Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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アジア映画に詳しくなかった私がアジア映画を観てます♪
ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

2014年1月に韓国映画と出会い、映画について書かせていただいてますカチンコ

音楽はCoccoが大好きです。
最近は英国の70年代のロックにも熱中してます音譜

映画がお好きな皆様、是非、読んでください…!!

※ コメントのお返事が遅いですあせる

 

 

 

 

 

大酔侠 



"香港のクロサワ"と呼ばれた巨匠キン・フーが
時代劇アクションを芸術にまで高めた武侠アクションの伝説的傑作!
最高画質の4Kリマスター版で今、蘇る!!

 

 

 
 

 


香港の巨匠キン・フーの監督第2作で、初の武侠(時代劇チャンバラ・アクション)映画にして出世作。さらなる記録的大ヒットとなった監督3作『残酷ドラゴン 血斗竜門の宿』とともに香港・台湾における武侠&クンフー映画ブームの火付け役となった。“武侠影后”と呼ばれ、香港映画の伝説的存在となるチェン・ペイペイ演じる美しき女剣士の京劇をベースにした舞踊のような華麗なる剣戟、まるで絵画のような美術セット、撮影監督、西本正の手による映像美等、時代劇アクションを芸術にまで高めた1本。

STORY
明の時代、悪名高き盗賊団の首領が地域を治める総督によって逮捕された。盗賊団は、役人である総督の息子、張歩青を人質に取り、首領との交換を要求する。総督はその要求を拒絶し、“金燕子”の名で世に知られる武芸の達人である自らの娘、張煕燕に、兄の奪還を命じる。やがて金燕子は単身、盗賊団の牙城に乗り込み賊の一味を倒していくが、盗賊団の副首領、玉面虎の扇子から放たれた毒針を肩に受けてしまう。その危機を救ったのは孤児たちを連れて宿で歌を歌って稼いでいた“酔猫”と呼ばれる酔っ払いだった。だが、その“酔猫”こそ、伝説の武芸者“酔侠”だった…。

 

twinさん

 

 

你好嗎~(^-^)ノ~(^-^)ノ~(^-^)ノ

いつも読んでいただき、多謝ビックリマークです!!

 

今日は、『大酔侠』という1966年公開の香港映画について書きます…カチンコ

『大酔侠』は私が観た香港映画の中で、最も古い作品ですね。

 

 

偉大な女優、チェン・ペイペイ(鄭佩佩)様は、2024年の7月17日にご逝去されました。

私はそのことに一年後の2025年09月まで気づいておらず、亡くなっておられることを知った時、ひどく狼狽えたのを記憶しております。

 

と、言って、私が、チェン・ペイペイ様ご出演の映画を観たのは ―― まず、大傑作『グリーン・デスティニー』(2000年) ―― そしてこのブログを書き始めてから、ようやく、『詩人の大冒険』(1993年)、『女ドラゴンと怒りの未亡人軍団』(2011年)、『スピード・エンジェルス』(2011年)といった作品を観ただけです。

要するに、そこまでまだ作品を観ていないということですね。

ファンです、だなんて、ちょっとあつかましいです。

 

ただ、『グリーン・デスティニー』のジェイド・フォックス(碧眼狐狸)役 ―― それだけでもう、私はチェン・ペイペイ様に魅了されていたわけですね。

ジェイド・フォックスを演じるチェン・ペイペイ様、ちょっとホラー入ってますあせる

 

 

チェン・ペイペイ様のご出演作について調べていて、気づいたのは、2009年の『ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー』…私、この作品を映画館で観てます。

チェン・ペイペイ様は「Zhilan」という悪役のキャラクターを演じられたそうですが…観た時、私がチェン・ペイペイ様に気づいていたかどうか ―― パンフレットも買ってますので、出してきて確認したいところです。

チェン・ペイペイ様が出られてると知ると、急に『ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー』も気になります。

 

 

私が観たチェン・ペイペイ様の出演作の中では、『グリーン・デスティニー』を別にすれば ―― 『詩人の大冒険』が好きです。

この映画でチェン・ペイペイ様はチャウ・シンチーと可愛くいがみ合っておられました。

また、アクションもかなりやっておられましたね。

 

チェン・ペイペイ様は1946年1月6日、上海生まれ。

彼女のお父様は反革命の罪で労働収容所に送られ、ご家族に再会することなく亡くなったそうです。

 

