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投資は自己責任で

〜 中長期保有前提で成長株中心の”ゆるい投資”を行っています。
  目先の株価を予測したり占ったりすることには、興味がありません。

2018/5/16付の日経MJの記事、全体としてはZOZOSUITにちょっと否定的な書きぶりですが、ZOZOSUITはこれまでにない、まったく新しい試み。ある程度、問題が残っているのは仕方ないところです。

実際、ジャストフィットに感動したという意見も多い一方で、スマホのカメラの性能や、測定する場所の明るさ、カメラに映り込む背景、ZOZOSUITの着かた、等々の要因で測定がうまくいかないことがあるようですが、こうした問題は今後、改善していくでしょう。すでにネット上には、測定ノウハウ的なまとめサイトも出てきていますね。

また、ZOZOSUITと人で採寸した場合と異なる点も同様。ZOZOSUITと人による採寸の数値の差異は大した問題ではなく、差異があったとしても、出来上がった商品の着心地のレベルで大差がなければ、問題ないと思います。ファッションに煩い人たちは、ちょっとしたことに拘りがちだから、否定的な部分もあるだろうけど。

人による採寸をタダだと勘違いしている人もいるけど、当然、人件費がかかっています。オーダーで背広やシャツを作れば、価格にその採寸費用が乗っかっているわけです。わざわざ店に行って採寸してもらうのはZOZOSUITより遥かにめんどくさいし、敷居も高いw。


記事によると「くるぶしの位置が到底合わせられなかった」そうだけど、くるぶしの位置で裾丈が決まるだろうから、そりゃ合わせられなきゃ当然、狂うでしょw。

記事を書いているんだから、スタートトゥデイはZOZOSUITを大量に配布する前提で作っているのに、なぜ自分たちのZOZOSUITがくるぶしを合わせて着られないのか、と普通は考えるでしょう。この記事を書いた人がなぜ、くるぶしの位置をどう合わせるのかについて、スタートトゥデイに問い合わせなかったのか不思議です。新聞記者は、そういう問い合わせが容易にできる立場にいるんだし。

疑問点をスタートトゥデイに問い合わせたうえで、くるぶしを合わせるのが不可能ならば不可能な場合があるのが問題と、可能であればスタートトゥデイ側の説明不足を指摘すべきなのに、記事中で「到底合わせられない」と断言しただけっていうのは、プロの記者のレベルとしてどうなんでしょう?
Youtuberやツイッタラーじゃないんだからねぇww。

また、記事中にOriginal Stitchの「2枚の写真を撮るだけで全身40カ所の採寸ができる」という自動採寸(Bodygramの改良版)のことが書かれているけど、この話題、相変わらずUS版グーグルで検索しても、まったく英語記事が出てこないんだけど、日経はちゃんと情報の確度を確認して書いてるのかな?

[ZOZOSUITに関する最近の投稿]
■ZOZOSUITとツイッターでの反応について(2018/4/30)
https://ameblo.jp/2sc372/entry-12372464081.html
■アパレルのネット販売と競争激化(2018/5/2)
https://ameblo.jp/2sc372/entry-12372820453.html
■アマゾンの新戦略とZOZOSUIT(2018/5/4)
https://ameblo.jp/2sc372/entry-12373296570.html
■ZOZOSUITとアマゾンの3Dボディスキャニング(2018/5/6)
https://ameblo.jp/2sc372/entry-12373803373.html
■ZOZOSUITとORIGINAL STITCHのBodygram(2018/5/9)
https://ameblo.jp/2sc372/entry-12374761626.html

アミューズの決算発表は、決算短信の2019年3月期の連結業績予想で営業利益が減益予想となったことが嫌気されてか、株価は下げています。決算発表後、ちょっと不思議な値動きをしていますが、下げたところでしっかり買っている人たちがいるみたいですね。

減益予想の理由は、アーテイストマネージメント事業。決算短信によれば、
「楽曲販売環境の変化(サブスクリプションの台頭)を受けて、利益率の高い印税収入を保守的に見通したことや、コンサートツアーの制作費の増加などにより減益となる計画です。」
とのこと。

新譜の印税収入ですが、売上ベースでみれば会社全体の収入の1割以下(2017年3月期で29.16億円)。確かにサブスクリプションは伸びていますが、そんなに大きな影響が出るのかな? まぁ、どの程度"保守的に"見通したのかは不明ですが。

コンサートツアーの制作費については、チケット代でいくらでも調整可能。ライブ・コンサート市場は活況を呈しており、高額転売が横行しているような状況で、正規のチケット代を数百円レベルで上げたところで動員数が減ることはあまり考えられない。
チケット代には定価がないし、直接的に価格競争的なものもないので、収益管理は比較的容易なはず。制作費に見合ったチケット代の設定なんて、そんなに難しいのかな、という印象を受けます。

