「やさしい中学歴史」について | やさしい社会ブログ

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受験の観点から皆さんに特に役立つを情報を提供します。

 

7月に出た拙著です。

見た目、分厚いので、引いてしまうかもしれませんが、これは先生と生徒二人の会話形式にしたためで、サクサクと読めると思います。

特に留意した点は、

1、教科書、参考書にはサラッと触れられているため、小・中学生にはわかりにくい点で、かつ歴史理解に必要不可欠な点は、必要な限度で掘り下げたこと

たとえば、

①江戸時代で幕府の財政赤字を解消するための、享保の改革、寛政の改革、天保の改革が失敗したが、なぜか?従来の教科書、参考書の類には書いてないが、拙著にはバッチリ書いてあります。なぜ、江戸幕府は慢性的な赤字に苦しんだのかを説明しました。

江戸幕府がつぶれたのは、黒船などの外圧もありましたが、それ以前に商業資本に敗北していたのです

②明治維新をなぜやったのか、従来の教科書を読んでもよくわからないかもしれません。

これは海外の植民地になるのを防ぐためです。ロシアは極東の中心都市としてウラジオストック(意味は「東方征服」です。これなんか教科書に載っていないと思います)を建設し、満州、韓国、日本というルートで侵略し、不凍港を得ようとしました。シベリア鉄道がウラジオストックまで引かれる前に日本は近代国家になる必要がありました。それを成し遂げたのが我が国、日本です。日本の輝かしい歴史です。

近代国家とはなにか?シベリア鉄道との競争などの視点で明治時代を描いたのは少なくとも参考書、教科書の類では本書が初めてではないでしょうか?

③日本史の最大の暗黒部分、それは、「なぜ、米英と戦ってしまったのか?」です。あの戦争で、日本は敗戦国になり、国際的地位を失いました。戦争は勝つ場合にのみやるべきなのです(ただし日露戦争は植民地化を防ぐための戦争であり、仕方なかった)

拙著では何度も「引き返す」チャンスがあったことが述べられています。

まず、リットン調査団、満州事変、開戦直前にスパイから入ってきた必敗の情報、軍部には大した成算のないことなどです。

④戦後の日本の分岐点にバブル崩壊があります。教科書・参考書の範疇を超えて、詳論しました。授業での「なぜバブルが崩壊したのか?」という質問は、まさにあるあるですよね、ご同業の皆さん(笑)。

 

2,ごろ合わせには賛否両論があると思います。曰く「語呂合わせは、本質の理解を妨げる」など。しかし、本書では「箸休め」の意味で、取り入れています。

 

単なる事実を羅列した本ではありません。本書は日本の視点から見た歴史書です。日本の歴史から学び、日本人として正しい行動してほしいという願いがこもっている、いわば血の通った本です。

一応中学生向けですが、中学受験生、あるいは大人の学びなおしにもぴったりです。

 

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