きみに微笑む雨 2009年 ホ・ジノ監督作品 | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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アンニョン(^-^)ノ

いつも、ありがとうですキスマーク

 

10月24日は、この作品を観ました・・・カチンコ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きみに微笑む

A Good Rain Knows

 

 

きみに微笑む雨
韓国語題:호우시절
中国語題:好雨时节
英語題:A Season of Good Rain / A Good Rain Knows


(2009年、韓国・中国合作作品、100分)


監督:ホ・ジノ
脚本:イ・ハノル
助監督:イ・ハノル、Chen Wei Chang
撮影:キム・ビョンソ
照明:Wang Chun Zhi
音楽:イ・ジェジン
美術:Lv Dong


出演
チョン・ウソン → パク・トンハ 建設重機会社チーム長
カオ・ユアンユアン(高圆圆、가오위안위안) → メイ 杜甫草堂英語ガイド
キム・サンホ → 支社長 建設重機会社
Ma Shao Hua → マ部長

イ・ボンファ → 会議室通訳
Yan Feng → 支社長運転手
Ye Qun → ワルツおばあさん
Yang Dong → 杜甫草堂ガイド
Peng Chang Zheng → 杜甫草堂ガイド
Yang Yang → 杜甫草堂ガイド
Yang Hui Lan → 杜甫草堂ガイド
Yang Yan xia → 杜甫草堂ガイド
Chen Lu → 杜甫草堂ガイド
Zhao Zhen → 杜甫草堂ガイド
Li Zi Juan → 記念品店販売員
Cao Xiao Jaun → 記念品店販売員
Bao Wei Yi → 記念品店販売員
Zhou Bai Jie → 喫茶店職員

声出演
Sonnie Kim → BEN
Niu Yun Xiang → メイの姑
イ・ソヨン → 支社長の娘

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 

 

ホ・ジノ監督の2009年の作品です。

輝国山人さんのプロフィールのページによれば、ホ・ジノ監督のこれまでの作品は以下の通り・・・ひらめき電球

 

八月のクリスマス 1998年 ★

春の日は過ぎゆく 2001年

20のアイデンティティ 「アローン・トゥゲザー」 2004年

四月の雪 2005年

ハピネス 2007年 ★

オガムド - 五感度 segment 2 「私はここにいます」 2009年

きみに微笑む雨 2009年

危険な関係 2012年

ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女 2016年 ★

世宗大王 星を追う者たち 2019年 ★

 

★ = 私がこれまでに観てた映画。

 

 

『きみに微笑む雨』は中国と韓国の合作映画ってことになりますね。

そりゃホ・ジノ監督はきっと中国でも人気があるはずですよね。

 

『きみに微笑む雨』は当初、オムニバス映画、『Chengdu, I Love You(愛してる、成都)』(2009年、78分)のうちの1話として企画されたけど、途中から長編映画になったとのことです。

 

韓国と中国の合作映画って少なくないけど、興行的にはあまり成功してないとかはてなマーク

私にはわかりませんが、たしかにそんな気もする。

 

でもね~、同じく韓国の監督(イ・ジェハン)で、リウ・イーフェイ(中)&ソン・スンホン(韓)主演だった中国映画、『第3の愛』(2016年)なんてね、私、メチャクチャ好きですよー。

 

 

映画の舞台は、中国、四川省の成都。

 

建設重機会社のチーム長パク・ドンハ(チョン・ウソン)は出張先の成都で観光に訪れた杜甫草堂博物館で偶然、そこで働く米国留学時代の友人、メイ(カオ・ユアンユアン)と再会した ―― そんな物語です。

 

ドンハとメイは留学時代、付き合ったことはなかったんですが、幾度かロマンティックな時があったようです。

好意は感じてたんですが、もう一歩踏み出せなんだ、といった感じだろうか。

若いうちは目移りしくさるしね~。

 

お互い、仕事もやり、大人になった今、新しい気持ちで惹かれ合うことになる。

 

そこからあとは、とても自然なデートが描かれることになるんですね。

二人は30代前半・・・いや、半ばくらいでしょうか、そんな男女の。

 

 

食事のシーンがとても多く、描写が濃い。

食べるってことをとても大切にする映画。

 

成都って私はもちろん、行ったことがないんですけど、とても素敵な街並みです。

 

 

ハッキリ言って前半、衝撃も何もないんですが、いきなり衝撃だったのが熊猫登場でした。

まあ、それもよく考えてみればおかしくはないんですが。

 

昔の話ですが、子どもの頃、北京動物園へ行ったらパンダが意外なほどぞんざいに扱われてる気がしたのもちょっとした衝撃でした。

 

 

チョン・ウソンは、『グッド・バッド・ウィアード』(2008年)と『レイン・オブ・アサシン』(2010年)、『監視者たち』(2013年)の間に出演した映画なんですね。

その頃の他の映画に比べると、やっぱり顔が柔和な感じ。

『レイン・オブ・アサシン』はまだ観れてないんですが、早く観たい作品です。

 

彼が演じたドンハはホントに穏やかな男性で、何があっても人前では怒りやイライラが顔に出ないし、人当たりもとても良い。

 

映画を観てるイメージでは、ドンハは独身ではあるけれど、女性とデートした経験は豊富な感じ。

世の中には下心で女性とデートする男性もいるようだけど、本心から好きでないのに上手くいくほど男女の仲も甘くはない。

それでなくってもお互い過去も事情もある。

とにかく誠実さは重要・・・だけど、これはいらん話でしたかな。

 

