ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地大乱
ブルーレイ&DVDですが、旧版には日本語吹き替えが収録されていないそうです。
お買い求めの際にはご注意ください。
『ワンチャイ』もののソフトには(多分)廃盤、品切れのものも多いですけど、TWINさんがまた再発売してくれるとありがたいですね。
你好嗎~(^-^)ノ~(^-^)ノ~(^-^)ノ
いつも読んでいただき、多謝
です
―― ということで、今夜は1990年代の香港映画についてなんですが ―― 7日、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地大乱』(1992年)を観ました…![]()
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』シリーズ(1991年)… 以下、『ワンチャイ』と書かせてください ―― ナンバリングがされてないので、ややこしいのです。
どれがどの作品か、順番はどうか、まだ私も把握できてません。
とにかく第1作目の『天地黎明』(1991年)…私は2024年の10月に観ております。
その後、このシリーズはちゃんと観ていかないとダメだぞ…と思いつつ、先延ばしになっていました。
そして7日、ようやく2作目の『天地大乱』を観たわけですが、本当にメチャクチャ良かったです![]()
5月、私はホラーとアクションを中心に7本の映画を観ましたが、一番はこの『天地大乱』ですね。
今、思い返すと、1作目の『天地黎明』を観た時、私は集中力を欠いていました。
それを思い出すと、ちょっと申し訳なかったですね。
ですが、1作目を観た上でついに2作目『天地大乱』を観て、とても驚いたし、あまりに面白さに痺れましたよ。
笑いもありつつ、当時の中国の状況もあり、正義とは何かを考える内容で、最高のアクションのある映画です。
これ以上何を望めばいいのか
…そういう映画ですね…![]()
前作の一件から話が続いてます。
黄飛鴻(ジェット・リー)、彼の叔母の十三夷(ロザムンド・クワン)、そして前作のラストで黄飛鴻の弟子となった弟子のリャン・フーの3人が再登場ですが、フーくん役はユン・ピョウさんからマックス・モクさんにバトンタッチになってます。
う~ん、確かにフー役は、ユン・ピョウさんのプライドを損なうような配役だったかもしれません。
マックス・モクさん演じるフーくんですが、前作の最後、十三夷と僕が結婚したら黄飛鴻は続柄では僕の甥…そしたら威張ったるで
とか考えてましたが(心の声が聞こえる)、2作目になってもま~だ十三夷に執着していて、十三夷が体の触れると恍惚の表情を浮かべる不気味な人間になっていた![]()
人柄が痴漢みたいな野郎ですが、映画の中なので問題なし![]()
そういうわけでやたら十三夷をおんぶしたがるフーくん。
黄飛鴻が国際医師会の招待を受けたので、3人は広州に汽車で行くことになったが、汽車に乗ったのが初めてだったのでフーくんと黄飛鴻は電車酔いしてます。
それでも汽車のダイニングで西洋料理は食べたいフーくんたち。
黄飛鴻もなんか知ったかぶりしてるけど、恥ずかしい失敗![]()
ということで、もうつかみはオッケーなのですね。
ちなみに黄飛鴻は割と「怒る人」なんですが、特にいちびりのフーくんには容赦なく怒ります。
ところが広州では仏教系の宗教団体「白蓮教」が過激な外国排斥を扇動していて、西洋風の装いの十三夷に対しても襲いかかってくる。
そこはもちろん黄飛鴻が撃退します。
『天地大乱』は、この極悪カルト団体・白蓮教の恐怖が主な話です。
とにかく外国人は嫌い、外国人を見ると絶対に殺すという危険な団体。
実際、1900年に「白蓮教」の系統を引く秘密結社をルーツにする「義和団」が武装蜂起し、義和団事件(北清事変)という事件が起こっていたそうです。
日清戦争後、ヨーロッパ列強による中国の「分割(領土や権益の奪い合い)」が激化し、これに対する民衆の強い怒りから外国人排斥の流れとなった…そうです。
「うちの国を侵略するな」というデモ活動なら許容されると思いますが…しかし外国人、さらに西洋風の装いの人たちまで暴力で弾圧するのはもってのほか。
映画で描かれる白蓮教は、西洋のものを燃やし、西洋の犬まで犠牲にする怖さです。
1作目の『天地黎明』でも、中国と西洋の軋轢が描かれていましたし、中国武術の伝統を守る保守的な考えの持ち主である黄飛鴻がそれについて悩むという物語もありましたが、2作目では黄飛鴻は中国にいる外国の方々との調和を重んじるようになってます。
要するに、暴力的な外国排斥には毅然と立ち向かいます。
ちなみに、白蓮教は西洋の犬を容赦なく犠牲にしますが、十三夷は知らずに犬の鍋を口にしてゲーゲーします![]()
テーマとして動物愛護もあったのだろうか![]()
