麻雀大会の賭博問題 | 無気力無関心(仮)

麻雀大会の賭博問題

麻雀大会の賭博問題について書きたいと思います。

(麻雀以外のゲーム・スポーツも含めて)一般的には「大会=競技」であり、「競技=賭博でない」というのは共通の認識であると思います。

しかし、麻雀でもその認識に関しては同じなのですが、実態に関しては当て嵌まらないというのが現状となっています。


まず、麻雀大会が賭博になってしまう理由というのは単純明解で、それは『参加費を賞金に充ている』からです。(それで逮捕される可能性は低いが、警察に大会開催について問い合わせをすれば確実に開催中止を求められる。)

これは賞金が賞品であっても同様ですし、プロとアマの区分も(その競技団体の内部規定の問題であり)関係ありません。

他の競技のように『参加費なし、または実費まで』『賞金なし、またはスポンサーからの提供』であれば賭博にはなりませんが、麻雀でこれをやれているのは竹書房主催の最強戦とマルジャン主催の全国麻雀選手権くらいです。

それ以外のほとんどの麻雀大会(賞金あり)は賭博にあたると考えられます。


では、麻雀大会の賭博問題を解決するにはどうすれば良いでのしょうか?

まず、絶対条件が『参加費を引き下げる』ということです。

現状の麻雀大会の参加費は3000~4000円ならまだ良心的な方で、プロ団体主催のタイトル戦だと5000~10000円というのが普通です。

これに対して(半荘4回と仮定して)実費なら2000~2500円くらいまで、それ以上の(運営費などの)徴収をするのであれば金額と使い道を明示する必要があると思います。(もちろん賞金に充てることはできない。)

そして、参加費の引き下げを前提とすると、必然的に賞金に関しては『賞金額を引き下げる』か『スポンサーを探す』のどちらか(または両方)になります。


また、賭博による大会運営の問題だけでなく、このような運営方法(高額参加費、高額賞金、スポンサー探しをしない)が麻雀で常識化しているという問題もあります。

これもまた麻雀大会の賭博問題であり、『麻雀の常識を世間並みに引き戻す』ということもやっていく必要があります。