無気力無関心(仮) -11ページ目

麻雀三分の計

これは諸葛亮が劉備に説いた『天下三分の計』をもじったものですが、僕も同じように競技麻雀やMリーグに対して方策を説いてみようかと思います。

 

 

まず、『現在の麻雀の構造』における競技麻雀の立ち位置が三国志で言うところの蜀でありMリーグが劉備という感じでしょうか。(三国志の知識が乏しい件についてはご容赦願います。)

 

そして、多くの人が勘違いをしていることですが、競技麻雀の大会の賞金のほとんどは参加費を原資とした賭博であり、現時点では競技麻雀と賭けない麻雀はイコールではありません。(参考:『麻雀大会の賭博問題』)

 

つまり、競技麻雀は賭け麻雀と賭けない麻雀の両方にまたがって存在していて、この状態からいきなり賭け麻雀の排除を目指しても実現は不可能です。

 

 

ではどうすれば良いのかといえば、まずは競技麻雀を賭け麻雀から離脱させるべきです。(巷での賭け麻雀についてはとりあえず後回しで構わない。)

 

ここで重要なのは、Mリーグだけではなく競技麻雀全体を賭博から離脱させることです。(現時点のゼロギャンブル宣言はMリーグの賭博からの離脱についてしか言及されていない。)

 

もし仮にMリーグだけしか賭博から離脱することができなかった場合、Mリーグの所属選手が(Mリーグ以外の)タイトル戦に出場することは賭博行為になりますし、来期以降にMリーグに所属するかもしれない選手は普段から競技麻雀で賭博行為を行い、Mリーグから陥落してしまった選手は再び競技麻雀という賭博に戻っていくということになってしまいます。

 

今はまだ競技麻雀自体がマイナーだから騒がれていませんが、これについて一般メディアやネットのまとめサイトが取り上げ始めるとMリーグの存亡(スポンサーの撤退)にも関わりかねません。

 

 

そして、麻雀三分の計を完成させるには競技麻雀を競技として確立させる必要があります。(現時点での競技麻雀は公式ルール・客観的な実力評価・統括組織が存在せず、競技としての条件を満たしていない。)

 

それ以前に、競技麻雀を賭け麻雀から離脱させる為にも競技としての確立が必要です。(例えば『標準ルール&レーティング構想』により、既存の大会を全てレーティング競技会に置き換えてしまえば、賞金が必要なくなるので賭博でなくなる。)

 

また、もう1つの『賭けでも競技でもない麻雀(健康麻雀・ネット麻雀・麻雀マンガなど)』については特に何かを定める必要はありませんが、麻雀の普及やイメージアップにとって非常に重要な存在となります。

 

 

ここまで来たら賭けでも競技でもない麻雀と連携して、賭け麻雀と対峙することも可能になります。(ただし、自発的な改革は期待できないので、世論なども利用して外からプレッシャーを掛けていく必要がある。)

 

しかし、麻雀から賭け麻雀を完全に排除することは不可能(囲碁や将棋でも同様)であり、それでも賭け麻雀からフリー営業(賭博開帳図利行為)を排除できれば目論見としては成功と言えます。(参考:『ナイトタイムエコノミーと麻雀』)

 

また、単純に賭け麻雀を否定するのではなく、ルールやモラルを(社会通念の範囲内で)模索していくというのも重要になります。

 

 

以上が麻雀三分の計の概要となります。

 

 

 

【追記】

 

(他の方策を考える際に)『賭け麻雀の合法化は(現時点では)100%ありえない』ということについて説明します。

 

まず、合法化はできなくてもセット麻雀などでお金のやり取りについて大っぴらしなければ社会通念の範囲内となる可能性はあります。(ただし、社会的に地位がある人だと同じことをやっても許されないのもまた社会通念。)

 

しかし、大っぴらに賭け麻雀をやったりフリー営業を行うにはロビー活動でその権利を勝ち取らなければならないのですが、このロビー活動が(現時点では)不可能なのです。

 

その理由は雀荘組合が組合として機能していない(加入率が20%程度)というだけでなく、雀荘業界内でセット雀荘(雀荘組合)側とフリー雀荘側が対立状態にあり、フリー営業(賭博開帳図利行為)をやっていないセット雀荘側がわざわざ(無用なリスクを負ってまで)ロビー活動に協力する理由がないからです。

 

