DENGEKI 電撃 (2001年) スティーヴン・セガール主演 | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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アジア映画に詳しくなかった私がアジア映画を観てます♪
ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

 

 

 

 

 

DENGEKI 電撃

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつも、ありがとうさんです…(^-^)ノ

 

師走だけあって何やかんか、じっくりブログが書けてませんあせる

でも、また書きますけどね。

 

この前『ロミオ・マスト・ダイ』(2000年)を観て、『DENGEKI 電撃』、そして『ブラック・ダイヤモンド』(2003年)の三作で、アンジェイ・バートコウィアク監督の「ヒップ・ホップ・カンフー三部作」だという話があったんですね。

でも、明石家いわしさんによると、ジェット・リーの『リーサルウェポン4』(1998年)の悪役ぶりに惚れた監督がリーをもとに作った作品らしく、後にいわれるヒップホップmeets.アクション三部作は後付けともいわれてるそうです。

 

それで、コメント欄でさんせんさんが、「電撃ぜひ観て下さい。」と仰ってくださって…さんせんさんは私にとって10年来のブロともさんです。

『仁義なき戦い』シリーズ(1973年)も薦めていただきましたし…いろいろ教えていただいてますし、自分が観てない映画をオススメしてもらったら素直に観たいところです。

 

そんなわけで15日に『DENGEKI 電撃』を観ました…カチンコ

 

 

スティーヴン・セガールさん…好きではないわけではないんですがあせる

2016年の8月に『イントゥ・ザ・サン』(2005年)を観てからご出演作を観てませんでした(>_<)

 

 

そのずっと前、暇だったらテレビで放送された時、セガールさんの映画を観ましたよ。

なんかベレー帽に…袖のない服だったりあせる

いち場面、覚えてるのは、役柄上、奥様と上手くいかなくなってて…事件現場で上司の人が、どないなってるん、君らはてなマークみたいに聞いたら「行き着くとこまで行きました。別れるしかありません」みたいに言うてはりましたなああせる

といっても、5作くらいじゃないかなあ、私が観たのは。

 

そういえばビースティ・ボーイズの「No Sleep Till Brooklyn」が流れた作品もありました音譜

 

 

で、感想を書くためにセガールさんについて検索したら、ちょっとビックリしましたよ(°д°)あせる

あのプーチン大統領とも親しいと言われ、2016年にはロシア国籍を取得したと…。

そんなんぜんぜん知りませんでしたが、なんか不思議というか、アメリカ人にもそういう人がいるんですね~。

 

で、ロシアとプーチンといえばウクライナ侵略で非難轟々なわけで、だったらセガールさん、やばいんじゃないの汗…と思ったんですが、でも…確かに今はロシアは悪い立場なんだけど…だからといって誰しもが関係を断ち切って敵視するという前提が強制されるのも世界平和、宇宙平和の観点から望ましいことではないですよね。

 

セガールさんも平和的な理念からロシアを好きでいたいという考えなのかもしれませんし、一概にアカンとは言えないのではないかと思いました。

戦争と、その状況を作り出している国、そして人は非難されるべきですが、ロシア全体が悪いと決めつけるのも未来的な視点ではないように思います。

ロシアがウクライナへの侵略をやめれば、また仲良くなれるよう努力も必要なのだと思います(ご家族、ご友人が戦争で亡くなった方々にとって戦争は忘れられない悲しみと怒りを残すものでしょうけれど…)。 

 

ともかくセガールさんの、そのロシアとの関係も最初はびっくりしたけど、私はそう考えることにしました。

 

 

『DENGEKI 電撃』ですが原題は「Exit Wounds」で…「出口の傷」でいいんでしょうか。

 

ジョン・ウェスタ-マンという作家さんの同名の小説が原作だそうで、『Exit Wounds』は『ラッキ-第13分署』という題名で講談社文庫から日本語訳も出版されてたそうです。

 

現職警察官を体験した著者が完全に描き切った、一癖も二癖もある制服警官の世界。15年間に食らった停職が7回、飲んだくれで、キャリア・ウーマンの妻にも見放されたオリン・ボイドが送り込まれたのは、警察の収容所列島と呼ばれる第13分署。だがそこにはむき出しの人間たちのドラマがあった――。

 

って ―― 映画化を観たばかりの私からしたら、かなり違うなビックリマーク

そのあたり経緯はわかりませんが、原作を映画化しようといろいろやってるうちに変わっていったのかなあ。

原作には潜入捜査やギャングの実態が書かれてたのかもしれない。

主人公が無頼漢なのもあったかもしれない。

 

