先月末に1匹、今月の七夕ごろに1匹、
ウチの境内に新顔の野良猫があらわれた。
先月末に登場した猫は1歳半から2歳くらい。
この写真は、一昨日(7/21)の捕獲直前に撮影したもの。
初めて姿を見せたときはもう少し小さくてガリガリだった。日が経つにつれ、徐々に、
隠れていたおキンタマが見えるようになり、
貧相で哀れだった顔が貧相さはそのままに険しくなった。
「コレをどうしようか……」
私としては、捕獲して手術してもらい、耳の一部を切って町内5匹目のサクラ猫にするのが自分にできる唯一の手立て。
だが、これまでの4匹のサクラ猫は私が勝手にサクラ猫にしただけで、町内の皆々様のご了解を得たわけじゃない。
捕まえてサクラ猫にするたびに、
「こういうのを捕まえてサクラ猫にしました」と、
写真つきで外に掲示していたが、4匹目のとき、
その掲示は破られて境内に捨てられていた。
他人の家の窓に貼られた掲示より、去勢や避妊手術を施されてない猫が(事故や飢えなどで)新陳代謝されつつワラワラいるほうが目障りだと思うのだが、そうでない人もいるようだ。なんにせよ、匿名者の隠れた敵意の発露には違いない。
躊躇して手をこまねいているうち、新たな1匹が登場。
写真ではちょっと大きくなっているが、
出現時は、生まれて1ヶ月足らずの赤ちゃん猫だった。
赤ちゃん猫なら捕まえるのも簡単だし、
保護団体等にお願いすれば、1歳以上の猫どもよりは里親が見つかりやすいはず――と考えたが甘かった。
こいつ、赤ちゃんのくせに警戒心が強く、
ネズミみたいにプランターや雑草の陰へ素早く逃げ込む。
しかも体重が軽すぎて、仕掛けた捕獲器のバネ罠が反応しない。どのみち足首と膝に故障を抱えた婆が敵う相手ではなかった。
代わりに捕獲器に捕まったのは、先の写真の貧相猫。
翌日(まさに7月のネコの日)、獣医さんのとこに持っていって、去勢手術と脱水症状緩和のための点滴、寄生虫駆除剤滴下をしてもらった。