明けましておめでとうございます。
今年も皆様が効果的な治療技術を習得し、より優れた治療家になるため応援させていただきます。
鍼灸治療後疲れが気になる方はいらっしゃいませんか?
そんなに動いた覚えがないのに疲れた。
特別気を使ったわけでもないのに疲れた。
この様な場合、患者さんから邪気を受けている可能性があります。
邪気の強い患者さんとは、癌・精神疾患・自己免疫疾患など重症の方です。
以前は私自身患者さんから邪気を受けて苦労しました。
邪気を取り除く方法があるとも知らず、鍼灸師を続けられるかどうか悩んでいた時期もありました。
鍼灸師の中には自分自身の邪気が強い状態になっていることもあります。
その場合、鍼灸治療をすると患者さんの体調不良を招きます。
癌・精神疾患・自己免疫疾患など重症疾患の場合、単に鍼灸治療をしても改善させることは難しいです。
まず邪気を取り除くことで改善し易くなります。
鍼灸院がコンビニより多くなった今、特徴のない鍼灸院は経営的に厳しくなる可能性があります。
鍼灸院より更に競争が激しいのが歯科医院です。
夜遅くまで開院しているところも珍しくありません。
歯科医院の場合、元々歯が専門なので、特徴を出しにくいという事があります。
子供向け、審美歯科、歯周病専門、インプラント、矯正、顎関節症、口腔外科位でしょうか。
それに対し、鍼灸院は様々な疾患を扱うので特徴を出しやすいと言えます。
それではどの疾患を扱ったら良いのでしょうか?
それに対する答えは五枢会で行っている難病重症セミナーの疾患です。
1月はアトピー性皮膚炎と自己免疫疾患(関節リウマチを含む)です。
一般の鍼灸師が簡単にできないような疾患を扱うことで他院との差別化をはかることが出来ます。
前回のメールマガジンで治療の流れを説明させていただきました。
更に2点補足する内容があるのでお伝えします。
1つ目は治療の前後で身体所見を取るという事です。
理学テスト、可動域、脈診、舌診、腹診などの変化です。
治療後の変化をとらえることにより、鍼灸治療の説得力が増します。
2つ目は記録することです。
所見・治療内容を記録することで、次回以降の治療に役立てることが出来ます。
こなす治療と進化する治療の違いはここにあると思います。
「どういう順序で治療をしていきますか?」という質問を良く受けます。
一般的には以下の流れになることが多いと思います。
1) 問診(問診表も含める)する。
2) 身体所見を取る(東洋医学的・現代医学的)。
3) 治療方針を立てる。
4) 治療を行う。
5) 患者さんに治療内容を説明する。
私は出来るだけ2)→1)になるよう心掛けています。
初診の時はある程度やむを得ないですが、第2診以降は出来るだけ2)→1)になるようにしています。
そうすることで以下のことが得られます。
・身体所見を取る力が高まる
・身体所見から診断をする力が高まる
・問診の時間が短縮できる
問診は重要ですが、やり方を間違えると雑談の方に流されがちです。
話し好きな患者さんに多いですよね‥‥。
問診に時間をかけ過ぎると患者さんの身体から情報を読み取る時間が少なくなり、重要なことを見逃すことになりかねません。
限られた時間の中で最大限の効果が発揮できるように治療していきたいと考えています。
強刺激を好む患者さんがいらっしゃいます。
患者さんから「もっと強い刺激でお願いします。」と言われる場合があります。
めったにいませんが・・・。
私は遠隔取穴を中心に局所治療は出来るだけ少なく、軽くという方針なので正直言って渋々というところです。
それ以外に、本人は気づいていないけど強刺激が合う患者さんもいらっしゃいます。
普通の刺激量で治療効果が出にくい場合にこのタイプが考えられます。
実証タイプ・治療経験が豊富な方・若い方(20代)に比較的多いと思います。
また、以前通院していた鍼灸院の治療法が強刺激の場合、それに慣れている場合もあります。
鍼の刺激を高めるためには以下の事を行っています。
1) 鍼を太くする。
2) 手技鍼を行う。
3) パルス通電を行う。
もし強刺激が合う患者さんがいらっしゃったら試してみて下さい。
勉強・仕事熱心な先生・学生の方でも長年仕事をしていると、モチベーションが下がることもあると思います。
そんな時にはいつもと違ったことをすることをお勧めします。
本を読む・勉強会やセミナーに出るなどで刺激を受けることはモチベーションアップにつながります。
本を読む・勉強会やセミナーに出るなどインプットが多い場合は、教える・発表するなどのアウトプットをお勧めします。
教える機会がないと思っている先生、患者さん向けの勉強会を行ってみて下さい。
仕事ばかりして休みがほとんどない場合もモチベーション低下の原因となります。
休みが少ない場合は30分でもいいから自宅・職場以外の所に行ってみて下さい。
カフェがおすすめです。
非日常の時間を作ることでリフレッシュできます。
自分が行った治療が効いているのかどうかはとても気になることです。
一般的に行われているのは、患者さんに痛みや苦痛の程度が改善したのか聞いていくことだと思います。
