2024年1月フランクフルト・ベルリン旅行その11 | キッチントレーダーさやた

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 産業用太陽光発電、FX、株式、貴金属、REITなど資産運用と、手料理による節約で家族のため戦うサラリーマン。スイーツ、海外旅行、ブラジリアン柔術、グラップリング大好き。太陽光普及でエネルギー争奪の戦争を無くせると信じ発信します!

 

 

 べルリンを出て1時間くらい経過し、車両スタッフからチョコレートをもらう。まろやかな甘さでなかなか美味い・・・と味わっていたら、父、母、娘らしき3人家族が6人部屋に入ってくる。英語はほとんど出来ないが、「ここに座っていいですか?」と聞かれたような気がしたので、「Please!」と笑顔で答えると、「Thank you」との返事。さすがに6人部屋を一人で占領するのは、人として褒められたことではないし、家族なら向かい合って団欒を楽しみつつ座りたいだろう。

 家族が着席すると、すかさず日本から持参した菓子をプレゼントする。ここから2~3時間同室なのだから、仲良く過ごしたいという意志を示したいが、自分は英語があまり得意ではない。こういう時に、気軽にプレゼントできるものがあれば、そういう意志は伝えられるだろうし、相手に子供でもいれば、更に喜んでくれるだろう・・・と思い、外国旅行に行く時は常に日本の菓子を持ち歩いている。海外の人にウケるよう、日本らしくて美味しい菓子ということで、2日前に続き「きのこの山 抹茶味」を渡すと、ご家族は喜んでくれて、お返しに子供からハリボーのグミをもらい、ちょっとしたお菓子交換会が始まった。

 翻訳アプリを介しつつ、自分からは「日本から、ベルリンの壁を触るために来た」「妻が日本にいて、今回は1人」「業界紙で働いている」など自己紹介し、家族からは主にお父さんが「スイスから家族で来た」「日本は大好きだ。この般若のタトゥーを見てくれ!」など大変ノリノリだったので、自分も「Oh!Japanese Demon Very cool!」など盛り上がる。

 

 会話を楽しんでいるといつのまにか昼食の時間。「昼食食べに、食堂車行ってきます」と伝え、念願の食堂車で一番ドイツらしいメニューを注文。スープにパンを付けて9・9ユーロ(約1584円)、街中のレストランに比べれば格安で、スープは小さめの洗面器くらいないか?というくらいの大盛サイズ。スープは豆、ソーセージ、玉ねぎなど肉野菜が具だくさんで、優しい塩味で栄養バランスも良く美味い。パンは普通だが、もしかすると、今回旅行でまともに食べた

初めてのドイツ料理かもしれない。

 大盛りすぎてパンを残してしまったが、車窓を見ながらの優雅な昼食、満腹で大満足。日本では、食堂車はいわゆる観光列車にしかなく、こういう通常路線で食堂車は全くない(もしあったら修正お願いします)ので、今回旅行の第一目的がベルリンの壁なら、第二目的は食堂車だったのだ。

 6人部屋に戻り、スイス人家族と和やかな時間を過ごしていたら、いつのまにか目的地フランクフルト。下車前に「日本にいる妻に、親切な家族に会ったと報告したいので、写真を撮らせてくれないか?」とお願いしたら快諾され、撮影したのがこの写真。

 お礼に、「これは、日本の古いコインを模したお菓子です」とエースコインビスケットを追加でプレゼント。去り際にお父さんから「連絡先を教えてくれないか?」と言われたが、残念ながらインスタやフェイスブックなどやっておらず日本の電話番号しかないので、その番号を伝えると、

帰国後にSMSでメッセージが届いてしまった。

初めて会った外国人の携帯電話にメッセージを送るのは、日本人としてはなかなか勇気がいること。その勇気に応えなければなるまいと思い、インスタのアカウントを初めて作り、今でもこのご家族とは日常などやり取りしているのだから、人生は何があるか分からない。ご家族に「あなた方のおかげで、楽しい時間が過ごせました。ありがとうございます」とお礼を伝え、手を振ってフランクフルト駅に下車。2日ぶりだけど、帰ってきた感じがするなあ・・・。

 

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