デモリッション・アーサナー
デモリッション・アーサナー
使い手 : カレクック
倒れた相手に上空から逆立ち状態で落下し、足をあぐらをかくように曲げ、足の甲同士をくっつけ、両腕を伸ばし、合掌した状態で指先を相手に突き刺す技。
文字だとちょっと何言ってるかわからないので、画像をご覧下さい(^-^;
手の動きは分かるんですが、足がヤバイですね。
何回かチャレンジしたのですが、足の骨を砕かないと出来なさそうな技です。
あの足の動きに何の意味があるかは分かりませんが、矢印のように爪先を突進方向に向ける事で威力やスピードが増すって感じですかね??
インドではチャクラという気が体を巡っているという考えがあるので、チャクラの放出方向を指先に集中させるために必要な動作なのかもしれません。
デモリッション(破壊)
アーサナー(ヨガのポーズ)
破壊のヨガポーズって事ですね。
そさてこのデモリッションアーサナーの恐ろしい所は、相手に手刀を突き刺した状態からドリルのように回転を加えられる点です!
突き刺すだけでも痛そうなのに、そこから傷口をえぐるという残虐技!
まさにカレクックにピッタリの技です。
さ ら に
片手を突き刺した状態で回転し、もう片方の手で激辛カレーを傷口に擦り込むという派生を見せております。
何とも恐ろしい残虐殺法です。
マンダラファイヤーボール
マンダラファイヤーボール
使い手 : カレクック
自分の体をえび反りにしならせ、足を頭につけて固定した状態で回転しながら突進していく必殺技。
ちょっと文章だと何言ってるかわからないので、こちらをご覧下さい。
いやー、人間技じゃないですね(笑)
物凄い柔軟性のあるカレクックだからこそ可能な技です。
似たような技ではペインマンのファイヤーボールプレスがありますが、丸まって突進していく技を「ファイヤーボール」と称するんですかね?
どちらも別に炎を纏っているわけでもないので。
なんか攻撃をしかけている方が痛そうな技ですが、マリキータマンにマンダラファイヤーボールが当たった時は、結構な衝撃音とともに、かなりのダメージを与えている事がわかる。
あのタフなマリキータマンが思わず
「キャアミャア〜〜ッ!!」
と叫んでました^_^
マンダラとは、曼茶羅(曼陀羅)と書き、インドのサンスクリット語で「本質を得る」という意味で、仏教の儀式などに用いる図絵の事を指す。
カレクックはヒンドゥー文化やヨガ、サンスクリット語など、歴史的文明を織り交ぜた戦いがとても面白くて好きです。
カーメンに通ずる所があるのでタッグを組んでもらいたいところです(^^)
曼陀羅という言葉をみると、私はファミコンソフトの『沙羅曼蛇(サラマンダ)』を連想してしまいます。
青いスケルトンのソフトがインパクトありまくりで。
子供の頃は全然クリアできなかったなぁ〜。
ガラムマサラサミング
ガラムマサラサミング
使い手 : カレクック
頭のカレールーを手に取り、相手の顔面(目の中)に塗りたくる残虐技。
ガラムマサラとは、インドで一般的に使用されるカレーのミックススパイスである。
よく「辛いスパイス」と訳されるが、ガラムはヒンディー語で辛いではなく「暑い」という意味である。
基本ベースはシナモン、クローブ、ナツメグだが、調合師によって他にも様々なスパイスを合わせており、決まりはない。
さて、目潰しとして使用する技であるが、カレクックのカレーは非常に辛く、目の中に入ったとしたら相当な痛みを与えられる。
目潰しとしては持続効果も長く期待できるので、その間に相手をいたぶる事ができる。
また、相手に技を掛けられたりしている時に放つ事により、相手が技を外してしまう事もしばしば。
