生きているあいだにやりたい100のリスト

生きているあいだにやりたい100のリスト

旅の記録を気楽にのんびり更新します。

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今朝頼まれた日英翻訳。

意味がわからない英文がつらつらと書かれている。

いや、英語ではない。英語に似せた意味不明言語。

文法めちゃくちゃ。どんなに頑張って解読しようにもできない。

ビジネスでこのレベルの文書を客に出そうとするコンサルがあることに非常に驚く。

一瞬、ここ、ライティングスクールだったけ?と自らに問う。

 

依頼者に早速確認する。

こんな低レベルの文書を作成しておきながら、非常に横柄。

自分が書いた英語がおかしいということすら気づかない幸せな人。

このレベルの英語では翻訳ができないことを伝えるも、自分の英語は問題ないと譲らない。

その上、言葉を英語から日本語に置き換えることすらできないのか、と私の翻訳力を問うてきた。

別の通訳さんが説明する。

「このレベルの英語では誰も翻訳できるひとはいない。

翻訳したところであなたの意図するところが伝わらない」と。

しかし、本人は納得しない。「他の翻訳者にかえろ」という。

やったあ!わたしこんなくだらない仕事に労力を費やしたくない。

時間の無駄。時間の無駄だと思うことをしてはいけない。

が、コーディネーターさんから「もうただ置き換えたらいいのでは?」と依頼を引き受けるよう示唆される。

ちなみに、このコーディネーターは英語がまったくできない。

まったくできない人はそういう無茶ぶりをする。

 

そこで考えた。こういう翻訳依頼は引き受けるべきか否か。

やったところで責任が取れない。なぜならすべて想像で解読して日本語にするしかないのだ。

しかも、クライアント側は英語が読めない。ということは、結局翻訳が悪いということになる。

(普通はならないのだが、この会社では常に翻訳のせいにされるのだ。)

問題になったとき、誰も自分の味方になってはくれない(これも経験済み)。

 

引き受けないほうがよい、と判断。

無駄な努力はしないことにした。

丁重にお断りし、別の翻訳者が担当することになった。

 

あ~、くだらない。くだらないことに自分の時間を割いてはいけない。

けれど、生活しないといけないのだ。働かないと生きていけない。

もうただそれだけのために日々働いている。くっだらねえと心の中で毒づきながら。

 

とてつもない疲労を感じた一日。

こんなことで疲れたくないのに。

冬眠したい。

 

 

 

 

 

 

 

9月連休。友人と二人で木曽駒ヶ岳へ。
東京から日帰り可能な稜線歩きを楽しめる山と謳われている。
えぇ。普通の平日なら日帰りも可能かもしれない。
しかしまず無理。だってロープウェイは長蛇の列。
朝の新宿駅並みなのよー。
誰か事前に教えてほしかった。否、我々の調査不足を悔やむ。

新宿7時発のあずさに乗り込みいざ長野へ。
前日から胃腸の不調でグッタリだったがあずさはとっても快適。
予定どおり上諏訪で飯田線に乗り換え、駒ヶ根駅へ。無人駅がほとんどで降りる乗客がいるたびに車掌さんが運賃精算にはしるはしる。このシステムのせいで電車遅延。
駅目の前の路線バスのバス停でしらび平行きのバスを待つ。目の前にコンビニはないが、スーパーはある。

11:30時刻通りバス到着。観光客数名のみ。
ここで車内アナウンス。
現在ロープウェイの待ち時間は1時間程度となっております〜
友人と顔を見合わせて絶句。
ちなみに下りの最終ロープウェイは17時。頂上まで往復4時間かかるので1時間のロスはかなり痛い。
バスは停留所に止まるたびに乗客を乗せすでに満席。登山客より、普段着の観光客が非常に多い印象。登山客も多いのだが、、。