最近はマシになったけど、以前のアミューズは、超保守的な期初業績予想を出していました。昨年度、一昨年度と下方修正を出してしまい、また"保守的"に戻ってしまったのかな?
40周年なのに下方修正なんて、かっこ悪いしねw。

今日5/16は、決算説明会。説明会資料の開示は、夕方以降でしょうか?
BABYMETALファンのアナリストが、いろいろ質問するかもww。

BABYMETALのミズーリ公演でメンバーの1人、YUIMETALが登場しなかったことで、一部のファンが騒いでいます。
一般に、応援しているアーティストが、自分の気に入らない行動を取ると、「アーティストは全然悪くない。所属する芸能プロやプロデューサーがしょうもないから、こんなことになった。」と勝手に解釈して、文句を言うファンが必ず出てきます。

アーティストへの不満のはけ口となるのは、所属事務所とかプロデューサーの仕事の一部。アミューズやプロデューサーのKOBAMETALがボロクソ言われるのは仕方ないでしょう。YAHOO!掲示板とか、投資向けの掲示板に書き込めば、自分の声がより会社に届きやすいと考えるファンが、株主っぽく振る舞って会社に圧力をかける(というか、圧力をかけた気になって悦に入るw)のも、昔からよくあることです。
そうした芳ばしいファンwは「アーティストはファンと同じ考えなのに、嫌々従った」と勘違いしてるけど、意思決定にはアーティストも関わっているわけで、アーティスト自身がそうした非難を同様に受け止めて傷つく、ということがわかっていない。

今回の騒動も、公表できない事情があるのでしょうし、騒ぎになることもアミューズ側は承知の上でしょう。個人的事情なのか契約が絡む問題なのか、はたまた演出なのかはわかりませんが、公表しないのには何か理由があるはず。

「ワールドツアーが始まったのにYUIMETAL不在」というのが、音楽ナタリーとかORICON NEWSとかBARKSとか、アミューズと信頼関係があるメジャーな音楽メディアでニュースになっていないのも、何か含みがありそうです。

アミューズにとってBABYMETALは、非常に重要なアーティスト。アミューズがわざわざBABYMETALをつぶしてしまうような自殺行為をするわけもなく、現状を踏まえたベストの選択をしていると、個人的には考えています。
世の中、何でも公表すれば良いってもんじゃないですからw。
数年来アミューズ株を保有している腰が据わった株主、つまり会社を信頼している株主なら、そのように考える人も多いんじゃないかな?

芸能プロは人気商売。上場企業であるアミューズの場合、アーティストが何か騒動を起こすと株価が急落することもあります。桑田佳祐の紫綬褒章騒動、福山雅治の結婚騒動、そして小出某の問題など。
ただ、これまではこうしたケースで株価が急落しても、しばらくすると株価は元にもどるので、経験則的には急落したタイミングは絶好の買い場でした。

ファンカムを見るとYUIMETAL不在でも、ミズーリ公演自体は素晴らしく、異様に盛り上がっているし、YOUTUBEに上がった新曲Distortionも、再生回数は100万回突破。

今回、BABYMETALは別に悪いことをしたわけでもないし、どうなるんでしょうね?

オーダーシャツのECサイト、ORIGINAL STITCHの開発したアプリの記事が、ZOZOSUITと競合するのでは?、と話題になっています。
□2枚の写真を撮るだけで全身40カ所の採寸ができるアプリ、米「オリジナルスティッチ」が今夏ローンチ(2018/5/8 WWDJAPAN)
https://www.wwdjapan.com/609907
ORIGINAL STITCHが、身体採寸アプリ「Bodygram」を開発し、前面と側面の全身写真を撮影するだけで全身40箇所の採寸を3次元で行うことができる、とのこと。

実はBodygramはもともと2017年夏にローンチされたもので、既存のフィットしているシャツの写真を撮ると自動で採寸し、同じサイズでシャツを作ってくれるというもの。
□シリコンバレー発オンラインカスタムシャツブランド Original Stitch、先進技術を駆使した最新オンライン採寸機能「Bodygram(ボディグラム)」を発表(2017/8/24)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000026235.html
これを改良して2枚の写真で自動採寸、ということのようですが・・・。


Bodygram、プレス後は話題になっていなかったけど、2018/2のBloombergに以下の記事がでました。
□Don’t Use This AI Tailor … Yet(2018/2/6 Bloomberg)
  After three shirts we ordered didn’t fit, Original Stitch took down its measurement software.
https://www.bloomberg.com/news/articles/2018-02-05/don-t-use-this-ai-tailor-yet
「このAIテーラーはまだ使うな。Bloombergが3回オーダーしてもシャツがフィットしないという事実を、ORIGINAL STITCH社の創立者Jin Kohに突きつけたら『これはまだベータ版だ』と話した後、このソフトで測る仕組みをひっそりと終了させた。」というような内容。
(この記事には、ZOZOSUITやアマゾンのBody Labsの話も出てきますね。)

