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Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

アジア映画に詳しくなかった私がアジア映画を観てます♪
ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

 

 

 

 

 

ゴッドスレイヤー 神殺しの剣

 

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你们早!(^-^)ノ

いつも谢谢您です…キスマーク

 ―― ということで、中国映画なのですが ―― 9日、『ゴッドスレイヤー 神殺しの剣』という作品を観ました…ドンッカチンコドンッ

 

2021年公開の作品ですが、日本でも2022年1月に公開されていたようです。

ぜんぜん気づいてなかった汗

 

結論から言って、この作品、メチャクチャ良かったです。

 

このタイプの中国のファンタジー映画を少なからず観てきましたが、私は物足りなく感じて歯がゆい思いをしてきたことが多かったと思います。

そんな中、『ゴッドスレイヤー 神殺しの剣』 ―― 以下、『ゴッドスレイヤー』 ―― は非常に満足できる作品でした。

 

原作は双雪涛という方の小説『刺杀小说家』ということです。

 

中国では3Dで公開されたようですね。

 

 

日本では『ゴッドスレイヤー 神殺しの剣』というタイトルで公開されましたが、原題は『刺杀小说家』…「小説家を殺せ」や「小説家の暗殺」という意味になるようですね。

それではちょっと陰惨すぎるイメージなので、『ゴッドスレイヤー 神殺しの剣』に変更になったのかもしれないけど、「神殺し」もたいがい怖い感じですよね。

英語圏でのタイトルは『A Writer's Odyssey』…こちらはよりファンタジー的なイメージで、作品にも合ってると思います。

 

『ゴッドスレイヤー』はファンタジー映画で、まず空想の世界と現実の世界を行き来するような内容だと思ってもらっていいと思います。

 

今年、2月に日本でも続けて公開されて、私を大興奮させたチェ・ドンフン監督の『超時空英雄伝エイリアノイド』の『PART1:神剣激突』(2022年)と『PART2:終局決戦』(2024年)は過去と未来を行き来する物語でしたが、『ゴッドスレイヤー』もちょっと近いです。

観てて、私は同じような面白さも感じましたね。

 

 

現実と虚構が交錯するとき、「神殺し<ゴッドスレイヤー>」の謎が明らかになる――。

 

ストーリーですが ―― う~んあせる

私もほぼ、何も知らずに観て、それがとても良かったんですね。

 

最初、「こう始まるのか…」と思って、それから次、意外な絵で来て…どんな映画なのか把握できず、少し混乱してからの~、「おおービックリマークこういう話か!!」というのが楽しかったので…まだ観てない人にもあまり情報を伝えたくないあせる

やっぱり、それがあります。

 

私もこうして映画の感想を書いてますけど、「何をお伝えするか」よりも「何をお伝えしないか」を絶えず考えてしまいます。

うちのブログはそういう感じでいいんじゃないですか。

 

それにしては記事の字数が多いな~と自分でも思いますが、いったい、何をそんなに書いてるんでしょうか…。

 

観る前に知っていただきたいあらすじだけ、書かせてもらいますね。

 

グアン・ニンという男性…かれは6年前に行方不明になった娘を探し続けています。

元は銀行員で幸せに暮らしていたんですが、娘が行方不明になったことで妻と離婚することになり、彼は孤独です。

 

彼はついに娘の誘拐に関わったと思われる男を追い詰めますが、娘の居場所を聞き出すことに失敗し、逆に誘拐犯だと間違われて警察に逮捕されてしまう。

そんな彼だが、一人の女性、トゥ・リンに救出される。

 

 

トゥ・リンは巨大企業アラジン・グループの総裁リー・ムーに仕える情報責任者で、グアン・ニンの娘である可能性が高い少女を5人、確認しているという。

 

そして、グアン・ニンに対し彼の娘に関する情報を与える代わりに ―― グアン・ニンに一人の人物を殺害するよう依頼するのだった ―― という話です。

 

うううあせる…これだけ書いても面白さは伝わりませんな汗

 

 

もう少し、深く書きます汗

 

映画は、過去の時代に見える異世界での出来事も描かれます。

 

姉を殺害された少年は、「神」である「赤髪鬼」に復讐を誓います。

成り行きで、「多弁な鎧」という不思議な生きている鎧が少年の体に取り憑きます。

「多弁な鎧」は少年に取り憑くことで、少年の生き血を吸い、元気になるようなんですね。

少年はそれに困りつつ、少年と「多弁な鎧」は不思議な共存関係になります。

 

「赤髪鬼」を倒すため、町に来た少年ですが、状況はわかっていません。

彼は戦争に巻き込まれてしまいます。

その戦争は「赤髪鬼」によって引き起こされており、人々は惨たらしく死んでいきます。

 