しらび平につくと、ロープウェイ待ちチケットを渡される。我々の番は13時20分。
もしかしたら頂上までいけるかもと期待した私たちが馬鹿だった。
昼食、トイレを済ませ、準備運動をし、靴を履き直す。
が、ロープウェイに乗れたのは結局13時50分、
もはや笑うしかない。
ロープウェイを降りるとこれまたものすごい人の数、、。
すでにロープウェイ係員が帰りの待ち時間をアナウンスしている。すでに1時間半待ち。
17時までには戻ればのせてやるといわれた。

登山届を出していざ出発。
はい、登山道も大混雑の大渋滞。
下山者と登山者で通行待ちの箇所ばかり。
結局1時間かかり、1つ目のポイント乗越浄土到着。ガスってきたし、下山の渋滞が心配だったのでここまでにする。
10分ほど景色を眺めて下山。なんのためにきたのやら。あほらし〜。

16時頃ロープウェイ乗り場に着いたものの、乗れるのは18時過ぎと言われる。
困った。これでは今日中に東京に戻れない。
友人が、ごねるように私に言う。こういうとき彼女は私に言わせる。
かかりの人に、17時のロープウェイにのれないと最終バスにのれず、帰れないと訴える。
同時に、見知らぬおじさんも、17時までに戻れと言われたらから頂上あきらめたのに、結局ロープウェイ18時過ぎなら登れたではないかと激怒。
困り果てた私たちと激怒したおじさんとひょっこり出てきた彼の上品な奥さま4人は、即座に次のロープウェイに案内された、、。

帰りは多少渋滞しても大丈夫だろうと高を括って駒ヶ根バスターミナル発新宿行きを選択したことが、裏目に。
中央道で玉突き事故〜。
どんだけついてないのか私たち。まったく前に進まないバスの中でただ笑うしかない。

ネパールでのストライキを思い出す。
騙されて馬車にのり、変な場所で降ろされて途方に暮れ、トラックの荷台に何時間も揺られてカトマンズに戻った。見つかったらマオイストに殺されていたかもしれないのに、のんきに笑っていた私たち。いやー、20代のあの若さがなければできなかった。無謀な行動の数々。
こうして無事に生きていることに感謝。

さて、友人の最終電車は00:30。バスタ新宿着が00:15。バス到着と同時にダッシュするひとたち。
余裕のあるわたしはホッと彼女を見送る。

いやーそれにしても初めて頂上にいけなかったよ。事前にちゃんと調べることの重要さを身に沁みて感じた1日だった。
ロープウェイでいく山は特に気をつけたいと思う。もう二度行かないよ、木曽駒ヶ岳。良い教訓をありがとう。