 

こうしたニュースを見る限り、採寸精度を上げるのは簡単ではないように思えます。

ORIGINAL STITCHはアメリカの会社ですが、アメリカ版グーグルで調べても、この「改良版Bodygram」のニュースの英語記事は出てきません。画期的なアイデアのはずなのに、不思議です。記事中の写真は日本で撮影したものみたいですが、ひょっとするとORIGINAL STITCHの日本法人が独自で開発している、ということでしょうか?

 

あくまでも個人的な感想ですが、このニュース、ちょっと眉唾な感じがしてしまいますね。本当に、オーダーシャツができるレベルの採寸精度が達成できたのかな??

 

[ZOZOSUITに関する最近の投稿]
■ZOZOSUITとツイッターでの反応について(2018/4/30)
https://ameblo.jp/2sc372/entry-12372464081.html
■アパレルのネット販売と競争激化(2018/5/2)
https://ameblo.jp/2sc372/entry-12372820453.html
■アマゾンの新戦略とZOZOSUIT(2018/5/4)
https://ameblo.jp/2sc372/entry-12373296570.html
■ZOZOSUITとアマゾンの3Dボディスキャニング(2018/5/6)
https://ameblo.jp/2sc372/entry-12373803373.html

 

先日、アマゾンが身体サイズの変化を測定する調査を始めたという記事が、WSJに載ったと以下のエントリで書きました。
アマゾンの新戦略とZOZOSUIT【スタートトゥデイ】
https://ameblo.jp/2sc372/entry-12373296570.html

アマゾンは昨秋(2017年10月)に、身体サイズを三次元で計測する技術を持った企業Body Labsを買収し、話題になっていました。さほど話題にはならなかった感はありますが、今回のアマゾンのニュースは、スタートトゥデイにとって寝耳に水、というわけではありません。
■Amazonが3D身体測量のBody Labsを買収報道、Echo Lookとの組み合わせでライブ・フィッティングも可能に?(2017/10/4 THE BRIDGE)
http://thebridge.jp/2017/10/amazon-has-acquired-3d-body-model-startup-body-labs-for-50m-70m-pickupnews
■自分の3Dモデルで服を試着 アマゾン、3Dモデリング企業を買収(2017/10/7 moguraVR)
https://www.moguravr.com/body-labs/

今回の記事のタイトル「体のサイズを測らせて―アマゾンのアパレル新戦略」を見ると、ZOZOSUITと同じようなことをアマゾンが始めるかのような印象を受けますが、ちょっと違います。

これらの記事によればアマゾンは、Body Labsの技術とカメラ付きのスマートスピーカー「Echo Look」を組み合わせ、ライブ・フィッティングと呼ばれる、リアルタイムの試着サービスを目指しているのではないか、とのことでした。
試着のための体型測定は、製造のための採寸ではなくZOZOSUITのような採寸の精度は必要ないので、比較的容易です。

昨秋時点ではスタートトゥデイは、旧ZOZOSUIT(センサー方式)を採寸に採用していましたが、当時から画像解析で採寸する、新ZOZOSUIT方式(マーカー方式)も存在していました。当時、前澤社長は画像解析による採寸については精度の問題から否定的でしたが、新ZOZOSUITはその精度の部分がクリアできたみたいですね。

ちなみに、ZOZOSUITで採寸した数値と人による実測の数値の差について、採寸部位によっては少し差が出るということを書いている人がいます。ただ、腹囲は食事の前後でずいぶん異なるだろうし、ふくらはぎなんかも、朝と夜ではずいぶんサイズが変わるだろうから、少しズレたからといって製品のフィット感に問題が出るとは断定できません。
そもそも、オーダー品にせよ既成品にせよ、人のサイズが増減することを考慮して衣服は製造されるわけで、採寸結果が大きくズレていなければ、フィット感は十分に感じられるはずです。

今後、アマゾンなど他社がZOZOSUITのようなものを模倣して追随してくる可能性がないわけではありませんが、その点についてスタートトゥデイは先日の決算説明会の質疑応答で、以下のように答えています。
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Q:新ZOZOSUITのテクノロジーについて。従来のZOZOSUITより簡単かつコストが安く作れるとのことだが、他社が真似できるようになるのではないか。特許や参入障壁について具体的に教えてほしい。