1962年5月、チェン・ペイペイ様は香港のショウ・ブラザーズ南方実験劇団(南國實驗劇團)の訓練クラスの第一期生として入学し、卒業後にショウ・ブラザーズに女優として入社、ショウ・ブラザーズと8年間の契約を結び、1964年に『妲己』、『情人石』、1965年 に『蘭嶼之歌』、『寶蓮燈』といった映画にご出演なさったそうだ。

 

 

そして1966年、『大酔侠』。

英語題は『Come Drink with Me』。

ショウ・ブラザーズが製作したカラー武侠映画である。

 

史上最高の武侠映画の一つと見なされている『大酔侠』は、批評的にも商業的にも成功を収め、チェン・ペイペイ様を武侠映画のスターとして世に送り出した ―― のだという。

 

また、『大酔侠』は韓国で上映された最初の香港映画となり、すぐに韓国でその年の外国語映画興行収入第1位となり、ソウルだけで30万人の観客を集めた…そうです。

 

私のブログを読んでいただいている皆様はご存知だと思いますが、私は昔の、古い映画を観ることが得意ではないかもしれませんが、名作を観れば、素直に感銘を受けるものです。

ブルース・リー様の主演作、『ドラゴン危機一発』(1971年)、『ドラゴン怒りの鉄拳』(1972年)、『ドラゴンへの道』(1972年)、そして『燃えよドラゴン』(1973年)を観て ―― そこからさらに2023年8月、ノラ・ミャオ様ご主演の『レディ・ブレイド 』(1971年)を観たことが大きかったんだと思います。

『レディ・ブレイド 』は女性アクションということで非常に気に入り、私を「昔の香港映画もイケるビックリマーク」という気持ちにさせてくれたのですね。

 

もちろん、国を問わず1970年前後の映画を ―― 特にアメリカン・ニュー・シネマということになりますが、観ていて、そこで昔の映画だからと怖気付くこともなかったんですが、「昔の香港映画もイケるビックリマーク」というのはね~、やはり、最初のステップとして大事ですよね。

 

だいたい、サモ・ハンさん、ジャッキー、ユン・ピョウさんの70年代の作品もまず好きになりますからね。

 

そういう流れがあって、私はチェン・ペイペイ様のご出演作を観て追悼したいという思いがあり、それには若き日のチェン・ペイペイ様にとってブレイクスルーとなった1966年の主演作を観るのが一番いいのではないかと考えました。

 

 

『大酔侠』の監督はキン・フー 胡金銓(1931年4月29日 - 1997年1月14日)。

1965年に『大地兒女』で映画監督デビュー、監督第2作目が『大酔侠』だったわけですね。

 

『大酔侠』はまた私が初めて観たキン・フー監督の作品でもあります。

 

 

まず、観て ―― チェン・ペイペイ様は撮影時、19歳か20歳だったようなんですが、ああ、本当にお変わりのない方だと思いました。

当たり前のことですが、すぐチェン・ペイペイ様と気づいたし、「ああ、チェン・ペイペイ様だ…」と思いましたね。

 

そこですごくセンチメンタルな心境になったんですが、1966年公開の映画ですよ。

まさに60年前の映画。

1966年の香港とはどういったところで、そこは19歳の女の子にとってどんな場所だったのだろうと考えますが、それがフィルムに残されているんだと思います。

 

チェン・ペイペイ様は堂々と、かっこよく、ゴールデン・スワロー(金燕子)を演じられています。

 

もうそれだけで私は、ああ、これで良かったんだ、この映画を観ると決めて正しかったんだと考えましたね。

 

 

物語はぜんぜん難しいものじゃありません。

 

上にtwinさんのHPからストーリーを転載させていただきました。

 

要するに、「お兄さん奪還作戦」なんですね。

 

悪名高き盗賊団「五虎」の副リーダー「玉面虎」が、捕らえられた盗賊団の首領を奪い返すため、地方長官で知事の息子である張步青を誘拐、拷問しまくる。

 

張步青の妹で警官の通称「金燕子」は、単身、兄を救い出すため敵がたむろする居酒屋 兼 宿屋に赴く…という話。

 

金燕子にこの危険な仕事を命じたのは兄妹の父である知事さんみたいですが、なんでこんなヤバイ任務をうら若き女の子一人に任せてんねん!?あせるという疑問がまず浮かびますが、それを言ったら面白い映画も撮れなくなってしまうので、あんまり考えないことにしましょうか。