再び会社で働き始めてから数か月。

ものすごくものすごく体調が悪い。

無意識のうちに歯をくいしばり続けていたようで、上下のかみ合わせがおかしくなり、

ついでにストレスで免疫力低下したせいで(医者曰く)、口の中がただれた状態になり早1か月。

耳鼻咽喉科に行くも見当違いな診断で相手にされず。

歯科に行き、薬をもらうも副作用で腹くだしげっそり。

とりあえず、痛みをなんとかしたいと思い、鍼にいく。

鍼は痛くない、と聞いていたけどずっと怖くて行けなかった。

だって 針 だし。注射針とか縫い針想像してしまうし。

結果、全然痛くなかった。刺されているのがわからないほど。

ときどき痛点をついて刺された感覚があるときもある、けれど、痛くはない。

口の中の痛み、取れる。すごい。しかも体調がよくなる。

けど、持続性はあまりない。やはり定期的に通わないといけないらしい。

自費診療だし頻繁に通うには経済的に痛い。

とりあえず、週1ペースで3回通い、だいぶよくなったところでお休み。

してたら、翌週に腹痛と胃痛でぐったり。

すぐまた鍼へ。

もともと虚弱体質だからしばらく定期的に通い続けるように、と言われる。

必ずよくなるから、と。45年経絡治療一筋の先生。

4日間続いていた下痢が止まった。

痛くてもたれていた胃の痛みが治まった。

恐るべし、鍼治療。もはや自分で刺したいほどの勢いだ。

虚弱体質。

物心ついたころからいつも医者に通っていた。

結膜炎と中耳炎は10代半ばまでずっとつづいた。

腹痛も物心ついたころから頻繁。蕁麻疹や身体のだるさもいつものこと。

母に訴えても「気のせい」といつも片付けられていた。

だから気のせいなのだとずっと思っていた。身体がだるいのは怠けているからだと。

これまでそう思ってずっと頑張ってきた。

けれど、30過ぎてから本格的におかしくなってきた身体の不調。

決して気のせいではない。

登山に目覚めたのも、ダイビングを始めたのも、もしかして身体を丈夫にしようという本能だったのかもしれない、とふと思う。

まあそんなことはないにしても、適度な運動は身体を丈夫にするのは確かだと思う。

畑仕事とかして晴耕雨読的暮らしをしたい。

会社は人を病気にさせる。

早くやめなきゃ。やめてやる。近いうちに。そして二度と会社人生なんて送るもんか!

 

 

10連休。このときを待っていた。

もう少しで10連休だから頑張ろうと自分を鼓舞してきた。

そして10連休。

自宅であれこれ家のことをする日々はとても平和。

10連休と言わず3か月連休とかにしてもらってもまったく問題ない。

若い美容師さんはそんなに休みがあってもなにしたらいいかわからないという。

若いとそうなのだろうか。

 

10連休半ばにして訃報。

いとこが突然死した。ここ8年ほどは会ってない。

前回だって身内の葬儀。

子供のころは夏休みや正月に一緒に過ごしたりしたけれど、

大人になってからは身内の葬儀以外では会うこともなかった。

まだ若いのに。可哀想に。叔母さんが可哀そう。残された人はずっとかなしみを背負って生きていくから。

しかも子供が先に逝くなんて、彼女の悲しみは計り知れない。

悲しみは少しずつ薄まっていくけれど何年経っても決して消えないから。

 

訃報が届いてからずっと憂鬱。もはや10連休どころじゃない。

あー、人は死ぬのだったな、とまた改めて思う。

前回の親族の葬儀は1年前だったっけ。あのときもとても憂鬱だった。

葬儀に行きたくない。葬儀は嫌い。あんな憂鬱な場所なんて他にない。

あれは死者のためにやるのではなく、残された人たちが心の整理をするためにやるのだと思う。

私は自分が死んだら葬儀なんてしてもらいたくないし、ずっと会ってない親族にわざわざきてもらって

「かわいそうに」だなんて思ってほしくない。

 

「今後一切葬儀には参列しません」と親族に宣言したいけれど、父親が生きている間は許されそうもない。

彼の常識の中では私の意見なんてたわごとだと一蹴されておしまい。

わたしは自立して生活しているけれど、結局家族のしがらみの中で生きている。

 

本当に参列したいと思う人の葬儀には自分の意志でお別れを言いに行く。

義務感で葬儀に行くなんて死者にも失礼だと思うのだけれど。だったら心の中で静かに喪に服してほしい。

しかしそんなたわごとは自立した常識ある大人とみなされている(勝手に周りがみなしている)私には決して許されない。

 

あー、憂鬱。もう何も手につかない。

心の中で彼女の死を悼む。それだけでいいじゃない。

 

 

この3年間ある大きなプロジェクトの専属翻訳をしていた。

腹の立つことばかりで、毎日定時にあがっても家に帰れば何もしたくないほどとにかく疲れ果ててしまう日々だった。

 

人間関係の精神的な辛さと、翻訳内容のくだらなさに悶々と3年間を過ごし、何度もひどく体調を崩した。

今は自宅でニュース記事の翻訳をしている。とても在宅翻訳だけでは生活できないということがわかったので、

またそのうちオンサイトで働くことになるのだろうという覚悟はしている。

 

翻訳した記事はネット上に掲載されるため、当然翻訳後にレビュワーのチェックが入る。

これが本当に勉強になるのだ。これを3年間やっていたら私の翻訳スキルはものすごく上がっていただろうなと思う。

翻訳以前に背景情報のリサーチがとても大変だし、文字数や従わなければならないルールがたくさんあって神経を使うけれど、

それでも自分の訳をプロのエディターに直してもらえるため、非常に勉強になる。

 