A:新ZOZOSUITは以前のものより簡単な仕様になったとはいえ、他社が簡単に真似できないよう、さまざまな工夫が施されており、特許に関しても申請済です。計測だけでなく、その後の PB プロダクトの生産が可能であることも差別化のポイントであり、ZOZOSUIT を 1,000 万単位で量産し配布ができるほどの PB 生産ラインの確立していることが当社の強みです。 
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https://image-contents.s3.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2018/05/2018_4Q_QA.pdf

スタートトゥデイは今期中に「600万~1,000万スーツを無料配布予定」とのこと。海外展開も7月から開始予定。
他社が始める前に、デファクト・スタンダードを取りに行く戦略ですね。

[ZOZOSUITに関する最近の投稿]
■ZOZOSUITとツイッターでの反応について(2018/4/30)
https://ameblo.jp/2sc372/entry-12372464081.html
■アパレルのネット販売と競争激化(2018/5/2)
https://ameblo.jp/2sc372/entry-12372820453.html
■アマゾンの新戦略とZOZOSUIT(2018/5/4)
https://ameblo.jp/2sc372/entry-12373296570.html

2018年5月4日付け、Wall Street Journalの記事。
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体のサイズを測らせて―アマゾンのアパレル新戦略
By Laura Stevens
2018 年 5 月 4 日 03:37 JST

 米ネット小売り大手アマゾン・ドット・コムは今、あなたの最もプライベートな情報を知りたがっている。体のサイズだ。

 アマゾンは調査を通じて応募者を募り、20週間にわたって体型の微妙な変化を記録する実験に着手した。参加者には最大250ドル(約2万7000円)のアマゾンギフトカードが進呈される。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が案内状を確認した。

 アマゾンは参加者を募る事前調査で、「われわれは、体型が時間とともにどのように変化するのか、理解することに関心を持っている」と説明している。案内状はアマゾンの3Dボディスキャニング部門が送付した。同部門はアマゾンが昨年買収した3Dボディモデル開発の新興企業ボディラボ(Body Labs)を吸収する形で誕生した。

 ジーンズやスーツがどのようにフィットするかを正確に予測することは、小売業り業界にとって究極の目標だ。人間の体型モデルを作り、洋服がこれにどのように合うかを見極める技術が確立すれば、体型に合わなかった洋服の返品を減らしたり、オンデマンドで衣服のプリント・生産が可能になったりするなど、様々な分野に活用できる。

この問題を解決しようと、世界中で新興企業や研究チームが立ち上がっている。アマゾンはボディラボを昨年買収したが、関係筋によると、アマゾン幹部にとっても、過去数年にわたり、これは重要課題に上がっていたという。

 アマゾン3Dボディスキャニング部門の求人広告によると、同チームは現在、身体に関する統計学3Dモデルを構築しており、将来的にはこれに深層学習(ディープラーニング)のアルゴリズム技術などを使って、人々の画像や動画と合わせる構想を描いている。アマゾンは、実現すれば、顧客向けサービスとして幅広い分野で応用が可能になるとしている。

 モルガン・スタンレーのアナリストによると、アマゾンは今年、米アパレル小売り業界で、 ウォルマート を抜きトップに踊り出る見通しで、アマゾンが技術を確立すれば、その効果は極めて大きなものとなりそうだ。

 アマゾンは実験の参加希望者に対し、体重や運動レベルが過去1年に急激に変化していないか、具体的な減量・フィットネス目標の達成を目指しているかなどについて質問している。また2週間おきにニューヨーク市のユニオン・スクエアに出向き、30分程度、体系の変化を記録するための3Dスキャン撮影が可能かなどと尋ねている。

 アマゾンの広報担当者は、うわさや憶測にはコメントできないと述べた。

 オンライン小売り業界にとって、返品はコストが極めて高い。発送と返却両方の送料を負担しなければならないのに加え、倉庫に戻ってきた際の手続きも必要なためだ。中でもアパレルはオンラインの返却率トップを占め、サプライチェーン(供給網)の専門家は、小売業者の中には返品率が40%を超えるところもあると指摘する。
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アマゾンの3Dボディスキャニング部門の記事。タイトルだけ見ると、ZOZOSUITと競合するかのような印象もありますが、ちょっと方向性が違いますね。ZOZOSUITは個人データ利用、アマゾンは統計的なアプローチ。

アマゾンに限らず、ZOZOSUITのような戦略は、計測という点だけみれば、簡単に思いつくもの。計測から製造、出荷までがZOZOSUITというプロジェクトなので、本気で実現しようと思うと、さほど簡単ではないんでしょうけどね。スタートトゥデイは、特許も押さえているようだし。