視界は奪われるし、目は痛いし、カレー臭いし、油でヌルヌルするし、衣装は汚れるし、対戦相手からしたら最悪な技といっても過言ではない。
高そうな衣装を持ち、汚れたらすぐにシャワーを浴びる潔癖症のケンブリッジマンからしたら、絶対に食らいたくない技である。
オールスパイスシールド
オールスパイスシールド
使い手 : カレクック
カレーを弾幕のように拡散させて相手に投げつける技。
相手の顔面を目掛けて放つ事でその効果は倍増され、目に入ったら相当痛いと想像できる。
マリキータマン戦でオールスパイスシールドを使用し、彼の攻撃を遮る事に成功している。
先手で打つ事も可能だが、カレクックは相手の突進などに合わせて放つ事で、回避を難しくしていた。
キン肉マンの世界では貴重な飛び道具である。
オールスパイスとは、中南米が原産のフトモモ科の植物の実や葉を乾燥させた香辛料で、シナモン、グローブ、ナツメグ、の三種の香りを併せ持つという事からこの名がつけられた。
トマトとの相性が良く、肉料理になどにも使用される。
カレクックのカレーの野菜は角を尖らせてあり、生煮え状態で非常に固くて不味いとの事であるが、オールスパイスシールドのように固い具材を投げてダメージを与える事も可能。
でもやっぱり食べ物を投げたりして戦うのは、コンプライアンスに引っかかるでしょうね。
だから先生は不味いカレーという設定にして、食べ物ではないと定義付けたのかもしれない。
ライスの方は投げないもんなぁ〜。
シン
インド出身の超人で、アジャンタ師匠の下で『頭戴格闘術(マーラレスリング)』を極めるために修行を続ける青年にして、残虐超人カレクックの若き時。
既に頭戴格闘術の技は全て体得するというセンスを見せるが、アジャンタ師匠から技の中に「怒り」があるとして、ガンジス川の流れのように穏やかである事を信念とする頭戴格闘術の免許皆伝を認めてもらえなかった。
免許皆伝を認められると、頭に食べ物を載せる事を許される。
この食べ物こそが超人パワーを引き出す媒体『花冠(マーラ)』なのだ。
怒りを1年間抑える事ができれば免許皆伝を与えられ、さらにアジャンタ師匠の頭に載っている花冠を伝授するという約束を交わして旅立つが、辺境の町で虐げられる人々を見て怒り心頭し、怒りの象徴であるカレーを頭に載せたために頭載格闘術から破門・残虐超人・カレクックとなってしまう。
シンは実に真面目な青年であるが、感情のコントロールというものが得意ではなかった。
師匠に免許皆伝を認められなかった時も、怒りの感情を抱いていたり、美女ミーナに出会った時は一目惚れをして恋煩いをしていた。
とてもじゃないが、ガンジス川のように穏やかな精神力があるとは思えない。
頭載格闘術の極意が感情のコントロールにある事は知っているだろうに、選んだ格闘スタイルが間違ってましたね( ;∀;)
生真面目に修行に打ち込む青年は、理不尽に対して怒り、人との出会いを喜び、恋を楽しみ、悲劇を哀しむという普通の善良な超人であった。
まるで初期のキン肉マンのような、未熟だけれど共感と愛着が持てるようなシン。
怒りの権化カレクックとなる事でシンは比類なき強さを手に入れたが、喜びと楽しみというプラスの感情を失って(封印して)しまう。
残虐超人カレクックとしてこの先冷たい外道の道を生きていくのだが、キン肉マンと出会う事で彼の人生は大きく変わっていく。
が、それはまだ先の話。
ちなみに「シン」とは、「虎」とか「神」そして「罪」という意味がある。
罪・・・なんか彼にはしっくりくる言葉ですが、人を助けて破門されるなんて、理不尽にも感じます。
でも多分、インドのプロレスラー『タイガー・ジェット・シン』から来てると思います(^^)
日本代表になりた〜〜いの巻 感想
うっほ!
うっほ!!
