大西二輪塾 -2ページ目

大西二輪塾

Project to forging in environment compete

タミケンのレース人生は何度かスイッチがOFFになる区切りがありました。
全国大会での負傷とか、大西二輪塾とか。
数度か区切りを経て、2013~2015年は3.5回目レース人生を堪能しました。
今年も体のケガは無く楽しくシーズンを終える事が出来ました。
これも私に関わって頂いた周りの人々のおかげでであり、感謝の気持ちを噛みしめています。
ちょっと気にしてくれている、チラ見してもらっている、繋がってもらっている、ただそれだけでも本当に大きな活力でした。
本当にありがとうございました。

さて、2015年はイベントへの参加量が濃かったような気もします。

 ① 西日本マルチ杯開幕
FP4-ST 3位(wetベイベ2位)

 ② ミニモト4時間耐久
リタイヤ
※wiruswinさんブログ
http://wiruswin.com/app-def/S-102/blog/?p=5160

 
③ DYチーム体制発表会in 台湾 / 極限サーキット

 ④ 西日本マルチ杯第2戦in生駒SL
FP4-ST 3位 (ベイベ2位 最終LAP事務所前での神風attack / ゴメンナサイ・・・、同じ条件ならまたやっちゃいそうですけど・・・)
※wiruswinさんブログ
http://wiruswin.com/app-def/S-102/blog/?p=5236

 ⑤ 東日本マルチ杯第2戦inサーキット秋ヶ瀬
ベイベFP4-ST参戦支援 2位
1コーナー
 https://youtu.be/Al6XiKW5qRw
最終コーナー
 https://youtu.be/4YC4trcmdMg

 ⑥ ライディングスポーツCUP第2戦 in 白糸スピードランド
FN4 2位 (関東のメガネ様にリングスピードで屈辱的な惨敗)

 ⑦ オールスター第1戦 in SL生駒
FN 2位 (車両愛足りず無残に転倒)

 ⑧ 西日本マルチ杯第3戦in 明智HC
FP4-ST 2位 (ベイベ4位)
 http://wiruswin.com/app-def/S-102/blog/?p=5325

 ⑨ DYレーシング事前テスト in 台湾 / 極限サーキット

 ⑩ MAAT開幕戦 in 台湾 / 極限サーキット
100A 2位
125A リタイヤ (ブレーキトラブル)

※wiruswinさんブログ
http://wiruswin.com/app-def/S-102/blog/?p=5478

 ⑪ 西日本マルチ杯第5戦in 明智HC
 FP4-ST 3位 (ベイベ2位)


 ⑫ 近畿スポーツランド杯第2戦
FN4日本一決定戦 2位 (ガチ整備するも敗北)
バトルウォーズ 5位

 ⑬ マルチ杯全国大会 in 明智HC
FP4-ST 3位 (ベイベ2位)


 ⑭ TSR全国大会 in 台湾 / K1サーキット
100A 3位 (Wet / 転倒)
125A 8位
アジア統規 1位 (奇跡の10台抜き!!)
  
 
※wiruswinさんブログ
http://wiruswin.com/app-def/S-102/blog/?p=5908

 ⑮ MAAT第2戦 in 台湾 / K1サーキット
100A 3位 (リタイヤ / ブレーキトラブル)
125A 10位 (エンジントラブル)

※wiruswinさんブログ
http://wiruswin.com/app-def/S-102/blog/?p=5986

 ⑯ TSR4時間耐久 in台湾 / K1サーキット
転倒2回 ?位 (潤の足を引っ張り大迷惑、ゴメンナサイ)

 
 ⑰ 近畿スポーツランド杯第最終戦
FN4 リタイヤ (ロッシvsマルケス風の転倒、)
 
※この瞬間にタミケン転倒!!
足蹴りが入ったとか無かったとか、全世界で話題に!!・・・・翌週にね・・・・(笑)
 
 ⑱ 西日本マルチ杯第5戦in SL生駒
FP4-ST 2位

https://youtu.be/yxLE1NDFEyg

※wiruswinさんブログ  
http://wiruswin.com/app-def/S-102/blog/?p=6440

4月から10月まで何かとノンストップ。
金沢転勤でのバタバタからMAAT第3戦の欠場などありましたが、週末に計18イベントをこなしました。

その間もWirusWinさんにせっせと通い、シグナスXのレース用マフラーの開発をお手伝いさせてもらったり、DY SHOCKさんのアドレスV125用リアサスペンションを開発させてもらったり。
この二つは近々発売となります。

 ・DY SHOCK / アドレスV125リアショック
重量級アドレスに合わせて仕上げました。
「2015年全国大会FN4クラス別1位獲得!」
  現在の日本ではあり得ない「一人乗りを前提としたアドレスV125用サスペンション」
台湾のハイパワーレースシーンで鍛え上げられたサスペンションのギャップ追従性は見事で、
スペシャルな改造が要らないサスペンションが出来ました!
FN4からOPENまで、アドレスV125の二人乗り用の硬いサスペンションに不満を持つ50キロ以上の体重な多くの方々が走りに集中出来る一品に仕上がったと思います。


 ・WirusWin / シグナスXマフラー
マフラーの特性はタミケンが大好きな高回転型です。
回転は正義ってのがタミケンの好む特性なんですが、今回はキャブ車をベースに開発しました。
キャブ車はパワーバンドが500回転程低くなる特性を持っています。
ですので、低回転からキッチリ回転が上がる事を課題として挙げ、試行錯誤を繰り返しました。
でも、結局は好きな高回転型のテイストで仕上げちゃいました。。
キャブ車実用レブ域は9,700rpm程度

FI車両でもマルチ杯最終戦で実践投入し、水冷28パイ仕様のティグラを追いつめる等、シグナスX勢としては圧巻のストレートスピードでした。
FI車実用レブ域は10,200rpm

明智ならレコードを狙える完成度に持ってこれましたが・・・。
夏までに完成させる事が出来ていたら、と無念な感じです。


 ・ガレージバル / シグナスXマフラー
2014年に開発したガレージバルさんのマフラーもすでに発売しています。
「2014年全国大会1位獲得」
ガレージバルのマフラーはFI車両をベースで作りました。
ですので、ほんの少しですが更に高回転型で10,300rpmまでがFI車実用レブ域です。
キャブ車もチーム員がテストを繰り返しており、キャブ車実用パワーバンドは8,900~9,400rpmです。
http://ameblo.jp/garage-bal/entry-12067993325.html
ご要望の方は上記ブログからメッセージして見てください。


何にしても、スクーターのマフラーは特殊な排気特性が必要で、上質なモノは間違いなく実戦と実走の中でしか生まれません。
ここばかりは理論やブランド名では越えられない壁です。
上記は膨大なシャシダイナモテストと私の18年ほぼ毎週末走行の経験をミックスして、かなりのレベルなマフラーに仕上がっています。
それと大切なコストパフォーマンスも高いレベルでお届け出来そうです。

さらに、FI車に関しては現在急ピッチで開発中との噂、ディルツジャパンさんのエニグマ噴射+点火制御サブコンにて制御するとより効果的ですのでお試しあれ。

素敵なオチが降りるといーよ。
タミケンでした!

 前回は競技系とエンジョイ系に分け、レースに求められる要素を整理し「継続」への要素を考察して見ました。

2015年元旦 「何となく、ミニバイクレース界の発展を考えてみる」 の巻っ!
2015年元旦 「何となく、ミニバイクレース界の発展を考えてみる」 二の巻っ!!
 http://ameblo.jp/0024jyuku/entry-11999132718.html

そこで解るのが競技系とエンジョイ系はレースに対して、求める事柄が大きく違うと言うことです。
それでは、ミニバイクレース界の発展に求められるレースの方向性と要素とはどんなものなのか?
そして、どういった事を意識すべきなのか?
考察して見たいと思います。

方向性要素

レースの特徴を知るために、要素のキーワードを上げて重要度順に並べてみました。 


「コスト」はミニバイクレース共通のキーワードとして明確です。

特徴として挙げるとすれば、競技系は「イコールコンディション」エンジョイ系は「手軽」となります。
この要素、相反する項目が多いので、エンジョイ系要素を取り入れていけば競技性が減少するなど、どちらも立たせる事は難しいでしょう。
他にエンジョイ系は独自の特色が出される事が多いです。
たとえば「団体戦」耐久レースや「観戦者の新規参加」レン耐など、主催者の数だけ特色があります。

運営内容と方向性

 方向性に関して、個々の場面で様々な論争があります。
キンスポ杯での例を挙げると、タイヤウォーマー解禁問題があります。
このタイヤウォーマー解禁はコストと言う障害の発生から、新規参加に大きな壁を作ってしまう問題であり、「新規参加者を大切にし、本物志向のレースを目指す」キンスポ杯の方向性に関わる事とも言え、現在も賛否が激しく議論されています。

 競技系の本丸であるマルチ杯では、「敷居の高さ」が議題に上げられた事がありました。
これは、高い競技性や歴史から生まれる部分であり、「敷居が高いからこその名誉」を欲する競技系ライダーは好みますが、エンジョイ系のライダーからは嫌がられる場合が多く、結局は敷居を下げる動きが見られました。
相反する方向性を持つ系統の融合で「新しい価値」が生まれる可能性もあります。
ただ、「敷居の高さ」も新規参加者や継続参加者を刺激出来る材料で、強みの一つとして数えられます。
タミケンは過去、参加者達の情熱によって積み上げられた、他に追随出来ないマルチ杯の価値をわざわざ消す事に否定的で、方向性を融合させる場合においても大事にして頂きたい貴重な価値であると思っています。
「突き詰めて競うからこそ、支持されて感動を共有できる」
そうマルチ杯を表現された先輩がいました。
タミケンも共感な一言です。

発展に向けた昨今の優先順位

レースイベントの「方向性要素の強弱問題」は、競技人口減少に起因する場合が多く、クラスの集約などを行なう場合や、方向性の調整を行なう場合によく表面化します。
「レースに関わる者」その立場の違いによって求めるレースイベントの姿、すななわち「レースの価値」は違いますので当然の事とも言えます。
その「価値観の違い」を解りやすくイメージする為に、「ミニバイクレース界に関わる者」を大きく5者に層別し考察してみました。


