今度こそ!ストレスフリーなトイレトレーニングを | アスペルガー症候群の娘が妊娠しました 〜回想録です

アスペルガー症候群の娘が妊娠しました 〜回想録です

大学生シンママになったアスペルガー症候群の娘。

妊娠から出産、出産から今までの育児。
その間の相手家族とのやり取りなど、
周りの人にはあまり話せない事が沢山。

“王様の耳はロバの耳” 的な回想録になりますが、
ツラツラと綴らせていただきます。

登場人物:仮名です

  長女:亜香里(当時 大学3年生)

  長女の娘:優(当時 1歳6ヶ月)

  優の父親:シュン(当時 浪人3年生)

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今から20年程前に取り組んだ
娘2人のトイレトレーニングは、

長女の時も 次女の時も
もの凄く、ものすご〜く大変だった。



私も娘も、お互いピリピリしていて
ストレスMAXだったし、
期間も1年以上と長引いた。



そんな訳で、私は
トイレトレーニングが大の苦手だ。



亜香里にも、
「私、トイレトレーニングは凄く苦手だから
  亜香里が頑張ってやって」と
前もって話したが、


返ってきた応えは


「友達の子は保育園で
  トイレトレーニングして貰って
  2歳でオムツ取れたって。

  だから、優ちゃんも保育園に入れて
  保育園でトイレトレーニングして貰おうよ」

と、何とも他人任せなものだった。



私がやるしかないか……



人生で3人目となる
優ちゃんのトイレトレーニング。


今度こそ、ストレスフリーでやろう。




そして、開始したのは、
1人でお座りが出来る様になった頃の
生後6ヶ月の夏だった。



朝起きてからの10分以内と、朝食の前。
あとは、気になった時にオマルに座らせてみた。


オシッコかウンチがオマルで出来た時に
「スゴーーイ!!
  オマルで出来たねーー!」と褒めまくる。



最初の数日は、偶然にもタイミングが合い、
一日に2、3回、オマルでオシッコかウンチが出たので、これは早く完了しそうだと楽観視した。



…が、2週間目に入った頃から
オマルに座ると、構えて緊張するようになったのか?
オシッコもウンチも出なくなってしまい、
オムツを履かせた途端に出る という具合に…。



「あれ? オムツがビチョビチョだねー
  オマルで出来るといいなぁ」とだけ話し
無理強いはしないようにした。


とにかく、トイレ嫌いにさせる事だけは避けなければ…と、0歳時のトイレトレーニングは10日程でスッパリとやめた。




そして、
トイレトレーニングを再開したのは、
1年後の、1歳6ヶ月の夏だった。



「私も優ちゃんも
  お互いにストレスにならないように」

それだけを心掛けて、再開した。



・朝起きてからの20分以内
・朝昼晩の食事の前
・出かける前
・外出先から帰る前
・就寝前


と、トイレに行くタイミングを決めて、連れて行くことにした。


忘れることは多々あるし
亜香里が育児担当の日はトイトレ無しだが、

「小学校に上がるまでには取れるさ」
くらいの感じで、のんびりと構えて取り組んだ。



“1日でオムツが外せるトイトレ” も
かじってみたが、優ちゃんにはあのストイックさが合わなかったので、


良いとこ取りで、
・人形に布パンツを履かせてお漏らし
・人形がトイレでオシッコ出来た
この部分だけを使っている。



チョロチョロチョロ…と、

大好きなぬいぐるみが本当にオシッコをしたかのように、こっそりとスポイトを使ってぬいぐるみのお尻の辺りから水を出すのだが、


これが、とても衝撃的だったようで、

「でた?でた?
  キレイキレイする?」と
顔を覗き込んで話し掛け、
お尻を丁寧に拭いてあげていた。



優ちゃんは、オマルでなく大人と同じように便器に座りたがるので 便器に座らせているが、
オマルもトイレの中に置いておいて、
優ちゃんのぬいぐるみトイトレ用として利用している。




「"お姉さんパンツ"履く?」と
時々オムツではなく、布パンツを履くよう誘ってみるが、


実際 履くかどうかは
優ちゃんのその時の気分しだい。

もちろん、家にいる時限定で。



布パンツに着けるトイレトレーニング用紙パット装着の有無も、優ちゃんに決めさせている。



布パンツのみの時は、
掃除が大変な和室に入らないように扉を閉めておく事で ストレスを軽減させ、


服もズボンも床までビショビショ〜 になっても良いよーー!という心構えをしておくことで、ストレスが溜まらないようにした。



こんな、適当な感じで進めてきたが


トイトレを始めてから3ヶ月経った今、
1日に2・3回は、自分から「トイレ、トイレ」と教えてくれるようになり、


ここ数日は、家に居る時なら
自分からトイレに入って便器に座り、
ウンチやオシッコをするようにもなった。



とは言え、遊びに夢中な時はオムツにウンチもしちゃうし、

亜香里が育児担当の時は「トイレ」と教えてくれても「面倒だから私はトイレに連れて行かない」と決めている為、

翌日は「トイレ」と教えてくれなくなったり…と、一進後退の毎日で 
完了までは まだまだ程遠いが、


ストレスフリーで、のんびり取り組んでいるトイトレの割には、順調に進んでいる感触だ。




何より、トイレで出来た時に
「出たー!」と満面の笑顔で私に抱きついてくる優ちゃんが可愛くて、


あれ程苦手だったトイレトレーニングは、

今では、優ちゃんと成長の喜びを共有できる
幸せな時間になっている。





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※大筋の過去記事はこちらです。

最初の記事。
アスペルガー長女が妊娠した

長女 亜香里が堕胎を考え始めた出来事。

長女 亜香里が赤ちゃんを産む事を決めた出来事。


亜香里がシュンと別れた。

認知と養育費


※オマケ
次女 絢香の一般入試対策と試験結果

次女 絢香のセンター試験自己採点

次女 絢香がやった、センター試験攻略の為の勉強法。