こんばんは。
今日はNゲージ鉄道模型、先日入線したKATOの12系に自作室内灯を入れ始めました。
自作のきっかけは、純正の室内灯は良いんだけど正直値段高いよな と。
今回の12系に限らず、テープLEDの自作モノを入れ始めたのはもう２年近く前になります。
旧Yahooには関連記事を何度かUpしていました。こちらAmebloでも既に何度か話題にしていますが、何か途中からいきなり始まった感があるので、今日はどうやって施工しているか？をちょっと詳しめに書いてみたいと思います。試行錯誤があって細かい施工法は以前と変わっていますが、だいぶ洗練され来たと思っています。
なお自己流ですのでご参考程度で．．、やってみよう という方がおられましたら自己責任でお願いします。なお私の知見はDCCレイアウトにおけるものです（DCCでなくても使えそうですが．．後述）。
１両分に必要なパーツ一覧です。
① テープLED 10ｃｍ ～室内灯本体 （5mを購入して切り出し 50両分です。）
② ブリッジダイオード ～負電圧がLEDにかからないようにするための整流器
③ 無極性コンデンサー ～集電不良によるちらつき防止
④ １ｋΩ抵抗器 ～室内灯の照度調整
A 集電用銅板 車体側用 ～0.15ｍｍ銅板より切り出し
B 集電用銅板 床下用 ～0.15ｍｍ銅板より切り出し
C プラ板 0.3ｍｍ 裏側に細く切った両面テープ貼付 天井板用
（0.2ｍｍと記載していましたが誤記だったので修正させていただきました。）
比較的シンプルですね。
②のブリッジダイオードです。DCCは交流なのでこれが無いと常にLEDに負電圧（LEDが点灯するのと逆の電圧）がかかります。LEDってこれに弱いようです。自称テキトー派(笑)の私はテープにする前のLED室内灯にダイレクトで交流電圧をかけていた頃がありましたが、使っているうちにLEDがブチブチ切れました。なので実感を持ってこれは必須です(笑)。老眼にはキツイ細かい表記ですが直流側、交流側をルーペで確認してから作業にかかります。
写真のように直流側に③コンデンサーと④抵抗をハンダ付けし、その先に①テープLED本体（裏側が写っています）をこれもハンダ付けで取付けます。④の抵抗、私は１ｋΩを標準で使っていますが、好みの照度に応じて抵抗値を選ぶといいでしょう。旧客などあまりテカテカ光って欲しくない車両にはもっと大きい抵抗を使ったりもします。ブリッジダイオードとテープLEDの極性が合わないと点灯しないので要注意です。
交流の端子にはA.集電用の銅板をハンダ付けします。組むときに引っかからないよう内側に折り曲げて長さを調整します。
このLEDを屋根パーツ裏に貼付け、屋根とボディーの間に挟むように取り付けます。先日のMicroAceマヤ34など屋根ボディー一体型はちょっと事情が変わって来ますが、最近のKATO,TOMIX車あたりは大抵このパターンです。ボディー側、LEDがボディーと干渉する箇所は削りを入れています。
これで点灯はしますが、このままだとLED,チップ抵抗といった素子がむき出しで天井が”内装工事中” のような雰囲気なので．．
C.のプラ板を貼ってテープLEDを隠し天井をフラットに見せています。これで車体側の加工は終了です。
続いて床下側には、純正の室内灯集電銅板を差し込む穴にB.を折り曲げ加工した集電銅板を差し込みます。この銅板は燐青銅版ではなく弾力が小さいので、純正室内灯より差し込みを長めにして集電安定性を確保しています。これで加工は終了、床下にボディーをはめれば．．
点灯仕様になりました。デコーダーやスイッチは入れていません。DCC電源がONのうちは点きっぱなしです。
因みにブリッジダイオードを使ったら非DCCでは片進行方向しか点灯しないのかと思いましたが、DCCでないパワーパック（KATO 22-018 及び No.255）を繋いでテストしてみたところ、両方向点灯しました。22-018の方が明るく光るようですが、No.255のような古いパワーパックも両方向点灯したのには正直びっくりしました。
左が自作室内灯を入れたもの、右は試しにKATOの純正室内灯（品番11-214）を入れてみたものです。自作の方が明るめに見えるかな？少なくとも遜色はありません。
このように自作なので手間はかかるのですが、何といっても安い！（私の場合KATO純正の１／３程度の費用；部品の選び方で変わるので目安程度で。） 更に２年近く使って性能上も問題無し、実は他にもメリットがあることがわかりました。なので既存車両も自作へ置換を少しづつやっています。なかなか進まないんですけど．．この辺についてはまたの機会に書きたいと思います。
今日の時点で新車12系2両に施工、あと4両、頑張らねば．．
以上Nゲージ鉄道模型 自作室内灯ネタ、最後までご覧いただきありがとうございました。
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