もし仮に賭け麻雀合法化のロビー活動が開始できるとしたら、雀荘からフリー営業が一掃され(雀荘組合も正常に機能するようになり)健全化が果たされた後なら、さらなるステップアップとして合法化を目指せるかもしれません(逆に、賭け麻雀を完全に排除して風営法からの脱却を目指すかもしれない)。

 

ただ、ここまでくると夢物語に近い(麻雀三分の計よりもはるかに難しい)ですので、『(現時点では)100%ありえない』となるのです。

天鳳サンマ大会やります(8月13日)

不定期に開催してる天鳳サンマ大会ですけど、今回は8月13日に開催することにしました。

参加人数も賞品も小規模な大会ですが、お時間がある方はご参加いかがでしょうか。

大会HP詳細はこちらでご確認ください。

 


 

【真夏のサンマ大会】


開催日時:2018年 8月13日(月) 21:00~

予選:三東南喰赤で『1位:1pt、2位:0pt、3位:-1pt』の通算pt上位10名が本戦進出

本戦:三東南喰赤によるトーナメント(右側の丸数字はその卓の通過人数)
1回戦
(予選1位は準決勝A卓へ)
A卓{2位・3位・4位}②
B卓{5位・6位・7位}②
C卓{8位・9位・10位}①
    ↓
準決勝
A卓{予1位・A1位・B1位}②
B卓{C1位・A2位・B2位}①
    ↓
決勝戦
A卓{A1位・B1位・A2位}

賞品:優勝者にAmazonギフト券3000円分を贈呈

Mリーグとは何か

先日、Mリーグという組織の設立が発表されました。

 

ここで「Mリーグとは何か」について、現時点で発表されている情報を元に考察してみたいと思います。

 

Mリーグとは

このたび麻雀のプロスポーツ化を目的に設立された一般社団法人Mリーグ機構では、プロ麻雀リーグ「Mリーグ」の発足を通じて日本国内においても麻雀の競技化、健全化を図り、麻雀自体の社会的地位の向上及び認知の拡大、新たなファンの獲得を目指します。Mリーグ発足のお知らせより)

 

Mリーグというのはサイバーエージェントの藤田晋氏を代表理事とした独自のプロ麻雀リーグのことです。(現時点ではそれ以上でも以下でもない。)

 

ただし、このプロ概念は麻雀業界の外の常識によって再構築されたものであり、既存の麻雀プロとは少し違ったものになっています。

 

既存の麻雀プロ団体の違い

Mリーグと既存の麻雀プロ団体の最大の違いはプロ契約(スポンサー)の存在です。

 

これによって(プロを自称する団体にお金を払ってプロと名乗っていたのが)プロとしてお金を得られる立場に変わりましたが、同時にスポンサーに対する責任も生まれることになりました。

 

チーム対抗戦

チーム対抗戦(ユニフォーム着用)というのは、主役となるのが選手個人ではなくチーム(スポンサー)であることの現れです。

 

現状では(有名芸能人でもない限り)選手がどれだけ活躍したところで宣伝効果はほぼないに等しく、チーム(スポンサー)が主役となってしまうのは(賞金や給与を得る選手の為にも)仕方がないのかもしれません。

 

ドラフト方式

所属選手の決定にドラフト方式を用いる理由は、競技麻雀には実力を客観的に評価する仕組みが存在しない為に知名度で判断せざるを得ないからです。(下手に選考会をやって知名度のない人間を入れてしまうのも興行の幕開けとしては問題がある。)

 

また、Mリーグが既存の麻雀プロ団体よりも上位の存在であること(その上下関係)をはっきりさせる効果もあります。

 

ゼロギャンブル宣言

ゼロギャンブル宣言というのは単なる社会常識であり、競技組織としてやっていく以上、その組織に属する人間がその競技を賭博の道具にするべきではないというのは当たり前のことです。(それをわざわざ宣言しなくてはならない麻雀が異常なだけ。)

 

そして、これは(Mリーグ内だけでなく)競技麻雀に対しても影響があると考えられます。

 

なぜならば、(いくつかの例外を除き)競技麻雀の大会の賞金は参加費を原資とした賭博である為、競技麻雀自体がゼロギャンブル宣言に反する可能性が高いからです。(参考:『麻雀大会の賭博問題』)

 

さらに、競技麻雀に対して影響力が大きな選手がドラフトで指名され、その選手が今度は競技麻雀のあり方を否定する存在になってしまいます。(これを黙認してしまうようだと、今度はMリーグのあり方が否定されることにもなりかねない。

