CAPE FEAR

1962年アメリカ映画 白黒 106分

監督 J・リー・トンプソン

出演 グレゴリー・ペック ロバート・ミッチャム ポリー・バーゲン ロリ・マーティン マーティン・バルサム テリー・サヴァラス 

 

弁護士のサム・ボーデン(グレゴリー・ペック)は、妻ペギー(ポリー・バーゲン)と一人娘ナンシー(ロリ・マーティン)と幸せに暮らしていた。しかし、マックス・キャディ(ロバート・ミッチャム)という男が出所してから、その状況が急変する。重い性的犯罪を犯して長い間服役していた彼は、こうなったのも裁判でのサムの証言のせいだとして恨みを募らせていたのだった。そして早速サムの住む町へ現われ、復讐を開始するマックス。サムは一家を守るため、あらゆる対抗手段を講じる。しかし、ことごとくマックスにかわされるのだった……。

 

幸せだった弁護士一家を絶望に突き落としたのは、ある男の出所でした。一家の主の弁護士は、かつて自身の証言で、彼を刑務所送りにしたのです。出所した元犯人は、それを逆恨みして、一家につきまといます。その恐ろしさと言ったら……。勿論、弁護士は手をこまねいて見ているわけではありません。警察に相談しますが、警察はまだ何も起こらない状態では取り合ってくれません。その辺り、どこの国でも同じですね。こうして、彼は、自身で家族を守らなければならなくなります。

 

グレゴリー・ペックは、いつもの通り、正義の弁護士役。身体を張って、家族を守ります。ロバート・ミッチャムは、今までの役柄と違う悪役と言われましたが、その前に『狩人の夜』で彼の悪役を見ている私には、実に的確な役と思われました。とにかく執拗。見ていて恐ろしい。グレゴリー・ペックだけではなく、妻子も標的にしているところがずる賢く、卑怯と思いました。一度、こんな男に狙われたら、逃げるのは無理と思ってしまいます。ペックもあらゆる手を講じますが、手段を選ばないミッチャムにかわされてしまうのです。

 

奥さん役のポリー・バーゲンも好演しています。実は、その後、ミニシリーズの『戦争の嵐』でポリー・バーゲンは、ロバート・ミッチャムの妻役を演じています。

 

音楽は、ヒッチコック映画の担当バーナード・ハーマン。嫌~な感じが残る映画です。大好きなグレゴリー・ペックの映画ですが、この映画はあまり好きになれないです。

 

でも、作品としては名作です。

 

トレイラーです。