オンサイトの翻訳では翻訳済みのものを直されることはほぼない。

直されたとしても、自分よりスキルの低い人がその人の独断と偏見で直していたり、逆に誤訳になったりと、勉強になるようなことはまずない。素晴らしいスキルの人たちが集まった職場もきっとどこかにはあるのだろうけれど。

 

そもそも翻訳の仕事自体が好きではないし、自分には向いてないと思っている。

向いてなくても何かしなければ生活できないわけで、割と稼げるこの仕事をずっと続けている。

ときどき、ふと思い立って自分で勉強したりもするのだが、モチベーションはすぐに低下。

モチベーションをキープするというのは仕事内容にかかわらずやはり難しいものだろうか。

本当に心から好きだといえる、夢中になれるような仕事だったら、努力し続けられるだろうか。

20代の頃からずっとそんなことを考えながら「仕事」と向き合っている。

 

稼げるが大してスキルアップしないオンサイトの仕事と、全然稼げないけれどスキルアップが望める在宅の仕事。

毎日イライラして精神的に不安定になるだけでなく体調まで崩すようなオンサイトの仕事と、人間関係のストレスに悩まされることなく満員電車に乗る必要もない精神安定型の在宅の仕事。

在宅で生活が成り立たない以上、貯金を食いつぶした時点でオンサイトで働く以外に選択肢はないのだけれど、果たしてこれからも生活のために自分は翻訳(つまらないほう)を続けていくのか、人間関係に悩まされないほんのつかの間の幸せな日々を噛みしめながら今後の残りの人生の過ごし方について考えている。

 

何度も失敗を繰り返し、たくさんの小麦粉を無駄にして、やっと念願の小麦酵母が完成した。

かねてから興味のあったパンづくり。会社勤めをしていたときは毎日疲れ果てて何もする気が起きなかった。

自由になった今はとりあえずずっとやりたいと思っていたことを片っ端からやることにしている。

そのひとつがパンづくり。

 

手始めに、天然酵母を起こそうと初心者でも簡単だと言われているレーズン酵母に挑戦した。

9月下旬。山に出かけている間に表面にカビがびっしり、、、。失敗。

毎日瓶を振らなければいけないのだが、まあ気温もそれほど高くないし3日くらい大丈夫だろうと高をくくっていたのが甘かった。

表面にびっしりと浮かぶカビを見て速攻ゴミ箱へ。

有機の高いレーズンを使ったため、廃棄は心が倍に痛む。失敗前提で安いレーズンを使うべきだったと反省。

2回目の挑戦。次は毎日瓶をしっかりふる。が、室温が低いせいか4日経っても5日経ってもしゅわしゅわしない。

そしてやっぱり白いカビが少し生える。調べたところ、カビの部分だけをスプーンで取り除けばOKとのことなので、カビらしきものが発生したら即座に取り除き続けること7日目。その間、1日4、5回は様子をみていた。その甲斐あってやっとシュワシュワ感が出てきた。

が、カビに恐れをなして、毎回白っぽいところをがっつり取り除いていたら容量がだいぶ減った。。。

8日目シュワシュワ感はあるものの、写真にあるように泡がぶくぶくするほどまでには至らない。

これ以上室内おいて置くと失敗するような気がしたのでとりあえず冷蔵庫で保管。

 

酵母力は弱そうだったがとりあえずパンを焼いてみることにする。

膨らみが少し足りないような感じだが、味はおいしい。おいしい食パンが2斤できた。

しかし、レーズン酵母は世話が大変だと実感。これを続けるのはわたしには無理だと判断した。

 