このあたり大規模なスペクタクル性があって、ピーター・ジャクソンの『ロード・オブ・ザ・リング』(2001~2003年)や『ホビット』(2012~2014年)に近いものがあり、「おおービックリマーク」と感動です。

 

また、この映画、全体的に私は「怖み」も感じました。

ちょっとホラー的な味わいもあるかもしれません。

 

残酷表現も割と手抜きがなかったように思います。

 

 

「赤髪鬼」に支配された町は、赤い鎧の不気味な存在が人々を管理しているようです。

そんな中で少年は一人の少女と出会います。

 

 

少年は少女を守りつつ、赤い鎧から逃げます。

 

このあたり、ホラー的な怖みもあり、追撃戦もものすごく興奮させられます。

 

 

現実の世界では、グアン・ニンは青年ルー・コンウェンを殺そうとしますが、娘のためとはいえ、軽々しく人を殺めることができない。

 

何となく、尾行していたらバレてしまい…グアン・ニンは仕方なくルー・コンウェンと知り合うことになり、話をする。

 

 

ルー・コンウェンは小説の執筆に取り憑かれた孤独な青年。

彼が書き、ウェブで発表している小説「神殺し」は、アラジン・グループの総裁にとって何が不都合なのか。

 

グアン・ニンは徐々にルー・コンウェンの書く「神殺し」の物語に惹きつけられていく。

 

そして判明した真相とは ―― ルー・コンウェンの書く小説「神殺し」は現実を変える力があるのだった。

 

うううあせる下手なあらすじあせるあせるあせる

アカンわ、こんなん書いても面白さは伝われへんあせる

 

いや、もう、これはやっぱり実際に観てもらわんと…。

 

 

ルー・ヤン(路阳)監督のお仕事

 

2005年 苏州桥 Suzhou Bridge 短編映画 監督
2005年 幸福生活 Happy Life 短編映画 監督
2006年 回家 Coming Home 短編映画 監督
2006年 黑白对抗 No Way Out テレビ映画 監督
2006年 灰白黑 Grey, White and Black 監督
2009年 遍路 ドキュメンタリー 監督
2009年 着色的青春 Colored Youth 監督
2010年 盲人电影院 My Spectacular Theatre 監督・脚本    
2011年 告白 Confession 短編 監督・脚本
2014年 前任告急(房车奇遇) Ex Fighting 監督・脚本
2014年 ブレイド・マスター 绣春刀 Brotherhood of Blades 監督・脚本
2017年 修羅:黒衣の反逆 绣春刀:修罗战场 Brotherhood of Blades II: The Infernal Battlefield 監督
2020年 バトル・オブ・ザ・リバー 金剛川決戦 金刚川 The Sacrifice 監督
2021年 ゴッドスレイヤー 神殺しの剣 監督
2025年 刺杀小说家2 A Writer's Odyssey 2 監督

プロデュース
2022年 雪山飞狐之塞北宝藏 (オンライン映画)
2023年 我经过风暴 (王红卫との共同プロデュース)

 

 

 

頑張って調べてみました。

見た感じ、お若い監督さんに思ったんですが、2007年に北京电影学院 監督科を卒業された、この道20年のベテランですね。

 

日本だと2014年の『ブレイド・マスター』とその続編『修羅:黒衣の反逆』(2017年)が観られるようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

私はルー・ヤン監督の作品も観ていなかったのですが、『ゴッドスレイヤー』のキャストもよく知らなくって、知らない方々ばかりじゃないかな。

 

 

正直、主役のグアン・ニンとルー・コンウェンはちょっと苦手だったのです。

キャラ的に魅力を感じなかったというか…汗

 

グアン・ニンはともかく、内向的でコミュニケーションに難ありなルー・コンウェンはどうも苦手なキャラかな汗

しかしルー・コンウェンはおそらく、クリエーターの悩みや願望を抱えた、そういうキャラクターなんでしょうね。

そりゃ、小説を書いて暮らしていくというのは不安や挫折感も伴うものでしょう。

人が必ず評価してくれるものではないし…。

 

 

ところが観終えてから調べてビックリしたんですが、現実世界のルー・コンウェン(路空文)と彼が書く小説の中の少年コンウェン(空文)を演じたのは、ドン・ズージェン(董子健)一人で、つまり一人二役なんですよね~ひらめき電球

もちろんそういうサプライズも映画的には思惑通りなんでしょうけど、ドン・ズージェンの演じ分けには舌を巻きました。

 

 