この記事で注目すべきは、最後のパラグラフ。
「オンライン小売り業界にとって、返品はコストが極めて高い。発送と返却両方の送料を負担しなければならないのに加え、倉庫に戻ってきた際の手続きも必要なためだ。中でもアパレルはオンラインの返却率トップを占め、サプライチェーン(供給網)の専門家は、小売業者の中には返品率が40%を超えるところもあると指摘する。」
ZOZOSUITによる採寸でオーダーする人が増えれば、ZOZOTOWNの返却率が下がる、ということですね。

 

[ZOZOSUITに関する最近の投稿]
■ZOZOSUITとツイッターでの反応について(2018/4/30)
https://ameblo.jp/2sc372/entry-12372464081.html
■アパレルのネット販売と競争激化(2018/5/2)
https://ameblo.jp/2sc372/entry-12372820453.html
■ZOZOSUITとアマゾンの3Dボディスキャニング(2018/5/6)
https://ameblo.jp/2sc372/entry-12373803373.html

ZOZOSUITで注目されるスタートトゥデイですが、一方で「衣料品のネット販売の競争激化」といった記事も見かけます。
□ゾゾ揺らぐ牙城 スーツ遅配に誤算 競合、買収・提携で包囲網(2018/4/28 日経)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO29940250X20C18A4FFN000/
□楽天、伊藤忠と通販 ゾゾ追撃 アパレル新会社(2018/5/2 日経)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO30035820R00C18A5TJ1000/

まず前者の記事ですが、三陽商会がネット通販支援会社(ルビー・グループ)の買収、マガシークとロコンドの抬頭で、「『ゾゾタウン包囲網』がじわじわと広がっている」とのこと。
数字は知らなくても、衣料品のネット通販の規模感、イメージを持った人が読めば、なんだか違和感の残る記事ではないでしょうか?記事中でもさらっと「(取扱高の)差は大きい」と書かれているけど、1桁、2桁違う会社を引き合いに出して「包囲網」とか書いている時点で??ですねw。
後者の楽天と伊藤忠も然り。確かに楽天はネット通販大手ですが、最近は楽天市場の通販事業は頭打ちの状況。楽天カード等の金融事業の好調で保っている感じですし、これまでの楽天市場でのアパレル販売はどうだったんでしょう?ZOZOTOWNと競争できるようなオシャレさは感じられないんですがw。

スタートトゥデイの記事に限ったことではないけれど、日経は最近、大手広告主の提灯記事みたいなのが増えています。スタートトゥデイは日経に広告を出さないから、日経は書きやすいのかも。加えてスタートトゥデイは、決算説明会で広告事業を始めると発表したから、尚更かなww。

ネット通販大手で、衣料品に力を入れている会社として引き合いに出すなら、アマゾンでしょう。

アマゾンはアメリカで、衣料品・靴販売のネット販売シェアが35%とダントツのトップ。ちなみに2位はメーシーズで10%。日本のアマゾンでもアパレル販売に力を入れteori、将来的にZOZOTOWNと競合関係となるポテンシャルはあります。

ただ、アマゾンの場合、アメリカでは成功しているものの、ヨーロッパでは苦戦中と、以下のWall Street Journalの記事で紹介されています。
□アマゾンの世界征服、欧州アパレルには至らず
 米で衣料品と靴のネット販売独占を達成したアマゾン、西欧で苦戦する理由は(2018/5/1 Wall Street Journal日本語版)
http://jp.wsj.com/articles/SB12032445690865114584804584196732219429184
以下、記事より抜粋。
・ユーロモニターによると、衣料品・靴のネット販売で西欧トップは市場シェア9.6%の独ザランド。
・ユーロモニターのアナリストは「欧州ファッション市場の主要プレーヤーには、もちろんアマゾンの脅威を見くびる気はない。アマゾンには何でも達成可能に見えるからだ」と述べた上で、「だが私たちの顧客はなお、ある程度は安心している。アマゾンがファッションでは消費者に認められていないと感じているからだ」と説明した。
・「アマゾンは確かに手ごわい競争相手だが、基本的な商品と大量のディスカウント品に軸足を置くゼネラリストだ」と述べ、ファッションブランドは斬新な製品をエイソスやザランドに置く一方でアマゾンでは主流に近い商品を販売する傾向があると付け加えた。
・アマゾンは混とんとしたオンライン百貨店であり、ブランドは製品の見せ方をほとんどコントロールできない。対照的に、ザランドやエイソス、その他アパレルに特化したサイトには高級オンラインモールの趣があり、アマゾンサイトに比べるとブランドのコントロールがきき、演出もしゃれているという。

アマゾンは「ディスカウントショップ的であり、おしゃれな服を買うサイトではない」というようなイメージで、ヨーロッパ(西欧)ではあまり受け入れられていないようです。アメリカでのシェアは高いけど、これも廉価なものやディスカウント品がたくさん売れている状況なのかもしれません。