うっほです(^-^)ニクッ
今週は差し替え漫画で超人オリンピック編の『日本代表になりた〜〜いの巻』が掲載されておりました。
それでは今回はその感想を。
いやー、細かくとっぴおしもないギャグが挟まれており、忘れていた面白さを感じてしまいました。
真弓が傘で地球にやってきて墜落したのに不死身な所からツボに入ってしまいました。
「ナマズさんがお怒りだ〜」っていうのも、昔はナマズが地震を引き起こしていたと考えられていたので、子供の頃によく両親に冗談めいて言われておりました。
幼い頃は本当にナマズが地震の原因かと思ってましたww
真弓のキングギドラツッコミとか本当に大好き。
らんま1/2のあかねの親父が怒ると妖怪化するのを彷彿させて、この手のツッコミは大好物でした^ ^
委員長もサラッと毒を吐いており、今みたいな傲慢な嫌らしさがなくてイイキャラをしておりましたね〜。
ウルドラマンがロビンマスクに負けた構図も、本家のウルトラマンがゼットンに負けた時と同じ構図で、とても素敵な一コマでした。
うっほはキン肉マンを読み始めたのが4、5歳頃。
その頃の記憶はありませんが、キン肉マンに熱中したのがよく分かるような内容でした。
そしてロビンマスクとの邂逅。
ロビンマスクはアリサとの結婚の為に超人を捨てて人間になろうとして、さらにギロチンキングを倒した直後の超一流の超人。
オリンピックでは他にも多くの超人と出会います。
頭戴格闘術の伝承者でありながら、怒りと哀しみに囚われてケンブリッジマンを惨殺したカレクック。
残虐ファイトの限りを尽くし、下界の闘いに見切りをつけ、完璧超人を目指すラーメンマン。
そんな彼らを退けてキン肉マンが優勝するなんて、誰も考えなかったでしょうし、キン肉マンが正義超人のリーダーとなってこの先快進撃を続けるなんて、この頃の読者も作者も考えていなかったはずです。
なんだか今を知った上で過去の話を真剣に読むのも面白いですね〜。
コロナウィルスの緊急事態宣言が解除され、日常が戻りつつあります。
早くキン肉マンの続きが読める日になれば嬉しいですね〜。
アジャンタ師匠2
アジャンタ師匠
頭に食べ物を載せて戦う頭戴格闘術の師範であり、カレクックの師匠。
厳しさと優しさを併せ持つ良い師匠。
さて、アジャンタという語を調べてみました。
アジャンタは、1954年にインド人ジャヤ・ムールティが日本で創業したインド料理店の事。
ナイルレストランと共に、日本のインド料理発展に多く貢献した店で、多くのインド料理人を輩出している名店。
つまりカレクックの師匠であるアジャンタも、多くの弟子を輩出している事から、その名店にちなんで「アジャンタ」と名付けられたのではないでしょうか(^^)??
が、そもそものアジャンタという語は、西インドマハラシュトラ州の村の名前である。
このアジャンタの近くでは、紀元前2世紀〜後8世紀にかけて断崖をくり抜いて作られたとされる仏教寺院群が30箇所造られており、これは『アジャンタ石窟群』として世界遺産に登録されている。
そして、以前紹介した、ケンブリッジマンにボコボコにされた一般人ラジャ、アミール、タナールがいましたが、ラジャは『王』、アミールは『司令官』『総督』という意味がありました。
タナールはアジャンタと同じように、タナール洞窟という洞窟の名前から付けられておりました。
称号ネームと洞窟ネームという分類ができます。
カレクックはヨガの動きを取り入れた柔軟な動きで戦う超人だが、アジャンタはすごいゴツい肉体をしているので、柔軟性があるのかは謎。
キン肉真弓やプリンスカメハメ世代の超人だと思うので、いぶし銀な正統派レスラーだと思います。
アジャンタ師匠
頭戴格闘術(マーラレスリング)の師範であり、シン(カレクック)の師匠。
免許皆伝を目指すシンの修行の成果を精査するが、技の中に怒りを感じた事によって、免許皆伝を認めなかった。
技を全て体得しているシンは、なぜ免許皆伝が許されないのかと怒りを表す。
その怒りが良くないと厳しく諭す一方で、これから1年旅に出て、怒りを我慢すれば免許皆伝を与え、さらに皆伝の証として自分の使用している『花冠(マーラ)』を与えるという、シンへの期待を見せている優しい師匠。
ちなみにアジャンタ師匠が載せている花冠は『ナン』。
怒りの象徴である「痺れる辛さを持つアレ」を載せたら破門だという言葉を伝えてシンを旅立たせる。
結局シンは虐げられる弱い人々を守るため、怒りの象徴であるカレーを頭に載せたため、残虐超人カレクックと成り果ててしまうが、カレクックになる最後までアジャンタ師匠の言葉が怒りを止まらせていた。
それだけに尊敬される師匠であった。
だが、アジャンタの言いたいのは怒ってはいけない、ではなくて、怒りのコントロールをしろという事だと思います。
正義超人のキン肉マンやテリーマンも、怒りによって正義の鉄拳を振るう事もたくさんあった。
ロビンなんて怒りの権化から正義超人重鎮にまで成熟している。
なんなら残虐超人ラーメンマンやブロッケンJ r.だって、正義の心を少しずつ育ててきた。
一度の過ちで外道まで落ちぶれたカレクックは、根が真面目すぎて、師匠の言葉の本質を悟れなかったのでしょう。
アジャンタ師匠の指導が、愛ゆえに不器用だったのかもしれない。
ちなみにアジャンタと共にシンの技を精査している者(師範代?)が2人おり、彼らの花冠はそれぞれ鳥の丸焼きと、インド料理のシークカバーブのようなもの。
どちらもインドだとスパイスたっぷりのカレー味として有名ですが、カレーライスを載っけたらだめだけど、カレー味ならいいのかな??