 参加者
人員やイベント費用を支出する「主体者」と「協力者」

 関係者
仕事として収入を得る「生産者」

 ライダー
結果へ向けて取り組むタイプ 「競技系」
楽しむ、向上をキーワードにスポーツとして取り組むタイプ 「エンジョイ系」

 サポーター
ライダー以上に参加意識を持っている場合もありえる 「家族」
時にメカニック等味方であり、時に障害でもある 「友人・恋人」
直接的にレースへと関与しない企業・団体 「支援・協賛企業」
チーム管理者や先輩、ロードレースチーム管理者 「育成関係者」 

 観戦者
二輪趣向者やサーキット場、雑誌、WEB等で情報入手 「ライダー予備群」
過去ロード、ミニ問わずレースを経験した隠居ライダー 「リターン予備軍」
レース内容、個人ヒストリー、スタイル等の趣向者 「ファン層」

 レース専業企業
レース運営団体や組織「主催者」
レースを主体とする二輪関連商品やサービスを販売している企業

 二輪関連企業
一般向け二輪関連商品やサービスを販売している企業
 ※モトチャンプ誌等「メディア媒体」

上記5者の中でも、レースとの関係性や関係度合いで、求めるレース像は違いますが、
5者は相互作用をもたらす仲間でもありますので、全て大切です。
それでも、「方向性要素の問題」(運営内容やレギュレーションなど・・)が出てきた場合はこの5者に優先順位を付け、判断することになります。

そこで問題を考えるに当たっての優先順位(展開順位)を考えてみました。
なお、前提は「現状の参加型構造を維持しての発展」です。
 ※構造とは「金銭の主体が何処にあるか?」とイメージ。
   他の構造としては、興行構造、広告構造、企業育成構造等が上げられます。


 

 




 現在の展開順位もレースによって大きく違う場合もありますし、「発展」に対して「決定的な施策」がある場合、現在の参加型構造が変質する可能性もあり、そうなれば例えば「サポーター」や「二輪関連企業」の意向が上位に上がってきたりもしますので、まったく違う優先順位となるかも知れません。
全ては繋がっていますし、複数の立場を有する事もあります。

特に、「観戦者」はレースへ参加する事となった場合は「既存ライダー」の立場になりますので、あまり観戦者に重きを置くと、既存ライダーの継続困難が生じて参加者総数の減少が起こりえますし、競技色の強いレースに草レースの図式を適応する事は観戦者誘致に逆効果が出る事も多いので、事例個々での判断は必要となってきます。
場合によっては専業企業が消滅してしまう事もありえます。

また、モトチャンプ誌はミニバイクレース唯一の全国的なメディア媒体として、昔とは違い最近では費用対効果が見込めないレース記事掲載と言うボランティア支援を頂いています。
そして影響力は非常に高く、その背負っている歴史とイメージは別枠として論じるべきでしょう。


レーサー育成とミニバイク界

 その他、話題に良く上がる価値観の一つとして「ロードレーサー育成」も上げられます。
この部分は、相互の恩恵に対して、意見の相違が生まれる部分でもあります。
2014年の考察において示したとおり、昨今ミニバイクレースの嗜好者においては「ライフワークスポーツ」としてエンジョイ系の価値観が大多数を占めます。

ですので、スタイル等宣伝効果からの初期導入や、子供や若年層の目標としてロードレースは非常に効果的である為、ミニバイク界も多大な恩恵も受けています。
ミニバイクレースとロードレースは「別の価値を持つ兄弟関係」であり、両者ともに「モーターサイクルを中心」とした文化であり、相互連携は効率的であるとも言えます。

ただ、タミケンの思いとしては、ロードレース界と連携した「大人が目標と出来る夢の道」(motoGPを終着点とするものでなく、ちょっとした未知への扉でも可)を明確に出来れば、更に競技性も高める事が可能であり、競技系の増加にも効果的と考えています。
現状の提示される「夢」は若年層に的を絞った人材育成等の項目が主であり、結局、大人が主体であるミニバイクレース界の発展にそういった夢は好循環する事は少ない要素であり、位置する展開順位は低い事は仕方が無いようです。


タミケン、レギュレーションへのアプローチ!

 上記5者が求める方向性の違いが具体的に現れる事柄と言えば、レギュレーションとレース運営内容です。
このレギュレーションは安全性を向上させるものでもありますし、競技系が求めるイコールコンディションを整え、競技性や機械要素の質を高める重要な仕組みでもあり、方向性を表す決定的な仕組みですので非常に繊細な部分です。

レギュレーションやレース運営に関して、タミケンは過去にも幾度か考える機会がありました。
まず、タミケンが所属するチーム大西塾は1990年代後半から大西塾杯なる手作りレースを開催し、2000年初頭よりキンスポ杯立ち上げに関わっていました。
このキンスポ杯は経営者である田中社長、競技長である武蔵坊杯などの経験があった橋本氏、車検長であるモトショップクラフトの坂本氏、そして大西塾の安田教官が主体となり基礎作りを行い立ち上げ2014年現在も継続して開催されているレースです。
そんな大西塾の一構成員であった為、タミケンは近畿スポーツランド杯運営側とライダー側の中間地点に立ってレースを感じる機会も多く、レースに対しての考えを鍛えてもらいました。
そんな中、2008年のキンスポ杯最終レース終了後、関西マルチ杯運営団体KSR創始者の大垣さんが、参加者減少への対応策として「レースカテゴリの集約を色々模索してるらしい・・・」と小耳に挟みます。
日頃、ライダー側立場だから気が付く「もったいない」と感じる部分などもあり、「現場からの情報発信も必要なのかもしれない」と考える事となり、ライダーとしての思いを込めた下記提案を行いました。

「NSF100のMクラス適応検証」
 ※原島剛さんが正式に検証され、現行マルチ杯車両規則で成立

「APE100系車両をMクラスへ適応の提案」 
 ※APE100にNSF100のキャブ、CRF100マフラー、リアサスの改造可、一部成立 

「FN4とFPクラス統合へ向けた課題点抽出と提案」
 ※10インチを主体とするレース提案

ミニバイクレース界は一車種の生存年数が長い業界です。
当時は車種別と言ってもよいクラス分けがされており、集約への戦力拮抗分析は無かった事もあり、一番勿体無いと思える課題が「NSF、APE系のエンジンがM12クラスで戦えるレギュレーションを作らないといけない」と言う事と「スクータークラスの統合」と考え、結果的に上記3点の検証と提案を行いました。

このレギュレーション要望の提案先はマルチ杯主催団体です。
なぜマルチ杯かと言うと、マルチ杯は自他共に認められる、ミニバイクレース界全体の統合基準として存在しているからです。
結局、クラス統合提案は発展ではなく延命色の強さの為、検証精度にも不足があった為、200名から集めた署名と共に埋もれてしまいました。
なお、検証の為だけに意気込んで準備したオーリンズTTXとナイトロンのリアサスは、報われない意味不明な経費として消えていったりしました(泣)
すでに時期を脱しているかも知れませんが、APE100系の戦力を伴った適応はまだ実現されていませんし、クラス全般に関しても参加者を萎えさせる危険性を含んでいる事案ではあります。

その後、レギュレーションに対して考える機会を得たのが、FP4-STクラスのレギュレーション補足案でした。
FP4-STクラスの起案者であるMデザイン堀川氏と関西スクーター界の重鎮、長谷部氏と打ち合わせしながら、FP4-ST補足レギュレーション22項目案を作り、Mデザイン堀川氏を通じて提案頂きました。
内容は、競技性の高まりつつあるFP4-STクラスのレギュレーションを補足し、見解の相違を回避し、車検での判断を容易にする判断基準にと作ったものです。
しかし、ライダー側の勝手な都合から出る発言として捉えられる事もある事から、冒頭に
22項目の設定に当たり下記の意図説明を行いました。
(FP4-ST立上げ主旨とライダー側意見を元に2014年作成)
方向性を見失わない為、レギュレーションの目的「なぜ?」をテーマ別に層別したもので、「その項目、本当に主旨と合ってる?」と確認作業にも使用し、ライダー側価値観の一例を示すものです。

 大テーマ : 発展と改善
1,既存参加者の継続
2,新規参加者の誘致
3,存在価値の向上

 中テーマ : レギュレーション (上記①②をターゲット)
1,低コスト
2,マシン作成時の技能差解消
3,イコールコンディション

 小テーマ : キーワード
1,低コスト
2,安全
3,明確
4,イコール(性能)
5,手軽

大テーマの既存(ライダー)と新規(観戦者)の順位が、冒頭項目で発展を前提とした物と違います。
これは既存参加者と新規参加者の立ち位置が非常に近いと言うFP4-ST主旨と、既存参加者の脆弱な継続性からなる理由です。
この既存参加者の「継続問題」はスクーターカテゴリだけでなく、地域によっては他のカテゴリにも有りえる大きな課題とも言えます。
土台となる参加者数、カテゴリ、方向性、レース構造、が変わるとするなら、上記の項目も増え、順位も変わって来るでしょう。
ですので、具体的なレース像の方向性を示すレギュレーションは常に変化していくべきと考えますし、冒頭で述べた「現状の新規参加サイクル強化を推し進めながら、新しい価値の模索」は発展に必要で、レギュレーションの変更に関しても関係者は出来るだけ「変化の労」(肉体的、時間的、金銭的)を恐れずに、変化に臨む理解が必要だと思います。
最終的にレギュレーション等方向性の決定は、主催者等の判断となります。
運営に関する決定事項の責は、エントリフィーの減少へと繋がるためにまさに真剣勝負だと思います。
他者は真剣勝負の意味を受け止め、出来る限り協力していくべきでしょう。


最後に

 層別にて半ば強引に分けました5者ですが、その全ての者が「モーターサイクルのレースが好き」と言う、「仲間」と言うに事足りる理由を持ち合わせています。

そして、「レースの素晴らしさ」を感じながら参加している者や関わる仲間は、「どんなスポーツやサブカルチャーにも負けない、モーターサイクルレースの魅力」を感じていると思います。
だったら、その魅力を、自信持ち、その素晴らしさを多くの人に語り伝え、一の巻で述べた「ミニバイクレース界を発展させる、唯一・最強の近道」である「一人が一人を増やす」と言う事が成せれば、絶対に新規参加者は増え、発展は可能です
「少年少女の夢を育む舞台」、「二輪操舵の芸術性を追求出来る舞台」、「機械要素と融合出来る舞台」、「サラリーマンがヒーローになれる舞台」
その他、様々な可能性がミニバイクレースには潜んでいます。

もう無理?
時代が?
無駄?