それにしても日本でのタイトル「電撃」ってどっから来たのか。

あの警察で我慢比べみたいにやってる電気ビリビリからはてなマークあせる

 

映画は…デトロイト第21分署の刑事オーリン・ボイドは合衆国副大統領の暗殺を狙う右翼過激派グループから副大統領を救うが副大統領は泳げない人だったので大恥。

 

で、頑張って副大統領を救ったのに、やり方が荒っぽすぎて上司から怒られまくるオーリン・ボイド。

それでも全然反省せず、いつものことでしょ、ハィハィみたいな態度のオーリン・ボイド。

 

そんなんでオーリン・ボイドは市で最悪の第15分署に異動させられる。ボイドの新しい上司で、元内部監査担当官のアネット・マルケイ署長は彼の悪評を聞いており、不服従は許さないわヨと告げる。

 

そんなんでボイドはリンダさんが主催するグループセラピーに行くことになったが、椅子が小さすぎたのでもがいてやわクチャになったが、セラピー参加者でテレビのトークショーの司会者ヘンリー・ウェインは犯罪者集団を素手でやっつけたボイドに感心してしまうのだった。

 

 

で、ボイドは違法薬物の取引の現場を見つけてまた暴れたが、やっぱりそれも勇み足で、警察的にはすっごい迷惑なのでした。

 

みたいな話なんですが、そんなただただ思いつきで暴れて他の人たちを困らせてるだけの映画なはずはないでしょ。

 

行動型のオーリン・ボイドが刑事の経験と勘で、やはり犯罪を撃破していく話です。

 

映画としてはサプライズがあるので、そこまで物語を深く語ることは私はできないんですけど、でも、そんな難しい映画ではないですね。

 

私は真相やサプライズが面白かったし、いい話だと思いました。

 

いい話といっても、誰が悪人なのか判明していく中で、複雑な気持ちにもなったんですけど。

 

映画として感心したのはカーアクションで、それはさすがだと思いましたね。

街中をあんなけ車が暴走したら危なすぎると思いますが、映画なので問題なしビックリマーク

カーアクションの完成度はかなり高いと思いました。

 

ただ、2000年8月、撮影現場でスタントの失敗によりスタントマンのChris Lamonさんが亡くなったそうです。

あってはならない事故ですし、悲しいことですよね…。

 

で…スティーヴン・セガールさんのアクションですが、やはり理にかなったものなんでしょうね。

おそらくそれでセガールさんは人気なんだと思いますが、素手の戦いはリアルですよね。

日本の合気道や、セガールさんが体得している武術がベースなんですよね。

 

 

2021年に亡くなったDMXも『ロミオ・マスト・ダイ』に引き続き出てますが、もっと大きな役です。

彼が演じるラトレル・ウォーカーは違法薬物のディーラーなのですが…かっこいいですよね~。

しかもかなり強い。

 

DMXの人生も波乱に満ちたものでしたが、せっかく才能とカリスマ性に恵まれていたのだから、ラップと演技の世界に生きていけば良かったのに…。

DMXは幼少期に虐待を受けているそうなので、それが彼の人生を苦しめたのかもしれない。

だとしたら憎むべきは虐待という悲しい過去です。

 

 

後付けでも監督が三部作構想でやってはるので、キャストも『ロミオ~』とかなり重なってますが、中でもT.K.ジョンソンを演じたアンソニー・アンダーソンはかなりキャラを引き継いでますよね。

いちびり、お調子者、でも悪人、けど憎めない…みたいな。

 

アンソニー・アンダーソンさん…でも経歴を調べると、あまり好ましからざる面もある人物なので、ファンにはなれない…。

 

イザイア・ワシントンさん、マイケル・ジェイ・ホワイトさんも出ていてキャストは豪華なんじゃないですか。

 

 

でも女性キャラクターの扱いがなんだか、きつい汗

 

う~ん…ジル・ヘネシーさん演じるアネット・マルケイ署長…物語的にオーリン・ボイドとマルケイ署長の「歩み寄り」のような展開があって、お堅いだけの署長も、つい暴れがちなボイドも、お互いの短所を自覚しつつ、お互いの長所を認め合い、これからの仕事で一緒に頑張ろうね!!みたいな終わり方でも良かったと思うんだけどなあ…。

なんかもったいない。

 

あと、割と小さめの役でエヴァ・メンデスさんも出てはりますなあ。

 

 

性悪説的というか、おそらく当初は正義感から警察官になっただろう人物の残念な変節とか暗い要素もあるんですが、しかしやたらコミカルな場面も少なくなく、映画は痛快で安心です。

