今回はアマプラでこの作品をレンタルで鑑賞
『生き人形 エリーゼの遊び相手になった代償』
卒業旅行に誘われているのに貯金がないアナ
彼氏アレックスが見つけた求人広告にあった
"子守り"のバイトをしようと面接を申し込む
ところが運悪く?パーティーの準備と重なり
親友ウルスラに"遅れる"と面接場所を伝え。。。
アナは早く終わらせようと指定された建物へ
雇い主が所有するフロアへ行き玄関を入ると
そこには"人形"に囲まれ暮らしている老婆が
(どこか胡散臭い?)
(ん?後ろに誰かいいる?)
「ピアニストをしているの」そう話す老婆は
コンサートが間近でその準備でよく家を空け
留守にする間"エリーゼ"の世話を頼みたいと
お茶を飲み話をする間にアナを気に入った?
老婆は仕事の時間や給与について細かく説明
さっそくエリーゼに会わせると彼女の部屋へ
可愛らしく飾り付けられた子供部屋には。。。
ビスクドールのように着飾った大人の女性が
(エリーゼは子供じゃない?)
え?"子守り"の仕事と聞いていたアナは困惑
何か事情がありそうなため仕事を辞退するが
飲んだお茶に一服盛られた?意識が遠のいて
アナと連絡が取れなくなり心配なアレックス
ウルスラを訪ね事情を説明するそんな一方で
目覚めたアナは椅子に動けないよう拘束され
ドールのような衣装に着替えさせられていた
飲まされた樹液で声帯が腫れ話もできず。。。
(効果時間は不明のよう。。。)
嬉しそうに新品の匂いがすると微笑む老婆は
"新しいお人形"と遊ぶようエリーゼに告げて
夜も更けた頃に誰かが訪ねてきた気配がする
と、まるで子供のように振る舞うエリーゼが
部屋のドアを開けて外の様子を伺っていると
夜の静寂をやぶり携帯の着信音が響き渡る!
「ママが怒っている!」と怯えだすエリーゼ
そこに現れた老婆が持ってるのはアナの携帯
(こんな時間に誰からかしら?)
心配するアレックスからの着信だったけれど
老婆はアナに見せつけるよう棚の上に置いて
何度電話をかけても呼び出し音が鳴るだけで
困惑するアレックスは知人に電話をかけると
アナだけでなくウルスラもいないと教えられ
そこで"求人広告"に書いてあった番号に電話
電話に出た老婆にアナが面接に来たか問うと
老婆は約束の時間に来なかったとウソをつき
(しらじらしくウソを。。。)
電話を切った老婆はエリーゼの部屋へと行き
アレックスから電話があったとアナに告げる
するとお人形(アナ)と遊ぶのは明日にして
早く寝るよう老婆がエリーゼを促していると
他の部屋から音がして老婆が飛び出してゆく
誰かいるのか?口汚く罵る老婆の声が聞こえ
「口だけでなく目も縫い付けてやろうか!」
恐ろしい言葉にガタガタと震えるエリーゼは
(悪い子?他にも誰かいる?)
戻った老婆が二人に睡眠薬をのませる一方で
アレックスは警察に相談して事情を説明。。。
と、ここから物語は思わぬ事態へと展開する
夜中になりエリーゼが発作を起こし暴れ始め
押さえようと近づいてきた老婆を突き飛ばす
倒れた老婆は打ち所が悪くそのまま息絶えて
「ママ!ピアノを弾いて!ママ!」
老婆に寄り添い狂ったように叫ぶエリーゼと
拘束されたまま二人きりになってしまうアナ
(老婆がここで死亡!)
エリーゼが混乱する隙に拘束を解いたアナは
老婆が置いた携帯を手にしアレックスに電話
ところがまだあの樹液の効果で声が出ず。。。
それでもアレックスはその着信に気がついて
一方で"ママのピアノ"が聞きたいエリーゼは
肉切り包丁で死んだ老婆の肘の部分を切断!
