ミルク工房四季の自然放牧ジェラート
帰りは「いわみ温泉」に入って帰ろうと、温泉のある香木の森公園に入ってしばらく行くと、「自然放牧ジェラート」という看板があり、牛の模様の旗が立っていたので、引き寄せられるように立ち寄ってしまいました。
自然放牧シックス・プロデュースが経営するミルク工房四季というお店でジェラテリア・カフェ Mui ミューイ と書いてありました。
入口にメニューが貼ってありましたが、どれも美味しそうなものばかりです。
店内はこんな感じで、テーブルが1つと、長いすのカウンターが2つというこじんまりとした空間でした。屋外にも長いすや、パレットを積み重ねた机がありました。
「ピーチ風味トマト」と「古代米甘酒」と「有機栽培チョコレート」のトリプルにしました。トマト味のアイスは初めて食べましたが、完熟トマトの味にうっすらとピーチ風味があり絶妙の味でした。古代米甘酒も有機栽培チョコレートもとても美味しかったです。
一緒に頼んだブレンドコーヒーは、エスプレッソに近い味で、甘いジェラートにぴったりでした。
水はセルフサービスになっていましたが、「ラベンダー水」と「地下水」がありました。
シックスプロデュースの「四季のめぐみ」は、日本で数件しかない、牛舎のない完全自然放牧でのんびり育てた牛から、仔牛に与えられる牛乳からつくった完全天然牛乳だそうです。洲浜正明さんという方が経営している牧場の牛乳で、テレビ「知っとこ!」や「情熱大陸」でも紹介されたそうです。
稲積家の土間で石見こども神楽
意見交換会の後は、稲積家の間口3間、奥行き5間の土間にセットされた特設ステージで、石見子供神楽「悪狐伝(あっこでん)」が上演されました。
このようは神楽を無料でしかも歴史的古民家の土間で見られるなんて、すばらしい事です。
美しい姫様が、お面を被ったキツネには早変わりしたのにはびっくりしました。
そのキツネが観客席まで出てきて大暴れしました。この演出は、子供たちが自分で考えたそうでうす。
キツネの本性を現した姫様を無事退治して、舞台が終わりました。
小学校1年生から中学3年生まで12名でやっているそうです。惜しみない拍手が送られました。
稲積家利活用の意見交換会
午後1時からは、机を片付けてだるま座になって、稲積家利活用の意見交換会が行われました。
司会進行は大沢匠先生です。パネラーは4名でした。1人目は㈱地域再生工房社長の吉岡健二郎さんです。吉岡さんは、セコム山陰(松江市)の社長でもあるそうです。㈱地域再生工房は、島根県内の経営者らが、昨年11月、過疎化が進む中山間地の活性化を目指した新事業会社だそうです。使われなくなった古い民家をリサイクルして宿泊所などにしたり、解体して建材として販売したり、特産品販売などで大都市とヒト・モノ・情報の交流を増やし、Uターンなどを促しているそうです。県内では急速に高齢化が進んでいる集落が多いため、ビジネスで過疎地の活性化を支援しているとの事でした。
2人目は当主の稲積慎吾さん。
3人目は、日本民家再生リサイクル協会 前代表理事で情報誌「民家」編集長の清沢和弘さんです。
4人目は島根県土木部建築住宅課住宅企画グループリーダーの安部茂さんでした。
吉岡さんからは島根の民家の本「しまねの家」の紹介がありました。
地域に根付いた茅葺き屋根の民家や、昔の暮らしぶりについて詳しく書かれていました。
さらに吉岡さんからは学童保育やデイサービスに活用されている各地の民家の事例報告があり、稲積さんからは、体験農園のある宿泊施設、古文書研究やギャラリーなどにも使えないかとの話がありました。安部さんからは、古民家はクーラーいらずの省エネ住宅であること、大工の技術の継承が問題である事、200年住宅を提案している事などの話がありました。清沢さんからは、JMRAから2巻発行された民家再生の設計事例について話があり、移築再生から現場再生に移行しているとの説明がありました。
意見交換会では、倉敷から来た女性の宿泊施設として利用する提案、邑南町文化財保護審議会の方のお話、福岡から見えた古民家を買って活用を考えている方のお話、江津の都野津で江戸時代の家を活用している方のお話など、非常に興味深い話を聞く事が出来、充実した会となりました。
島根県邑南町の登録文化財 稲積家室内
民家再生ワークショップ第1回 稲積家の着工を祝う会
開会の11時近くなったので玄関に戻ると、日本民家再生協会(JMRA)事務局長の金井さんがいらっしゃいました。1月31日に行われた沼隈民家見学会
以来です。玄関を入ると間口3間、奥行5間の土間がありました。上を見上げると、土間の上部に巨大な梁が縦横に組まれていました。この地方の典型的な民家の造りだそうです。
まずは金井事務局長の挨拶です。稲積家の再生は、日本民家再生協会(JMRA)が、国土交通省の地域木造住宅市場活性化推進事業費の交付を受け、「古民家が持つ環境共生機能を高めた「手の届く」古民家再生事業」と銘打ち、再生事業を行うことになったそうです。
続いて施主の稲積慎吾さんから御挨拶がありました。稲積さんは横浜市に勤務されていたのですが、2006年に会社退職を機にUターンし、1844(弘化元)年に建てられたというこの家の再生を考えたそうです。完成後は宿泊施設などの活用策を模索し、町おこしにつながればとおっしゃっていました。
その後、施工を担当される㈱尾川建築設計事務所の尾川隆康社長のあいさつがありました。石見銀山群言堂の
ブラハウスワークステーション
を手掛けられた方です。稲積家の再生は2月完工予定だそうです。続いて本題に入り、「稲積家のこれまでとこれから」と題して、大沢匠先生から調査結果報告と再生計画の説明が始まりました。
40名くらいの人が参加していました。いつものように元NHKカメラマンで、ビデオプランニングの田村泰男さんによるビデオ撮影
や、中国新聞の記者による取材
もありました。
平成19年の9月に、主屋と、二つの蔵と門の4棟が、JMRA民家お助け隊や中国地区の協力で有形登録文化財になったとの事です。島根県では60件目ですが、民家としては数件ではないかとの事でした。
大沢さんから、稲積家の歴史や、構造の特徴、再生計画などについて詳しく説明がありました。皆さん熱心に聞いていました。
この写真は明治中期頃のものではないかとの事です。家の前には8代目当主が立っており、右側には牛が写っていました。
明治31年の写真だそうです。主屋は、幕末1844(弘化元)年の建築で、明治末に茅葺きから瓦葺きになった事が、この写真から判明したそうです。
この事業は、古民家の再生工事にとどまらず、周辺住民、地元の工務店等実務者などを対象としたワークショップや見学会を開催する事業も含まれているそうです。
そこで、民家再生の手法をわかりやすく解説し、「手の届く」民家再生をより身近にすること、また稲積家の今後の利活用を検討することを目的に、今後、数回の再生ワークショップを実施するとの事です。10月末に大黒柱の建て起こしをテーマに、また11月には土(左官の技術)をテーマに、それぞれワークショップを予定しているそうです。再生が終了する予定の2月には、お披露目を兼ねたミニシンポジウムを計画しているとの事でした。出来る限り参加したいと思っています。








