そこで偶然みつけた林弘子さんの「小さな酵母パン教室へようこそ」という本の中で紹介されている小麦酵母に挑戦することにした。

本自体はとても面白い。が、小麦酵母の起こし方についてはここでは詳しく書かれていない。

「秘伝自然発酵種のパンづくり」のほうに詳述されていると書かれているので図書館でこちらの本を借りた。

が、この本の中にも手順などは詳しく書かれておらず、しかしとりあえず強力粉、準強力粉、薄力粉などを揃えて挑戦してみることにした。

結果は、大失敗。

本は具体的にこうする、という手順が全くないため、パンづくりもパン種づくりも初心者のわたしには敷居が高すぎた。

まず、生地が発酵したのかどうかが不明。よくわからないまま冷蔵庫で育てるも、2回ともドロドロの恐ろしい塊となった。

とても酵母と呼べるようなものではなく、腐敗しているかのようなドロドロ具合で(ただ、腐敗臭はしていなかったので、水を加えず、小麦粉だけを足せばなんとかなったかもと今は思う。)、とりあえずドロドロの種を使ってパンを焼いてみたものの、膨らむはずもなく、あえなくゴミ箱行となった、、、。

悶々としている中、同じ著者の「酵母でつくる焼き菓子レシピ」という本があることを知り、またまた図書館で借りた。

最初からこっちを借りておけばこんなに失敗することはなかったと思う。

ここには、小麦酵母の起こし方が非常に詳しくのっているのだ。

小麦酵母をおこしたい人は、まずこちらの本を読むことをおすすめしたい。

この本どおりにやったらすぐにうまく酵母が起こせた。ド

ロドロになんてならないし、フルーティなとよい香りのふわふわの小麦酵母が完成した。

早速焼いてみるとパンはしっかり膨らむし、なによりおいしい。

酵母が完成した後は2週間に1度種つぎをすればよいだけであとは冷蔵庫にほったらかし。

これならわたしでも続けられる。

今はこの3つの本に載っているパンとお菓子のレシピをひとつづつ試して自分のお気に入りパンを探しているところ。

 

我が家には簡易オーブンつきの電子レンジしかなく、作れるパンの種類は限られているが、湯煎で発酵させたり色々工夫しながらパンづくりを楽しんでいる。著者の林さんも書いているが、道具がないからパンが作れないなんてことはない。

私はパンのこね台もないし、発酵器もないし、簡易電子オーブンしかないけれど、それなりに工夫しながらパンづくりをしている。

自分の手で作りだすパンはやっぱりおいしい。そして酵母を育て、パンを作る工程もやっぱり楽しい。

パンづくりの才能はなさそうなのでパン屋になることはあきらめ、趣味でパンを焼き続けていこうと思う。

 

 

 

1日ひたすら体を温め、回復。風邪のひきはじめに適切な処置を施せば重症にならない。肝に銘じる。
 
姉と二人で富士山ふもとの町で開催されたハタオリマチフェスへ。
世の中は三連休。どこもかしこも激混みであることは想像していた。特に高速道路。
が、朝早いし近いしまあ大丈夫だろうと安易に高速バスを選択。
これが大間違い。1時間半でつくところ、3時間半もかかった。すでにふたりともぐったり。
電車を使わなかったことを酷く後悔し、帰りは電車を使おうと誓い合う。
 
今回の目的はこのイベントに出店しているhacomoriという古道具屋さんにいくこと。
ここの古道具は前から気になっていた。なんせセンスがよい。だが、なかなか行く機会に恵まれず、東京近辺のイベントに出店するようなことがあればぜひ行きたいと思っていた。
 

下吉田は小さな小さな駅。なのに、外国人観光客多数。いや~、どこにいっても外国人観光客がいるから結構驚いている。
ここ観光地なのかしら。ものすごく小さな町なのだけど。イベント自体もこじんまりしている。にもかかわらず、外国人観光客が結構多い。
 
 
 
 
 