いやいや、この発展への戦い。
負ける要素は見当たりません!!

近代日本の礎を築いた、工芸品で表現する身近な競争世界。
スポーツ要素としても、芸術要素としても、学習要素としても、人生の糧としても。
大きな存在意義があると言えます。

こんなに素晴らしい要素を含んだミニバイクレース界。
そりゃあなた、絶対発展するしかないでしょう

そんなミニバイクレースの可能性、是非とも、もっともっと、世に知らしめるべきだと思い、微力ながら大西塾一同、2015年も引き続き活動していく所存です。
皆様、今年度も大西塾へのますますの叱咤激励の程、宜しくお願いいたします。

そして、昨今はミニバイクレースを本気で愛する偉大な参加者や、営利を度外視した偉大な関係者、様々な立場の方々が地道な活動を続け、今、業界は支えられています。

そんな活動に追従すべく、2014年春、関東と中部の主にマルチ杯スクーターカテゴリへと参戦しているライダーが集まり、浅倉剛昭氏を長とした選手会が結成されました。
それは、様々なスクーターの可能性に対して、ライダー側現場の意思を適切に伝え、主催者側の負担を軽減し、レースをより魅力的にする為の選手会です。
「頑張れるサイクル」を作りたい、そういった浅倉氏の思いと共に選手一同、ほんの少しですが活動を開始しています。
「モーターサイクルレースが好き」と言う関係者各位仲間な皆様、2015年におきましても助言と助力を宜しくお願いいたします。


最後に、監修頂きました安田教官に感謝いたします。

素敵なオチが降りるといーよ。
タミケンでした!
 台湾レース事情

 タミケンが2015年主体とする週末活動が、台湾でのスクーターレースです。

日本と違って、台湾ではロードレースが盛んではありません。
ですので、「バイクレースを行なう = スクーターレース」と言った環境があり。
スクーターレースが国内のトップライダーが集う、国内最高峰のレースとなります。

そのスクーターレースの中でも、花形なのが「125A組」と言う12インチスクーターの20馬力以上の改造クラスで、今年タミケンが参戦するクラスとなります。
その他、10インチ改造の「100A組」にもDY SHOCK RACING TEAMから参戦予定です。


 タミケンの参戦予定レース 

台湾国内で大きくは4種の下記スクーターレースがあり、2種4レースに参戦予定です。

 1, TSR
  台湾で一番大きく参加者を集めるレースで、シリーズは年6戦。
  年に1度全国大会が開かれます。
  昇格制度(日本で言う国内、国際昇格制度)があり、全国大会以外は参戦制限があります。
  近年、全国大会は多くの日本のライダーが参戦しています。
   ※TSR全国大会にタミケンは参戦予定です。

  TSRのホームページ
   http://tsr.zxsonic.com/

 2, MAAT
  年3戦開催され台北、台中、台南の各地方サーキットを転戦します。
   ※こちらのシリーズにタミケンは参戦

  MAATのホームページ
   http://www.maat.org.tw/

 3, YAMAHA
  ヤマハ主催のレース

 4, KCC
  キムコ主催のレース

 2015年 タミケン協賛企業様 ご紹介 

「DY SHOCK RACING TEAM」のご紹介


DY SHOCK RACING TEAMはサスペンションを主体とするメーカー、DY SHOCKの運営されるレーシングチームです。

DY SHOCK HP
  http://www.dy-motor.com.tw/index.aspx

企業規模も台湾レース界でも1,2を争うトップクラスですが、近年、日本の有名スクーターライダーである藤永優選手を起用し、125A組にて数々の勝利をおさめるチャンピオンチームでもあります。
2015年は「大西塾、そして日本一」の肩書きに信頼を寄せて頂き、エース待遇(現時点では・・・)にて参戦です。

台湾の荒れた路面環境で鍛えられた高性能サスペンションは、多くの他チームから指示を受けています。

日本のFP4-STレースでも、DYサスペンションの2015年最新モデルへと切り替えます。
減衰特性と合わせられた、高レートスプリングを活かした特性が感動的で「車体を暴れさせない」と「コシのある旋回特性」をテーマに作り込まれたものです。
まさしく、激戦区で鍛えられた頂点のスクーターサスです。

ちなみに、台湾での漢字登記名は「DY=登宇」だそうです。

 DY SHOCK社はピストンやバルブ等、エンジンパーツのブランドも持っています。
それが 「TRHC」 と言うブランドで、台湾の多くの他チームのレース車両にもパーツが使用されています。
DY SHOCK、エンジンチューナー 兼社長の劉家昌さん (左)
台湾では常に行動を共にして頂いています。



車両は多くの他パーツメーカーの協力により作られています。
「FAR」 ブレーキ
「A-RACER」 ECU
「BANDO」 ベルト
etc...

以上、断片的な情報を集めた情報?!です。

効率の高いバンク旋回性が求められるなど、バイクレース界において王道とは違う特異な要素が求められるスクーターレース。
それは、ロードレースやミニバイクレースとはまた違う世界を確立しています。
アンダーグラウンドではなく、唯一の価値を保ちながら・・・・。
今年はその日本代表の一人として、台湾で進化してきたいと思います。
結果はFBやこのブログでも都度ご報告をさせて頂きます!

ちなみに、前回の初走行ではレコードに2秒以上の差。
チームメイトにも一瞬でチギられる状態。
絶望感いっぱいです(笑)

でも、数々のライバルと培った歴史と、DY SHOCK RACING TEAMは超絶強力。
民犬は吼えていきます。
大西塾・YYDNA・関西魂と共にある事を目指して!
日本一から開ける可能性を証明する為に!


その他、2015年の下記、個人協賛企業様は後日個別にご紹介させて頂きます。

1, Wirus Win 様 (FP4-STマフラー及び台湾との交渉窓口)
  http://wiruswin.com/

2, OGKカブト 様 (ヘルメット)
  http://www.ogkkabuto.co.jp/

3, FIX FIT 様 (インナースーツ)
  http://www.fixfit.jp/

4, ドラゴンベアード 様 (シューズ) 
  http://www.dragonbeard.net/

5, 京都機械工具㈱ / KTC 様  (作業工具)
  http://ktc.co.jp/

6, Wady-Design 様 (ステッカー、名刺デザイン)

7, ジュベットレザーハウス 様 (レーシングスーツ)
  http://jubet.com/

8, KN企画 様 (台湾情報及び機器類) 
  http://www.kn926.net/

9, フリークールデザイン 様 (ヘルメットデザインペイント)
  http://www.freecool.jp/

10, ナナカンパニー (ハチマエ/八前) 様 (純正部品、輸入部品、アフターパーツ)
  http://seven.ocnk.net/

11, 近畿スポーツランド 様 (鋭気補充)
  http://www.kinspo.com/

画像元、記事元
 MOTO BUY 様 (台湾メディア)
 http://www.motobuy.com.tw/p_info.php?t1=31&p=562

素敵なオチが降りると降りるといーよ。
タミケンでした!

彼女作り?
貯蓄?
国民権取得?(結婚?!)

昨年に続き、今年もそんな暮らしを目指して、宣言もしていたのですが・・・
DYさんやウィルズ・ウィンさんのご厚意で、台湾のレースに出させてもらえる事になったり・・・。
西日本マルチが様変わりし、大好きな明智でのレースが開催される事になったり・・・。

最低限必要な予算で120万オーバー。
思いではプライスレス、とは言いますが。
たいむ・いず・まねーとも言いますし。
本当にミニバイクレースって麻薬ですねー。

さてっ、いつやるの?
いやっ、無理でしょ!(笑)

 

前回に発展を目的とした新規参加者増加について考察して見ました。
続いては発展への大きな課題「継続」に付いて考察してみます。
ライダーの多くが感じている事をタミケンなりに・・・。

 レースの存在意義


さて、なんと言っても、タミケンが考える「継続」に欠かせない最大の要素として挙げたいのが「レース」です。
このレースに「継続」への原動力が詰め込まれているとタミケンは考えています。
ですので、今回は「レースイベントの成功」について、要素を考え整理したいと思います。

レースに参加し「楽しい・嬉しい・面白い」とライダーが感じ、「また参加したい」と次回のレースにも参加する。
そうやって人が多く集まり、次回も開催する事が継続へと繋がる。
それが「成功」とも言えます。

ただ、そういった「楽しい・好き」の内容は人それぞれ十人十色ですよね。
そして、そこには弊害としての感じ方もあります。
「つまらない・苦しい・怖い」等となります。
下記に、継続へとつながる「レースでの楽しみ」の代表的なキーワードを並べ、「楽しい・好き」に反する「苦しい・嫌い」キーワードを上げ、どうすれば継続に繋がるのか?考察してみます。
 (※優先順位ではなく、偏り分布)

レースを考える / キーワード考察



  この「楽しい・好き」キーワードの総量が、自身の満足基準を満たせば「また出たい」、すなわち「継続」となるはずです。
しかし、競技系の「苦しい・嫌い」キーワードは、逆に次への活力になる場合が多いですが、「絶望感」に繋がる場合もあります。
ここで、何を抽出し強調すれば良いか?
前回に挙げたバイクレースの「特徴」としました(項目を色付け)。
だって、「特徴」を楽しいと感じなければ、バイクレースでも無くとも良いかも知れませんよね。

そうすると、対一般スポーツにおいての特徴緊張感、注目度合、レーサー感が繋がっているようです。
競技に対しての緊張感を高めるのは良いのですが、危険性に対しての緊張感を高めるのは良くない事です。
ですので、表裏一体とも言える難しい項目でもありますので、単純に満たすべき、高めるべきは「注目度合」と「レーサー感」と言う事になります。