黄飛鴻はフーくんを伴い学会に出席しますが、フーくんはもうつまらなそうにしてます(多分、黄飛鴻も英語がわからないのでつまらなかったと思う)。
黄飛鴻はここであの孫文さんと出会い、医の道を極める者同士、交流を持っていくことになります。
『ワンチャイ』は実在の人物を登場させる映画作品なのですね。
孫文さんは英語に堪能です。
しかし…そこにも極悪宗教団体・白蓮教が無差別攻撃を仕掛けてくるのです。
危険な広州からもう佛山に帰ろうと考えた黄飛鴻たちですが、通文館が白蓮教に襲撃され、そこで英語を学んでいた子どもたちを守らねばならなくなる。
黄飛鴻は役所で子どもたちの保護を頼みに行きますが、提督ランは白蓮教の暴動でそれには手が回らないのだという。
広州の安全を守る立場である提督ランですが、革命を起こそうと考えている孫文さんを捕まえることを目的に暗躍を始めるのだった。
はい、そうなんですね、ラン提督を演じるのはドニー・イェンさんです。
私、そういうところではやたら勘が鋭く、ドニーさんが出てきた瞬間「あ
ドニーさんや
」と電気に撃たれたが如く感動したのです。
いや、ドニーさん、かっこいい。
結局、十三夷の機転で子どもたちは英国領事館に身を隠すことになる。
その領事館に黄飛鴻とフーくんが入ろうとするドタバタがまた面白いんですが、黄飛鴻はそこで孫文さんの友達の陸皓東さんという人と出会う。
この陸皓東さんも実在の人物だそうです。
怪我をした英国人の人を鍼灸の麻酔で助ける黄飛鴻だが、そこへより凶暴性を高めた白蓮教がまたもや襲撃してくるのだった…。
そして実は、提督は白蓮教を利用することで、孫文、そして革命を計画する中国人たちを捕まえることを狙っていた。
―― というところで、ストーリーはそのくらいにして ―― さらに詳しい物語と、この映画のレビューですが、やはりいつも通り、明石家いわしさんのレビューをリブログさせていただこうと思います。
やっぱり、専門家のレビュー、さすがです。
是非、こちらを読んでください…![]()
いわしさん、いつもありがとうございます☆⌒(*^-゜)v
さらにキャスト的なことですが、白蓮教の怖すぎる教祖・クン大師…いったい俳優さんは誰だろ
と思ってたんですが、ホン・ヤンヤンさんでした。
忙しいことにホン・ヤンヤンさんはジェット・リーのスタントダブルも務められたんだとか。
ホン・ヤンヤンさんは『ワンチャイ』シリーズの立役者の一人なんですよね。
で、当然のことですが、黄飛鴻と白蓮教のバトルとなっていくんですが、もう本当に本当にジェット・リー様、かっこよかったです~![]()
あまりのかっこよさに私ゃ痺れまくったね。
対決の時、割と黄飛鴻は喋るんですけど、そのセリフがまたかっこいい。
こんなかっこいい映画、ホンマ久しぶりです。
カルトにたぶらかされやすい信者たちの信じ込みやすさを利用して、混乱させる場面もいいですよね~。
で、言っていいでしょうか…いいでしょう![]()
ドニーさん演じるラン提督は悪役なんすよ。
このドニーさんの悪役っぷりがまたかっこいい![]()
いいですなあ、悪役のドニー兄貴…![]()
で、物語も終盤になり、もう終わりかと思ってたところ、最強のボーナストラックのごとくに黄飛鴻とラン提督のバトルも開始されてしまうという…とにかく後半のブッコミ具合が感動です。
いや、もう、何もいりません、ここまでやっていただけたら。
話的に「間に合うか~
間に合うか~
」とジリジリさせてくれるのもホントに楽しいですよね…![]()
この映画が1992年の作品ってことも今考えると凄いな~と思います。
ツイ・ハークの演出も冴えに冴え、神がかってますよね。
こういう映画にはこういう映画の凄みがあって、ちょっと他にはないと思います。
やっぱりツイ・ハーク監督の映画は素晴らしいです。
もうちょっと書いとくと、黄飛鴻と彼の叔母の十三夷…二人は惹かれ合う仲なのです。
もう、明らかにお互い、心は隠せない…。
そこのとこ、十三夷は叔母ってことなんですけどどうなるのだろうか…。
シリーズの続きでまたそこも発展していくらしいですね。
もちろん私、ロザムンド・クワンさんも大好きですよ。
それとフーくん、この映画でも完全に笑⃝かし担当ですが、そうはいってもやる時ゃやります。
決して弱くはありません。
並みの敵ならやっつけます。
やっつける時にはかっこいいんですよね~![]()
一つ、解せなかったのは白蓮教のマスコット的な女の子…陸さんが下手に鉄砲を撃った時、倒れますが…あれは弾に当たったのでしょうか![]()
そのあとで倒れた女の子を陸さんが介抱してるシーンもありましたが…こういう映画であれは、むごたらし過ぎるかなあ…と思った。
きつかったです。
『ワンチャイ』シリーズ…『ワンチャイ』のタイトルが冠された作品は数多いです。
私もライフワークとして完全制覇を目指したいところですが、なかなかそれも大変な道のりで![]()