イベント会場以外町は閑散としているのだが、おしゃれな店が結構多い。店というか呑み屋。
ここ、住めるかも。
 
東京造形大学と企業がコラボした作品展示なんかもあった。
どこの町も過疎化という問題に直面しており、いかにして人口流出を食い止めるか必死なのだ。
 
 
念願のhacomoriでお買い物。どれも結構なお値段。どれも素敵。欲しい椅子があったがお財布と相談して古い鏡を購入。
hacomoriが一番賑わっていた。好きなことを仕事にできるってうらやましい。
前の持ち主さんの暮らしを想像しながら大切に使っていきたい。
 
帰りは電車で3時間近くかけて岐路につく。
電車もまた線路立ち入りやら具合の悪いお客さんやらでダイヤが乱れていた、、、。
もう電車もバスもどっちもどっちかもしれない。
そしてどの駅も登山客の多いこと!!!みんなやっぱり自然が恋しいのじゃないか!!!
 
 
3日目。宿をチェックアウトし、8時46分発の上高地行きバスにのる。
乗客わずか4名。
途中白骨温泉のバス停などで人が増え満席に。
やはり上高地は人気なのだ。
 
天気はあいにく曇り空。
それでも上高地BTは多くの観光客で溢れていた。
想像していたよりかなり寒い。
荷物有料預かり所にて不要な荷物を預け、以前行かなかった大正池方面を目指す。
夏の上高地とはまた違った趣。
 

この時期は兎に角中国人団体観光客が非常に多い。
今中国は長期休暇中なのだっけ。
 
それにしても寒い。ダウンが必要な寒さ。
目の前に穂高連峰が見える。登りたくなる。
 
 
大正池に行く途中で猿が道をふさいでいた。4、5匹はいたと思う。こわい。こちらに突進してくる。目を合わせないようにじっと耐える。
食べ物とか持ってたら確実に襲われる。
樹林帯の散歩道ではツキノワグマが出たらしい。いやあ何処も彼処も野生動物が元気だ。
 
河童橋まで戻りお土産屋さんをふらふらみながらバスターミナルに戻る。
寒すぎてもはや歩いてられない、、、。
 
そそくさと松本へ。
 
この後もずっと寒くて寒くて仕方がなかった。
どうやら風邪をひいてしまったようで家に帰ってきてから鼻水とくしゃみが止まらない。
秋だからといって防寒対策を怠ったせいだ、、、。
服を着こんで毛布にくるまり、ネギみそ汁と梅醤番茶で温まる。
風邪のときと疲れているときはこれにかぎる。
 
東京に戻ってくるとやっぱり自然はいいなあと思う。
空気がぜんぜん違う。当たり前だけど。自然の多いところに引っ越したい。
 
 
2日目。8時発バスで畳平へ向かう。
15分前にバス停に着いたがすでに行列。
昨日のあの閑散として乗鞍はなんだったんだろう。
ここはマイカー組が多い。たぶん夜中に家を出て早朝駐車場に着いた後仮眠をとって登るパターンなのだろう。
アルピコ交通はその辺を十分わきまえていて、全員乗れるように3台ものバスを手配していた。
なので8時ギリギリでも問題なく全員乗れるのでご心配なく。
いや、これ休日とかならどうなのだろう。平日で3台も出るってことは休日は、、、。もしかしたら希望の時刻に乗れないこともあるのかもしれない。
観光センターから畳平までは1時間ほど。
途中の雲海と紅葉があまりにもきれいでバスの中で歓声があがる。
位ヶ原前からバスを降りて歩く人が何人かいた。たしかにこれは歩いたほうが楽しいかもしれない。
わたしはとりあえず畳平までバスでいく。
 
トイレを済ませ、剣ヶ峰方面に歩き出す。
途中、富士見岳に登る。10分ほど。景色がきれい。だけど、風がものすごく強くて寒い。

富士見岳頂上からは槍も見える。槍はその姿からすぐに見つけられる。

室堂と似ているけれど、乗鞍のほうが控えめなきれいさ。
肩の小屋まではほぼ平坦。
ここから少しずつのぼりが始まるが、最後まで緩やかなので小さな子供でも登れると思う。
ただ砂利道なので滑りやすい。
2000M超までバスで来れるのだから楽々3000M超の山に登れる唯一の山だと思う。室堂より楽ちん。
 