ZOZOTOWNが受け入れられているのは、買いやすさに加えて、イメージ戦略的な部分も大きそうで、この点で日本市場は、ヨーロッパ市場と似ているのかもしれません。

楽天市場は、アマゾン以上に混沌としているけど、どうなんでしょうね?
個人的には、これから軌道修正してくるであろうアマゾンのほうが、将来的には驚異だと思います。だからこそ、ZOZOSUITのような革新的な、ひょっとするとアパレル業界のゲームチェンジャーとなりうる製品の投入が、マストなんだと考えます。

ZOZOSUITについて、広瀬隆雄さんの興味深い記事。
□ZOZOSUIT未来感喪失問題で考える小売業の未来 サブスクリプションはクライアント・ジャーニー(顧客との旅路)をどう変える?
http://markethack.net/archives/52076259.html
投資という観点、あるいはマーケティング的にみると、こういうことだと思います。

 

[ZOZOSUITに関する最近の投稿]
■ZOZOSUITとツイッターでの反応について(2018/4/30)
https://ameblo.jp/2sc372/entry-12372464081.html
■アマゾンの新戦略とZOZOSUIT(2018/5/4)
https://ameblo.jp/2sc372/entry-12373296570.html
■ZOZOSUITとアマゾンの3Dボディスキャニング(2018/5/6)
https://ameblo.jp/2sc372/entry-12373803373.html

ついに、ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)の発送が始まりました。(自分にはまだしばらく来ないようですがw)

以下、前澤さんのツイートより。
--------------------------------------------------------------------------
□4月27日の発表内容ダイジェスト(ZOZOSUIT)
 ・センサー方式からマーカー方式へ
 ・音声案内とカメラ撮影による計測体験
 ・電池不要、洗濯可能
 ・今期600~1000万枚無料配布予定
 ・コスト1着約1000円

□4月27日の発表内容ダイジェスト(プライベートブランドZOZO)
 ・ZOZOSUIT計測ユーザーの50%の方がZOZOを購入
 ・今期中に10~20アイテムを販売開始
 ・7月から世界72カ国で販売開始
 ・初年度売上200億、2年目800億、3年目2000億目標

□新ZOZOSUITと旧ZOZOSUITの比較(ユーザー視点)
 ・電池不要○
 ・Bluetooth不要○
 ・洗濯可能○
 ・3Dモデル生成可能○
 ・コンパクト収納○
 ・着心地○
 ・追加購入○(旧3000円、新2000円)
 ・デザイン△(好み次第)
 ・計測要時間×(旧1分、新1~3分※2回目以降の計測は短縮Verを予定)
 ・未来感×
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採寸用のZOZOSUITの仕様変更(センサー方式→マーカー方式)ばかりが話題になっていますが、ZOZOSUITによる身体計測から発注、製造、流通までがZOZOSUITというプロジェクト。完全にフィットする着心地の良い仕立て(オーダー)の服が、廉価かつ迅速に手に入れられることが、このZOZOSUITプロジェクトの革新性で、方式自体は重要じゃありません。
ツイッターとかで騒がれているデザインとか、未来感とかは些末な話で、センサー方式でもマーカー方式でも、着心地が良い服が届くのであれば、なにも問題ありません。Tシャツやデニムが届いた人は、現時点(4/30)ではまだ少ないようだけど、そうした人たちからは「素晴らしいフィット感に感動した」というようなレビューをしているので、今後、実際に商品を手に入れる人が増えてくると、見方が変わってくるでしょう。
オーダー品のフィット感を一度でも経験すれば、デザインがあまり気にならないベーシックなアイテムなら、ZOZOSUITでオーダーする人が増えるのは間違いないでしょう。デザインよりも着心地の良さを求める傾向にある、中高年層にも広く普及しそうな気がします。

世の中、オーダーで服を作ったことがない人がほとんどです。男性はYシャツとか背広とかオーダーもしくはセミオーダーで作る機会がある人もいますが、特に女性は少なそう(まぁ、ワンピースとかを自作する人はいますが)。自分もシャツや背広程度でしか経験はないけど、オーダーのフィット感、着心地の良さは、体験しないとわかりません。(既成品とオーダー品を持っていると、オーダー品を着ることが増え、オーダー品は既成品より先に傷んでしまいますww)

新しいZOZOSUITの計測には、数分要するとのことで文句を言っている人も見かけますが、オーダーでメジャーで採寸してもらうよりぜんぜん早いんじゃないかな?メジャーで採寸してもらう場合、採寸する人は測っては記録の繰り返しで、確認のため二回測ったりすることもあるし、かなりの手間。
「数分かかるならメジャーで測るほうがマシ」とかツイートしてる人もいたけど、オーダーで服とか作ったことなさそうな人が想像でいろいろ言ってる感じですw。店まで出かけるのも面倒ですしね(店に行って、店員と会話しながら採寸してもらう時間を楽しめる人にはいいんでしょうけど、自分の場合、ちょっと恥ずかしいw)。
3分程度の計測時間が長いと言っている人たちは、どんだけ忙しい生活を送っているんだろうw。