しかし、来院時に症状が出現していなかったり、患者さんの感受性が低下している場合は分からないこともあります。
実際、治療直後に筋緊張が即座に緩和しても何も変化を感じない患者さんがいらっしゃいます。
私が行っている方法は症状と関連している所見の変化です。
整形外科疾患であれば理学テスト、内科疾患であれば腹証の変化です。
それ以外には症状と関連した圧痛の変化も診ています。
自分で変化を診ることが出来れば患者さんから「変化がありません。」と言われても落ち着いて治療を終了することが出来ます。
*この方法は私の著書「治せる!鍼灸治療(三和書籍)」に詳しく書いてあります。
患者さんから良く話を聞く 事は重要ですが、鍼灸師が主導権を握って診断と治療を進めていって下さい。
暑い夏が終わり、秋が来たと思いきや、冬の訪れを感じるようになりました。
この時期には体調を崩す患者さんが多いです。
多いパターンとして、副交感神経優位→食欲亢進→食べ過ぎ→風邪を引く、気管支喘息が悪化するが挙げられます。
副交感神経優位→食欲亢進→食べ過ぎ→脾虚証となり、急性腰痛を起こすというものもあります。
脾虚証に腎虚証や瘀血証が合わさっている場合も少なくありません。
そして2月から3月にかけて多くなるのが花粉症です。
花粉症の治療は長年研究して来ています。
第1段階の治療は風邪の治療を応用したところから始まりました。
第2段階の治療は漢方薬からヒントを得ました。
花粉症に良く効く漢方薬として小青竜湯があります。
小青竜湯的な鍼灸治療が第2段階の花粉症の治療です。
第3段階の治療は難治性の花粉症の治療です。
今まで開発してきた治療穴を一挙公開します。
今年の12月に2回花粉症のセミナーを行います。
1回目は会場、2回目はオンラインです。
興味のある先生、学生の方はこのまま読み進めて下さい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
花粉症の鍼灸治療
第1回
日時 2024年12月15日(日) AM9:15〜12:15 会場のみ
会場 自由が丘住区センター
第2回 オンラインのみ
日時 2024年12月29日(日) AM9:15〜12:15
指導講師(両日とも)
武藤 由香子
鍼灸学修士、五枢会代表、自由が丘ムトウ針灸院院長
詳細は以下のページを参照下さい。
https://muto-shinkyu.biz/lp/202412oneday/
毎年春先になると話題になる花粉症。
毎年春は治療法の開発に取り組んで来ました。
すぐ良くなる花粉症から手ごわい花粉症まで。
花粉症の治療開発は時間がかかります。
春以外は症状がないか、軽度なので春の期間に開発をしなければならないからです。
2014年に花粉症セミナーを1度行いました。
あれから10年、毎年新たな治療穴を開発して来ました。
今まで開発してきた治療穴を一挙公開します。
今年の12月に2回花粉症のセミナーを行います。
1回目は会場、2回目はオンラインです。
興味のある先生、学生の方はこのまま読み進めて下さい。
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花粉症の鍼灸治療
第1回
日時 2024年12月15日(日) AM9:15〜12:15 会場のみ
会場 自由が丘住区センター
第2回 オンラインのみ
日時 2024年12月29日(日) AM9:15〜12:15
指導講師(両日とも)
武藤 由香子
鍼灸学修士、五枢会代表、自由が丘ムトウ針灸院院長
詳細は以下のページを参照下さい。
https://muto-shinkyu.biz/lp/202412oneday/
鍼灸治療において、効果的な治療穴を自由自在に使えるようになることは大変な強みとなります。
百会・陽陵泉・湧泉に続き、今回は三陰交を取り上げます。
三陰交というと生理痛に使う人は多いと思います。
生理痛だけではなく、胎位異常・安産・扁平足・足冷など治療効果が幅広い経穴です。
三陰交は子宮頸部の緊張を緩和する作用があると考えられ、そのため生理痛や出産時の子宮頸部の硬さを緩和するのに用いられます。
出産前に三陰交の施灸を受けた人では助 産師さんが驚くほど安産になっているケースも多く、殿位分娩でも結構楽だったと言われたこともあります。
扁平足を治す理由があるのかと疑問に思った方もいらっしゃるかもしれません。
扁平足は外反母趾・足底腱膜炎などの原因の1つとなるためです。
後脛骨筋へのアプローチとして三陰交を用います。
更年期障害では、冷えが強いタイプでは三陰交の施灸、のぼせが強いタイプでは鍼を行っています。
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*五枢会治療セミナー
再現性の高い治療・有効率の高い治療をマニュアル化し、治療セミナーを行なっています。
興味がある先生・学生の方は下のホームページをご覧になって下さい。
http://5su.muto-shinkyu.com/