「注目度合」については最近webの活用で、桶スポさんのライダー紹介やキンスポさんのキンスポ新聞であったり、新しい試みも盛んです。
エキスパートだけでなく、初・中級者への適応拡大があればより全体的な注目度合への満足度は高まると考えます。
総じて、他のライダーとの交流を活発にし、レースや練習の風景に気をとめる事も絶大な相互効果が生じると言う事です。
「自身のレース活動だけで息切れしているタミケンが何を言う」なーんて、声も聞こえてきそうですが・・・・

課題として表れるのが、「苦しい、嫌い」ですので、技量(向上停滞)と参加者少(好敵手、仲間)がポイントとなります。

「技量」や「参加者少」に関して、古くはチーム活動であったり、雑誌等のレース記事が担っていました。
行き詰ったライダーへの叱咤激励や助言など、参加への環境整備に多大に影響を与えていました。
ですので、縮小した昨今の業界で意識すべきははチームの枠を越えた人との繋がりを持って「技量」「参加者少」に対しての対応でしょう。
そして、「技量」についてはエキスパートライダーのブログだったりレッスンであったり、結構対策が行なわれている部分でもあります。
 ※後記にて

他のポイントの一つとしては、エンジョイ系の「楽しい」では、「飽きる事や諦める事が早い」と言う事です。
自身に変化が無い状態でも、何かしらの変化を作り出し、ミニサーキットの走行を楽しめる人は良いのですが、向上を楽しみに取り組むライダーは、ある一定の壁はエンジョイ系の取り組みでは中々乗り越えられない場合が多く。
結果、早々に辞めてしまう場合があります。
 (競技系含め、辞める事を否定している訳ではありません、目標達成した場合や熱が冷めた場合は当然の判断とも言えます)
ですので、エンジョイ系から達成難度が高い競技系への移行(目標、目的は問わず)を配慮する事も一つの方法かも知れませんし、タミケンの望む事でもあります。
 ※エンジョイ系だからこそ、継続出来る場合もあります。
系統移行への配慮と言っても、当人の内的な部分が大きい割合を占めますので、目標立てや、外的に可能なのがライバル関係構築後続者の追い上げへの意識付けが効果的かと思います。
そういった関係性は無限大の可能性へとつながります。

ライダーとして出来る事は色々あります。
目標立ての項目として上げたいのが「目標の宣言」です。
目標を考える事は、自身の立ち位置を知る機会にもなりますし、宣言する事で自分の気の持ち方や回りの空気感もガラリと変わってきたりします。
「今日はヒザが擦れる様になる」や「今年中に~クラスのレースで1位になる」なんて感じです。

ライバル関係の構築は、何と言っても「宣戦布告の乱発」でしょう(笑)
うそでも、本気でも、真顔でも、笑顔でも、下克上でもOKです。
勝った、負けたに一喜一憂する事も良いですし、「負けちゃった、テヘッ」なんて、笑いネタとするのも、レースやミニサーキット走行自体を楽しむ大きなテクニックです。
「お前には負けないっっっ」そう言って、競う相手を意識する事は刺激的で、スピードを求めるサーキット走行を「旨いモノ」に出来る無料の調味料ですので、スタンス問わず出来る限りの濃い目な味付けがお得です。

後続者に関して、昔からタミケンがあこがれる行為の一つがあります。
自身が・格下と思いたい・差の無い後続者へ「まだまだ甘いなー、そんな程度の努力じゃ俺には勝てないぞ」なんて偉そうに、更なるやる気を出させる行為です。
これはある意味、究極の男前な宣戦布告と思っています。
近しいライダーは皆知っている事ですが、いつもスレスレなタミケンは「いかに後続者のやる気を削ぐか?」
そんな事をレースの駆け引きの一つと自身に言い聞かせ、いつも怯えながらキワドイ後続者達に休息をススメまくっているヤツですので(笑)

次いで、他の「特徴」は何処に現れるか?
レースではなく、サーキットでのフリー走行でのキーワードを上げてみました。
 (※同じく、優先順位ではなく、偏り分布)


フリー走行を考える / キーワード考察と対策例




 特徴につながるキーワードも揃いました。
「フリー走行」と同じ要素項目で「レース」を楽しんでいる、と言うエンジョイ系ライダーもいると思います。
ただ、それは「バイクレースと言うイベントを楽しんでいない」とも言えます。
レースでなく、人がサーキットに集まる機会があれば良いとも言えるからです。
レースとフリー走行の「楽しい。好き」で重複する「レーサー感」と「注目受」は当然大事にすべきですし、レースとは違った対策が必要にもなりそうです。

そして、「ライディング感」「スピード・パワー感」「音」がフリー走行での重要項目となりそうです。
フリー走行では「苦しい。嫌い」な部分「車両・人身不調」「車両不調」「音量規制」から、継続への対策が色々見えてきそうです。

音量問題は難しいかも知れませんが「車両・人身不調」と、レースでの項目である「飽きる事」「諦める事」「技量」等への対策は、友人やライバル達との交流にチーム活動やライディングスクール、もしくはエキスパートライダー等の情報開示が、かなり有力な対策として挙げられそうです。

ただ、注意すべき点として。
対策としての「他者との交流やチーム活動」が重荷になり、意識が低下する場合も多くあります。
疎外や衝突や金銭不和などなど。
好き嫌いや価値観の違いからの感情の起伏。
人との交流ですから、必然的に様々な事が起こりえます。
多くを求めようとすると、全者それなりの心構えが必要です。
ここは、他者との交わりを知る良い機会と捕らえ、どんな事象も糧と考え、常に学びの姿勢で関わっていくべきだと思います。

継続への大きなヒント、エキスパートライダーによる情報開示!


「車両・人身不調」「飽きる事」「諦める事」「技量」に対して、大きな効果を生み出しているのがエキスパートライダーの情報開示です。

タミケンが独占しておきたい情報開示。
ここは断腸の思いで少しだけご紹介。

  やはり、あのYUE海老名さんのブログ。
    http://ameblo.jp/shrimp-yuer/

  そして、佐々木さんのブログも超おススメ。
    http://ameblo.jp/skun0214mikito/

  後はスクーターの定番、島村さんのブログなんかも参考になったり?!
    http://ameblo.jp/konvict246/

ちなみに、その他エキスパートライダーも含め、この手の情報開示に関しては、昔はチーム員以外ありえませんでした。
だって、「競技系」な本人にとって、ライバルに情報を知られてしまう場合もありますし、自身が資金と労力を投じ得た情報をwebで発信しても、情報を手に入れた者から何かしら反応が返ってくる事もないでしょう。
こういった情報開示に関しては現在、業界への恩返し的な「男気のみ?!」で成り立っている状態です(笑)
業界の発展にとって本当に意義深い情報です。
タミケンにとっても他クラスであろうが、エキスパートライダーの車体作りやレースに対してのスタンス、ライディング解析まで、全て勉強になる情報です。
その他、様々にブログ等にて情報開示いただけるライダーな皆様、いつもありがとうございます。
タミケンも皆様の男気に続けられるように、情報はドンドン開示していきたいと思います。
まあ、役に立つかはさておいて・・・・

突破口が見えない中級者層のライディングスクールに関しては。
近畿スポーツランドにて開催されている、志村佳祐さんのKSLライディングセミナーがオススメ。

http://www.kinspo.com/school.php

マルチ杯での優勝経験を多数持つ確かな実力者で、現在は競技系から少し離れているとは言え、キンスポ杯にて全国をまたにかけて活躍する師匠UN-Pに真っ向から打ち勝った数少ない男の1人。
全国区での活躍は少ないものの、過去同じスクーターやミニモトSTと言った土俵で戦ってきたタミケンを唸らせた男の一人です。
そんな、超一線級のエキスパートライダーが本気で行なうスクールは、他に類が有りません。
的確なアドバイスや情報開示は、壁にぶち当たった数々のライダーへの力となっています。

レース開催の波及効果とは?


継続においてのレース存在意義の考察から始まって、話が少し反れた感もありますが、バイクレースの特徴をキッチリ楽しみ、継続につなげるには?
要するに、「レースだけでなく、フリー走行もキッチリと楽しむ事」が、バイクレースの特徴を楽しみ、継続へとつながる事になります。
まだまだ、様々な考察法や整理法もあるとは思いますし、結論も人によっては違いも出てくるでしょう。

ただ単純に考えて、レースとは競って優劣をつける事です。
フリー走行的レースを楽しんだ、と言っても結果は付いてきますので、「次回は一個でも順位を上げよう」と言った、向上心を生む土壌となる事は間違い無く。
結果、エンジョイ系であっても、競技系であっても「継続」へと繋がります。
ですので、レースイベントは定期開催してもらえるだけでも、ミニバイクレース界の発展へとつながる「成功」であり、感謝すべき事だと言えます。

斬りも良いので、発展への続きはまた明日。
領分外へ少し踏み込んだ内容を!

ここまでお付き合い頂いた超少数派なあんた様。
賛否はどうであれ、お付き合い頂きありがとうございました。

素敵なオチが降りるといーよ。
タミケンでした!

そもそも、ミニバイクレースに価値はあるのかな?
そんな事を思いながら、タミケンのレースに対する価値観を土台にして、昨年「ミニバイクレースの存在目的」を作って見ました。

2014年元旦 「何となく、ミニバイクレース界の発展を考えてみる」 の巻
 http://ameblo.jp/0024jyuku/entry-11741586337.html

「でき得る限りより安全に、かつ速く走る事を追求する事によって、心身の健全な発展と人間的な成長を促し、モーターサイクルスポーツの健全な発展に寄与する文化として継承していく」

ミニバイクレースは文化として、間違いなく有意義な存在?!と言えるお題が出来ました。
そんな存在なら、ミニバイクレースをしっかり後世に残したい。
そんな願いから、今年もライダーから見る業界について考えて見ました。

※ミニバイクレースは好きだけど、こういったお題に興味がない。
そんな方は表題の飛ばし読み「発展へ その唯一にして、最強の近道」へGO!