 

セガールさんは表情をくずさず、周囲のキャラが笑かしてくるのがいいですね。

 

主演が違うことで『ロミオ・マスト・ダイ』とはまた違う映画だと思いました。

実は暗さを抱えてるのは『ロミオ~』の方じゃないですか。

『電撃』も警察官による犯罪はかなり気の滅入るもののはずですが、映画はそこまで暗いものではありません。

 

強いて言えば登場人物が多めでゴチャっとしてはいるんですが、でもそれが欠点だとも言えないですね。

101分の映画でいろいろあって楽しかったです。

もうちょっと女性キャラクターも大事にしてくれたらなああせる

 

 

そういったわけで来年になると思いますけど、また『ブラック・ダイヤモンド』を観ますよビックリマーク

引き続きDMX、アンソニー・アンダーソン、トム・アーノルドが出てますね。

 

って感じでホント私は久しぶりのセガールさんでした。

 

さんせんさん、オススメありがとうございます☆⌒(*^-゜)v

 

新しく観てる映画もありますので年内、時間を作って感想を書きますので、よ、ろ、し、く~キスマーク

 

今日もおおきに、ありがとうさんです…(^.^/)))




DENGEKI 電撃


原題:Exit Wounds

韓国語題:엑시트 운즈


2001年製作/101分/アメリカ

日本公開:2001年8月11日
配給:ワーナー監督

 

監督 アンジェイ・バートコウィアク
脚本 エド・ホロウィッツ リチャード・ドヴィディオ
原作 ジョン・ウェスタマン 『Exit Wounds』(1990年)
製作 ダン・クラッチオロ ジョエル・シルヴァー
製作総指揮 ブルース・バーマン
撮影 グレン・マクファーソン
編集 デレク・ブレシン
音楽 トレヴァー・ラビン ジェフ・ローナ デイモン"グリース"ブラックマン

【キャスト】 (日本語吹き替え)
オーリン・ボイド - スティーヴン・セガール (玄田哲章)
ラトレル・ウォーカー - DMX (大川透)
ジョージ・クラーク - イザイア・ワシントン (伊藤健太郎)
T.K.ジョンソン - アンソニー・アンダーソン (桜井敏治)
ルイス・ストラット - マイケル・ジェイ・ホワイト (中田譲治)
ヒンジス本部長 - ビル・デューク (斎藤志郎)
アネット・マルケイヒー - ジル・ヘネシー (弘中くみ子)
ヘンリー・ウェイン - トム・アーノルド (西村知道)
フランク・ダニエルズ - ブルース・マッギル (渡部猛)
マット・モンティーニ - デヴィッド・ヴァディム  (井上倫宏)
トリシュ - エヴァ・メンデス (朴璐美)
ユーセルディンガー - マシュー・G・テイラー (天田益男)
カールソン - ディーン・マッケンジー (中村大樹)
ノリス - ラザフォード・グレイ (一条和矢)
オマリー - ショーン・ローレンス (後藤哲夫)
ショーン・ロリンズ - ドラッグ-オン (櫻井孝宏)
リンダ - ジェニファー・アーウィン (伊藤美紀)
合衆国副大統領 - クリス・ローフォード (松本大)
アラン・モリス - アーノルド・ピノック (中村大樹)
グレゴリー - グレゴリー・ビターレ (斉藤次郎)
郡刑務所の受付 - リック・デマス (後藤哲夫)

Cast
Steven Seagal as Detective Orin Boyd
DMX as Leon Rollins / Latrell Walker
Isaiah Washington as Detective George Clark
Anthony Anderson as T.K. Johnson
Michael Jai White as Sergeant Lewis Strutt
Bill Duke as Chief Hinges
Jill Hennessy as Commander Annette Mulcahy
Tom Arnold as Henry Wayne
Bruce McGill as Captain Frank Daniels
David Vadim as Detective Matt Montini
Eva Mendes as Trish
Matthew G. Taylor as Detective Useldinger
Paolo Mastropietro as Detective Parker
Shane Daly as Detective "Fitz"
Drag-On as Shaun Rollins
Jennifer Irwin as Linda
Daniel Kash as Rory
Christopher Lawford as Vice President of the United States
Arnold Pinnock as Alan Morris
John Ralston as Eric

 

 

 

 

 

 

【観たい映画】 カリキュレーター(2014年)

 

 

未知の生命体が巣食う地に追放された囚人たちが繰り広げる決死の脱出劇を、独創的に描いたロシア製SFアクション大作。

 

ロシアのSFアクションですって。

興味を惹かれてます。