ハート初めて訪問していただいた方へハート
娘や母との葛藤中のありのままの気持ちを書いております。

「親子の葛藤」で悩んでいる方のヒントになるのでは、と
最後に紹介していますので宜しければお立ち寄り下さい。

 

 

私と娘たちの間には、

葛藤の長い日々がありました。
私がその葛藤から抜け出したのは、

ありふれた日常での、

家族との食事中での「気づき」からでした。

 

 

その日は突然やって来ました。
久しぶりに帰省した娘との

家族団らんの夕飯でした。

 


1個残った握り寿司を

家族みんな狙っていました。


速攻、

ぱくりと娘の口に。

我が家ではよくある光景です。


でも

半分食べてお皿に戻す娘。


「ごめん、先に取って。

 お母さん食べたかった?

 残り半分だけど要る?」


「汚い!!食べたのを戻して!!」


私は

口に一度入れた寿司を皿に戻した娘に

汚いと怒っていました。

 

 

「え?ちょっと待って。

 今なんて言った?」


今までは
「食べたものをお皿に戻して!

 本当に汚い!

 残すなら最初から食べないで。」
と、娘の言葉に耳を貸さずに

腹をたてていたのが私です。

 

やっと、

娘の声が私の耳に届きました。

 

「残り半分だけど要る?」

と娘は私に言っている。


そして、

走馬燈のように、

幼い娘たちの顔が

次から次へと浮かんできました。


その顔はどれも、

私に叱られて、

「なぜ叱るの?」

と悲しげにキョトンとしていました。

 

 

「お母さん、

 クッキー半分だ けどあげるね。

 美味しいよ。」
娘は本当はそう言いたかったんだ。

 

でも幼くて、

真っ先に手をだしたのが恥ずかしくて


「これ~、美味しくない。

 要らない。」って

言ってしまったんだ。


本当は

大好きなお母さんに、

半分でも美味しいクッキーを

分けてくれようとしたんだ。

 


やっと、やっと、

幼い娘からのメッセージが

私の心に届きました。

 


私はいつも、

自分の目で見た娘の行動やその結果や

周りの目が気になり、

外でもやっていると恥ずかしいと気にして

娘の心ではなく

娘の行動ばかりに目を向けていました。

 

大きな出来事の時は、

なぜ娘はそんな事をしたり言うのか、

考えたと思います。


でも、

日々の出来事では、

私の日常の常識や当たり前に

娘の心は、

打ち消されていました。


「なんとか、

母親の私が常識を教えて、

よそ様に笑われない人にしなくちゃ。


愛する娘のために、

しっかり頑張らなくちゃ。

しっかり見なきゃ。

それが母親の役目。」


娘の行動を見るたび、

すぐに注意をしてました。

注意する事が母親の役目と考えてました。


そうして私は

頑張れば頑張るほど

娘の心に気がつかず

どんどん離れていったようです。    

                             

そうか。

注意するより

先ずは抱きしめて、

クッキーを分けてくれたことを

素直に一緒に喜べばよかったんだ。

 

「ありがとう。

 お母さん嬉しい。」

と言えば良かったんだ。

 

常識やルールが必要なら、

抱きしめた後でいいんだ。

 


「な~んだ。

私だったんだ。

分かっていないのは私の方だ!」

 


娘たちが愛おしくて愛おしくて。

幼い頃の娘も今の娘も

抱きしめたい気持ちでいっぱいになりました。

 


その日を境に娘との関係は、

今までの時間を取り戻すかのように

融解していきました。

 

 

「気づき」は

とてもありふれた日常にありました。

 


私はこの時、

欠けていた心のパズルがはまり、

ガチャっと大きな音をたてて、

扉が開いたような感覚でした。


「私は知らないんだ。
きっと、

娘の事だけじゃないんだ。

この世界は

いっぱい私の知らない事や

分かっていない事であふれているんだ」


「知ったかぶりして、

人生って結構きつい、

なんてすましている場合じゃないな。」
と、何故かワクワクして楽しくなっていました。


今までの私では、

考えれないような事です。


「知らない」を認めるなんて、

あり得ませんでした。

 


でも、素直になれたんです。
認めたら、

素直になれて、

楽になったんです。

 


不思議でした。

 

 

その日を境に

私の心は変化していきました。
私にとり、

心の扉が開いた大切な出来事でした。

 


それは、

ありふれた日常の出来事でした。

 

 

 

 

*次回「人生の大切なパズルがはまった瞬間 ③心の変化」 に続きます

 

 

 

今日は読んで頂いて有り難うございます。


あなたの心が平和でありますように。

 

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 これらは母娘の葛藤を母親の立場から書いた記事です。
娘との関係に悩んでいたときに、母親側の気持ちを知りたかったのに、
記事が見つからなかった、その経験から
私自身の体験をブログで立ち上げることにしました。

母娘の関係で悩んでいる方や、
また親の気持ちが分からないという子供の立場の方にも
有り難いことに、役に立ったとお声を頂くことも増えました。
 
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ハート心の変化編ハート

意識の変化の転機となった出会いです。

  「心~manakiとの出会い 

 

母への反応から「心の傷」と向かい合いました。

  「心の傷」~ 

心の気付き

  「私は知らない。だから、全てが大切な経験」

  「不思議な体験」
  「心は金平糖?」
  「自分の心地良いへ」
  「私は愛を選択していこう。」

 

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あなたが幸せでありますように。
ありがとうございます。

 

「俺、かん太。宜しく!!」
「俺、ソファーに憧れてんだ~。」

 

 

我が家のソファーは特権席らしいぜ。
父ちゃんが帰ると一番にここへ座るんだ。
ずーと、ず~と、こっから離れねエ。
きっと、一番えれ~人が座るんだぜ。
「えっ、母ちゃん、なんち? 一番ひまな人が座る?」
母ちゃ~ん、分かっちゃいねエな~。
 一番えれ~から、ひまそ~に見せてるんじゃね~かよ~。
そこんとこの、父ちゃんの偉大さが、分かんね~かな~。
母ちゃんもまだまだ、だな!!

もうちょっとで登れるゾ~。ジャンプ~!!


「父ちゃん、待っとけよ。もうすぐ、そのソファーは俺のもんさ!  」