チョン・ウソンの近作は・・・カメオ出演した、キム・ドンウク&コ・ソンヒ主演の『Trade Your Love』(2019年)、『藁にもすがる獣たち』(2020年)、

韓国で7月の末に公開されたばかりに『鋼鉄の雨2 首脳会談』(2020年)、そして来年に公開の『Hunt』(2021年)などなど、ですね。

 

新型コロナ・ウィルスの影響で映画がいきなりNetflixの方に流れていくことには、ちょっと困惑な私ですが、まあ、新しい時代を迎えてるってことでしょうね。

 

 

メイを演じたカオ・ユアンユアン(高圆圆)、私が知らない女優さんだったんだけど、私は出演作を1作も観てないと思います。

年齢的にはチョン・ウソンと同じ学年ではないはずですが、留学ってことで学生さんの年齢も様々だったのではないかな。

 

カオ・ユアンユアン・・・見とれるような、美しい女優さんですね~。

また韓国の女優さんたちとは違いますね~。

 

2014年に赵又廷さんと結婚、去年の5月、女の子をご出産ですか。

赵又廷さんって・・・げげッ、マーク・チャオでしたかひらめき電球∑(゜∀゜)

『ドラゴン・クロニクル 妖魔塔の伝説』(2015年)の・・・。

 

『きみに微笑む雨』は、ふと再会した男女がお互いへの好意を感じていく映画ですので、ほのかにエロいのですが、そのかすかなかすかなエロさが素晴らしいです(〃▽〃)

いわば、アドリブ演奏です。

お互いの気持ちを丁寧に優しく確かめ合いながら、ごく近い未来を描いていく、計画も準備もなかった恋のアドリブ演奏。

 

ホ・ジノ監督の唯一無比の演出が優れているのでしょう。

せわしない映画ではこうはいきませんね・・・。

 

 

ところがドンハが勤める会社の中国の支社長を演じるのはご存知、キム・サンホさん。

支社長さん、韓国の人が来たことが嬉しいのか、ドンハが気に入ったのか、焼酎飲みましょうねビックリマークと何度も誘うのはいいんですがね~、ものすご~く空気を読めない一面があるわけですあせる

 

その空気の読めなさがたいがいもう、イライラくるんですわ、ホンマ。

 

いや、家族を残して成都に赴任してるので寂しいのもあるんでしょうけど。

 

 

わざわざ飛行機を一日遅らせてまでメイとの時間を大事に過ごしたかったに~、もう!!・・・アンタって人はうざいな~むかっ

 

私ゃ、「わかりました、酒に毒を盛りましょうドクロ」とまで思ってしまいました。

もちろんそんなんあきませんけど~(^_^;)

 

しかし、このおじさん、ドンハとメイの関係に気づいてないのか、そうならあまりにも鈍感なんじゃないかと思ったんだけど・・・どうやら気づいとったようなんですわ(;´∀`)

 

 

ホ・ジノ監督にとって長編5作目である『きみに微笑む雨』・・・。

 

それまでの映画との大きな違いは音楽がチョ・ソンウ氏ではなく、イ・ジェジン氏になってるってこともある。

チョ・ソンウ氏の音楽は私も大好きで、『チョ・ソンウ プロデュース映画音楽作品集』ってCDも持ってますよ。

 

 

『きみに微笑む雨』のイ・ジェジン氏の音楽も素晴らしいです。

 

『きみに微笑む雨』ですが、昔、好きだった人と再会し、再び恋に落ちていく数日間の映画で、その恋愛の感覚を体験していく作品だと思います。

 

そりゃチョン・ウソン、カオ・ユアンユアンっちゅう美男美女が演じてますのでいかにも映画的ですが、いいじゃないですか、映画ってそうゆうもんでしょ。

 

ホ・ジノ監督の映画としては泣けるほど感情的ではないかもしれないけど、やっぱりホ・ジノ監督の良さが非常に出てるんとちゃいますか。

時間的にゆるやか、ってのが一番大きいんじゃないだろうか。

悪く言えば、何でもない話を映画にしているんですから。

 

でも、その何でもないかもしれない話に、ハッと気づくこともある。

世の中、ただ甘い喜びだけではないですなあ。

 

『きみに微笑む雨』はやっぱりホ・ジノ監督の映画、とにかく丹念、こまやか、でした。

違う国の、英語で会話する男女のラブストーリーとして。

 

たまらないほど素敵なダンス・シーンもあります・・・。

 

 

今はちょっと作品のタイトルとか思い浮かばないんですが・・・エリック・ロメールとかはてなマーク

もっと映画に詳しい人なら、浮かぶんでしょうけど、ヨーロッパの恋愛映画とかに近い作品があるような気がします。

ただ、どれ、とは私には言えないけど。

 

ホ・ジノ監督の映画を文章でどうこう書くのは私には難しく思えるんですが、とにかく素敵な100分の映画を観ました。

観てる間も観た後も、なんか気分が良かったですわ。

 

まだこの映画を観てなくって、恋愛映画を観たいような気分の方、また是非、観てください、よろしく~音譜

 

でわ、今日もおおきに、ありがとうさんです・・・アンニョン~(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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