また、ZOZOSUITが到着した人のツイッターには「一発で計測できた」という人もいれば「全然、測定ができない」という人もいるようです。ZOZOSUITのマーカーをスマホが認識できるように、十分に明るいところで、2メーター程度離れて撮影する必要があるとのこと。
想像ですが、計測できないという人は、撮影条件に問題がある(ZOZOSUITをちゃんと着ていない、部屋が暗い、部屋が狭くて2mの距離を取れず、撮影中に腕が壁などにぶつかったりする等々)というようなことだと思われます。すべての計測が終わってからエラーが出ることに不満を訴えている人もいるようですが、今後のアプリの改良で対応できるでしょう。

さて、投資家目線で考えた場合、新ZOZOSUITは1着1000円と、旧タイプに比べてずいぶん安いとのこと。旧タイプの数分の1程度みたいですし、利益が出やすくなったわけで、この点は株主としては嬉しいところ。

旧タイプのセンサー式のほうが、より精度の高い、詳細なデータが取れたのかもしれないけど、ビジネス的にはマーカー式のほうがベター。おそらくですがスタートトゥデイは、精度の高い、詳細なデータの収集を諦めたわけではなく、今後のバージョンアップにより、収集データの精度を上げていく戦略に切り替えたんだと思います。
もし、旧タイプの製品改良にこだわり、旧タイプが出荷できるようになるのを待つ、というような判断をしていたら、開発コストが嵩み、1着あたりのコストは高くなるし、なにより上述した「着心地の良い服を届ける」という目的が先延ばしになってしまいます。細部に拘り、もたもたしていると、アマゾンや中国企業なんかに先を越されることにもなりかねません。
旧タイプのセンサー式の大量生産に問題があることが発覚してすぐに、当初、否定的だったマーカー式に切り替えたのは、素晴らしい判断だと思います。

今日(4/30)も朝方、テレビのワイドショーで取り上げられていましたが、上述したように、ZOZOSUITは、中高年層に広がる余地が十分にある商品ということをスタートトゥデイも十分認識しているだろうから、こうしたテレビのワイドショーとかで紹介されるかたちの宣伝も増えてきそうで、楽しみなところですね。

 

[ZOZOSUITに関する最近の投稿]
■アパレルのネット販売と競争激化(2018/5/2)
https://ameblo.jp/2sc372/entry-12372820453.html
■アマゾンの新戦略とZOZOSUIT(2018/5/4)
https://ameblo.jp/2sc372/entry-12373296570.html
■ZOZOSUITとアマゾンの3Dボディスキャニング(2018/5/6)
https://ameblo.jp/2sc372/entry-12373803373.html

決算発表翌日の急落、日経によると「旧会計基準に基づく、QUICKコンセンサスの業績予想373億円と単純比較したシステム取引による売り」とのことでした。
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL26HAI_W8A420C1000000/

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO29904970W8A420C1EN1000/


個人的には、それほどシステム取引のシステムがマヌケだとは思えません。
IFRSへの切り替えは、すでに多くの会社が実施しており、同様の状況(Quickコンセンサスより低い業績予想が出る状況)はこれまで他社でも発生しているはずですが、そのたびにこんな急落が起きているんでしょうか?そんな話は聞いたことがありませんww。ちょっと考えれば、わかりそうなものですが。システム取引をやっている連中をバカにしていますね。
最近、日経のレベルが下がっていると言われていますが、この記事もいただけません。原因が定かでないことでも日経が断定的に書けば、みんな信じた時代を引きずっているんでしょうか?とりわけ株式投資関連の記事は、昔の株式新聞に毛が生えたようなものも散見されますねw。

今回の下落の原因を特定することはできませんが、売り仕掛けっぽいです。

エムスリーは超優良企業としてしばしば投資メディアにも取り上げられ、経験の浅い個人も多く保有している状況。そんな中、決算発表で会計基準変更後の業績予想数値を、ネットメディアが「利益は+7%の予想」と、成長が鈍化したかのような誤報を拡散。大型連休前、個人(短期筋)のポジション解消が出やすい状況で、好決算での吹き値売りを期待して買った個人も多い。
まぁ後講釈ではありますが、売り仕掛けができる(成功確率が高くなる)条件が十分に整っていたように思えます。

