『THE LAST MESSAGE 海猿』

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監督　羽住英一郎
脚本　福田靖
音楽　佐藤直紀
主題歌　もっと強く/EXILE

出演　伊藤英明、加藤あい、佐藤隆太、加藤雅也、吹石一恵、三浦翔平、濱田岳、石黒賢、
鶴見辰吾、時任三郎、香里奈、勝村政信、中原丈雄、二階堂智、青木崇高、海東健、堀部圭亮、
斉藤慶太、平山祐介、安居剣一郎、斎藤歩、北村栄基、小林勝也、小須田康人、津村和幸、
笠兼三、パク・ソヒ、松岡哲永、杉山聡、川岡大次郎、野元学二、佐藤貢三、鹿内大嗣

（あらすじ）

日・韓・露が関わった巨大天然ガスプラント・レガリアがドリルシップと衝突し、
海上保安官の仙崎（伊藤）らはレガリアの設計主任・桜木（加藤）と駆けつける。

何よりも火災を恐れる桜木の判断で、
仙崎・服部（三浦）、桜木、女医の西沢（吹石）、作業員の木嶋（濱田）が
レガリア内に閉じ込められてしまった。

折りしも今日は仙崎と環菜（加藤）の結婚記念日で、
バディの吉岡（佐藤）の協力で、仙崎は様々な仕掛けを準備していた。

環菜の不安な気持ちから息子・大洋が発熱してしまい、
エリカ（香里奈）に励まされる環菜。

ドリルシップからオイルの噴出が起こり、それを何とか食い止めた仙崎。
熱意があって保安官になったわけではない服部は恐怖を訴え、
桜木は西沢や木嶋と険悪。

台風が近づいており、ヘリも船も近づけない。

警備救難部救難課長・下川（時任）は
何よりもレガリアを優先しようとする内閣参事官の吉森（鶴見）と意見し合う。

レガリアでは腹を割った話で和やかになっていたが、
今度は爆発の危機が迫ってきた。

それを救うにはレガリアを潜水させ、皆でドリルシップに移動するしかなかった。

作業中、仙崎は足を骨折してしまう。
服部に救助を優先するように言い、仙崎は沈んで行ってしまった。

皆を移動させた後、服部は仙崎を探しに潜水。
吉岡や北尾（石黒）らも潜水する。

仙崎はボンベを使って生きながらえていた。

今度の件で、服部は海上保安官としての自覚が出来た。

家族と再会を果たした仙崎の姿を中継で見た吉森は
自分の考えを改めるのだった。

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（感想）

最初の映画以来の海猿鑑賞。
すっかり成長した伊藤英明演じる仙崎は文句なく格好良かった。
これが女性に人気なのも良くわかる。
男だって惚れるよ（笑）

これを観て海上保安官になろう、と思った志の高い男子もいたことでしょう。
バディへの信頼とか、羨ましいものがあった。

仙崎、死ななくて良かったよ。
死なないだろうとは思ったけど。

でも、実際にこんな人はそうそういないので、
現実に求めちゃいけない（爆）

そんな気持ちで観ているので、
全体的にそこはかとなく漂うわざとらしさや、
ご都合主義的な浅～い脚本にも何とも思わない。

加藤あいはあの扱いで良く出演ＯＫしたなぁ・・・。

佐藤隆太と吹石一恵、あまりにハマリ役。

鶴見演じる吉森が、
救助のために、１５００億円かけたレガリアを沈没させようという意見に対して言う言葉、
「その命は１５００億円の価値があるのかね？」・・・
とても強烈で酷い言葉なんだけど、
一方では常にそういう考え方が存在する世の中にすっかり慣れてしまったなぁ・・・と思った。

海上にいた俳優たちは凄く大変そう。
体を張った役者たちの熱意と
迫力の映像を楽しみ、清々しい気分を満喫するための作品。

★★★関連作品レビューへのリンク★★★

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