モスク大広間の見学を終え外に出る途中で、モスクに不似合いなエスカレーターを発見。まあ確かに、足の悪い人には必要だよな・・・。
遅めの昼食を取るため、モスク近くの大通りでDARTアプリを起動し車を調達、ゲリラ雷雨に巻き込まれるも車が早く来てくれたおかげで、ほとんど濡れずに目的地に到着。ドライバーにお礼を述べ、伝統的ブルネイ料理を出してくれるというレストラン「FullHouze」店内に入る。時間は15時くらいで、本来なら客がほとんどいない時間帯だが、地元のお母さん5人が赤子連れで食事をしており、「これなら大丈夫だろう」と判断し席に座ると、店員のおばちゃんが「1人10ブルネイドル(約1240円)で食べ放題です」など説明し、その安さに感心する。
この店に来た目的は、一度しっかりとしたブルネイ料理を食べるためで、近隣国にはほとんど見られない「アンブヤッド」という、サゴヤシの樹液から取れるデンプンを練り上げた料理らしい。「アンブヤッドはどれですか?」と尋ねると、おばちゃんが器に盛ったアンブヤッドを差し出し「箸で巻き取るように食べて下さい」など説明してくれて、調味料を混ぜた専用のタレを作ってくれる。説明に従い箸で巻き取ると、やや硬めの葛餅かゼリーのような触感で、タレに付けて食べてみると、甘酸っぱさに辛みが効いて、例えて言うならタバスコにコチュジャンとレモンを入れたような味・・・・
うん、美味しくない。
もちろん自分も人の子なので、「不味いです」など声には出さないが、表情が歪み箸が止まった瞬間、おばちゃん達が笑う。どうやら、おばちゃん達が見慣れている反応だったようで、例えるなら我々日本人が、納豆を食べる外国人が顔をしかめる様子を、「まあそうだよな」と笑顔で見守るような感覚だろうか。妻は「そんなに不味くないよ」と食べるが、「これは砂糖かけた方が美味しいよね・・・・」と小声でつぶやく。自分も同感で、砂糖をかければそれなりに美味しい葛餅とかトコロテンのように食えそうな気が。
その他料理はブルネイでなく近隣国の料理かもしれないが、「イカンゴレン」という揚げ焼き魚が絶品。スパイスを絡ませ衣を付けた魚を揚げて焼いた料理らしいが、アジやサバのように淡白な魚が、表面パリパリ、中ジューシーで塩加減も良く、白米が欲しくなる美味さ。食べ放題なので全種類味わったが、カレー風味の肉野菜炒め?魚のすまし汁?エビ塩炒め?など、どれもまあまあの美味さ。イカンゴレンは前日行ったナイトマーケットで見て気になっていたが、これが冷めていない焼き立てだったら、どれだけ美味かったんだろう・・・。日本帰ったら作ってみようかな。
満腹になって店を出て、ジャングルのような川沿い、毛並みも良く人慣れしている野犬?の群れを横目にホテルに戻った。
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