 

その一方で、(こちらについて大騒ぎしている人が多いのですが)雀荘など巷での麻雀に対する影響は小さいと考えられます。

 

ドラフトされた選手が賭博(主にフリー雀荘)との関わりを禁じられることになりそうですが、別に代わりの人員はいくらでもいますし、それだけで急に雀荘から賭博がなくなるということはないと言えます。(雀荘に対して直接的に影響を与えることはできないし、雀荘自体にも足並みを揃える仕組みが存在しない。)

 

オリンピックという目標

オリンピックの正式種目化や日本代表の派遣というのは大きな目標ではありますが、その為には麻雀の統括組織の成立、さらには海外の統括組織との連携も必要になります。(参考:『オリンピックに麻雀の選手団派遣は可能なのか?(前編)(後編)』)

 

ですが、Mリーグというのは統括組織ではありませんので、おそらくは(Mリーグとは別に)麻雀の統括組織の成立に向けた動きが水面下で既にあるではないかと考えられます。(逆に、それがなかった場合はかなり期待外れだとも言える。

 

まとめ

Mリーグの存在は従来の麻雀からするとかなり画期的ですし、期待しているという人も多いと思います。

 

しかし、現時点ではまだ方針が発表されただけであり、これから具体的な活動が始まると共に様々な問題も表面化してくるはずです。

 

それらについても観察&考察を続けて行きたいと思っています。

 

 

【追記】

 

Mリーグが今後ぶつかるであろう麻雀の問題点を挙げておきます。

 

・競技の問題(そもそも競技として成立してない)
 ⇒統括組織、公式ルール、客観的な実力評価が存在しない
・賭博の問題(イメージの問題)
 ⇒雀荘の違法営業
 ⇒参加費を賞金に充てる大会運営
・コンテンツの問題(麻雀を見る面白さを伝えられていない)
 ⇒麻雀の見せ方が何十年も前から変わっていない

符計算はなくすべきか

「符計算はなくすべきか」という議論は、それこそ何十年も前から繰り返し行われていますが結論は出ていません。

 

この状況に対する僕の見解を述べたいと思います。

 

【2022年4月追記】

この記事はリアル麻雀を主眼として書いていますが、ネット麻雀も含めた麻雀全体としては『最終的にあらゆる面でネット麻雀が主流となることは避けられないので、符計算に関する無駄な議論自体がネット麻雀(ひいては麻雀全体)の足を引っ張ることになる』というのが現時点での僕の見解です。

 

まず大前提から説明すると、『符計算の問題は麻雀のあり方の問題である』ということです。

 

例えばどこかのコミュニティ(雀荘や競技団体など)が符計算をなくしたルールを採用したとしましょう。(別にそれ自体は自由)

 

しかし、それはそのコミュニティ内の問題に過ぎず、新しいローカルルールが増えるだけで麻雀のイメージや普及に対して別に何も影響を与えません。(むしろ符計算を巡る批判合戦が悪影響となりうる)

 

 

では、なぜそうなってしまうのでしょうか。

 

その理由は『麻雀が競技として成立していない』からです。

 

一般的に競技を競技たらしめる条件は以下の3つと考えられますが、現状の麻雀はこれを1つも満たしていません。

 

・基準として機能する公式ルール(必ずしも統一ルールである必要はない)

・適切なクラス分け(麻雀の場合は客観的な実力評価)

・上2つに対する責任を負う統括組織(それが国内に複数存在しないこと)

 

特に基準として機能する公式ルール(それを話し合う場)が存在しない為に、「(符計算のあり・なし以前に)麻雀のルールをどうすべきか」という議論自体が成立しないのです。

 

まず重要なことは公式ルールを規定・普及させる土台を作ることであり(どういうルールであるべきかは後からでも変更が利く)、その為には麻雀のあり方を根本から改革しなければなりません。(基準が必要なだけで全ての麻雀が競技である必要もない)

 

 

しかし、麻雀のあり方を改革することは容易ではなく、現状での次善策は何なのでしょうか。

 

それは符計算を採用する・しないに関わらず、『符計算ができなくても麻雀はプレイできるし楽しめる』というポジティブなイメージを普及させることです。

 

符計算はそれを必要だと思う人が自発的に身に付ける技術であり、強制されるものでもありません。

 

符計算ができないことをバカにする風潮をなくし、同時に実力に沿った技術習得(教える側の指導体系の整備)も行われるべきです。

 