 

もともと、金燕子は警察官みたいですし ―― 後半で、韓国ドラマでよく見る李氏朝鮮の「捕盗庁(ポドチョン)」の服装とよく似た格好になる ―― 何よりも彼女、めちゃくちゃ強いんです。

 

しかしエラ強とは言っても、大勢の極悪盗賊団のメンバーに囲まれて一気にかかってこられたら、そうとうやばかったと思いますけどねあせる

 

しかし、映画ではまず金燕子がエラ強であることが、すごくかっこよく描かれます。

 

 

アクションですが、緩急というか、非常にタメの効いた演出になってます。

 

じり、じり…と危機感や緊張感が高まり、そこからプツッと糸が切れるように立ち回りになり、またシュッとタメに入るという感じです。

 

twinさんのHPにも、「京劇をベースにした舞踊のような華麗なる剣戟」と書いてあるけど、それなんだと思います。

 

確かに今の時代のアクションとは違うかもしれないけど、こういうのもすごくいいんじゃないでしょうか。

あまり詳しくないのでえらそうなことは書けないけど、昔の日本の時代劇にも通じるかもしれない。

やっぱり私は何となく、勝新さんの『座頭市』を思い出したりしましたね。

 

アクション演出は、そんなにチェン・ペイペイ様も激しいことをやったりしてないかもしれません。

そこは映画のマジックといいますか編集で作るような感じですね。

その編集が上手いんですよ。

映画のリズムがすごくいいと思いました。

 

それとこの映画、残酷度は決して低くありません。

最初の方でもゴア描写に「う汗」となりましたし、途中、子どもが犠牲になる場面もあり、むごたらしさもあります。

 

 

で…あの…金燕子と盗賊団「五虎」の凶悪犯たちが緊迫した状況で今にも殺し合いになりかねん雰囲気の中、「酒飲ましてくれー」とめちゃくちゃ迷惑な酔っぱらいが、その危険な空気をものともせず乱入して来くさるわけですね。

 

で、よ~く見てるとこの人、金燕子をちょっとずつ助けているように見えるんですよね。

つまり ―― という。

 

文字通り大酒飲みのこの「酔猫」という人、『大酔侠』の字づらのごとくに、そういう人なんですわ。

「猫」って感じには見えないんだけど汗

 

この人がなかなか楽しい人で、金燕子が現れて泊まる宿屋の一階のお店で、子どもたちと一緒に歌を歌って投げ銭を得てはるんですわ。

しかし、無能な感じなのになんで金燕子を助けてるように見えるのはてなマークというのがまずあって…後半で正体がわかるんですが、この酔猫もエラ強の人だったんですねひらめき電球

 

ま、だいぶんわざとらしいんですけど、そういうのも気づいてないふりして観ていくのが映画を愉しむ術でもあります。

 

「酔猫」を演じるのはユエ・ホア (岳華)さんという方で、私はやっぱりご出演作を観てなかったんですが、今後、また何か観る可能性もありますね。

 

 

盗賊団で一番目立ってるのは、首領が捕まってる分、副リーダーの「玉面虎」です。

なんせ白ずくめで、ニヤニヤ笑ってる人で、だいぶん気色悪いんですが、物語的には美男子になります。

 

 

それにしても、金燕子は強い、でも盗賊団の玉面虎たちも強い、でも、酔猫はさらに強い、けど、その酔猫よりももっと強い人物がいる…というエラ強の乱立というか…確かに、そういう映画ですけどね~、金燕子が無双ってわけじゃないんですよね。

 

 

ひとつ、考えてたんですが、この時代の香港映画、若い女性が主人公の作品ですが、それでお色気とかそういう味は出してないんですね。

本当にアクションと戦いの映画になってます。

 

あえて言えば、金燕子に敵の毒矢が刺さって致命的に危なくなった時、酔猫が傷口から毒を吸い出す場面…撮りようによっては官能的なシーンにもなりそうですが、そうはいかないんですよね。

それは当時の香港映画のあり方がそうだったのか、キン・フー監督のこの『大酔侠』がそうなのか、この映画一作で他にこの時代の香港映画を観ていない私には判断できませんが…。

 

そのあたり、去年の10月に書かせてもらった『アンジェラ・マオの女活殺拳』(1972年)とも共通するところでした。

 