 

現在のミニバイクレース環境

80年モーターサイクル(※以降バイク)ブーム当時から比べると、約17%と低迷する二輪販売台数。
近年のミニバイクレースの参加者も、それ以上の割合で落ち込んでいると考えられます。
実数でイメージすると、1クラス10~20台と言った台数が集まれば賑わっているとも言われる状況です。
当然、全国各地主催者の違う様々なミニバイクレースがありますので、一まとめには出来ません。
たとえば、私が主に参戦するスクーターカテゴリは10台を下回る場合もありますし、ミッションカテゴリの人気クラスは25台のフルグリッドってレースもあります。
ただ、年々縮小しており、さらに新規参加者の減少から高齢化が進み、ミッションカテゴリと言え、いずれはスクーターカテゴリと同じ状態に追い込まれる事は間違いありません。
ある地方ではカテゴリ枠等を設けず、集まる全台数が20台程度「カテゴリ・クラス分けなく混走」と言った状況もあります。
このままでは、「遠くない未来、ミニバイクレース文化は無くなる」って事への危惧は、関係者だけでなく参加者も肌で感じているような状況だと言えます。

 

「発展」と「存続」

そんな業界の考察について、安田教官より指摘を受けました。
昔、タミケンはミニバイクレース界の「存続」を目的とする考察をしていました。
しかし、安田教官からは考察の軸は「存続」ではなく、「発展」を視野にしたモノでなければならないとの指摘を受けます。
つまり、「存続」=「既存参加者の維持」とするのは間違えだと。
結局、「少しの延命」って事が行き着く先の結果で、存続すらままならないんだと。
そこから、軸は常に「発展」であり「レース参加者数増加」に向けての考察を心がけるようになりました。

更にハッキリした定義として、タミケンの求める「発展」を表すと。
レース参加ライダーを「競技系」「エンジョイ系」と目的別に層別します。

「エンジョイ系」
 = サーキット走行やレース自体を楽しむ事を主体とした層

「競技系」
 = レース内容や結果を追求する層

エンジョイ系のスタンスでも、得られるモノが多くある事も知っています。
でも、競技系の取り組みだからこそ得られる特別なモノがあり、結果に関係なく競技として取り組んでこそ「独自の価値」が生まれます。
それは、競争の仕組みによって、高みを目指し、競える環境が循環し、レース活動から人生に潤いを与える事、そんな「世界に誇れる価値あるモーターサイクル文化」として存在出来る価値です。
そういった価値の広がりがタミケンの望む「発展」であり、競技系の増加を明確な定義としています。

しかし、時代背景と潜在的な総数を考慮すると、タミケンの望む発展には、エンジョイ系の増加が最も重要な要素とも捕らえています。

新規エンジョイ系ライダーが増えれば、当然、移行から競技系ライダー増加へつながる可能性が高いからです。
ですので「競技系」「エンジョイ系」共に、 「心身の健全な発展と人間的な成長を促せる」環境を成長させ、レース参加者の全体数が増加する事がタミケンが今、具体的にあげる「発展」の項目と考えています。
 

超簡単な「発展」の目標数値


「参加者の増加」には、どれだけの人数を目標とするべきでしょうか?
各地域1クラス10台程度の参加台数で、なんとか1クラスのレースは成立させる事が出来ます。
減少率を10%と仮定すると、既存20台参加クラスで約6年経過すると危機を迎えます。
つまり、単純に逆算すると、レース運営の「継続」では新規参加者を5年で10人「1年で2人」と言った、途方もない人数の誘致が必要となり・・・・・
「発展」とした人口増加を考えた場合、減少率も高くなると仮定し「1年4人」と言った、大量の新規参加者の獲得が必要・・・

あれっっ??

えっっー!!

なんとっっ!

レースの継続では「たったの年 / 2人」
増加にしても「たったの年 / 4人」だけで、間違いなく参加者総数が増え、発展するって事です。
そう考えると、超簡単そうですね。

でも、たかが4人ですが、されど4人。
バイクレースは、サッカーや野球といった一般的なスポーツと違い、モータースポーツですので手軽ではありません。
特にコスト面は、スキーやマリンスポーツと言った比較的初期投資が必要とされるスポーツに対しても、群を抜く初期費用が掛かります。
スポーツ走行を始めるだけでも身を削る覚悟が必要とも言え、よほどの「魅力」を感じてもらわないと参加してもらえません。

しかも、過去の発展期では1980年には174万人※(197万台-23万台)二輪趣向者が存在し、
二輪操舵そのものの魅力を知っている大きな土台があったとも言え、現在の新規参加誘致
は0からのスタートな場合が多く、参加者獲得は非常に困難な時代と言えます。
※(2013年二輪販売23万台の内、趣向性が0と仮定して算出)
ですので、たかが4人と言えども、現状の新規参加サイクル強化をしながら、新しい価値の模索やPR、他のスポーツや趣味層からの誘致も積極的に行なわなければ、年/4人の増加は相当達成困難な数値だとも言えます。
(簡単ならすでに発展しています)

がっ、しかし。
決定的で簡単で、最強の対策、最強の近道があります。
途中の当たり前のような考察に飽きてきた方は、最後に飛んでください。

 

ミニバイクレースの武器

新規参加者を増やす為の現状分析として、まずはミニバイクレースの武器は何だろう?と考察して見ました。
ミニバイクレースを知らない他のスポーツや、趣味層などへ興味をかきたて「訴えかける特徴」をどう意識したらよいのかを整理する為です。
大枠として「ミニバイクレース」の特徴を、今回は「一般的なスポーツ」と「ロードレース」の対比をイメージしてキーワードを抽出し、強みと弱み項目の代表的なキーワードを5つ並べました。

ミニバイクレースの特徴キーワード





対ロードレースの項目はさておきまして。
「強み」に「緊張感」を上げたのは、「危険性を伴う緊張感があればこそ、日常では経験しにくい集中力が得られる」と言う声が多い事からです。
ですが、「緊張感」は「安全性」と表裏一体で、プラスがマイナスに作用する項目もあります。
そうなると、際立たせるべき要素は
「スピード・パワー」
「スタイル・芸術性」※(見た目)
「動力操作」
となります。
この3点が「無くしてはならない特徴」で、他のスポーツや趣味層から新規参加を促す為に強調すべきポイントであり、レースの方向性を考える場合でも忘れてはならない部分となります。
その他、弱い点への対応も考えるべきでしょう。
「レース界の当たり前は、スポーツ界の非常識」なんて事も必ずあるはずです。

 
新規参加者獲得までの実際

消費者が「モノを知ってから、購入するまでの過程」といった商売の法則を当てはめて、新規参加者獲得までの道順と、活用すべき特徴を整理してみます。

 「AIDASの法則」

  1. Attention(注意)
  2. Interest(興味・関心)
  3. Desire(欲求)
  4. Action(行動)
  5. Satisfaction(満足)

<1注意喚起>として活用しやすくて、しかもバイクレースの特徴を一目で伝える事が出来るのは間違いなく「スタイル・芸術性」といった特徴です。
特に「バイクと一体で、深いバンク角によりコーナーを攻める姿」は最もインパクトがあり、過去から数々のライダーが影響を受けたポイントで、<2興味・関心>を同時に喚起できる特長と言えます。
当然、MotoGPやロードレースの別世界と映るカッコイイ画像も効果的ですが、親しみの中で驚きを与えられるミニバイクでのコーナーリング画像も意外に効果は高く、「ロードレースは無理でも、ミニバイクでのスポーツ走行なら・・・」そんな感覚から<3欲求>が生まれ、スポーツ走行を始められる方々も最近は少なくはありません。

しかし、残念なことに<1注意喚起>へと繋がる露出はそれほど多くはありません。
過去は、走り屋系雑誌があり、大きな波及効果をもたらしていました。
現在ではWEBやSNSでの画像や、動画の配信なども増えていますが、不特定多数への<1注意喚起>は、ライディングスポーツ誌やモトチャンプ誌のレース記事に頼る事が多いです。

ライダーへの協賛企業も、画像を活用するような広告宣伝を行なう事はまれです。
協賛企業を得たライダー様方は企業に任せるだけではなく、企業に対してレースイメージの活用提案をドンドン行って頂きたいと思います。
特に工業系の会社には「特徴の強み」をイメージ効果として訴えられます。
キャッチコピー例としては・・・
「~~(会社名)は~選手のバイクレース活動を支援しています」とか。
「~~(会社名)はバイクレース活動を通じて、常にチャレンジ精神を育んでいます」とか色々あると思います。
レースイメージの活用が難しい業種はありますが、自社の特長や寛容性を語る場合に話のネタとして使って貰う事は出来るはずです。
そして、どんな形であろうと協賛獲得は<1注意喚起>と<2興味・関心喚起>を生むチャンスです。
ミニバイクレースに於いて協賛は、レース活動の認知をもらい、ワッペンの1つでも貼らせて頂くだけで立派な協賛です。
特に勤めている会社に対してなどは、ドンドン提案して頂きたいと思います!

