決算発表後の急落とQUICKコンセンサス【エムスリー】 | 投資は自己責任で

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決算発表翌日の急落、日経によると「旧会計基準に基づく、QUICKコンセンサスの業績予想373億円と単純比較したシステム取引による売り」とのことでした。
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL26HAI_W8A420C1000000/

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO29904970W8A420C1EN1000/


個人的には、それほどシステム取引のシステムがマヌケだとは思えません。
IFRSへの切り替えは、すでに多くの会社が実施しており、同様の状況(Quickコンセンサスより低い業績予想が出る状況)はこれまで他社でも発生しているはずですが、そのたびにこんな急落が起きているんでしょうか?そんな話は聞いたことがありませんww。ちょっと考えれば、わかりそうなものですが。システム取引をやっている連中をバカにしていますね。
最近、日経のレベルが下がっていると言われていますが、この記事もいただけません。原因が定かでないことでも日経が断定的に書けば、みんな信じた時代を引きずっているんでしょうか?とりわけ株式投資関連の記事は、昔の株式新聞に毛が生えたようなものも散見されますねw。

今回の下落の原因を特定することはできませんが、売り仕掛けっぽいです。

エムスリーは超優良企業としてしばしば投資メディアにも取り上げられ、経験の浅い個人も多く保有している状況。そんな中、決算発表で会計基準変更後の業績予想数値を、ネットメディアが「利益は+7%の予想」と、成長が鈍化したかのような誤報を拡散。大型連休前、個人(短期筋)のポジション解消が出やすい状況で、好決算での吹き値売りを期待して買った個人も多い。
まぁ後講釈ではありますが、売り仕掛けができる(成功確率が高くなる)条件が十分に整っていたように思えます。

こういう売り仕掛けっていうのは、昔から高PERの成長株にはしばしば起こること。
例えば、3年前の大型連休前のGMO-PG。以下のエントリ参照。
https://ameblo.jp/2sc372/entry-12022576272.html

また、QUICKコンセンサスというのはアナリスト予想の平均値で、日経が始めた比較的新しいサービスですが、かなり無理がある代物です。
日本の場合、ちゃんとしたアナリスト(個別銘柄の分析作業を行い、アナリスト・レポートを出しているようなアナリスト)の絶対数が少ないです。そうしたアナリストがエムスリーに何人いるのかは不明ですが、せいぜい2、3人といったところではないでしょうか?ほとんどがセルサイド(証券会社や証券系調査機関)のアナリストだろうしw。


QUICK側からすれば、QUICKコンセンサスに箔をつけたいから、なるべく多くのアナリストの意見を取ったかたちにしたいわけで、しっかりカバーしていないアナリストにも意見を聞いてそう。そうしたアナリスト連中からすれば、しっかりカバーしているアナリストのレポートを見て、自分の意見として出しても責任を問われることもなく、多くの企業をカバーしているアナリストとしての自己アピールができるww。QUICKとアナリストにはwin-winの関係であっても、投資家サイドからすると???、ということです。
日経はQUICKコンセンサスを普及させたいんだろうけど、こうした背景があるから、ファンドマネージャー連中とかは、あまり信用していないんじゃないかな? もっとも、ネットをみている限りQUICKコンセンサスを信じる個人も多そうだし、意識はしていると思うけど。

 

今回の急落、個人的には追加購入ができたし、満足なんですがww。