こんにちは。

ここの所実写の準備が出来ておらず、Nゲージ鉄道模型が続きます。285系サンライズエクスプレスの第3弾です。今回は個室B寝台シングルとシングルツインの車両です。

 

■サハネ285-200 2,9号車 /  サハネ285 6,13号車

1人用B個室シングルと、1又は2人用B個室シングルツインを備える車両です。

台車直上、窓が縦に2つ並ぶ部分がシングルツイン(写真手前側左右に2室、奥に1室)、あとはシングルになります。

左が200番台、右が0番台です。左車端のドアの位置、形状が異なります。200番台は身障者対応の広幅ドア、大型のトイレが設置されています。JR東海車は車番が+3000になります。

KATO純正室内灯のままの奥に対し、手前は自作テープLEDを仕込んで均一に光るようになっていますが、これが一筋縄ではありませんでした。順を追って書きますと..

 

最初は写真下側のように120LED/mタイプを天井に仕込んだんです。屋根とボディーの間に挟み込むも芳しくなく、ちょっと低くしようとこの時点でボディー直貼りにしています。抵抗は750Ωを使用、最大級に明るく光らせています。2階の窓が天井に喰い込むように高いところまで湾曲しているので、天井版表現は個室と廊下の仕切り部貼付け、下から斜めに白色プラ板を入れました。組んだ時に2階窓少し上に収まる様に長さを調整しています。斜めの天井板のようなイメージです。

 

しかしどうもイマイチ、角度によって見え方が変わるんですが、この写真では左KATO純正のクハネに比べて右のサハネ285が暗くも見えます。明るく照らしているのに...。1枚上の写真から分かる様に、中央に廊下があって左右個室で仕切られているので、真下へ照らすLEDタイプは廊下をガンガンに照らすものの、個室側に光があまり回ってこないものと思います。KATO純正の導光板は横幅があるので問題なかったんでしょう。

 

奥がサハネ285、1階部が暗いのも気になりました。

 

そこでこんなものを用意しました。光の横幅を稼ごうと2mm幅の極細テープLEDを2本、平行に付けたものです。かなり細かいハンダ付け作業になりました。どちらも外側をプラスとし、リード線を逆コの字に回して給電しています。

 

これを5mm辺の透明三角棒に両面テープで貼り付けました。多分材質はアクリル、手持ちにあったものを使いました。

 

これを天井裏に貼り付けて、左右に光が行くようにします。これで2階は良くなりましたが、1階がなお暗かったので..

 

前回のサロハネ285と似た作戦、一番上、2階個室パーツ廊下部の下にもう1本テープLEDを挿入、都合最も贅沢なテープLED3本となりました。こんなに入れるのか?..入れちゃいました(笑)。写真2枚目が分かりやすいですが、1階層は中央から照らして隙間からの反射光で左右個室を照らす構造でした。しかし高い所から照らしただけでは照度足らず ということだと思います。左右シングルツイン部はサロハネ同様壁を嵩上げ増設しています。2階パーツの左側、床下パーツの右側、少し色調の違う所が嵩上げしたところです。前回書いた自前調合の塗料を塗ってますが、もうちょい白が強くて良かったのかな?

 

最終的にこんな感じになりました。中心部に2mmに切り出したプラ棒、裏に1階照明用のテープLEDがあります。製品パーツには階段の表現まであったのですが、LEDが被さって消えてなくなります(笑)。組んでしまえば外からは見えない所ですし...

嵩上げ壁部の一部に黒塗りを入れているのは、使った1mmプラ板の遮光性が低いため、黒塗り入れでサポートしています。

 

なかなか上手く行かず、こうなったら何とか出来るだけ均一に照らしてやろうと、意地でLEDを増設し、手を加えて行ったところがあります(笑)が、奥の純正に比べて手前の3本LED仕様、だいぶ良くなったと思います。車端部のドア部以外窓配置は一緒なので、0番台も200番台も同じやり方です。

横方向に照らす照明システムでは限界はあるものの、製品として随所に工夫が見られ、良く出来ていると思います。KATOさんの設計力、勝手に想像するにこの構造に至るまでにかなりご苦労があったんでは?というのを感じます。この先まだ続きますが、各車個性のある5車種を同一室内灯ユニットで対応し、量産体制を組んでいるわけですから。

 

さて、3本もテープLED入れて消費電力は?..でもDCC交流電流値は5.4mA程度でした。これでも10mAを超えるKATO純正の半分ほどで収まっていました。

 

写真の角度だと斜め天井板の向こうにLEDが見えてきます。1階と差が出ちゃうんですが、これはこれで雰囲気かな。上から俯瞰するのよりだいぶ明るい感じにはなります。個室を真上から照らせるような位置窓上にチップLEDの厚みが収まらないので..

 

今回はもう1車種 と思ってましたが、既に長くなっているのでここまでにします。

 

最後に再び実車の話を..

シングルツインの話が出て来ましたが、こんな感じの部屋です。写真は2号車11番、まだ乗客の少ない出雲市発車前に撮影したものと思います。下段のライトが消えていますが、ガラスへの反射がうるさかったのでこうしました。窓の向こうはキハ40系列ですね。左に開け放ったドアが写っていますが、すぐ向こうに階段と2段ベッドが迫っています。階段を上がって左側には荷物置きスペースがありますが、ここに収まらない大荷物の2人乗車はちょっと厳しいと思います。大スーツケースに体の大きい外国の方が2人で乗られて、多分入りきらなかったんでしょう、朝かなり早くからドア全開で”はみ出して”乗っておられるのを何度か見たことがあります。

 

シングルよりちょっと値が張りますが、1人で乗る分には快適です。下段は583系のようなスライド式だったかな?写真のように座席にも出来るので、大荷物とかでなければ2人で座って一杯 というスタイルも可能です。寝るときは室内2段ベッドにして..

1人なら下段は荷物置き場、上段で飲んで寝て..だったかな(笑)。

最近はすっかり乗らなくなっちゃっているんですが、また乗りたいですねー、サンライズ。

 

書くことが多くてなかなか先に進みませんが..このシリーズはまだ続きます。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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