タミケンがそう言ったデザイン作成で頼りにしているのはワディーデザインさん

 「wady-design」
http://ameblo.jp/wady-design/


内容にもよりますが、5千円~1万円程度でポスターやWEBで使用可能なデザインを作って頂けます。

雑誌や協賛の広がりより、画像などでの<1注意喚起>と<2興味・関心喚起>が成功すれば、情報収集と言う自発的な行動によってミニバイクの世界を知る事となります。
情報源は友人・バイク屋・WEB・モトチャンプ誌・近隣のミニサーキットが多いです。
この段階の情報収集で質の良い情報提供を行い、敷居の高さを取り除けるような「後押し」を行なえれば、新規参加者獲得へ繋がります。

この情報提供で<3欲求喚起>を高める色々な形の後押しが成功すれば、やる、やらないを決める一番重要な分岐点、<4行動への決断>への誘導となるのですが、当然一筋縄では行きません。
安くない初期費用や、危険性に対しての過剰な先入観などから、人生の選択としても大きな部類にはいります。
ですので、「心の底に響く魅力」、「論理的に納得出来る魅力」、そう言った情報の提供が必要となるのです。

現在、注目すべき情報提としては「お試し」も兼ねるレースイベントであり、日本を代表する体験型バイクレース、青木琢磨さん主催の「レン耐」でしょう。

 「Let,sレン耐」 HP
http://www.takuma-gp.com/renntai/rentai.html

体験と共に情報発信を共に行なうと言うスゴイ存在です。
ただ、次ぎのステップまでのフォロー体制はサーキット間で差がありますし、<4行動への決断>を促すにはまだまだ余地があるとも言え今後の課題かも知れません。

<4行動への決断>から実際の走り出しまで、そんな初期段階をサポートするのは、背中を押した友人か家族、関係のあるバイク屋さんと言った経験者が多いです。
友人にすすめられ、体験型レースなどへ参加する場合もあるでしょう。
レース経験を持つ従業員がいるサーキットでは、タイミングが合えば従業員に少しは教えてもらえたりも出来ます。
その他、チーム員を募集しているチームへの加入とかもあります。
この初期段階でいかに不安要素を取り除き、「楽しさ」である<5満足>を見い出せるか、新規レース参加者獲得への最後の課題となります。

その課題をクリアし、<4行動への決断><5満足>を提供出来る仕組みとして昨今、各地サーキットで大人気なのがライディングスクールです。
特に近畿スポーツランドを主体に活動している「RSハミン」と言う月謝制のスクールは大人気です。

 「近畿スポーツランド / ライディングレッスン」
http://www.kinspo.com/school.php


0女性講師と言う点が初心者の気心を軽くさせるのか、2015年現在約15名を越える生徒で賑わっており、毎週土日の朝一よりビックリするほど熱心に、練習に取り組まれています。
お堅いスクールかと言うと、そうでもなくスクールの修学旅行として、昨年はマルチ杯全国大会見学ツアーを行なうなど(笑)、スクール全体でミニバイクレースを本気で楽しまれています。
この安田ナホコさんと言う講師は、過去マルチ杯と言う舞台でも戦ってきた経歴も持つ方で、実は現在全日本に参戦するライダーもキッズ時代は幾人も受講していたりもする、確かな人物でもあります。
初心者はもちろん、競技モードの若者に女性や40代を越える方々も参加も多く、ミニバイクレースと言うライフワークの土台作りに大きな役割を果たしておられます。

SL生駒を中心としてキッズライダー親子を中心に活気があるのが、プロライダーの尾野弘樹さんが講師をされる尾野弘樹ライディングレッスンです。

 「尾野弘樹ライディングレッスン」
http://www3.hp-ez.com/hp/76hiroki/page1

プロライダーが教えるレッスンですが、初心者親子へのフォローも完璧で、2015年で10組以上の親子が定期的に受講され、かなりの賑わいを見せています。

その他、<3欲求喚起>での情報提供のパターンとして多いのが、若手ライダーの多くを輩出する、峠や駐車場スペースでヒザを擦る走り屋ネットワークであったり、各地域の有志をもった兄貴肌なライダーが、若者に対して走りの方向性をサーキットへ向かせる事例です。

そうやって、サーキットが日常化すれば、後は「独自の楽しい」を求めスポーツ走行をする事となります。
リフレッシュする為、おもいっきりスピードを出す為、ライディングを楽しむ為、上達する為、等、様々な楽しみをサーキットにて堪能します。
そこから、一定のレベルに上達すると<5満足>を得るため等、理由は様々ですが「レースに出て腕試し」をしたくなり、レースへ参加する事となります。
そこで「楽しかった」と感じ、結果に対して「もっと速くなりたい」や「勝ちたい」といった感覚が芽吹き、日常化した時、晴れてレースの新規参加者となります。

こんな例を年4人だけ実現出来れば、ミニバイクレース界はすごいスピードで発展していきます。

さて、そんな有意義なミニバイクレースの発展に向け、最重要課題である<3欲求喚起>を起せる、決定的な対策の提案です。
これは過去より続けられてきた単純な内容となるのですが。
それは、ただ、単純に「参加者1人が仲間を1人増やす」事。
ただそれだけです。


「発展」へ 唯一にして、最強の近道

~ミニバイクレース参加者、並びに経験した事のある、全ての方へ~


その近道は「1人が仲間を1人増やす」事。
職場学校地元にいる知人友人へ。
「ミニバイクレースって本当に楽しいよ、誰でも出来るし、人生が潤っちゃうよ、やってみない?」
と声をかけ、あなたの経験した世界を、あなたの目線で伝えてもらえませんか?
それがミニバイクレース界を発展させる、唯一・最強の近道です。
どんな雑誌の記事やブログに、MotoGPを見るよりも破壊力抜群です。
レース活動に対しての魅力は、経験者が一番良く分かっているはずです。
もし、レース活動が良い影響となって、イキイキと仕事や日常を過ごせている。
または、過ごしていた方。
そんな充実した空気感から実は、周りの知人友人がレース活動への興味を抱いているって事も非常に多いです。
知人・友人の背中を少し押せば良いのです。
実際はそんな単純にも行きませんし、反発や労も経験する事もあるかも知れません。
でも、経験者の人生に忘れえぬ経験を、何もしなければ得られない潤いを、そんな刺激を得られる良いモノである事、あなたは知っています。
自信を持って伝えてください。

そして、共感出来る仲間を増やしてみませんか?
あなたの人生も一緒に、今よりほんの少し、豊かなモノになる事は間違いありません。

これがミニバイクレース界を発展させる、唯一にして最強の近道です。
簡単ですよね、たったの1人。
1人が1人仲間を増やせれば間違いなく、新規参加者は増えていきます。

ただ、しかし。
「発展」は簡単ではありません。
新規参加者を増やす事以上に、難しい課題が有るからです。
その課題は<5満足>を満たさなければ、得る事の出来ないであろう「継続」です。

斬りも良いので、継続についてはまた明日に。

素敵なオチが降りるといーよ。
タミケンでした!

12/7 サーキット秋ヶ瀬 「関東マルチ最終戦」

FP4-STに参戦。
前回勝者の折れちゃんには前日練習から、存在感アピールのメンタル攻撃。
そのおかげか?
レースは乱打戦とも言える、スピードとは無縁で毎周回が最終LAP的な世界に突入。
テストとして、意図的にレースセットアップをしなかった浅倉ヨッシーやトモソも入り混じり、前日にエンジンを破壊したマサルと共に全員パンチドランカー状態。
終盤、後方の折れちゃんを押さえながら、前方タミケンのお尻を中途半端に攻めたマサルの牙を退け。
経験した事の無い、「不思議な形の勝利」をタミケンが手にします。

2014.12.7 東日本モトチャンプ杯最終戦 ~FP-4STクラス決勝~
http://youtu.be/Mk4TLjn7w7M

そして、ミニバイクレースの究極系。
もはや、芸術的な域に位置するSPクラスのレース模様を肌で感じました。

SP17は
圧倒的な存在感のGOD様。
色々な意味を含めての参戦らしいのですが、SPマニアには関係ありません。
まさしく「神」な存在として、ライディングからSP17の歴史を体現して頂けました。

2014.12.7 東日本モトチャンプ杯最終戦 ~SP-50クラス決勝~
http://youtu.be/MXG90t7KEbY

SP12は
もうどうしようもない位に、絶対領域YUE!って感じなエロカッコイイレース。
またもや、ナイスガイ様が当然な配役を演じきります。

しかし、今回、次に注目すべきはコースレコードと共にMクラスで優勝を飾り、SP12でもナイスガイ様の背後に食らい付いたヨシキ君かも知れません。
 
モトチャンプ誌2015年1月号「船間ヨシキ特集」、P.118参照
 
「あー、ミニバイクレースね、英才教育された子供か、昔からデータを貯め続けてる年長ライダーとか、元々のセンスを持ってるライダーしか勝てないレースでしょ?」
なんて、偏見を持っている人も意外といたりします。

しかし、おおっちゃんやこのヨシキ君。
免許を自身でとってからバイク人生を始め、レースを始めたのもそんなに早くはありません。
ただ、他より少し練習し、他より少し努力を積み重ね、他よりあきらめ悪く、少しづつ前に進んでいるだけです。

安田教官も平凡な24才からスタートし、40才を超えた現在でも進化中です。
タミケンも平凡な19才の時から、関西マルチSP50で活躍されたサカナレーシングの金田大先輩の言葉。
「週二日の練習で、誰でも絶対速くなれる」をただ実践んするだけで上達してきました。

今回ヨシキ君は、今でも変わらず「誰にでもチャンスがある事、それがミニバイクレースの真髄」って事を、久々に証明してくれたような気がします。
「まるで過去の自分に追いたてられているよう・・・」
その実況の意味する所、ナイスガイ様の芸術的なライディングと共に見つけてください。

2014.12.7 東日本モトチャンプ杯最終戦 ~SP-12クラス決勝~
http://youtu.be/rBLfwq7RS9s

12/14 桶川SL 「関東ロード最終戦」
桶川スポーツランドHP
http://osl.in/index.php

初開催のFP4-STクラスに参戦。
実は以前に闇錬に訪れているんですが、その時、YUEレーシングの海老名様からありがたい助言を頂きました。

※エビさんのブログ
http://ameblo.jp/shrimp-yuer/

そのおかけで「コーナーが2つ無くなる」現象に遭遇。
一気にタイムアップし、今回のレース目標である「マサルへの嫌がらせ」が実現でき、満足な2位獲得でした。
レースは
マサルは1ヘアがキレキレと言う噂。
SPトップランカーな方々に西や東で聞き及んでいましたので、マサルには1ヘアを気持ちよく走らせない事を意識してブッコミまくりました。
最終LAPだと気付かずに、絶妙な見せ場を台無しにする失態はありましたが、大満足なレースでした。

http://youtu.be/B64GTzDiuSY


さて、この関東ロードミニの注目レース。
まずは、インポートミニクラス
SP17クラスで過去、GOD様などと一緒にミニバイクレースのステイタスの底上げをされたと言っても過言ではない、志賀様と大木様と油井様。
その3名が揃ってエントリーされ、久々に「本気なSPトップランカーの本物の戦い」を見れるニオイがビシビシと。

レースはまさにハイレベル。
2周目からの激しい主導権争いも必見ですが。
やはり、一番は最後LAPの最終ヘアピンから最終コーナーまで。
その刹那な時間に、原稿用紙1枚はかけるであろう意思のぶつかり合い。
アニメにすると15分枠は使い切れそうな、意地のぶつかり合い。
結果は、大木様に軍配があがりました。

2014.12.14 関東ロードミニ 最終戦 ~インポートミニ~
http://youtu.be/mukMwO0mHz8

そして、今年最後はやはりSP12でしょう。
序盤から林田様とナイスガイ様との、激しい攻防が展開。
1周でも前を走らせたくないのか、二人はオラっオラっオラっってブッ込み合います。
そして、最後はやはりです。
落ち着いて狙い済ましたナイスガイ様が、最終のヘアピンで車体を滑り込ませ勝利します。
もはや、言葉に足りず。
2014YUE伝説、ここに完結せり!