気に入ったキャラクターとしては、グアン・ニンを監視し、彼にルー・コンウェンを殺させようと導くトゥ・リン。

トゥ・リンは親から捨てられた過去があり、冷静なようで時折、感情の抑制が難しくなる場面もある。

そして中国映画ですので、アクションもあり、それがまた異様にかっこいいんですよ。

トゥ・リンはきっちり強い人みたいですよ。

 

ヤン・ミーさんは素敵な女優さんでした。

 

 

そして小説の中の少年と行動を共にする少女 ―― 名前はシャオジュウズ(小橘子) ―― です。

この子がまたかっこいんですよ。

 

暴徒に囲まれても啖呵を切ってしまう。

怖いヤツにふん掴まれてギュウギュウ締められても負けない。

とにかく存在感のある女の子です。

い~い~顔するんですよね~。

確かに、追いかけられたら逃げまくりですが…。

 

このジュウズ…あとあと考えるとまた感動します。

 

 

絶賛して終わりにしたい『ゴッドスレイヤー』ですが、私は確かに大満足なんですけど、作品的に、「我が子の誘拐」と「小説の執筆」をそれぞれ考えると、「甘い」と思ってしまうんですね。

どう言えばいいのかな…物語としては没頭できる面白さなんだけど…「我が子の誘拐」と「小説の執筆」について深く考えると、そこまで切羽詰まったものや現実的な感触が得られないというか…やっぱり甘く感じてしまった。

 

そのあたり、グアン・ニンがなぜ誘拐犯にたどり着いていたか、その過程とか、ルー・コンウェンがそこまで小説を書くことにこだわった強い理由とか、そういうのの描きが詰めが甘いというのはあるかもしれないですね。

 

私はよく知らないんですけど、「なろう系」という世界もあるそうで…そういうのに私が惹かれないところと、『ゴッドスレイヤー』の評価は重なるかもしれない。

 

@Shanghai Huace Pictures Co., Ltd. Beijing Free Whale Pictures Co., Ltd.

 

『ゴッドスレイヤー』は大ヒットし、2025年10月に続編『刺杀小说家2』が公開されてます。

 

いや~、1作目できっちり終わりきってるのに、大丈夫なんか、2作目を作って…汗と思いますが、なんと、続編『刺杀小说家2』…日本でも2025年10月3日、「日本語字幕なし」で公開されてたんですね。

ぜんぜん知らんかった。

 

でも、2作目もやっぱり観たいなあ。

 

と、いうことで、『ゴッドスレイヤー 神殺しの剣』…ファンタジー映画の力作でした。

 

久々に「本気を出した時の中国映画」を観た気分です。

こういうのが観たいんよ、うちはホンマ…音譜

 

ルー・ヤン監督は間違いなく優れた映画監督だと思いますし、今後の作品にも期待したいですね…ビックリマーク

 

ということで、今日も読んでくださり、谢谢您です~キスマーク

再见(^.^/)))


 


ゴッドスレイヤー 神殺しの剣


原題:刺杀小说家
英語題:A Writer's Odyssey
韓国語題:척살소설가


2021年製作/130分/R15+/中国

公開
中国本土、マカオ:2021年2月12日
台湾:2021年2月26日
香港:2021年4月22日

日本公開:2022年1月28日
配給:ツイン

スタッフ
監督・脚本:ルー・ヤン(路阳)

脚本:陈舒、禹扬、秦海燕
原作:《刺杀小说家》 双雪涛

撮影:韩淇名

編集:Lin Zhu、Liyun Zhu

音楽:Jed Kurzel

主題曲:平行世界

 

制片商 :United Entertainment Partners


キャスト(声の出演)
グアン・ニン - レイ・ジャーイン(小山力也)
トゥ・リン - ヤン・ミー(佐々木亜紀)
ルー・コンウェン……ドン・ズージェン(日野 聡)
リー・ムー - ユー・ハーウェイ(家中 宏)


演员
雷佳音 饰演 关宁 / 红甲武士
杨幂 饰演 屠灵
董子健 饰演 路空文 / 少年空文
王圣迪 饰演 小橘子
于和伟 饰演 李沐
郭京飞 饰演 老僧 / 黑甲
杨轶 饰演 赤发鬼
佟丽娅 饰演 般箬(路空文姐姐)
董洁 饰演 小雨(关宁的妻子)

Cast
Lei Jiayin as Guan Ning
Yang Mi as Tu Ling
Dong Zijian as Kongwen Lu, the novelist
Yu Hewei as Li Mu
Guo Jingfei [ko] as Black Armor
Tong Liya as Pan Ruo
Dong Jie as Guan Ning's wife