最終的に男32人中 13人死亡
その日から拳銃を持つ者が(和子の夫)になる権利を持つようになります。
無人島での女一人を廻る争い。
アナタハン島
事の顛末は有名な話なのでこちらを
(アナタハン島女王事件)
1950年に比嘉和子さんが救出され日本に帰国すると アナタハン大ブームになりブロマイド写真は飛ぶように売れたそうです。
この事件、何が不思議かというと
もう すべて不思議なんですよ!笑
先ず 元の 本当の旦那さん 何処行ったの?
妹を連れにサイパン島に行って6年間帰って来ない ? 妻と上司2人きりで残して?
ナゾーズ
そして 戦争は終わったので武装を解除して投降しなさいという米軍の勧告を無視して抵抗(というか兵器は何も無かったので戦闘なんて不可能だった)
そこに 其れ迄平和的に男32名と女一人は何とか生活して来たのですが ある日
神からの最悪の贈り物が届きます。
拳銃が二丁
(一丁では無いところが神の悪戯)
その日からその拳銃が権力となり 秩序になります
当然 熾烈な女の奪い合いが始まり、どんどん男たちが死ぬ。
女一人と二丁の拳銃。
平和な楽園はそれだけで一変して
【血と暴力の国】になりました。
その日から拳銃を持つ者が(和子の夫)になる権利を持つようになります。
そして夫になった者はみな何故か不慮の死を遂げる。
どんどん墓は増えていくばかり。
ある日、島の年長のオトコが言います
このままでは俺たちは全員死ぬ。
仕方ない 和子を処刑しよう。
和子を慕っていたのか 年若い兵士が何らかの手段で報せます。
ソコカラスグニゲロ コロサレル
和子のジャングルの中決死の逃走が始まります。
こんなん…
アポカリプトじゃん!?
何日か昼間は隠れて夜進み 海岸まで来た 追っ手はもうすぐそこまで来ている⁉︎
そこに!!
これ以上無いジャストのタイミングで米軍の救命艇が来るんですよね!
もう映画ですよね。
て本当に映画になったけど
4回も笑
何とその一本には和子本人が主人公役で出演します 笑。
もちろん これらの物語はみな和子本人からの証言です。
和子だけ救出されましたが 男たちはそれからまだ一年以上島に留まります。
彼らは帰国しても 硬く口を閉ざしたまま余生を終えましたので文字通り墓場まで真実を持って行きました。
(了)
追記
おまけの不思議。
元の旦那 比嘉正一さんの行方
当時 上司の菊一郎が和子に横恋慕し殺害したと思われてましたが なんと
生きて帰国していました。
そして 再婚して子供も居て家庭を持っていました。
あれだけ有名だったから知ってたでしょうに…
何故名乗り出なかったのか?
いちばんナゾーズかも知れません 。
ラストおまけ
女は顔じゃ無いですね
度胸と引きの強さですわ 。