2014.12.14 関東ロードミニ 最終戦 ~SP12-EXP~
http://youtu.be/clSn68y2q4E

さて、桶川では、本当に観戦料金って要らないの?って。
「美しい、上質の芸術」を間違い無く目にしました。

日本のミニバイクレースにプロライダーは存在しません。
だからこそ「追求し、現す事が出来るモノ」もあると思います。
冷酷なタイムが左右する、ただのお遊び原付バイクレースと言ってしまえばそれまでですが。
ひとたび、芸術的な感性で受け止めて見ると、ミニバイクアスリートが織り成す、歴史や美を表現しているんだと気が付きます。
「ライン?、それは変えられない、だってそれは生きざまだから・・・」
そんな名言を噛み締め、明日への活力と感謝でいっぱいになる遠征でした。

そして、実は今回の遠征での目的がもう一つ。
桶川SL代表の松崎社長と、従業員の鎌田様と握手して貰うことでした。

その理由は下記ブログ。
私から見た鎌田君の話 ミニバイク編1 「桶川での出会いと秋ヶ瀬参戦開始」
私から見た鎌田君の話 ミニバイク編2 「走り屋風から優等生風に」
http://planetmarimba.tumblr.com/

ミニバイク編前編から、妙なテンションで一気読みしちゃう事、間違い無しでしょう。
鎌田さんと言う、時代を生き写したような方のガムシャラな下積み時代。
それを松崎社長と言う第三者に、客観的に見続けてもらえ、伝えて貰える。
それはワイルドカードを得るより、狭くとも深く濃い、多くの共感を呼べるすごい錦だと思い。
「これは共感を伝えねばっ」っと握手頂き、感謝を伝えさせてもらいました。

素敵なオチが降りるといーよ。
タミケンでした!
 10/26 近畿SL「リトパ杯 最終戦」
FN4とFP4-STに参戦。
前夜はしっかりサイドメニューを堪能。
 
マサル先生が仕切る焼肉は、1万円クラスの焼肉コースをはるかに凌駕しています。
焼肉理論のルーツは「ラーメン246亭」の監督さん。
http://246tei.daa.jp/
ここのラーメンを食された経験が在る方は解ると思いますが、「どうすれば、より、肉のパワーを引き出せるか?」をアスリート的に追求した感があります。
息子曰く「親父の足元にも及ばない・・・」との事。
想像出来ない領域です、恐ろしや食の道。

さて、レースの方は。
FN4は筑波1000で行なわれるリンクス最終戦で、レジェンドライダーの小城様に貸し出し予定の為、久々にキッチリ整備のおかげで、コースレコードと共に勝利!

FP4-STは全国の惰性で車両状態も完璧。
前日練習はマサル&おおっちゃんと共に42秒台での抜きあい刺しあい。

予選でこれまたレコードを更新し、レースは42秒台での力走でマサルのアタックをしのぎ切って勝利。
おおっちゃんは、またもや前夜の仕様変更によりトーンダウンした模様(笑)
最終LAPのリトパコーナー、結局は躊躇したマサルでしたが、ブツカリ稽古を想定し全身を岩と変えてましたので、完勝とも言えるレースでした。
動画では、まったく違うリトパコーナーのセオリーを持つタミケンを相手に、近距離では走りにくそうなマサルのイライラ感が伝わってきます。

20141026 近畿スポーツランド リトパ杯最終戦 島村勝車載
http://youtu.be/CTVS7-b_dz0

車載の撮影機材を購入しても、実は自分は映れないと言う、残念なループに入り込んでいるらしいきゃめらまんマサル。
ありがとう・・・

 11/2 サーキット秋ヶ瀬 「関東マルチ杯R4」
FP4-STに参戦。
マシン不調でも、2ヘアと最終コーナーで利権を持ち合わせトータルで速いマサル。
そこに、秘儀コバンザメプレイ!
んで、終盤に頃合を見てゴング。
ところが、序盤にヨッシーと共に消えていったはずの、PGOティグラを駆る折れちゃんがコースレコードを更新しながら、余裕のライディングで再登場。
一度は懐に飛び込むも、勝利を奪われてしまいました。

2014.11.2 東日本モトチャンプ杯R4 ~FP4-STクラス決勝~
http://youtu.be/32x3f6aSG4c

そして、この日はリョーちゃんと松江さんの熱いバトルを拝む事が出来ました。
やはり、関東SPトップランカーな方々には魅了されてしまいます。
結果、まだだった事にビックリ、マルチ初優勝を決めたリョーちゃん。
またまたどんどん、タミケンの中でYUE神話がスクスクと・・・・。

2014.11.2 東日本モトチャンプ杯R4 ~SP12クラス決勝~
http://youtu.be/RkefXSpd6ns

プロデューサーメグロス、いつもありがとうございます。
http://ameblo.jp/kenko-crew/


 11/23 堺カートランド 2014オールジャパンミニバイクレース


SMGレーシングの兵頭さんと、T-TECHの辻村さんが主催で立ち上げた、「本気系」を公言する数少ないミニバイクレース。
FP4-STに参戦です。

前日練習に37秒台にぶち込む、薫君とおおっちゃん。
タミケンは38秒台半ばをウロウロし、新路面に戸惑います。

さて、レースは。
セットアップの安定感に兆しが見え始めるおおっちゃんだが、序盤に転倒。
タミケンは薫君がタレ始めたのを見計らってスパートするが、ステップボードから足を踏み外してしまい無様な転倒で2位と敗北。

おわんコーナーの攻略で、一歩先を行く薫君とおおっちゃん。
しかし、過去より次いての最終コーナーはシックリとは来ないが、速く走れる事が多いタミケン。
進入セオリーはマサルが得意とするような、「スピードを残したまま系」を珍しく使っているのですが、実は相性が良いのか?
クリップ付近でしっかりと曲げて、その差を帳消しに出来ました。
「バンク角は悪」ってのがタミケンの基礎(思い込み)にあるのですが、オンボード動画見てたら色々考えずにはいられない、サーキット暦19年目の冬・・・。

2014/11/23 オールジャパンミニバイクレースFP4-STクラス決勝 #55 Kaoru Kitaguchi
(オンボード)
http://youtu.be/ltsHmZUFNLQ

2014/11/23 オールジャパンミニバイクレースFP4-STクラス決勝
http://youtu.be/rJzwxOh-i0c

兵頭さん、動画セッティングありがとうごさいました。
旗振りが異様にギコチナく、大爆笑してしまった事、お詫びいたします(笑)

素敵なオチが降りるといーよ。
タミケンでした!
 9/28 SL生駒 ALL☆STAR R2
 オールスター2戦目も予算の都合で、FNのみのエントリー。

運営側でレース進行をサクサクこなす髑髏軍団の一員「ヤンベ」
前日、久々にひざ擦り。



FNは新路面となってからチャタリングの怨念に侵され続け、2014年も最後の最後まで完治せず。
サード車両では問題無しなのに、セカンド車両では1コーナーやゲート前でフロントの荷重が抜けた瞬間からバタバタ。

FN歴19年(笑)の経験を総動員し、果てはフレームの経年変化まで妄想し、足回り全交換やフレーム乗せ変えなど等、全てを一新するほ程あがいた末。

原因は結局「フロントタイヤの逆ばきの影響」と断定。
ブレーキ時の剛性は上がるだろっ!、と基本を無視したスケベ心の逆ばき
19年の経験など不要なオゴリを生むだけ、日々勉強ですねー。

レースは、ブレーキングでのチャタを抱えるトモソを押さえきり4連勝。
裏直のストレートが良くノビて、11番グリッドから10台抜きの出来すぎレースでした。
動画ではV字(切り返しの右)もうまく走れているように見えますが、まだまだです。

ちなみに、タミケンの中で「V字の藤永観音様」は、今なおタミケンの信仰対象です。
藤永観音様は動画のタミケンより、108mmはイン側をウキウキなハイスピードで駆け抜けていかれます。
今回もV字ウキウキ詣(もうで)で、未熟さを噛み締めてました。

※2014年9月28日 ALLSTAR FN-EXPクラス決勝
 http://youtu.be/97jVnldV-W0

 10/12 名阪E 関西マルチ最終戦
関西ミニバイク、そしてスクータークラスの立役者である、主催のKSR様がレース運営から撤退されるとの事で、全国各地から感謝を伝えるべくライダーが終結しました。
そこで東の住人となっていた私も、急遽遠征参戦する事となりました。
メモリアルレースとなると、やはり私にはFNでしょう。
だって、歴19年ですから・・・

最後のシグナル操作なコース長?!、長い間ありがとうごさいました。

 

今回は下積み時代を共に切磋琢磨した、「永遠に格下のシンゴ」(シンゴ側は永遠に格下のケンちゃん・・・)と共に示し合わせ出場です。
タミケンがFNにあまり出ないのは
「シンゴにFNで負ける事が絶対にイヤだから・・・」
と言うのも大きな理由。
ですので、シンゴを誘う事は一大決心でした。
シンゴと戦うに当たり、平日の闇錬をこなし、整備も完璧にしました。
「既婚のハンデキャップあるんだから、ホドホドでいーんじゃないの?・・・」なんて声もかけられました。
「そうだねー、脱力系で行く~」っと情報操作開始。
「ホドホドで」
意味不明です。
そんなコター知りませんっ。
だって、本気で殺らないと、殺られる相手です。
そして何より、関西マルチ杯のFNなんです。
闇錬、闇整備は当たり前で、結果(内容)が全て。
タミケンにとって、関西マルチ杯のFNは究極な勝負の場なんです。
負傷でリタイヤした2004年全国大会と共に消え去った、追い込まれる感覚が蘇ったレースでした。

