バツイチで育てた長男が結婚するまで①「あなたとは考え方の根っこが違う」




の続きです。


離婚することになって、実家の母が一番心配したのは、


「男親がいないと、グレるんじゃないか?」


ということでした。



なんとなく母のイメージでは、「母子家庭=子どもが非行に走る」というのがあったようで


父親がいないなんて、孫たちがかわいそう…と何度も言われました。


離婚を決めるまでは、メソメソしていた私でしたが、いったん決めてしまえば、私が子どもたちを守るしかないという気持ちになっていました。


まだ起こっていないことを心配してもしょうがない、何かあったら、その時に考えようと思いました。



幸いにも、特に道を踏み外す事はなく、2人とも大きくなってくれました。


当時父親に言われたのは、


「子どもは親の言うことなんか聞かないけど、親の背中は見てるんやで」

という言葉。


振り返ってみると、私も、何でも親の言う通りしてきたわけじゃないけど、


リストラされて大変な中、姉と私を短大まで行かせてくれた自分の親から学んだことは、大きかったなーと思います。




ずっと仕事が忙しく、母親らしいことはあんまりできなかったけど


私が一生懸命に生きることで、子どもたちに何かを伝えることができてたなら、本当に嬉しいことだなーと思います。


実家に戻って子育てを助けてくれた両親は、孫の就職も結婚も見届けることなく、亡くなってしまいました。

そんな別れについて…