 
天気がよかったので景色もきれいだった。北アルプスのように険しくないので息切れもしないし登山初心者にもおすすめ。
畳平から1時間半程度で剣ヶ峰山頂に着く。あっという間だ。
この時期は紅葉目当ての登山者も多いようで、登山道は人であふれている。中高年の人たちが非常に多い。
室堂の雄山より登山者は多かったように思う。
 
時間がたっぷりあったので、山頂で30分ほどぼーっとする。
少しだけ、北アルプスの山に登りたくなる。そもそも崖登りなんて好きではないし登ってる間も降りてる間も恐怖心で気がおかしくなりそうなのだけど、ああいう山を登ったときの達成感と景色は室堂や乗鞍では感じられない。
 
あと、山小屋。
山小屋が本当にいや。だから山小屋に宿泊しなければならない山は足が遠のく。
日本の山小屋ほど不快な山小屋はないと思う。1枚の布団に2人で寝たり、トイレがものすごく汚れてて臭かったり。。。
そう考えるとネパールの山小屋は快適だ。個室だし、シャワー浴びれるし、トイレは、、、。場所による。ただ、環境へのインパクトを考えると、日本方式のほうが正しいのかもしれない。
まあシャワーたって沸かした湯をたらいに一杯もらえるだけで、それを桶ですくって浴びるのだが、、。とりあえず汗を流せるのはうれしい。
それにネパールは小屋というより民家がゲストハウスをやってるのがほとんどだ。人が生活している中にお邪魔する感じ。
 
ハートの池。
 
雄山に比べるとかなり緩やか。
 
下山後、畳平からバスに乗り、位ヶ原のバス停で降りる。
フリーパスがあるからどこでも乗り降り自由。
位ヶ原から次のバス停まで歩く。紅葉がとてもきれいなのだ。
畳平から歩いてる人たちも結構いた。みな紅葉を楽しみたいのだろう。カメラ組も多数。
 
乗鞍はサイクリストもとても多いようで、特に外国人のサイクリストが目立った。
ものすごい勢いで坂を下るのはさぞかし気持ちいいだろうなと思う。
 
15時過ぎに観光センターに到着。
宿に戻り、温泉につかる。
温泉に入れる幸せをかみしめる。
 
観光センター近くにはいくつか食事処がある。ただ、20時とかには閉まってしまうので早めに行ったほうがベター。
わたしは2日間とも喫茶メープルで食事をした。ここは地元の人のたまりばなのか2日間とも同じ地元人グループが飲んでいた。
味も量も満足。2回目は帰り際にりんごを頂いた。「昨日も来てくれたから~」と。ありがとうございます。
このりんごがとても美味しくてびっくり。長野はりんごの産地。りんごの花が咲くころに一度リンゴ畑を見に行ってみたい。
 
 
 
紅葉の乗鞍高原へ。
目的は剣ヶ峰登山。
乗鞍高原。たぶん子供の頃来たことがある。なんとなくおぼろげな記憶。
 
バスタ新宿から高速バスで松本へ。
やはり平日は空いている。
松本BTで乗鞍、上高地、白骨温泉近辺乗り放題の3日間フリーパスを購入。大人7000円。
 
松本駅から新島々へ。
長野は何度も来ているけれど、新島々駅は初。
いったいどんな駅なんだろうと期待が高まる。
なんせ上高地やら乗鞍やらの拠点となる駅なのだからさぞかし大きいのだろうと。
 
が、そんな期待は裏切られる。
とてつもなく小さな駅だった。コンビニすらないので松本駅で必要なものはそろえたほうがよい。
しかしトイレはとてもきれいだった。
写真は旧島々駅。かわいらしい。