まずはシリーズ3作目の『天地争覇』(1992年)を押さえて、そこからジェット・リー様ご主演の『天地風雲』(1997年)…さらにドニーさんが主演するスピンオフ『アイアンモンキー』(1993年)…そこまでは割と早めに観ていく予定です。
それが終わったらチウ・マンチェク主演の作品にも手を広げていきたいですね。
全部は無理かもしれないけど、頑張ります![]()
その前に1作目の『天地黎明』…ブルーレイとか買っちゃおうかなあ…という欲もありますね。
ウォン・フェイフォン(黃飛鴻)ものとしては『ワンチャイ』以前に黃飛鴻を演じてこられたクワン・タッヒン様がご主演されている『スカイホーク 鷹拳』(1974年)という作品のブルーレイも出てるんですね。
共演はノラ・ミャオさん、カーター・ワンさん、ウォン・インシクさん、サモ・ハン・キンポーさんという…こちらもやはり観たくなるものです。
クワン・タッヒン様、私はご出演作では『ツーフィンガー鷹』(1981年)だけ観てます。
そういったわけで、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地大乱』 ―― アクション映画と定義するだけでは足りないような圧倒的な傑作でした。
私もホント一気に魅せられましたね。
今日も読んでいただき、謝謝
でした![]()
拜拜☆⌒(*^-゜)v
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地大乱
原題:黃飛鴻之二:男兒當自強(黄飛鴻 パート2:人は自己改善に努めるべきである)
英語題:Once Upon a Time in China II
韓国語:황비홍 2 - 남아당자강
1992年製作/108分/香港
上映時間
108分(香港)
125分(台湾)
公開
香港:1992年4月16日
台湾:1992年4月24日
韓国:1993年5月22日
フィリピン:1993年7月1日
アメリカ合衆国:1993年9月1日
フランス:2000年3月18日
日本公開:1993年9月11日
配給:東宝東和
監督・脚本・製作:ツイ・ハーク
脚本:陳天璇、張炭
製作:吳思遠
製作総指揮:レイモンド・チョウ
撮影:アーサー・ウォン
編集:マク・チーシン
美術:エディ・マ
アクション指導:ユエン・ウーピン
音楽:リチャード・ユエン(袁銘輝)、Johnny Yeung Kei Cheung、Chow Gam-wing(周錦榮)
主題歌:ジョージ・ラム「男兒當自強」 ジャッキー・チェン「男兒當自強」
キャスト (日本語吹き替え)
ジェット・リー - 黄飛鴻 (池田秀一)
ロザムンド・クワン - 十三姨 (玉川砂記子)
モク・シウチン - 梁寛 (堀内賢雄)
ドニー・イェン - ラン提督 (大塚芳忠)
ホン・ヤンヤン - クン大師 (広瀬正志)
チャン・ティエリン - 孫文 (星野充昭)
主演演員
演員 角色 粵語配音 備註
李連杰 黃飛鴻(黃師傅) 朱子聰
關之琳 十三姨(少筠) 馮蔚衡
莫少聰 梁 寬(鐵釘寬) 譚漢華
甄子丹 納蘭元述(清廷提督) 文德耀 首次演反派
合演演員
演員 角色 粵語配音 備註
姜大衛 陸皓東 黃允材 國語配音:姜大衛
熊欣欣 九宮真人 謝君豪
張鐵林 孫文 陳欣
任世官 總督大人
梁日豪
何家駒 客棧老闆 (友情客串)
Cast
Jet Li as Wong Fei-hung (doubled by Hung Yan-yan)
Donnie Yen as Admiral Nap-Lan Yun-Seut
Rosamund Kwan as "13th Aunt" Yee Siu-kwan
Max Mok as Leung Foon
David Chiang as Lu Haodong
Zhang Tielin as Sun Wen
Yen Shi-kwan as Governor Chung
Ho Ka-kui as Innkeeper Mak
Paul Fonoroff as the British consul
Mike Miller as Dr Thompson
Dion Lam as Governor Chung's assistant
Hung Yan-yan as "Priest Gao" Kau-kung
おもしろ情報
黄飛鴻は革命党員とは何の繋がりもなく、いわゆる「四大寇」やその関係者とも面識がなかった。彼はただの、法律を遵守するごく普通の市民だった。
陸皓東は清朝末期の官僚によって銃殺されたのではなく、激しい拷問を受けた後に処刑された。しかし、孫文らが広州の港で船に乗り、香港を経由してホノルルへ向かうという最後の場面は史実だが、この出来事は第一次革命(1895年の広州蜂起)の失敗後に起こった。
























