符計算はなくすべきか | 無気力無関心(仮)
2018年07月07日(土)

符計算はなくすべきか

テーマ:麻雀コラム

「符計算はなくすべきか」という議論は、それこそ何十年も前から繰り返し行われていますが結論は出ていません。

 

この状況に対する僕の見解を述べたいと思います。

 

 

まず大前提から説明すると、『符計算の問題は麻雀のあり方の問題である』ということです。

 

例えばどこかのコミュニティ(雀荘や競技団体など)が符計算をなくしたルールを採用したとしましょう。(別にそれ自体は自由)

 

しかし、それはそのコミュニティの問題に過ぎず、せいぜい他のコミュニティとのパイの奪い合いにしかなりません。

 

結局、新しいローカルルールが増えるだけで、麻雀の普及やイメージ改善につながることはありません。(そういう歴史が繰り返されてきた)

 

 

では、なぜそうなってしまうのでしょうか。

 

その理由は『麻雀が競技として成立していない』からです。

 

一般的に競技を競技たらしめる最低条件は以下の3つと考えられますが、麻雀はこれを1つも満たしていません。

 

・基準として機能する公式ルール(必ずしも統一ルールである必要はない)

・適切なクラス分け(麻雀の場合は客観的な実力評価)

・上2つを保証する統括組織(それが国内に複数存在しないこと)

 

特に基準となる公式ルールが存在しない為に、「(符計算のあり・なし以前に)麻雀のルールはどうあるべきか」という議論自体が成立しないのです。

 

まず重要なことは公式ルールを規定・普及させることであり(どういうルールであるべきかは後回しでもいい)、その為には麻雀のあり方を根本から改革しなければなりません。(基準が必要なだけで全ての麻雀が競技である必要はない)

 

※公式ルールとクラス分けについては『標準ルール&レーティング構想』、統括組織については『オリンピックに麻雀の選手団派遣は可能なのか?』をぜひ参照していただければ。

 

 

しかし、麻雀のあり方を改革することは容易ではなく、現状での次善策は何なのでしょうか。

 

それは『符計算ができなくても麻雀はプレイできるし楽しめる』というポジティブなイメージを普及させることです。(符計算の採用・不採用にかかわらずそうあるべき)

 

符計算はそれを必要だと思う人が自発的に身に付ける技術であり、強制されるものではありません。

 

符計算ができないことをバカにする風潮をなくし、同時に実力に沿った技術習得(教える側の指導体系)の整備・普及も行われるべきです。

 

※これも麻雀のあり方の問題(客観的な実力評価が普及してない)の1つであると考えられる。

 

 

最後に、符計算ができない人(初心者)を補助するアプリについて考えてみます。

 

先日、麻雀カメラという手牌を読み取り自動で点数計算をしてくれるスマホアプリが発表されました。

 

 

このアプリが麻雀の普及に直接つながるとは考えにくいのですが(黒歴史化した点数計算機能付き自動卓と同様にリアル麻雀との親和性が悪い)、この応用には色々な可能性があると思います。

 

こういうアプリの需要というのは実力の向上(補助)と密接な関係があって、 麻雀カメラは(進行の手助けはしてくれるけど)自分が点数計算できるようになる訳ではないので需要も低いのですが、これが打っている最中に『テンパイの手牌の和了牌とその点数』や『天鳳牌理』などがリアルタイムで表示されるようになればかなりの需要が見込めると考えられます。

 

ただ、これはカンニングの不正にもなりうるので競技として使うことは難しいのですが、初心者の補助としては有効であると思います。

 

※特にネット麻雀では使用の証拠が掴めない為にその信用が落ちる可能性もあるが、こういう技術革新は不可逆なのでそれを見越した対応を考えていくしかない。

 

 

 

【追記】

 

オマケとして『マナーとは何か』について簡単に書いてみたい思います。

 

ルール:ゲームやプレイを規定するもの ⇒ 強制力あり

マナー:ルールの範囲内での振舞い方 ⇒ 強制力なし

 

マナーが存在する目的はトラブルを防ぐことだけでなく、その許容範囲を広げることでもあります。

 

つまり、体が不自由な人に対する配慮を求めたり、トラブルの原因になりそうなことを遠慮してもらうことだけでなく、どちらでも良いことに関しては「どちらでも良い」とすることもまたマナーなのです。

 

また、作法というのはマナーの一例でしかなく、特定の作法を行うことはもちろん自由ですが、他の人にその作法を強要することは逆にマナー違反になりかねません。(どうしても特定の作法に限定する必要がある場合は、マナーではなく強制力のあるルールとして扱われるべき。)

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