春節燈花〉
〈横浜中華街・春節燈花〉
〈横浜中華街・熊猫飯店の店頭のパンダ〉
前回は、2月10日に春節(旧正月)が始まった横浜中華街で、新垣結衣さん主演のTBSドラマ『逃げるは恥じだが役にたつ』第6話のロケ地になった『熊猫(パンダ)飯店』で、グルメリポーターの石塚英彦さんも食べ『まいうー!』と言ったという看板メニューの中国浙江省鎮江の黒酢を使った「黒酢豚セット」を食べた話を書きました。
2月11日は、横浜中華街で食事をした後、横浜市営地下鉄『上大岡駅』近くにある高野山真言宗大久保山自性院の『涅槃会(ねはんえ)・涅槃図(ねはんず)絵解き会』に行きました。
『涅槃会』とは、お釈迦様の命日の法要のことで、『涅槃図』とは、お釈迦様が亡くなる時の様子を書いた絵のことです。
大久保山自性院は、今から900年前の平安時代創建の寺院で、平安時代末期、京都御室の仁和寺から院号『自性院(じしょういん)』を賜った古刹です。現住職の山本高寛師が39世になります。
〈昨年の涅槃会・涅槃図絵解き会〉
自性院には、天保13年(1842年)正月、第27世住職尭禅僧正がもたらした『涅槃図』があり、修復した機会に『涅槃会・涅槃図の絵解き会』を開いており、今年で3回目になりました。
〈自性院本尊の地蔵菩薩像:自性院より〉
『涅槃図の絵解き』は、お釈迦様の亡くなる時の様子をもとに、お釈迦様の生涯や説法などについての話から仏教の概要を信徒に教える行事でした。
〈自性院の弘法大師像:自性院より〉
私は、お釈迦様の仏教というよりは、弘法大師の密経の信徒なので、実際、お釈迦様についてはよく知りません。今回、たいへん興味ある内容なので、参加させていただきました。
〈自性院の涅槃図:自性院より〉
あ
午後2時から本堂で、『涅槃会』の法要がありました。その後で、ご住職からお話がありました。元高校教師というだけに、たいへんお話が上手で、分かり易く感心しました。
そして、私の『涅槃図』の知識が、江戸時代の絵解きから出た俗説であることが分かりました。
〈摩耶夫人尊:天上寺より〉
『お釈迦様が病気で危篤になった時、天上界から母親の摩耶(マーヤ)夫人が駆けつけ、どんな病気も治すことの出来る薬を投げ下ろしました。ところが、薬袋は沙羅双樹の木に引っ掛かってしまいました。それを見てネズミが取りに行ったのですが、猫に邪魔されてしまいました。これが理由で、お釈迦様は亡くなったので、涅槃図には猫は絵描かれません。』というのが、私の知っている話でした。
〈釈迦如来像:大報恩寺より〉
この話をご住職にすると、絵描かれているのは、沙羅双樹に引っ掛かった薬袋ではなく、錫杖にぶる下げた托鉢(たくはつ)に使う鉢でした。そして、自性院の『涅槃図』には、猫がいました。全く、私の知っている話は、俗説に過ぎませんでした。
〈自性院勘九郎地蔵尊〉
自性院境内には、村を疫病から救った霊験新たかな勘九郎地蔵尊がありました。人間の歴史は、いつの時代も疫病との闘いでした。
〈お土産にいただいたうさぎ饅頭〉
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黒猫クロちゃん第26話「春一番」
〈2月15日:ベンチに座るクロちゃん〉
2月15日の木曜日の朝、クロちゃんが公園で私を待っていました。この日は、春一番が吹くと予想された日で、朝から気温が高くなっていました。クロちゃんも暖かくて身体が楽だったのでしょう。久しぶりに公園に様子を見に来ました。
〈2月15日:ご飯を食べるクロちゃん〉
昨年は、ちょうどユズちゃんが姿を見せなくなった時でした。クロちゃんは、毎日、毎日、ユズちゃんを待っていました。あれから『さくらの公園』は、クロちゃんだけになりました。1年は早いものですね、