ラジャとアミールとタナール
ラジャとアミールとタナール
インドの辺境の町に住む善良な市民。
さて、こんな超モブの考察をこんなに続けるとは思いませんでしたが、彼らには秘密がありました。
それは名前です。
「ラジャ」と聞くと私は「とっても!ラッキーマン」のバトラーくんを想像してしまう。
応答の声ですね、ラジャ。
しかし、古代インド語であるサンスクリットにおいては『ラジャ(ラージャ)』とは貴族や君主を意味する非常に恐れ多い言葉である。
『マハラジャ(王)』といえば聞いた事がある人もいるでしょう。
元々は約4000年前にアーリア人がもたらした「ラージャン(族長)」が語源。
ゲームとかでもナーガラージャ(蛇の王)とか、ラージャンとか出てきますね(^^)
元々は絶対的な王の意で使われていたラージャも、一般に知れ渡り様々な階位に称され、格が著しく落ちたという。
イギリス植民地時代は、ラージャは統治する藩王にも使用された。
つまり、ケンブリッジマンがミーナの町を統治しているとするならば、『ケンブリッジマン・ラージャ』と呼ぶのである。
そしてアミールという意味。
アミールはイスラム世界での称号で、君主号に用いられる。
アラビア語で『総督』や『司令官』といった意味で、イスラムでは王族や貴人といった者に使用される恐れ多い言葉なのである。
総督の末裔ケンブリッジマンがあの市場に襲来した時、ラジャとアミールと対面したのを直訳すると
『総督の末裔』と『王』と『総督』が対面していたのである!!!
おぉ、ケンブリッジマンが1番格が低いではないか!!
みんな君主号という意味があったとは、非常に面白い!
そうそう、もう1人いましたね、タナールの意味も調べてみました。
タナール軟膏、何これ?
アミールとタナール
アミールとタナール
インドの辺境の町に住むオッさんと、オッさん。
片方はラフな服装にハゲ、ダンディなヒゲを蓄えているオッさん。
(画像手前の2人です)
片方は白シャツにスーツパンツっぽい服装に、ダンディなヒゲを蓄えているオッさん。
よく見るとズボンが七部丈で、若年IT系社長みたいな、なかなか攻めたファッションをしている。
かつてインドを管理していた大英帝国インド超人総督の末裔であるケンブリッジマンが、横暴に租税を徴収しに度々2人の住む町にやってきた。
穏便なこの町の人々はしぶしぶ租税を払ってきたが、そんな横暴はもう許さないと決起し、徹底抗戦を試みた。
その最前線にいるのがこのアミールとタナールである。
この市場の代表格とでもいったところだろうか。
徹底抗戦とは言ったものの、このアミールとタナール、ケンブリッジの部下の攻撃を盾で防ぎ続けるという超平和主義っぷり!
こりゃあ人の鑑だ・・・。
2人ともなぜか凄いガタイがよくて筋肉モリモリなのに。
しかし、抵抗が気に入らないケンブリッジマンは超人レスラー。
2人をアッサリとデスバレーボムでKOしてしまった。
ちなみに最初アミールとタナールと一緒に「ここは俺たちの土地だ〜っ!」と抗議していたモヤシっぽいオッさんは、部下に襲われた時に盾を持ってなかったので、部下の棍棒で殴り倒されたようです。
市場期待の若者ラジャが2人の仇を討とうと角棒でケンブリッジマンに襲いかかるが、2人同様に沈められてしまう。
地面が砕ける程の技を顔面に食らって、アミールとタナールが死んでない事を願うばかりである。
(前回のラジャの回の考察の通り、死亡はしていないと考えられる。)