木曽駒ヶ岳 東京からの日帰りなんて無理 | 生きているあいだにやりたい100のリスト

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旅の記録を気楽にのんびり更新します。

9月連休。友人と二人で木曽駒ヶ岳へ。
東京から日帰り可能な稜線歩きを楽しめる山と謳われている。
えぇ。普通の平日なら日帰りも可能かもしれない。
しかしまず無理。だってロープウェイは長蛇の列。
朝の新宿駅並みなのよー。
誰か事前に教えてほしかった。否、我々の調査不足を悔やむ。

新宿7時発のあずさに乗り込みいざ長野へ。
前日から胃腸の不調でグッタリだったがあずさはとっても快適。
予定どおり上諏訪で飯田線に乗り換え、駒ヶ根駅へ。無人駅がほとんどで降りる乗客がいるたびに車掌さんが運賃精算にはしるはしる。このシステムのせいで電車遅延。
駅目の前の路線バスのバス停でしらび平行きのバスを待つ。目の前にコンビニはないが、スーパーはある。

11:30時刻通りバス到着。観光客数名のみ。
ここで車内アナウンス。
現在ロープウェイの待ち時間は1時間程度となっております〜
友人と顔を見合わせて絶句。
ちなみに下りの最終ロープウェイは17時。頂上まで往復4時間かかるので1時間のロスはかなり痛い。
バスは停留所に止まるたびに乗客を乗せすでに満席。登山客より、普段着の観光客が非常に多い印象。登山客も多いのだが、、。

しらび平につくと、ロープウェイ待ちチケットを渡される。我々の番は13時20分。
もしかしたら頂上までいけるかもと期待した私たちが馬鹿だった。
昼食、トイレを済ませ、準備運動をし、靴を履き直す。
が、ロープウェイに乗れたのは結局13時50分、
もはや笑うしかない。
ロープウェイを降りるとこれまたものすごい人の数、、。
すでにロープウェイ係員が帰りの待ち時間をアナウンスしている。すでに1時間半待ち。
17時までには戻ればのせてやるといわれた。

登山届を出していざ出発。
はい、登山道も大混雑の大渋滞。
下山者と登山者で通行待ちの箇所ばかり。
結局1時間かかり、1つ目のポイント乗越浄土到着。ガスってきたし、下山の渋滞が心配だったのでここまでにする。
10分ほど景色を眺めて下山。なんのためにきたのやら。あほらし〜。

16時頃ロープウェイ乗り場に着いたものの、乗れるのは18時過ぎと言われる。
困った。これでは今日中に東京に戻れない。
友人が、ごねるように私に言う。こういうとき彼女は私に言わせる。
かかりの人に、17時のロープウェイにのれないと最終バスにのれず、帰れないと訴える。
同時に、見知らぬおじさんも、17時までに戻れと言われたらから頂上あきらめたのに、結局ロープウェイ18時過ぎなら登れたではないかと激怒。
困り果てた私たちと激怒したおじさんとひょっこり出てきた彼の上品な奥さま4人は、即座に次のロープウェイに案内された、、。

帰りは多少渋滞しても大丈夫だろうと高を括って駒ヶ根バスターミナル発新宿行きを選択したことが、裏目に。
中央道で玉突き事故〜。
どんだけついてないのか私たち。まったく前に進まないバスの中でただ笑うしかない。

ネパールでのストライキを思い出す。
騙されて馬車にのり、変な場所で降ろされて途方に暮れ、トラックの荷台に何時間も揺られてカトマンズに戻った。見つかったらマオイストに殺されていたかもしれないのに、のんきに笑っていた私たち。いやー、20代のあの若さがなければできなかった。無謀な行動の数々。
こうして無事に生きていることに感謝。

さて、友人の最終電車は00:30。バスタ新宿着が00:15。バス到着と同時にダッシュするひとたち。
余裕のあるわたしはホッと彼女を見送る。

いやーそれにしても初めて頂上にいけなかったよ。事前にちゃんと調べることの重要さを身に沁みて感じた1日だった。
ロープウェイでいく山は特に気をつけたいと思う。もう二度行かないよ、木曽駒ヶ岳。良い教訓をありがとう。