新島々駅からバスで乗鞍高原へ。
1時間ほど。上高地行きは満席だったけれど、乗鞍高原行きは数名のみ。人気の違いが顕著に表れている。
 
14時ごろ乗鞍高原観光センター着。
ものすごく閑散としていてちょっとひく。。。いや、平日だしね。こんなもんだよね。
観光センター内には案内の人もおらず、ハイキングパンフレットなども置いてない。。。上高地とは大違いだ。
 
とりあえず荷物を置くため、本日のお宿「ゲストハウス雷鳥」へ。
観光センターから徒歩5、6分。
道しるべがあるのでわかりやすい。
 
14時なのでチェックインできず。荷物を置かせてもらい、ハイキングマップをもらって周辺散策へ。
とりあえず、宿のすぐ近くに看板が出ていた善五郎の滝に向かい、そこから一ノ瀬園地に向かうことにする。
人が誰もいない。こ、こわすぎる。しかも、ところどころクマよけの鐘をつくよう指示が出ている。。。。赤ずきんの気分。
いやあ、正直気が気じゃなかった。だって鈴ももってないし、クマが出たらどうしようとそればかり考えていたから散歩を楽しむどころじゃない。
行かれる方はクマ対策をしていかれたほうがいいです。
 
もはや善五郎滝を見ても感動すらない。とにかくクマに会わないことをひたすら祈りながら歩き続ける。
 
ところどころ紅葉もみられるが、10月初旬の時点では、畳平周辺はすでに紅葉が終わっており、その下の位ヶ原山荘あたりが紅葉まっさかり。もう少しすると一ノ瀬園地も紅葉が始まると思う。
 
2時間ほど一ノ瀬園地をびくびくしながら歩き回った。途中森の中で人に会ったのは1回だけ。しかも現地の人っぽい。
そのほか一ノ瀬園地の駐車場で1組のご夫婦と女性二人組を見かけた。マイカー組だ。
それ以外森の中で人に会うことは一度もなかった。いや、怖いです。本当に。
 
16時過ぎに宿に戻り、チェックイン。
ラッキーなことに女性ドミは私ひとり。とっても大きな和室を一人で独占。
個室と迷ったのだが、平日だから一人の可能性が高いと思ったのと、大きな部屋に3人なら問題ないだろうと判断して女性ドミを選択。
1泊3800円+入湯税150円。
トイレと風呂は別。2階の一部はリノベされており、シャワー室もトイレもきれい。1階にもトイレがひとつある。どちらも男女別。
トイレ風呂付の部屋もあるが数は少ない。平日は宿泊客も少ないから問題ないが、休日や夏休みなどはトイレ待ちの列ができるのではないかと思う。
 
1階には共同の大きなキッチンと暖炉のある談話室があり、登山関連の雑誌や旅行本などがありくつろげる。
食事は特に提供されないため、自炊組の人たちが多いようだ。朝食は650円で冷蔵庫に用意されているおかずを自分ですきなだけ取る形になっているようだ。わたしは利用しなかったが、多くの宿泊客が利用していたよう。詳細はHPで。http://ghraicho.com/
ちなみに、宿泊客の半分は外国人。バックパッカー系の若者から中高年の夫婦まで色々。
 
お風呂は内風呂と露天風呂が用意されており、露天風呂は常に貸し切り制で予約制。
内風呂は貸し切り時間がきまっており、それ以外は入り放題。受付にある小さな黒板に名前を記入してその時間貸し切りにできる。
時間は30分単位。大浴場に慣れていない外人にはよいシステムだと思う。
会社のインド人も大浴場システムに慣れておらず、温泉や銭湯を嫌がる。人とお風呂に入る習慣がないのだそうだ。
 
内風呂はそれほど大きくはないが、硫黄の白いにごり湯がとてもよかった。湯治目的で長く滞在する人たちもいるのだそう。
わたしは1日2回入り、3日目の朝にも入った。温泉はあちこち入っているけれど、乗鞍の温泉はかなり気に入った。
一度入ると3年は風邪をひかないという白骨温泉にも行ってみたかったけれど、バスの本数が限られていたので今回はパスした。
 
ゲストハウス雷鳥。休日や夏休みなどでなければおすすめです。