そんなこんなで、フルグリット予選落ちも有りなFNクラス、見事勝利しました。
しかも、タミケンレース人生の中でトップ5に入る程の会心レースでした。
特に最終LAPの攻防は、
「ストレートからゴールラインまで、ほぼラインを交差させ並走する、意地の張り合いが発生」
これはFNだから、過去膨大な量の練習を共にしたシンゴとだから起った現象とも言えます。
一生忘れる事の出来ないレースの一つとなりました。


※2014年10月12日 もとちゃんぷ杯最終戦 FNクラス決勝
 http://youtu.be/6imjhltvHJs

キャメラマン土橋夫妻、鍛え抜かれた筋力?!による手ブレ無い高品質動画いつもありがとうございます。

そして、タミケンが過去レース参戦当初よりの憧れ。
「カッコイイライダーミッション部門第一位」の中村ケイズィー様もおこしになられていました。
 
私のツナギデザイン。
ケイズィー様 → 発レーシングケツオさん → タミケン とパクッていたりします。
ミニバイクライダー代表として、ミニバイクレース愛を背負われたまま。
現在、ロードレースに参戦しておられます。
数々の伝説を持ち、何か起こしてくれる男。
要チェックですよ!

中村ケイズィー様のブログ、NCC新聞
http://nccfactory.cocolog-nifty.com/blog/


素敵なオチが降りるといーよ。
タミケンでした!

関西のミニサーキットを代表する大規模サーキット施設、それが名阪スポーツランドです。

名阪スポーツランドHP
http://www7.ocn.ne.jp/~meihansl/index.htm


 全体特徴
5つのミニサーキットと、モトクロスコースが施設内に点在する大規模施設
ミニバイクやモタード、モトクロス、四輪ドリフト、四輪ジムカーナ、カートなどの走行が可能。
週末での練習走行やレース日、併設されている他のコースに足を運べば
「他種なモータースポーツに触れる」ことが出来ます。
特に観客席に向かって、スレスレのテールスライドを見せてくれる四輪ドリフト走行や、数メートル先のジャンプ台を舞い上がるモトクロス走行などは一見の価値ありです。
ミニバイクの走行料金は群を抜く安さ。
日曜は入場料金が必要 1名 / 500円

 設備
トイレ 2箇所 (ABとC間に位置、シャワー室併設トイレは女性向)
シャワー室
週末営業の食堂
空調完備の休憩室
BBQ専用スペース
ABコース横の水道等は飲料不可

 ABコース

ミニバイクの走行に使用されるのは基本的にABコース。
フラットな左回りサーキット。
2種の高速左コーナーと、クリップポイントが深い目な中低速コーナーで構成。
一部コーナーはコンクリート質、荒れは特に無。
数か所に跳ねを感じるギャップ。
トップスピードは特に高くない。
回り込んだ特性のコーナーが主体な為、ブレーキング中の旋回技術が特に求められる。
 
 サスのアジャストポイント
フロントが1ヘアピン後右コーナーで切れ込まないようにセット(荷重配分)
奥の高速手前の軽い右と、1ヘアピン後右コーナー脱出でのギャップでのハネ
底付きポイントは2ヘア

 走行のポイント(ウノップ選手)
1コーナーのブレーキはきっかけでリア重視で操作
 
奥の高速(1ヘア手前)、その進入ラインは最短距離を意識する

1ヘアの脱出はコース幅を少し残す。

1ヘア次の右進入はブレーキ操作は柔らかく

2ヘアは車速を維持する走り方を心がける
 
2ヘア後の右、直角コーナーは全開でトリプル1のクリップめがけて

トリプル1はクリップポイントまでに曲げきるように意識する

トリプル2はクリップポイントを奥にとり、最終でバイクを起こせるように組立

 スプロケットデータ
Mクラス
  NSR  13-38、12-35 (SPクラスはリアを3丁程ショートが一般的) 
  NSF  15-36、15-37

 NSF燃調
メイン100番基準 / スロー38番固定 / ニードルノーマルより一つ細いの「濃いく」
  (北口薫選手)

 
 空気圧
F冷1.85 R冷1.75 標準的
 (ウノップ選手)

 タイヤの消耗度


 トップライダーのレースタイム
M 46.0秒前半~
FN 49秒前半~

 Eコース

解説動画
http://youtu.be/EL16jq065ic

 マルチ杯開催などの条件が整えばミニバイクも走行可能となるEコース。
 普段は四輪ジムカーナやドリフト、モタードの走行に使われる。
 フラットな右回りサーキット。
 高速右コーナーと、連続した中速コーナーで構成。
 一部アウト側縁石を兼ねたカマボコ状のコンクリート路面。
 うねりを伴った大きめなギャップと荒れた舗装面が数か所。
 倒し込み負荷のコントロールと、加速させながらの旋回技術が求められる。
 トップスピードはホームストレートが下りの為、若干高め。

 タイヤの消耗度


 サスのアジャストポイント
1ヘア後の左、Pコーナー後の右
底付きポイントはPコーナー後の右 

 走行のポイント
1コーナーでの倒し込み部分でギャップ。
 進入ラインはフロントサスを沈ませない外側、沈ませる内側の2通り
 脱出は外側のコンクリート部分まで使用

1ヘアのクリップ付近で大きな段差ギャップ。
 ギャップ通過時にはバイクを起こし、加速状態にする。

崖ップチ(左、左) 進入に段差ギャップ
 段差通過時、バンク角の変化を無くす事を心がける。
  (倒しこみ操作中に通過すると、サスのストローク量が安定しにくい)
 二個目左の縁石に出来るだけ近づく事を意識する
  (車速維持出来れば、縁石から離れていても問題なし)
 
Pコーナー(樹脂製の後付け縁石が特徴)と前後コーナー
 後の右、倒し込み瞬間でのフロントタイヤへの荷重操作が重要
 後の右、脱出付近、アウト側に余裕があれば、Pコーナー手前の右で車速アップ

最終手前右
 クリップ付近までに旋回を終わらせ、脱出は大回りをしない最短距離を意識

最終左
 倒し込み瞬間で荷重をかけきり、出来るだけ早くバイクを起こす事を意識する。

 スプロケットデータ
Mクラス
 NSR 14-39、14-40 
 NSF 減速比2.26 程度

 トップライダーのレースタイム
Mクラス 39秒前半~
FNクラス 43秒前半~

 Cコース
二輪のレース開催はほぼ無く、走行経験者も非常に少ないコース。

 その他コース
特に情報なし。

 環境特徴 
関西圏のサーキットでは一番「雪」の影響が大きく、走れない場合も多い。
特に名阪国道に雪が残っている場合、注意が必要。
※名阪国道ライブカメラサイト
http://meihan.web.fc2.com/
全一斉コース貸切以外、夜は施設外への退去。
レース前日などの施設内での重整備は不可。
ゲート前の坂などで車中泊ながらで、順番待ちを行う。
坂道での車中泊が気になる方は、名阪国道針ICにある「道の駅針テラス」
http://hari-trs.com/
そこでは大型駐車場にて車中泊や、コッソリと前夜整備を行う事も可能。

 入浴
針テラス内に入浴施設があり、近くて便利。
名阪国道、名古屋方面、伊賀上野IC降りてすぐ「伊賀の湯」

 食事
針テラスには「餃子の王将」など飲食施設が数件。
レース終了後、大挙としてトランポで押し寄せても対応可能なのが定食屋「はないち」
針テラスを通り過ぎ、榛原方面に5分程走らせれば右手に見えてきます。
SA的な感じを、少し洗練した大味です。

名阪国道を大阪方面に20分程走らせ山を下りきって、天理ICから少し市街地を走れば
奈良県民にはとってもポピュラーで、おススメな「彩華ラーメン」が点在。
http://www.saikaramen.com/
ニンニクパワーを注入したい方は必須です。
その他、天理市の市内はそれなりに飲食店が立ち並んでいます。
探せば和洋中の飲食店選べます思います。
 
名阪国道を名古屋方面に15分程走り、名阪国道大内ICの上野ドライブインがあります。
 
http://nindora.com/

 そこの一番奥にある「おすみ」
 
ホルモン定食と
 
某評論家曰く、「全米が泣いた」っと言うホルモン丼がおススメ。
 
定食に付いてくるアサリ汁も泣かせてくれます。
その他どてや焼き鳥などもうまいです。
 
その他、名古屋を通りすがりされる場合などは名阪国道 名古屋方面終点 亀山IC降りてすぐ。
「亀八食堂」
http://www.kamehachishokudo.jp/
幾多のライダーから支持される、亀山みそ焼きうどんは名物的存在。

 お土産
針テラスや上野ドライブインなどでは奈良県、三重県の地場土産があります。
旅情緒を盛り上げてくれるのは上野ドライブインでしょう。
上野ドライブイン全景でもわかる様に、不思議な忍者キャラが建物の屋根や通路にぎっしり・・・
正式名称「名阪上野・忍者・ドライブイン」
「忍にゃん」なる、ただの怪しいキャラを前面に打ち出す裏スポット
 
後日、「あれっ、何でこんなモノ買ってしまったんだろう・・・」
そんな現象にも遭遇出来るかもしれない、ある意味レア過ぎるアイテムがずらり。
 
お子様にとっては未知との遭遇?!
非常に危険なお買い物ポイントかも知れません。
 
「おすみ」などの飲食店と違い、お土産販売スペースは20時程度まで。

ミニバイクレースのサイドメニュー
http://ameblo.jp/0024jyuku/entry-11918626416.html

上記ブログページにて、遠征レース、その他ミニバイクサーキットの近隣スポット等ススメをご紹介。
 (順次・随時、下記リンク更新、追加情報募集中)

素敵なオチが降りるといーよ。
タミケンでした!