【Episode4 私はだぁれ・・・?】うみねこのなく頃に-魔女と推理の輪舞曲- | AQUOSアニキの言いたい放題

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徒然なるままに俺自身のネタや、政治・社会ニュースへの辛口コメント、最近観た映画の感想とかを書き綴ります。

たまーにブログのデザイン変更とか自作ブログパーツを出したりします。「ムホホ~♪」

前回までの推理は

碑文の謎へのアプローチについて

犯人について

碑文の答えと犯人の動機について

碑文の答えと犯人の動機についてその2

碑文の”川”について考察

”魔女”からの手紙について

Episode1 6人殺しについて

Episode1 6人殺しについてその2

Episode1 絵羽夫妻殺害について

Episode1 終盤について

Episode2 6人殺しについてその1

Episode2 6人殺しについてその2

Episode2 朱志香・嘉音殺害について

Episode2 第4~第8の晩について
Episode3 連鎖密室について

Episode3 薔薇庭園の謎について考察

Episode3 犯人について考察

メッセージボトルについて考察

碑文の謎に本気出して考えてみた

Episode1~4までの”真犯人”は誰?を考えてみた。

真里亜と楼座の関係について考察

Episode4 封筒の謎、そして縁寿が見たものとは?(考察)

Episode4 戦人の罪、そして出生について


※この記事は”うみねこのなく頃に”を直接ネタバレして解答したものではなく、アクオス個人が勝手に考え、勝手に答えを出しただけのものです。なので解答編などとは直接関係ありません。あくまで推理好きの戯言だと思って聞いてやってください。


答え合わせみたいなクライマックスを超え、ことごとく今までの推理を外しまくった俺。


まぁアニメでしかこの話知らなかったし、読みながらでもよく頑張ったと思う。

このまま、Episode5とか買って読んでもいいけど・・・でもその前に、もう一度最初から推理しなおしてみるのもいいですよね。


これが一番の楽しみ方だと思いますし。

さて、今までの手がかり、そして推理してきた積み上げを元に、イチから推理を組み立てなおしてみましょう。


でもその前にEpisode4最後の出題となった「わたしはだぁれ・・・?」について考えてみましょう。


問題の内容は至ってシンプルです。


六軒島で生存しているのは戦人1人。

ただし、戦人はこれからベアトリーチェによって殺されるという。

動物とかの他の生物は関係しない。

そしてベアトリーチェとはだぁれ?


俺はこの出題でわかりました。青で宣言します。


ベアトリーチェとは人間ではない。


しかし、戦人がこの発言をしたとしても、屈服したことにはなりません。

なぜなら、この宣言には続きがあるからです。


”ベアトリーチェ”とは、六軒島において、大量の人間が死んでしまう”現象”のことを指す。


分かりやすく説明をしましょう。

甲子園の魔物”って言葉はよく知られていると思います。高校野球やプロ野球において、とんでもない点差から逆転を果たしたり、ありえないエラーで逆転を許したり、風のイタズラ、到底考えられないようなとてつもないファインプレーなど、色々な現象が試合中に起こったりします。


野球のような不確定要素が含まれやすいスポーツでは、偶然によるイタズラが発生しやすく、”奇跡”あるいは”悲劇”などと呼ばれる現象が毎年のように起こります。


熱烈な野球ファンは、「甲子園には魔物が潜んでる」と言い、冷静な観戦者は

「ただの偶然だ。そんなものはいない」と言う。


ただし、そういう現象が起こったのは事実であるし、魔物が潜んでいるかどうかは個人の認識にゆだねられます。


”ベアトリーチェ”とは一個人の”誰か”を示したものではなく、”現象”を示したものであると考えられる。

”現象”であるとすれば、”魔女の仕業である”という説を認めたことにはならないし、

”魔女を否定する”という立場を保つことも可能なはず。

だから、戦人がこの説を青で宣言したとしても、屈服したことにはならない。


だから戦人は”ベアトリーチェという現象”が原因で、自らに絶望し、自殺してしまいます。これが”戦人しか人間が存在しないのにベアトリーチェによって殺される”という出題の答えだろうと考えられます。


この説をさらに展開すると、こういう説が仮定できます。


金蔵が右代宮家当主として、六軒島に関わりを持った時期、つまり息子や孫たちが知らないくらい過去、六軒島において、大量の人間が死に、かつ未解決で、人間の仕業とは思えないような事件が起こった!そしてその生き残りとして残ったのが、人間としてのベアトリーチェである!さらに、このベアトリーチェという人物は、事件後、記憶を無くしている!さらにこの事件は、”10トンの黄金”が関係している事件である!


単純に考えれば、この”ベアトリーチェという人物”は”容疑者”となる。

しかし、記憶をなくした状態であれば、真相は闇の中。金蔵はこの事件に巻き込まれたか、後に事件に関わったかして、”ベアトリーチェという人物”と関わりを持った。

そして黄金は金蔵が資金として運用した。


”ベアトリーチェ”という”現象”があるとすれば、それは過去にあった事例によって作り上げられたものということになる。

そして、”碑文の答え”が俺の推理通りとするなら、金蔵は”ベアトリーチェ”という現象”を経験していることになる。過去に黄金を巡って”事件”を経験していることになる。


もっとこの説を展開してみよう。もう一度青で宣言する。これは今までの事件に共通した宣言になります。


Episode1~4において、”明確な犯人”は存在しない!


つまりこういうことです。よくある推理ドラマや推理小説では、”犯人役”がいて、その動機によって事件が構成されます。

しかし”六軒島魔女連続殺人事件”においては、”複数の犯人”が”それぞれの動機”を持って事件が構成されている!


どういうものか例えてみましょう。「バトルロワイヤル」という映画をご存知ですか?

ビートたけしが悪役として出演している、あの映画です。あの連続殺人劇、一連の殺人劇の”犯人”が誰かなど、答えられない展開になっています。

”黒幕”はビートたけし演じる教師役ですが、個人個人の殺人に”犯人”は居ても、

”一連の殺人の犯人”は存在しない形になります。


まさに、Episode1~4の事件は、”一連の殺人の犯人”が存在しない事件になっているわけです。

この事件構成は、推理をする側にとって物凄く厄介な構成であり、トリックやなんだのと定番な推理小説の推理に慣れた人にはかえって推理しづらいのではないかと思います。


こう考えると、個別に事件を推理していくと、疑問点が浮かび上がってくるのですが・・・。それはまた後ほど記事にします。


うーん、推理って面白い!