と、いうことでここまで書いてきましたが、この『大酔侠』…本来は明石家いわしさんのレビューがあればリブログさせてもらおうと思ったんですが、いわしさんが書いておられないので…その代わり、『大酔侠』以後のアクション映画史の流れで、『アクション女優の系譜第2弾!~アジアンアクション女優編~』を書かれてます。

 

そういう視点でアクション映画を観ていくと、さらに面白いんじゃないでしょうか。

もっと観たくなりますよね。

 

是非、こちらもお読みください。

 

 

いわしさん、いつもありがとうございます☆⌒(*^-゜)v

 

 

後半、あれやこれやあって、最終的な対決に向けて加速していきます。

!?というような意外な場面もありました。

 

キン・フー監督の映画ですが、またもっと観たいものです。

意外と観れそうですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『大酔侠』ですが、武術指導がハン・インチェさんだったり、その助手がサモ・ハンさんだったり、子ども時代の火星さんも出演されてるそうです。

ジャッキー・チェンの出演は、噂レベルだったみたいですけどね。

 

こういう流れで、1970年代のブルース様の映画、ジャッキーの映画にも連なっていくんでしょうね。

 

ユエン・シャオティエン(袁小田)さんも盗賊の一人でご出演されてるんですが、私は気づきませんでしたわ~。

 

『大酔侠』には続編があり、1968年に公開された『大女侠』がそれです。

 

 

そういうことで、60年前の香港映画を観て ―― その時代の香港映画を体験して、チェン・ペイペイ様の追悼もできました。

 

チェン・ペイペイ様はお若い頃から素敵な方でした。

凛々しくてかっこよくって…。

 

また、古い時代のアジア映画、いろいろ観ていけたら幸せです。

 

今日も読んでいただき、謝謝ビックリマークでしたキスマーク

拜拜☆⌒(*^-゜)v

 

 

大酔侠


原題:大醉侠
英語題:Come Drink with Me

韓国語題:방랑의 결투

1966年/香港/94分

公開:1966年4月7日

監督:キン・フー(胡金銓)

製作:ランラン・ショウ(邵逸夫)

脚本:キン・フー、イー・ヤン(丁善璽)

撮影:ホー・ランシャン(西本正)

音楽:チョウ・ランピン(周藍萍)

武術指導:ハン・インチェ(韓英傑)

【キャスト】
張煕燕/金燕子サンダ - チェン・ペイペイ
酔猫/酔侠 - ユエ・ホア
玉面虎 - チェン・ホンリエ

导演:金铨
监制:邵逸夫
编剧:金铨、尔羊
配乐:王居仁、周蓝萍
摄影:賀蘭山
剪辑:姜興隆

制片商:邵氏兄弟(香港)有限公司

演員
演員 - 角色
郑佩佩 - 金燕子
岳华 - 「大醉俠」范大悲
陈鸿烈 - 「玉面虎」殷中玉
李允中 - 「笑面虎」祖幹
杨志卿 - 「了空大师」刁敬塘
王衝 - 張步青(金燕子之兄)
郝履仁 - 老和尚
沈澇 - 吳豹(玉面虎手下)
沈馮毅 - 侯尊(玉面虎手下)
王若平 - 白眼狼(玉面虎手下)
袁小田 - 玉面虎手下
韓英傑 - 玉面虎手下
谷峰 - 玉面虎手下
趙雄 - 玉面虎手下
關應熾 - 玉面虎手下
潘迎紫 - 金燕子手下女兵
程小東 - 小和尚
成龍 - 大醉俠手下小乞丐

Cast
Cheng Pei-pei as "Golden Swallow" Zheng
Yueh Hua as "Drunken Cat" Fan Da-pei
Chan Hung-lit as Jade-Faced Tiger
Lee Wan-chung as "Smiling-Tiger" Tsu Kan
Yeung Chi-hing as Abbot Liao Kung
Wong Chung as Zheng Bi-qiu
Shum Lo as "Number Five", bandit
Wang Ruo-Ping as "Baldie", bandit
Han Ying-chieh, Yuen Siu-tien, Ku Feng and Ting Shan-hsi as bandits
Hao Li-jen as Elder Monk
Cheung Hei as Innkeeper
Jackie Chan, Mars and Alan Chui Chung-San as beggar children
Ching Siu-tung as Novice
Angela Pan as Soldier