肘から先を持ち指を何度も鍵盤に叩きつけて
すると部屋から出たアナの姿を見たエリーゼ
(ママのように振る舞い)
と、これまで老婆が"人形"にしてきたように
切断した腕でアナを殴り気絶させたエリーゼ
お仕置きのためズルズルと風呂場へと運んで
ここでアレックスが電話をかけなおしたため
アナが落としてきた携帯の着信音が響き渡る
廊下に戻り鳴る電話にエリーゼが出る一方で
気がついたアナがバスタブの中を覗き込むと
そこには口を縫われて沈められたウルスラが
(訪ねてきたのは彼女だった)
アナの失踪を聞き駆けつけたのが運の尽き?
そこに電話を切ったエリーゼが戻ってくると
逃げようとするアナと激しく争い掴みあいに
しかしまだ朦朧とするアナは捕らえられ。。。
その頃、電話を切られたアレックスは警察へ
変な女がアナの電話に出たと必死に訴えるも
48時間過ぎないと動けないと言われてしまい
失踪した大体の場所は分かると食い下がると
(ごもっとも。。。)
仕方なくアレックスが自分で探し始める一方
捕まえたアナを人形のように扱うエリーゼは
老婆。。。ママがしてきたように振る舞い始め
いつも飲まされてた睡眠薬をビンごと飲ませ
そのほとんどを吐き出すも朦朧とするアナを
威圧的な強い口調で責めたて罵るエリーゼは
アナが逃げないよう片手片足をベッドに拘束
金槌を手にしてアナの両足の骨を殴り砕く!
(これでずっとお人形と一緒。。。)
アレックスは再び求人広告の電話番号に電話
と、電話が鳴り部屋を出て行ったエリーゼが
電話に出てアレックスと話をする声に気づき
目覚めたアナが「助けて!」と大声をあげる
すると電話を投げ捨て部屋に戻ったエリーゼ
寝なさい!とアナを殴り。。。抱きしめて眠る
ここで枕元の壁に掲げた十字架に気づくアナ
腕を伸ばし十字架を掴むと寝てるエリーゼを
(ガツン!ぶん殴る!)
-ラストシーン-
殴られたエリーゼが動かないのを確認すると
拘束されている方の手足の紐を解いたアナは
ベッドから転がり落ち床を這って電話の側へ
ぶら下がる受話器に「助けて!」と叫ぶアナ
するとエリーゼが電話を切らなかったために
電話口の向こう側でアレックスが聞いていて
今すぐ行く。。。その声に安堵するアナの背後
(金槌を振りかぶるエリーゼが!)
うぁぁぁ!で、画面は暗転。。。エンドロール
"子守り募集"のバイトの面接に行った主人公
そこで待っていたのは老婆と。。。彼女の娘!
って、"生き人形"なんてタイトルだったので
てっきり稲川淳二さんのめっちゃ怖い話とか
長澤まさみさんの「ドールハウス」だとか
そっち系の話なのかな?と思って観ていたら
"生き人形"に怖い目にあわされるのではなく
監禁され"生き人形"にされちゃうパターン?
ま、設定としては肩透かしを食ったけれども
狂気を感じさせる物語はバッチリ恐ろしくて
スペイン映画だけあり痛々しい残酷描写から
胸糞悪い演出なんかも盛り込まれていました
ただ、老婆と娘の関係やそれに至る経緯など
ちゃんと描かれていないところはモヤモヤ?
最後に判明するのかな?なんて思ってる矢先
老婆がいきなり途中退場しちゃいますからね
とはいえ、分からなくても特に問題はなし!
雰囲気と映像だけでも十分に楽しめましたよ
ちなみに主人公アナが性格も素行も悪いとか
アレックスとウルスラが浮気していただとか
ドラッグの売買とかそんな話もありましたが
本編と特に関係ないので端折っちゃいました
血と狂気で彩るけどあの"生き人形"と無関係
むしろ人形はほとんど映らなかったこの作品
興味のある方はアマプラのレンタルでぜひ!
アマプラに"CM"が入るようになりましたが
冒頭で30秒前後のCMはまだ仕方ないとして
途中で2分のCMが入るのは長すぎてキツイ!
長くても最初と最後に変更してほしいですよ