いつも”重単5175”をご訪問頂きありがとうございます。

今日はNゲージ鉄道模型、最近関連コメントを頂くこともあって自作のテープLED室内灯について総括してみたいと思います。過去記事のリンクが多くなりますがご了承ください。

 

一部の予備車を除き、自作室内灯化は全車終了、600両近くに施工してきたことになります。我ながら沢山やったな~😅。私の所はDCC制御、常に交流14V程の電圧が線路にかかっていますから留置線に停車中でも煌々の常点灯です。

なお、以下記述内容は私の経験によるものであり、これが最適か?は分かりませんし前述の通りDCC制御、パワーパック運転とは事情が異なります。以下内容を参考にパーツ購入、室内灯作成をやろうという方がおられましたら 自己責任 でお願いします。

 

自作室内灯の話、Amebloで初めて書いたのは2年半前、以下記事だったと思います。

 

最初の記事↑はKATO12系旧製品、最も最近室内灯を入れたのもリニューアル製品のKATO12系でした。形式が重なりましたね😁。

 

記号、付番を上記リンク記事に合わせて現在の構成です。いくらか変わっています。

① テープLED 12V仕様のもの 通常は60LED/m 10cmにカットして使うのが基本。白色LEDを使うことが多いですが、車両によっては電球色を使います。

② ブリッジダイオード DCCではLED保護(負圧対策)で使いますが、パワーパックでは進行方向によらず点灯させるのに必要です。以前より小型のものを使っています。

④ 抵抗 明るさを調整します。車両の雰囲気に応じて1kΩ~4.7kΩ位ですが、パワーパック の場合と適正値が異なるかも知れません。1/2W又は1/4Wのものでいいと思います。

A 集電用銅板 車体側用 ~0.15mm銅板より切り出し
B 集電用銅板 床下用  ~0.15mm銅板より切り出し

 

③が抜けていますが、以前付けていたコンデンサー(実測7μF程)は最近取付を省略しています。もっと大容量でないとチラつき防止に効果がない事が分かったので100μF程の容量になれば効果あり、はコンテナ車のカンテラ式尾灯の時に経験しました↓。

 

 

<<<2024/6追記 最近コンデンサー取付が復活しつつあります。小さくて94μFを稼げる素材を見つけました↓。>>>

 

 

銅板はかなり前にホームセンターで買っていたものが余っていたので切り出して使っていますが、そろそろ底をつきそう..😅、弾性があって集電が安定すると思われる燐青銅板へ移行するかも知れません。

 

テープLEDは基本ネットショップから仕入れていますが、どのブランド というのは無いようです。12V仕様なら何でもいいんではないかと。上が標準で使用する60LED/mのもの、5cm単位でカットできます。20m級車両には2単位10cmが基本です。

20m級以外や、個室寝台等光が均一に届きにくい構造の車両には下の120LED/mを使うこともあります。LED密度が倍ですね。こちらは2.5cm単位でカットできるので75mm、125mmという使い方が出来ます。この120LED/mは何故か防水シールドが付いた製品しかありませんでした。透明で分かりにくいですが写真のにも付いています。後述の施工法ではできるだけ薄い方がいい=防水が無い方がいいんですが上手く剥がすことが出来ず、以下記事”ボロボロ作戦”なる怪しい手法で剥がして何とか使って来ました😅。つい最近ようやく防水無しの120LED/mタイプを見つけたので現在注文中です。使えるかな??

 

 

写真のように各形式、車両によって長さはまちまちです。それぞれに合ったものを選ぶことは必要と思います。583系って12系より車長が短いのに初めて気づきました😲。

 

下に写る白いのがテープLED、抵抗を挟んでブリッジダイオードとハンダ付け接続です。表記がある方がLED側、テープLEDと極性を合わせます。銅板Aを付けるところにワニ口クリップを挟んでいます。

 

こんな配置になります。

 

パワーパック運転におけるブリッジダイオードの役割です。動画のように前進、後進どちらもLEDが点灯します。これを付けないと前照灯や尾灯のように進行片側しか点灯しなくなります。(DCCではなくパワーパック運転可能なテスト線から電源を引いています。)

 

そのブリッジダイオード、”S1ZB60”と型式を使っています。以前より小さいものを使っているのは..

 

写真のように車両の長さによってはテープLEDが車端近くまで来るケースがあるので、矢印の距離を短く詰め込めるようにするためにはできるだけ小型が有利 と考えました。矢印が長い車両は銅板を長く伸ばしてしまえば事足ります。

 

テープLEDは写真のように屋根とボディーの間に挟み込むような形にして、その下に白色のプラ板を貼ります。主力のKATO製車両は(新幹線など一部を除き)殆ど屋根とボディーが別パーツなのでこのようにしています。

 

LEDを高い位置に収められ、天井が白色になるので下から見た時にテープLED素子類が隠されて綺麗に見えます。屋根の構造にもよりますがこれをやるためにはなるべく基板の薄いテープLEDが良いのですが、基板の厚さを書いている製品は殆どありません。買ってみて当たればラッキーという現状です。今使っているものは丁度2年前の以下記事↓、試しに買ってみて偶然見つけました。当時はそれまでのよりかなり薄っぺらくハンダクラックなど不具合を心配しましたが、2年の実績で大丈夫のようです。スペックに基板の厚さを明記して欲しいな~。挟み込みにしなければ厚さは気にする必要ないですけどね。

 

 

矢印の車体左右をつなぐ”梁”と屋根の隙間が僅かな車両が多く、テープLEDが厚いと屋根が浮いちゃう などの不具合を起こすことがあります。梁は左右方向に膨んで屋根の固定が甘くならないように残しますが、LED等の素子が当たらないよう切込みを入れます。

 

ここまで標準的なパターン、最近取り付けた12系客車で話をしましたが、車両によっては別対応が必要な場合があります。以下イレギュラーで凝りまくった例をいくつか挙げておきます。失敗してやり直した なんて例もあります😅。

 

 

 

 

 

 

自作テープLED室内灯はKATOやTOMIXの純正品に比べ安上がりで消費電力が小さいメリットがありますが、車両によって自分でアレンジできるのも魅力と思います。要はテープLED、抵抗、ブリッジダイオードが台車からの集電板に繋がっていれば光るわけで..😁。

車両構造に合った施工法を考えて”攻略”するのも楽しい気がします。

 

既存車両への導入は一通り終わっているので、新しくやって来る車両に付けていくことになります。編成として次に来るのは3本目になるKATO E4系Maxかな~。1両に2本の120LED/m導入、屋根ボディー一体で挟み込みが効かない 特殊パターンになりそう😅。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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