こういう売り仕掛けっていうのは、昔から高PERの成長株にはしばしば起こること。
例えば、3年前の大型連休前のGMO-PG。以下のエントリ参照。
https://ameblo.jp/2sc372/entry-12022576272.html

また、QUICKコンセンサスというのはアナリスト予想の平均値で、日経が始めた比較的新しいサービスですが、かなり無理がある代物です。
日本の場合、ちゃんとしたアナリスト(個別銘柄の分析作業を行い、アナリスト・レポートを出しているようなアナリスト)の絶対数が少ないです。そうしたアナリストがエムスリーに何人いるのかは不明ですが、せいぜい2、3人といったところではないでしょうか?ほとんどがセルサイド(証券会社や証券系調査機関)のアナリストだろうしw。


QUICK側からすれば、QUICKコンセンサスに箔をつけたいから、なるべく多くのアナリストの意見を取ったかたちにしたいわけで、しっかりカバーしていないアナリストにも意見を聞いてそう。そうしたアナリスト連中からすれば、しっかりカバーしているアナリストのレポートを見て、自分の意見として出しても責任を問われることもなく、多くの企業をカバーしているアナリストとしての自己アピールができるww。QUICKとアナリストにはwin-winの関係であっても、投資家サイドからすると???、ということです。
日経はQUICKコンセンサスを普及させたいんだろうけど、こうした背景があるから、ファンドマネージャー連中とかは、あまり信用していないんじゃないかな? もっとも、ネットをみている限りQUICKコンセンサスを信じる個人も多そうだし、意識はしていると思うけど。

 

今回の急落、個人的には追加購入ができたし、満足なんですがww。

アミューズから、BABYMETALのアパレルブランド「BMD FOX APPAREL」が発表されました。
■BABYMETAL アパレルブランド「BMD FOX APPAREL」 2018年5月7日(月)ファッション通販 ZOZOTOWN にてデビュー
http://ir.amuse.co.jp/20180425_BMD_FOX_APPAREL.pdf
ずいぶん前から、BMD FOX APPARELのテザーサイトは存在していましたが、ようやく始動したようです。

アミューズは2015年にROOL PARTNERSという会社と共同で、希船工房というアパレルやグッズを扱う子会社を設立しています(アミューズの出資比率は60%)。この会社の主な事業目的は「アーティストグッズ等の生産・管理業務、アパレルブランド事業、外食事業」とのことで、相手のROOL PARTNERSの代表はアパレル畑の人。その時の記事は以下。
■連結子会社希船工房の設立
https://ameblo.jp/2sc372/entry-12073522228.html

その後、希船工房は2016年に「ミュベール」「ジュンハシモト」「アグリス(AGRIS)」などのブランドをかかえる会社の株式を取得していますが、アミューズのアパレル展開は、この希船工房が中心となり進めているようです。
□大手芸能アミューズが「ミュベール」「ジュンハシモト」、鷺森アグリを傘下に(2016/3/16)
https://www.wwdjapan.com/222163

さて、アミューズは、2017年12月にPerfumeのファッションプロジェクトである、Perfume Closetを立ち上げています。Perfume Closetは、プロジェクトという位置づけで、販売はアミューズのグッズ等を販売するAsmartと、Perfumeとのコラボグッズでも実績のある伊勢丹のON LINE STOREで行っています。

今回のBMD FOX APPARELは、プロジェクトではなく、もう一歩踏み込んだ、ブランド展開というかたち。ブルゾンとショートパンツ、レギンスの3アイテムで始めるみたいですが、ブルゾン19,800円、ショートパンツ9,800円、レギンス4,800円と、一般的なアーティストグッズに比べると、高価格の商品。販売はファッション通販サイト最大手のZOZOTOWN、プロモーションのモデルにはアミューズ所属の神木隆之介が採用されています。

アミューズの決算説明会資料には、今後の成長戦略の一つとして「プロダクツの拡充」が記載されており、こうしたブランド展開も、その一貫ということ。これまでは、Perfume✕伊勢丹とか、BABYMETAL✕ESPとか、他社とのコラボが中心でしたが、BMD FOX APPARELは、自社単独でのブランド展開ということですね。
この手の商品は、コアなファン向けになりがちですが、ZOZOTOWNでの販売とか神木隆之介のプロモとか、コアなファン以外への販売を視野に入れている印象。BMD FOX APPARELでAsmartでの販売を外したというのは、ファン向けグッズという印象を払拭するためなのかもしれません。
アミューズがアパレル展開に本腰を入れて取り組む第一弾が、今回のBMD FOX APPAREL、ということですね。


今回発表された3つのグッズは一般的なアパレルと比べると高価だし、すぐに爆発的に売れてアミューズに大きな利益をもたらす、といった類のものではないんだろうけど、中長期的に面白い取り組みだと思います。