※これも麻雀のあり方の問題(客観的な実力評価が普及してない)の1つであると考えられます。

 

 

最後に、符計算ができない人を補助するアプリについて考えてみます。

 

先日、麻雀カメラという手牌を読み取り自動で点数計算をしてくれるスマホアプリが発表されました。

 

 

このアプリが麻雀の普及につながるとはとても考えられない(黒歴史化した点数計算機能付き自動卓と同様にリアル麻雀との親和性が悪い)のですが、この応用には色々な可能性があると思います。

 

こういうアプリの需要というのは実力の向上(補助)と密接な関係があり、 麻雀カメラは(進行の手助けはしてくれるが)自分で点数計算がきるようになる訳ではないので需要も低いのですが、これが打っている最中に『テンパイの手牌の和了牌とその点数』や『天鳳牌理』などがリアルタイムで表示されるようになればかなりの需要が見込めると考えられます。

 

ただ、これはカンニングの不正にもなりうるので競技として使うことは難しいのですが、初心者の補助としては有効であると思います。

 

※特にネット麻雀では使用の証拠が掴みにくい為にその信用が落ちる可能性もありますが、こういう技術革新は不可逆なのでそれを見越した対応を考えていくしかありません。

多面張の手替わり

多面張の手替わりについては、以前に『新・多面張理論1』で以下のように書きました。

 

※多面張の手替わりついては現時点で体系的な理論が存在しませんので、(待ちを見抜くスピードと精度を上げることにより)『14枚の手牌からこの牌を切ったらこの待ちになる』というのをしらみつぶしにしていくのが有効であると思われます。(逆に言えば、『14枚の手牌に苦戦する=13枚の手牌の技術が未熟』ということ。)

 

基本的にはこの通りなんですけど、14枚の手牌をしらみつぶしにしていく上での(理論と呼べるほどではありませんが)手順やトレーニング法についてまとめてみたいと思います。

 

 

【基本的な考え方】

・順子や暗刻の特性を適用するには最小単位の待ちが存在する必要があり、その為には14枚の手牌からテンパイする打牌を選択しなけばならない。

・特に暗刻の特性を適用するには、暗刻を抜いた残りの手牌がテンパイする打牌を選択しなければならない。

・テンパイする打牌の選択というのは、最小単位の待ちをどこにするかの選択である。

 

 

【しらみつぶしの手順】

・暗刻がない手牌
 ⇒テンパイする打牌を(順子の特性で)比較

・暗刻が1つある手牌
 ⇒暗刻を抜いた残りの手牌から、テンパイする打牌を(暗刻の特性で)比較
 ⇒暗刻から1枚外した打牌を確認(ノーテンの可能性あり)
 ⇒それ以外でテンパイする打牌を確認

・暗刻が複数ある手牌
 ⇒それぞれの暗刻を単独で抜いた残りの手牌から、テンパイする打牌を(暗刻の特性で)比較
 ⇒それぞれの暗刻から1枚外した打牌を確認(ノーテンの可能性あり)
 ⇒それ以外でテンパイする打牌の確認

※『それ以外でテンパイする打牌』というのは『暗刻を抜いた残りの手牌がテンパイする打牌ではないが、トータルではテンパイする打牌』のことであり、それまでの手順で確認した打牌について再び確認する必要はありません。

※複合形での順子の特性を見落としやすいので注意。(打牌によって順子がズレる場合など)

※例外形や特殊形を見落としやすいので注意。

 

 

【トレーニング法】

門清狂の何切る版(待ちの広さ)で回答をするのではなく、その手牌について考えた後に答えを確認をする。

 ⇒14枚の手牌からテンパイする打牌を全て探す。

 ⇒それぞれの打牌で最小単位の待ちがどこにできるのかを探す。

 ⇒それぞれの打牌で暗刻との複合形を確認する。

・例外形や特殊形は(そこから暗刻を抜いた形も)暗記してしまう。

 

※『14枚の手牌からテンパイする打牌を全て探す』というのは、普通の手牌では簡単なので練習することはほとんどありませんが、多面張の手牌では手替わりを難しくさせている原因にもなっています。

 

 

【追記】

「テンパイしてない手牌についてはどう対応するのか?」ということに関しては、基本的に同色14枚の手牌はイーシャンテン以上しか存在せず(参考:麻雀の数学)、その時点での打牌はそれほど難しくはなりません。