約4時間の快適な乗車を終え、生まれて初めてベルリンに到着。この4時間、父と娘2人のドイツ人らしい家族と隣の席だったが、見た感じ妹は4歳ぐらいで、電車が苦手なのかずっとグズッて父と姉が約4時間あやしていた。自分は子供の泣き声など気にせず寝られるし、子供はグズッて当然だし、子供からすれば意に添わぬ周囲の移動に連れまわされているわけで、全く気にする理由はない。そこで「子供はグズッて当然だ。何も怒っていないし気にしてもいない」という意志を示すため、降りる際に日本から持参した「きのこの山 抹茶味」を、「This is a Japanese populer snack for you」と中学生英語で父にプレゼント。父は驚きの顔で「Thank you!」と返し、個包装を姉妹に渡すと妹は
カッ!!!!!
と目を見開き「なんだこれは!!」という表情になり、とりあえず泣き止んで結果オーライ。きのこの山は形状が独特で、抹茶味も珍しいから、かなりのインパクトがあったのだろう。今後も海外には、日本らしさを意識した菓子を持参しておこう。
ベルリン中央駅から電車を数回乗り換えて、ドイツ語が分からず違う駅に数回降りたりしたが、2時間かけて「ホテルバーンスタイン」に到着。狭いが小奇麗な部屋で、トイレなどチェックすると張り紙があったので翻訳アプリをかざすと「タオル1枚洗濯するだけで水や洗剤を使い環境が・・・」など、高い環境意識に「これがドイツか・・・・」と改めて気を引き締める。
夕食を探しに街へ出て、近隣で最も栄えているウィッテンベルグ?駅に向かう途中、ドラッグストアらしき店でゴムスリッパを購入。基本的に欧米のホテルは室内も靴が原則だが、やはり日本人として室内は室内なりの履物で歩きたい。
駅周辺を歩くと、駅前にベルリン名物カリーヴルストの店が4軒ほど集中している。4軒も競争しているなら、どれもそれなりに美味いに違いないと判断し、その時点で最も人が多かった店に入り、翻訳アプリで「最もよく売れているメニューを1つ下さい」と表示して出てきたカリーヴルスト3・5ユーロ(約560円)。多めの油で転がしながら揚げたソーセージに、ケチャップとカレー粉をこれでもか!というくらいかけた料理で、食べてみると
人生最高のソーセージ決定!
というくらい美味い。ソーセージは肉の旨味と香辛料が「ガツン!」と来て、大量のケチャップに負けない力強い味。それがやや甘めのケチャップと、スパイシーなカレー粉とベストマッチ。日本に帰ったら絶対自分でも作ってみようと決意する美味さ!これはこの店だけでは勿体ない。ベルリンにいる限り、カリーヴルストを食べ比べてやる!と思えるくらい美味かった。
カリーヴルストを食べ終えたが、晩飯にするにはまだ足りないので、ホテルに戻りながら次の店を探すが・・・
どの店もしこたま高い。
店頭の看板などメニュー表を見ると、どんな料理も安くても一皿8ユーロ以上、コースで食べたら30ユーロはかかってしまう。そんな高級な料理じゃなく、庶民が食べている安いモノを食べたいのだが、これがヨーロッパの物価なのだろうか・・・。その後も店を探したがどこも高く、しかも中東やアジアなど外国料理が多く、本場ドイツの店がほとんどない。いつの間にかホテルに戻ってしまい、しょうがないので近所のスーパーに入ったら、
あれ・・・・安い・・・・?
と意外な光景。実感として、飲食店は日本の1・5~3倍の値段だが、スーパーで買う分には日本の1・1倍程度、この地域の特性か分からないが、スーパーで晩飯を調達してホテルで食べてもいいのではと判断。それで買ってきたのがこれ。
サラダ、黒パン、りんごジャムで合計4・37ユーロ(約699円)。飲食店の価格が嘘のように安い。安くても見た目通りの味でそれなりに美味く、これがドイツ庶民の味か・・・とじっくり味わう。
満腹になってシャワーを浴び、例によって火照った身体をヒートテックとジャージに包み就寝した。
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